たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

蛹^^蛹^^蛹^^

2011-02-21 21:53:26 | デキピエンスノコギリ

休みたい・・・



今週の26日(土)27日(日)はKUWATAフェスティバル大宮ですね。

何とか手伝いに行ける様に頑張ってますが、どうでしょう?本業が良い意味と悪い意味の両方が重なって忙しいです・・・

とは言え、いくら忙しくても家に帰った瞬間直ぐに寝てるわけではないので、一応毎日チビチビと整理して準備はしています。

すると結構いろんな種類が蛹化しているので、今日はそれらをアップします。



先ずは2009年に幼虫を割り出して、やっと蛹化してくれたコイツです。

チャララ・チャッ・チャラ~

メアレーミヤマ~

Photo

Lucanus mearesii (メアレーミヤマ) 産地;インド シッキム

ヤバイっス。すげーカッコイイ

この蛹を見たら「今年はミヤマ」と思っちゃいました。

今まで「幼虫期間が長いから」という理由で最小限で留めていましたが、この蛹を見たら「やっぱりミヤマはカッコイイ。」と再認識してしまいましたよ。

皆さんも如何でしょう

このメアレーは、ミヤマの中ではケルブス系と並んで「入門種」で簡単なので、お勧めです。

ちなみに、夏場の冷房で電気代が掛かるからという人がおりますが、私的には夏場電気代が掛かっても、冬場は常温で平気なので年間トータルで考えたら冬場に暖房を掛けないといけない種を飼育するより大分楽ではないかと。

しかも一度冷房設備を整えたら、今度はキクロや難しい種と言われている種も飼育出来る様になるので、是非ミヤマはお勧めです。

個人的には、昨年はluciで幼虫を採る事は出来ましたが、実は今はほぼ全滅状態になっているので、今年はベトナムの「ヒメミヤマ系」を再チャレンジしたいですね。

先ずは南から入荷するので、4月にはドンやルックが入荷するのかな?

今年はルック、クラーツ、キクロマトイデスあたりを飼育してみましょう



次はインドネシアのノコギリで。

チャララ・チャッ・チャラ~

デキピエンス~

Photo_2

Prosopocoilus decipiens (デキピエンスノコギリ) 産地;ジャワ島 Wayang

割り出しが遅く、回収時既に3令だった幼虫がサッサと蛹化していました。

この蛹を見る限り、頭幅が小さいので余り大きくなさそうですね。60mmは無理かな?

この虫も、1♀から黒いTYPEと黄色い(色付き)TYPEが出るみたいですね。この蛹の親♀は黒いTYPEだったんですがこの蛹はどっちで羽化するでしょう?

世間的には黒い方がレアみたいですが、個人的には色があった方が綺麗な気が・・・

まぁ、無事に羽化してくれれば良いですかね。



最後の蛹は、昨年アフィニス探しでいろいろ飼育してしまった中の1種です。

チャララ・チャッ・チャラ~

ハザン産ライヒ~?

Photo_3

Dorcus reichei reichei (ライヒ?ヒラタ) 産地;北ベトナム ハザン

昨年私はアフィニスが欲しくて、いろいろ「このライヒの♀は光沢が強いかも!?」とか「この♀の顎は普通のライヒとちょっと違う?!」とか、都合の良いよう理由を付けて無理やり「アフィニスかも」 と自己暗示掛けて飼育してまして、この蛹はその中の1種からの累代♂なんです。

まぁ見事にライヒの中歯です

でも、最後の悪あがき的に斜に構えて見てみると、この蛹の蛹体重は4.9gで、先日のクァンナム産ライヒの蛹は5.2gでした。

僅か0.3gの差で、中歯になってしまったんでしょうか?

ちなみに昨日蛹化したハザン産ライヒ?(この中歯蛹と同腹)も、見事に中歯で蛹化していました。

一応、先日のクァンナム産ライヒ♂蛹と、今回のハザン産ライヒ?の中歯蛹を並べて撮ってみると、こんなです。

Photo_4

左がクァンナム産で、右がハザン産です。

ハザン産の方が明らかに頭幅も顎幅も太いですね。

とまぁ、無理やり違っている感を出してみましたが、頭盾を見るとライヒで良さそうなので何かガッカリです

たぶん、両方とも羽化サイズは50mm前後と思うんですが、50mm位でも中歯になるという事は、このライヒに関しては、ハザン産の方が大きくなる可能性が高いと言えそうですね。

確かreichei reichei のギネスは登録されてなかったと思うので、ハザン産でギネスを目指してみましょうかね



昨日貸し棚を見てみたら、ぴんくあいすさんから頂いたアスタコが羽化していたので、今度アップします。


大きいんじゃない?

2011-02-01 22:35:12 | アスタコイデス(ダナン産)

相変わらず寒いですね。バイク通勤の私には結構キツイです・・・

でも、今年の東京近郊は雨が降ってないので、例年に比べれば凍結や雪などの心配が少ないからまだ良いけどね

こんな寒い時に、熱くしてくれる虫がいたので今日はそれをアップします。

先ず最初は、

チャララ・チャッ・チャラ~

G3タランドゥス~

G3big

Mesotopus tarandus (タランドゥスオオツヤ) 産地;コンゴ

先日の♂と兄弟で、先日の83mmアップ♂はウチに送られていた時のプリンカップ管理時に2令になり、それから2本返しで飼育したんですが、この蛹は2令時に投入してから1本返しで飼育しました。

常日頃、基本的には餌交換はしない方が良いと思っていたのを実験してみた感じなんですが、 大きさ的には上手くいったと思います。

体型としてはちょっと体が大きくて、頭と顎の発達が少し足りないかも知れないけど、上手く85mmアップで羽化してくれれば万々歳です

まだ他の♂は見てないけど、本当にこの血統は大きくなり易いみたいですよ。

今回のタランドゥスは管理場の関係上、管理温度が18~23度くらい(たぶん21度を越えたのは蛹化してからで基本はず~っと21度以下?)で飼育していたので、これがタラに良いと言われる25度くらいで管理出来てたらもしかしたら・・・

と考えていたら本当に熱くなってきました

次世代を飼育するのが結構楽しみです。



楽しみと言えば、先日餌換えをした幼虫がこんな状態になってました。

それはコレです。

チャララ・チャッ・チャラ~

オオクワガタ~

Photo

Dorcus hopei binodulosus (オオクワガタ) 産地;大阪府豊能郡能勢町

これは2年前に大型血統(当時のBE-KUWAギネスの兄弟血統?)と言われて、東京の黒虫に強いと言われているSHOPで購入した幼虫が羽化し、それからの累代幼虫なんですが、購入当時は120ccプリンカップで3令になっていた為、結局羽化サイズが74mmと「やられた」感が漂っていた血統なんです。

でも、昨年夏にブリードしてみたら今現在♂の最高体重がこの28.3gで、最低体重が26.7gと「ちょっと面白いんじゃない!?」と見直しているんです。

やはり、初令からちゃんと飼育してみないと解からないですね。

この血統は極太系と違って、「幼虫の頭幅も大きくなく、でも縦に伸びて大きく羽化する」というスマートtypeだから、この28gでも十分80mmを狙えると思ってます。頑張って80mmを超えてくれ!



次は、以前ぴんくあいすさんから頂いた幼虫が蛹化したので掘り出して写真を撮ってきました。

チャララ・チャッ・チャラ~

ダナン産アスタコ~

Photo_2

Prosopocoilus astacoides ??? (ダナン産アスタコイデス) 産地;中央ベトナム ダナン

先日の瓶底から見えていたのは違う、別の♂蛹を掘り出してみたら、つい先程蛹化したばかりのような蛹が出てきました。昔はこんな状態はかなりビビッてましたが、最近は慣れてきたせいか「またこんな状態か・・・」と心で呟く程度になってます。

この蛹の体長や体重は測り忘れてしまいましたが、この時一緒にいたホノホシさん曰く「たぶん60mm中盤くらいにはなりそうですね。」と。

確かに大顎が結構長く、世界のクワガタムシ大図鑑に載っている写真よりも顎が長そうなので本当に60mm中くらいになりそうです。流石ホノホシさん。この感覚は凄いです

そして肝心な亜種がkarubeiなのかcastaneusなのかですが、この蛹では内歯上がりっぽくも見えるし、中間やや上がり気味程度にも見えるし、私ではさっぱり解かりません

羽化してからまた見てみましょう。



次はおまけです。

チャララ・チャッ・チャラ~

クァンナム産ライヒ~

Photo_3

Dorcus reichei reichei (クァンナム産ライヒ) 産地;中央ベトナム クァンナム

え~、当時アフィニス探しでいろいろ購入していた虫の1種で、見事にライヒでハズレでした

決してライヒが「ハズレ」という意味では無く、アフィニスじゃなかったから「ハズレ」という事なので悪しからず。

昨年ランバーでアフィニスの♀を見せてもらったら、今ウチにいる「もしかしてアフィニス?」は全てハズレの様です。ナカナカ上手くはいかないですね。非常に難しい・・・



最後は「難しい虫」繋がりで、とあるさっぱり解からない虫をアップします。

チャララ・チャッ・チャラ~

アルファック産Dorcus sp~?

Arfakdorcus_sp

Arfakdorcus_sp_2

Dorcus sp? (何なの結局?) 産地;イリアンジャヤ Mt.Arfak

この虫は、ホノホシさん(WILD)→dencyuさん(WF1)→私(WF2)とババ抜きのようにやって来た虫で、この♂は39.5mm位で、我が家の今現在の最大♂です。

先ず、最近の調査でMt.ArfakにはDorcus meeki delisleiもDorcus meeki jasminiも両方生息しているのが解かってきたらしく、そうするとdelisleiとjasminiは亜種ではなくどちらかが種に格上げになり、また、別にちっちゃいアフィニス(ライヒ?)みたいな♂も見つかっている様なので、非常に混乱しているようです。

ちなみにこの♂だけを見ると、個人的にはjasminiに似ている様に見えるんですが、♀が違っている様なので「jasminiでも無い」という見解になるようです。

個人的にはもっと「それっぽいWILD♀」を飼育したいんですが、如何せんイリアンジャヤのWILDが入荷しないからどうしようもないです。

そういえばArfak産モンギローニは入荷しないのかな?

それとも、もう入っているけど販売されないだけなのかな?

誰かイリアンジャヤやニューギニアを攻めてくれないかな?(かなり命がけなので、他力本願です