たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

まだまだ遠い・・・

2015-07-13 14:21:50 | アンタエウス(ベトナム南部産)
台風が過ぎたらメチャクチャ暑くなりましたね。こりゃ堪らんです
私の虫スペースは22℃設定にしていますが、日中は24℃位まで上がってて、場所によっては25℃になってました。
これではポリ容器の菌糸瓶の中は27℃位になって、一部の種類しか耐えられない気がします。
私は今でも時代い遅れのガラス瓶で飼育しているので、容器内の温度がそこまで上がらないようにしているのですが、ポリ容器で飼育している人達は大丈夫なんでしょうか?
温度が高いと★にならなくても羽化不全率が上がると思うので、置き場なども工夫しないとヤバそうですね。
クワガタ&カブトの飼育も、セレブの趣味に成りつつあるかも。

先日、期待の「ベトナム南部産アンタエウス」で、結構良いサイズの♂が羽化してました。

Dorcus antaeus (ベトナム南部産アンタエウス) 産地:ベトナム南部 ダラット

2014年01月26日 2令
2014年08月23日 体重40.0g 頭幅14.7mm
2014年10月22日 体重39.6g
2014年12月30日 体重36.8g(大暴れ)
2015年03月28日 蛹化確認
2015年05月24日 羽化確認 体長82.7mm 頭幅30.3mm

写真のノギスは83mmアップになっていますが、実際は82.7mm位しかありません。
左手で虫を持ち、右膝と左手でノギスを安定させ、右手でカメラを持ちシャッターを押す。という状況なので、どうしても上手く撮れないんですよね
比較しちゃいけないかもしれませんが、もしこの♂が体長90mmだったら頭幅32.9mm計算なんですよね。
もし100mmだったら36.6mmです

ちなみに現在、BE-KUWAギネスでは世界のクワガタ大図鑑に基づき、ベトナム南部産はマレーシア産の括りで考慮する予定見たいですが、この個体を見ても「マレーとは違う気がする…」と言われたので、今後はインドシナの85.0mmを目標にした方が良さそうです。
*という事は、ベトナム南部産はssp.dateiなの?ssp.miyashitaiなの?

解っていますが、やっぱりギネスは難しいですね

飼育の大事さ。

2013-05-10 23:17:18 | アンタエウス(ベトナム南部産)

最近の寒暖の差に体はもちろん、虫スペースも悲鳴を上げてます
朝、涼しいからといってエアコンを点けずに仕事に行くと、日中の暑さで室内温度が27℃まで上ってしまってるようで、今度は日中に合わせてエアコンを点けていくと、夜の帰宅時には19℃まで下がっていて、この時期でもきのこ狩りをする羽目になってます・・・
このままでは羽化不全が多発しそうでヤバいです。

こんな過酷な環境の中、先日アップしていた蛹が無事に羽化してました。
チャララ・チャッ・チャラ~
ダラットアンテ~

Photo

Photo_2

Dorcus antaeus (ベトナム南部産アンタエウス) 産地:ベトナム南部 ダラット

2012年04月21日 初令
2012年05月24日 2令
2012年10月06日 体重39.2g 頭幅13.8mm
2013年01月02日 体重33.3g 大暴れ
2013年02月28日 蛹化25.3g
2013年04月25日 羽化

大図鑑ではマレーと同じ亜種の扱いだったので、82.7mm超えを期待したんですが、そうは甘くなかったですね
でも、この南ベトナム産アンテは、タイやミャンマーのアンテのような「お尻も丸くて横幅がある」形状でもなく、「マレーシアほど大顎が伸びないけど、北ベトナムよりかは顎が伸びる」という中間的な体形をしてる気がするんですが気のせいでしょうか?
個人的には、以前のベトナム中部産アスタコイデスノコギリの時も思ったんですが、クワガタの亜種分けで先に西と東の虫、北と南の虫といった両極の産地の成虫を見て「形状が違うから」と亜種名を付け、その後、中間の虫が採れたら「中間的な形状」をしていて、これはどっちの亜種なの?というか西と東や北と南は「唯のフォーム」じゃないの?っていう事が出てきそうな気がするんですがどうでしょう。
日本の本土ミヤマやミクラミヤマは飼育したから(飼育できたから)「1♀から大顎の形状や色の差が数種類出る」ってのが解って事なきを得てますが、外国産のミヤマやノコギリ、可能性としてはキクロも「飼育してみたら一緒だった」っていう亜種が実はいるんでは?なんて勝手に思ってます
内心、万一ボルネオの「モンタネルス系キクロの4天王」。これが全て「フォーム」だったらビックリだよね。って思ってます。
一応各種に基産地はあるんだと思うんですが、偶々そこで採れたのを記載しているだけで、実は環境や温度で大顎形状や色が変わってるだけだったらビックリだよねって。
実際、モンタネルスとチュウは標高で分かれていると言われてますが、現地では♀がどっちがどっちなのか解らないから、販売時も「どっちの♀なのかは保証なし」という売り方ですよね。
しかも、現在は飼育しても大歯系を羽化させにくいので、顎での見分けも難しく、色でも「緑もモンタネルス」もいるし、「茶系のチュウ」もいるしで色でも判別できないときてるから、何代飼育しても分かりづらいときたもんだ。(元々色差では亜種分けは出来ないらしい)
現在出回っているモンタネルスもチュウも結構累代されていて、「交雑だったら何代も累代出来ないから家のは純血」という考えもありますが、もともとこれらが同一種だったら累代出来て当たり前ですよね。
って勝手な事をいろいろ書いちゃいましたが、見る人が見たら♀が違うらしいので大丈夫でしょう。私には分かりませんけどね。
まぁキクロはかなり強引ですけど、でもヒメミヤマ系はかなり怪しいと思うんですよね。
これを見て研究魂に火が付いた人がいたら、是非、ヒメミヤマ系(キクロマトイデスやクラーツ等)を挑戦してみてください。
「飼育」によって真実が判る事もありますよね。


ランエボさんから頂いたダラット産ギラファの最初の♂がやっと羽化しました。

92mm
Prosopocoilus giraffa giraffa (ギラファ原名亜種) 産地:ベトナム南部 ダラット

2012年02月12日 初令
2012年04月21日 2令
2012年10月07日 体重30.5g 頭幅15.3mm
2013年03月13日 蛹化
2013年04月29日 羽化91mm予想

早く羽化させようとしてたんですが思いの外、時間が掛かってしまいました
サイズも大きくないのに・・・
これは他産地と違いが判らないので、やはり原名亜種で良さそうですね。
ベトナム南部は「マレーシアの大きい版」のような感じで良いのかな?
ちなみにまだ蛹もいまして。

Photo_3
2012年02月12日 初令
2012年03月11日 2令
2012年09月17日 体重42.5g
2013年05月01日 蛹化30.9g

たぶんですが、この蛹は無事に羽化すれば105mmはいくと思うんです。
以前のギネスのコメントでも「ミャンマーや南ベトナム産は大きくなりやすい」と書いてあった気がしますが、確かに大きくなり易そうです。
これでいくとベトナム南部産はライヒも大きいのか?
今年はライヒでも飼育してみましょうか。

*そう言えば「ベトナム南部産グランディス」はどうですか?って誰に言ってるんでしょう

標本も大事ですが飼育も大事です。
まだまだ未知数なベトナム産のWILDを、今年は皆さんも飼育してみません?


ビックリ!!!

2013-03-11 23:01:16 | アンタエウス(ベトナム南部産)

中国(上海)出張から帰ってきました。
最近の日本の報道で、中国の空気汚染の酷さがクローズアップされているので、出張はできるだけ敬遠してたんですが、実際行ってみたらビックリでした
何がビックリって、別に今までと変わらない様に見えたからです。
これは思ってたより綺麗だったという事ではなく、以前から空気は悪かったんだけど、「最近になって言われるようになった。」というだけなのかな?

P3093915

P3093917

Photo
1枚目は高速道路からの写真で、比較的景色が見えてます。
2枚目は長江に架かった橋からの写真で、地平線が見えません。
3枚目は2枚目とは違う、長江に架かった橋です。
以前から長江に架かった橋を通ると、この様に靄ってたもんだから、てっきり「霧」だと思ってたんですが、実は空気汚染だったんですね。
特に息苦しくは感じないんですが、気にしだすと気になります
でも上海に関しては、景観を良くするために市街に緑を植えているので、これでも最近上海で星が見える様になったんですよ。
と言っても、星が1個2個のレベルですけどね


そして9日(土)の23:00頃自宅に着き、花粉やらPM何とかやらを洗い流し、TVでもつけてゆっくりしてたら今度は激ビックリ
な・な・な・なんと!
T
壇蜜ー!!!!!

これはTBSの「原宿ネストカフェ」という番組で、ゲストの壇蜜が「私服がダサい」と言われている様で、その私服のスナップ写真を2枚紹介した内の1枚でなんです。
ピンボケですが分かる人にはわかる「ネプチューン柄Tシャツ」です。
皆さんは、「壇蜜がネプチューン柄のTシャツを着てる」って部分に気が行くと思いますが、私は違うんです。
実はこのTシャツは、私がデザインし、弊社で生産し、私が大宮のフェアで販売したり、グッズさんやマジックさんでも販売してもらってたTシャツなんです
もう何年も前なので、今は在庫は無いですが、今になってTVで、しかも旬なタレントが着た状態で見れるなんて・・・
なんか泣けてくる・・・

まぁ、確かに似合ってないですね
決してこのような人が着る為にデザインした訳でもないから、ファッション性はどうでも良いんですけど。
今までは、雑誌に載せる時やTV衣装用でスタイリストさんが持って行く時は、事前に「この雑誌の何ページ」とか「この番組の誰に着せる予定」とかある程度の連絡などで分かるんですが、今回は完全に不意打ちです。
本当にビックリしました


ビックリついでに出張前のクワビックリ。

Photo_2

253g
Dorcus antaeus (アンタエウスオオクワガタ) 産地:ベトナム南部ダラット

2012年04月21日 初令
2012年05月24日 2令
2012年10月06日 体重39.2g 頭幅13.8mm
2013年01月02日 体重33.3g大暴れ
2013年02月28日 蛹化25.3g

顎太くない?
って、蛹の時は基本、太いですよね