たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

満足^^

2012-06-22 15:24:24 | アンタエウス(カチン産)

アフィニスに似ている種が羽化してました。

Dorcus_sp502mm

Dorcus sp 産地:ミャンマー ケネディピーク

この♂は50.2mmあって、過去50mmジャスト(編集長計測)が最大だったので自己ギネスを若干更新しました。

一応、昨年BE-KUWAギネスに申請しましたが、不明種だから却下されたんですよね。

未だに何の虫だか解りません。

アフィニスに似てるとは思うけど、内歯の部分の幅が広いのでライヒの小型のような顎にも見えるし、でもライヒだと、もっと大顎先端が内側に食い込む気がするし、結局何なんでしょうね。

ちなみにその他の小さいサイズの顎はこんなです。

Dorcus_sp40mmup

40mmアップの♂。

Dorcus_sp37mm

37mmの♂。

サイズによって頭部や頭盾の形も変わっている気もするし。

写真だと、大顎先端から中間小突起の間に「水かき」っぽい物があるように見えるけど、コレは気のせいです。

唯の大歯系にならないだけのライヒなのかな?

種は解らないけど50.2mmの♂、かなりカッコイイと思いませんか?(ラマも中歯がカッコイイと思うんで)

この世代で飼育を止めようと思ったけど、大歯系を目指して最後累代してみようかな



それと、この前のカチンアンテの蛹は羽化してまして。

83mm

Dorcus antaeus 産地:ミャンマー カチン

やはり目標の85mmは駄目でした。でも、個人的には満足です

勿体無いけど、カチンアンテはこの代で止めて、中国アンテとブータンアンテとダラットアンテに絞ります。

ブータンアンテで90mmアップを育ててみたいもんですね。


技術とは?

2012-05-26 15:14:00 | アンタエウス(カチン産)

先週末に中国から帰ってきました

最近の本業の仕事内容(求められるレベル)がメッチャ高くて、流石に心が折れそうな今日この頃です・・・

ココ近年の「良い物を安く」が、職人の技術力を安価な物に変えてしまっている気がしてどうにも堪らんです

日本経済が成長していた時は、日本人自身が「より良い物、より壊れにくい物」等、技術力、品質を高めて、それを世界が賞賛して「MADE IN JAPAN」がブランドになったと思うんですよね。

しかし今は、「お客様は神様です。」じゃないけど、お金を払う側が偉い(強い)傾向が年々強くなって、工場や職人さんが叩かれ軽く見られてる気がしてしょうがないです。

結果、海外に発注せざる得ない状況になり、今度は「日本で販売する物は、全て日本基準をクリアしないと駄目!」っと、超一方的で傲慢で、「これって他力本願?」と思える様なアホな事をしてたりします。

確かに、「凄く良い商品10,000円」より「そこそこ使える商品3,000円」の方が遙かに売れますからね。そこには社員を雇う利益はあるのでしょうか?解っちゃいるけど厳しいですね・・・



っと、嫌な話、愚痴はここまでにして、久々に更新です。

最近いろいろ行事や出張等で虫の世話が疎かになっていて、久々に幼虫達を確認して見たら多数の蛹が確認できました。

いつ見ても蛹は神秘的で、私は好きなんですよね。 今でも蛹を見るとワクワクします

先ずは、最も期待値が高い蛹がいたのでそれから。

チャララ・チャッ・チャラ~

カチンアンテ~

Photo

Dorcus antaeus (カチンアンテ) 産地;ミャンマーカチン

実は、カチンのアンテは顎が貧弱気味に見える傾向がある気がして、余り好みではなかったので、数頭だけ「「試す」意味で興味のあった餌を使用していた内の1頭(先日の41.4gの幼虫も同じ餌)なんです。

恥ずかしながら、今まで我が家では80mmすら超える事が無かったのに、この蛹はあっさり80mmを超えてくれそうです。

ヒマラヤアンテだったら顎が伸びるからこの蛹体重でも85mmくらいで羽化すると思うんですが、カチン産は顎が伸びないからどうでしょう?85mm超えてほしいなぁ

次もこのアンテと同じ餌で飼育していた蛹です。

チャララ・チャッ・チャラ~

フォルフォル~

2

Hexarthrius forsteri forsteri (フォルスターフォルスター) 産地;インド メガラヤ州

この蛹の親世代では68mmが最高で、恥ずかしいサイズまでしか育てられていなかったんですが、この蛹はあっさり70mmを超えてくれそうです。

蛹体重が13.3gなので、たぶん75mm以上になってくれそうです。



最近やっと、数種のクワガタの餌の向き不向きが解ってきたような気がしますが、まだまだギネス級を育てられる域までは行けてません。

やはりギネス(★3.5以上)を羽化させている方達は、餌の作り方や交換時期、温度調整などの知識、技術が長けているんでしょうね。

正直、それらを知りたいから本にでも載せてほしいですが、載せるとそれらの技術が「安い物」になるかもしれないから無理かも知れないですね。

高かろうが安かろうが、技術がないとその種の仕事も出来なくなりますもんね。

解っているけど、日々精進しかありませんね。厳しいなぁ~


頂いちゃいました^^

2012-04-18 20:05:32 | アンタエウス(カチン産)

最近、やっと暖かくなってシーズンインって感じがしてきましたね。

我が飼育スペースも、室温が22度くらいになってきたので、アンテ等の低温種にはクーラーが必要になってきたから棚ごとに20度以下が良い種、24度位が良い種と整理していたら、現在全くスペースが無いのに気が付きました・・・

原因は、ある種がズバ抜けて沢山いるので、それがいる間はどうにもスペースが開けられないんです。困ったもんです・・・



と、そんな状況なのに、また我が家にランエボさんから頂いた幼虫がやって来ました。

それはコレです。

チャララ・チャッ・チャラ~

テイオウヒラタ~

Photo

カタンドゥアネス島のオオヒラタ、いわゆるテイオウヒラタの幼虫がやって来ました。

私自身、今まで♂を羽化させた事が無く、その為昨年末から購入しようか悩んでたんですよね。そうしたら、ランエボさんがサクッと

いつもいつも有難うございます。この厚意に応えられるように、またいつものBOXを作って何とか100mmアップを育てたいと思います



次は、この整理で交換した方が良いか、このまま蛹化するまで引っ張るか悩む瓶を見つけてしまい、本当に何日か悩んで悩んで悩んだ結果、幼虫の体重が知りたくて交換してしまった幼虫です。

チャララ・チャッ・チャラ~

カチンアンテ~

414g

Dorcus antaeus (カチンアンテ) 産地;ミャンマー カチン

瓶越しに見た時はもっと重そうに見えたんですが、実際はこんなもんでした。

これは昨年5月に割出回収した幼虫なので、時期的に今回の交換で蛹化するかもしれません。このまま直ぐに蛹化すれば80mmはいってくれるでしょうか?

そういえば以前アップしたブータンの44gの幼虫は、実はサッサと羽化してて79.9mmだったんですよね。

でも、25gの蛹(幼虫の最終交換時は38g)は羽化不全で★っちゃいましたがこんなでした。

83mm

翅が浮いているから大きめになっていますが、それでも80mmは超えていたと思います。

まぁ、ヒマラヤ系は顎が伸びるから80mmは超えやすいですが、カチンは顎が伸びにくいからどうでしょうか。

ちゃんと80mmアップを羽化させたいなぁ~


実験

2011-12-12 21:03:19 | アンタエウス(カチン産)

寒い、寒い・・・

今度は約2ヶ月更新してませんでした。

私は夏産まれだからか解かりませんが、寒いのが非常~に苦手なもので、余計ブログを更新するのが億劫になってしまってました。

これからは気を入れ替えて、何とか月に2回は・・・



先日は私の生息地でも雪が降ったくらい寒くて、我が家のクワスペースも気が付けば13度~18度くらいで安定してきました。(安定してない?)

国産オオや極太オオ、本土コクワやスジブトは完全に潜った状態になってて、産卵セットを見てみると産んだ気配が全く無い状態になっています。そりゃそうですよね。

そういえば、タラ&レギは大丈夫かな?今度割り出してみよう。



更新はしてなかったけど、クワの世話はそれなりにはしてたんです。

でも最近、ブログ用で写真を撮るのが億劫になってて更新できないんですよね。

写真無ですが、一応以下が最近の出来事です。

◆昨日ミンダナオパリーの♂が蛹化していた

◆昨年ぴんくあいすさんがランバーで購入した「マニプール産Dorcus sp」の幼虫が、しっかり「ティティウスヒラタ」で羽化した

◆寒いからかヘラヘラの♂幼虫が全滅した・・・

◆何故か最近になってカンボジアDorcus spが卵を生み出した(2月に産んでから約9ヶ月間が開いてて、2月に産んだ卵は既に♀が羽化している)けど、全て孵化しない

◆夏に買ったカンターミヤマの♀が未だに元気に徘徊・・・(もちろん、卵&幼虫NOTHING)

◆マイシカの♀が★になっていた・・・

などがあったんです。

マイの♀の眼がGOLDになってたのを見た時は「時が止まった」なぁ~

蓋を開けて見つけちゃった時、先日の皆既月食の様に、ゆっくり蓋を閉めちゃいましたよ・・・



と、これで終わると寂しいんで、時間が経ってるけど気休めの写真を。

Photo

カチンアンテの幼虫の、最初の餌交換時の最大♂です。ちなみに頭幅は15mmを超えてました。

インドシナ系のアンテではかなり「イケテル」かと。

今は最も涼しくなる所(13度くらい?)に置いてますが、シッカリ食痕が出ています。

やはりアンテは、20度くらいでは高温になるみたいですね。

それと写真は無いけど、ブータンアンテで44.5gがいるんです。超~期待してます

アンテでギネスを超えてみたいですね。



最後にMっ気たっぷりな事を。

皆さん、タラレギを飼育する時は餌は何を使うでしょうか?

私はカワラ菌糸です。たぶん大体の人もそうだと思います。

そりゃ~今までの大先輩達が、10年前位にいろいろな菌糸を試した結果カワラが良い。と情報を聞いちゃってますから、普通に考えたらカワラだと思います。だから私もカワラを使ってました。

でも、もうそれから10年くらい経ってるんですよね。その間、凄く菌糸の種類、内容が良くなってると思うんで、今更ながら「とあるヒラタケ系」の菌糸でタランドゥスの幼虫2頭だけ飼育してるんです。

すると、ちゃんと育つ(★にならないと言うレベル?)じゃないですか

一応3令になりました。

Photo_2

Photo_3

偶々かも知れないので菌糸の実名は伏せておきますが、何か刺激が無いと飼育が続けられないので、ちょっと実験してみました。

ちなみにこのタラと上のカチンアンテは同じ餌です。

これでタラレギが大きくなったら面白いんだけどな


有難うございました

2011-10-26 20:54:29 | アンタエウス(カチン産)

先日の横浜KUWATAフェアは、お疲れ様でした&有難うございました

毎度の事ですが、多数の方々とお話が出来て大変良かったです。

私は基本的に話し好きなので、同じ趣味の人と話が出来るのは本当にストレス解消になって私自身大変助かってます。

その中で、今回嬉しかった事がありまして。

それはその方々の中で、「今は、使用菌糸はすべてカワラにしてるんです。」と言う、見た目若そうだけど飼育暦8年という上級者の人と会えた事です。

実は、私も繭を作る種(ネブトやマルバネ、ツヤなど)以外は基本的にはカワラが良いと思っていて、何となくこの方も同じ様な考えみたいだったので、心の中で「同志!」と思ってしまったんです

と言っても、結果的にヒラタケ系で育てた方が大きくなっている種が多数いるので、間違っているかも知れませんけどね

とまぁこんな感じで、出展者の手伝いで店番してると初対面の人とも普通に話せるので、本当にいろいろ楽しいんです。これからも極力フェアに参加出来る様したいので、その時はまた皆さん宜しくお願いします



と、ココで終わると文字だけなので、今月羽化だった為フェアに持っていけなかった虫をアップしときます。

チャララ・チャッ・チャラ~

カチンアンテ~

74mm

Dorcus antaeus (カチンアンテ) 産地;ミャンマー カチン州

これはマジックフォレストで購入した個体の累代個体です。

ちなみに亜種名はssp.miyashitaiで良いのかな?

このカチンアンテは、74mm位なんですが、結構内歯が前を向いています。(首が下がってるから余計前に見える・・・)

「大きくても中歯になる虫は大型の素質がある」と以前のBE-KUWAに書いてあったのを参考にすると、この血統は80mmアップは難しいのかな?

まだコレが今年の羽化第一号だから、今後羽化の個体に期待しましょう。



続いて今月羽化の2種目。

チャララ・チャッ・チャラ~

マニプールクルビ~

69mm

Dorcus curvidens (マニプールクルビ) 産地;北東インド マニプール州

こちらはさっきのアンテと逆で、69mm位なのに(だから?)中歯気味という個体です。

これも頭を下げてるから、そんなに中歯っぽく見えないかもしれませんが、現物は凄く中歯なんです。

だからこっちは、かなり真面目に飼育すれば80mmアップも狙えるような気がするんです。まぁ実際先に羽化した個体に76mmまではいるので、上手い人が飼育すれば80mmはいっちゃいますね

話は変わるけど、最近、朝晩は結構冷えるなぁと思ったら、もう10月も終わる頃でしたね。

今はDorcusが多くて、そろそろ出張、出張、また出張になりそうだから、今から越冬の準備しないと駄目かな?埋め込みマットを準備しないと。