盛岡市所在文化財を回ってみます。
国指定有形文化財(重要文化財)
A. 建造物
(1) 旧中村家住宅 盛岡市中央公民館敷地内 盛岡市愛宕町
旧中村家住宅は盛岡市新穀町にあったもので、町屋建築です。中村家の創業は天明2年(1782)で、屋号が「糸屋」または「糸治」と呼ばれ、呉服などを扱っていました。その後、紫根染を始めると領内指折りの豪商と成長してきました。この建物は江戸時代末期の文久元年(1861)頃に建てられました。建物左外壁は隣家への防火対策としてこの地方独特な「うだつ」が上がり、壁一面が土壁で仕上げています。右側に隣接土蔵は明治時代のものです。盛岡駅から中央公民館に行くには、駅前バスターミナルから山岸経由松園行きに乗り、中央公民館前で下車ください。駐車場はありますが、公民館の行事で、いつもいっぱいのようです。
コロナ感染者が増えてきました。岩手県では今週に入り7月13日(水曜日)が過去最高の感染者数、14日の木曜日は過去2番目の多さでした。なかなか収まらないですね。