たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

やっと・・・

2011-06-13 21:15:59 | サワイコクワ(ベトナム産)

今や、いつも通りの「久々の更新」です。



先日グッズさんにWILDの入荷があったので、ちょっと見に行ってみましたが、値段が大分安くなっていましたね

ミヤマの大きいのはソコソコの単価でしたが、小さいサイズなら昨年の♀単値段かそれ以下の値段になっちゃってましたね。

既に低温スペースが満杯だから私は購入出来ませんでしたが、価値的には非常にお買い得のような気がしました。ヒメミヤマ系を攻略したい方は、今が挑戦時かも

そういえば我が家のノビリス幼虫(もう何年物なのか解からなくなってきた・・・)は、未だに蛹化する気配がなく「厄介者」に成りかけているので、今晩帰ったら餌換えして蛹化を促してみよう。勿体無いけど、このまま幼虫でいられるのも困るので、思い切って25度の場所に移動してみましょうかね。



厄介者と言えば、2007年回収の幼虫のユダイクスがやっと蛹化してくれたんで、今日はその蛹をアップします。

チャララ・チャッ・チャラ~

ユダイクス~

Photo

この蛹は♂にしては小さかった(頭幅:約13mm 交換時の最高体重:16g)ので、大きい♀かも?と思ってましたが、シッカリ、メッチャ小さい♂でした

正直、こんなのに「一体何年掛かってんだ」って感じで、正直諦めていたんですよね。

しかも、頭部の付け根部分に何故か幼虫の皮が引っかかって、無事に羽化できるのか?と言う状態だし・・・。

そうなんです。この蛹はもういいやと思って、低温スペースから25度くらいの場所に移動させて約4ヵ月後に蛹化したんです。

こんな感じなので、先程のノビリスも実験的に暖めてみましょう



んで次は、頂き物幼虫が羽化したので、それをアップします。

チャララ・チャッ・チャラ~

レギウス~

Photo_2

Photo_3

Photo_4

これも羽化してまだ間もないのでこれから黒くなると思いますが、先日の♀と同じ同腹です。

蛹の時から、目が黒くならないのに顎や胸部が黒き色付いていたので、こうなるだろうとは思ってました。

一応、アップしておきます。



今日の最後は、先週何故かこの種の検索が多かったようなので、昨年羽化の個体のアップしておきます。

チャララ・チャッ・チャラ~

ベトナム産サワイコクワ~

Photo_5

Dorcus sawaii (ベトナム産サワイコクワ) 産地;ベトナム ネアン(ゲアン)

今現在めっちゃレア種です。一部の方からは「標本でもかなりの価値が有る。」と言われました。

確かに大顎の形状や頭盾の形など、何が近い種なのか解らないくらい独特な形をしています。

ちなみに拡大。

Photo_6

シマッタ。顎が汚れたままでした

この写真でも解かると思いますが、顎の形状と頭盾の形状は異質なので、♂は間違える事は無いでしょう。

でも♀は、

Photo_7

恥ずかしながら、未だに特徴が掴めてません。我が家のツノボソと比べると、ツノボソより「腹部が細くて 光沢も強い」様に感じますが、絶対数が少ないので良く解かりません。

何となく頭部の形状も違うのかな?

今度久々に「余計混乱する♀比べ」でもしましょうかね


いろいろと

2011-05-24 22:53:58 | サワイコクワ(ベトナム産)

先週、出張から帰ってきました。

今回は、15日に地域の奉納祭で獅子舞(竜頭の舞)をして、16日から中国出張に行き、20日の夜に帰国しました。

本当は14日頃から出張に行きたかったんですが、奉納祭が重なってしまったので、最近は仕事と奉納祭と虫の世話と子供らの世話と、非常にハードでした

でも、これからは7月まで出張は無さそうなので、これからしっかりブリードや整理をしたいと思います。

ちなみに奉納祭の時の写真が、今年はちゃんと私が載ったので新聞に載った部分をアップしておきます

チャララ・チャッ・チャラ~

竜頭の舞~

Photo

昨年の10月は名前とコメントは載せて頂いたんですが、写真が私じゃなかったんですよね。

今年は コメント等はありませんが、写真が私だったので

毎年、5月と10月に鷲神社で奉納してますので、ご近所の方は是非一度見に来てください。

一応、神事なので良いことあるかもしれませんよ



っと、個人的な宣伝はさて置いて。

この出張の間にまた何種か蛹化してたので、またまた蛹をアップします。

先ずはぴんくあいすさんから頂いたホーペから行きましょう。

チャララ・チャッ・チャラ~

ホーペ~

Photo_2

顎がズレちゃってますね

羽化してみないと解からないけど、顎が長めのタイプなんでしょうか?

この個体は決して極太とは言えないですが、たぶん体表面が綺麗に羽化する本来のホペイみたいですね。野外個体が好きな方はたぶん好きな体型ではないかと思います。



次はこのホーペの対極にいる虫。

チャララ・チャッ・チャラ~

極太オオ~

T2rjr041

これも顎がズレてます・・・

蛹の時は顎が太く見えますが、実際羽化して全体のバランスを見てみないと太いかどうか何とも言えません。

この個体(血統)は、体長は決して大きくなりにくいんですが、ゴッつくなってくれるんでOKです。

ちなみに最近の激太オオはほとんど70mm前後で、60mm半ばなんてのも良く見るようになりましたが、人もゴツゴツしてる人の多くはあまり身長は大きくないですよね。

何か共通してるんでしょうか?

何年も極太を飼育してきましたが、顎の形状が四角くて体表面がベコベコしてる方が明らかに顎が太くなりますね。



好き嫌いが激しい種はコレくらいにして、次に行きましょう。

チャララ・チャッ・チャラ~

サワイコクワ~

Photo_3

こいつ等は見かけによらず幼虫期間、前蛹期間が結構長いんですが、やっと蛹化してくれました

しかし残念ながら、残した幼虫達がどうも♂に偏っていそうで次世代がちょっと心配なんですよね。昨年羽化した個体は既にセットしてるので、何とか次は♀を多目に産んでもらいましょうかね ってそんな事調整できたら苦労しないけどね。

そう言えば昨年や今年の始め頃に、この「ベトナム産サワイコクワ」は「サワイコクワ」に見えないと何度か言われましたが、確かにBE-KUWAのドルクス特集に載っている「サワイコクワ」とはサイズが違うから似ていませんが、以前のBE-KUWAギネスの「サワイコクワ」やむし社さんが発行している月間むしのクワガタ特集号(15号だったかな?)に載っている「サワイコクワ」とは かなり似ている(同じ虫?)と思いますので、機会がありましたら今度見比べてみてください

ちなみに我が家で越冬させたベトナム産サワイコクワが1ペア余っているので、今度、数年ぶりにbiddersに出品してみようかな。



最近、蛹ばかり載せていて蛹嫌いの人からかなり引かれそうなので、今度は以前の蛹の羽化状況をアップします。

チャララ・チャッ・チャラ~

メアレーミヤマ~

Photo_4

Photo_5

Lucanus mearesii (メアレーミヤマ) 産地;インド シッキム

ヨーロッパミヤマと同じ位の外産ミヤマの入門種です。(とは言っても25度を超えると厳しいかも?)

顎のシャープさと上翅の光沢+産毛が堪りませんね

結構好きで累代していきたいと思っているんですが、これも何故か♂ばかりになってまして・・・

ナカナカ上手くいきません・・・



次はかなりマイナーな虫です。

チャララ・チャッ・チャラ~

ハザン産ライヒ~

Photo_6

Dorcus reichei reichei (ハザン産ライヒ) 産地;ベトナム ハザン

以前から言ってますが、アフィニス探しでいろいろ手を出した結果のハザン産ライヒです。

今でもコイツは「アフィニスかも?」と諦めが悪いんですが、頭盾の形がライヒでした・・・

Photo_7

頭盾の形が2つコブではなく、連結した頭盾ですね。アフィニスの可能性無です・・・

でも、コレはこれでカッコ良いですよね。ラマヒラタもそうですが、大歯より中歯の方がカッコイイと思うんですがどうでしょう?

ねぇ? るんとうさん





最後に報告の意味でアップしときます。

Photo_8

Photo_9

Photo_10

まだ羽化して2週間くらいなので、あと1ヵ月後に黒くなるかもしれませんが。

レギウス♀でした

今度の日曜は、やっと今年最初の草野球に参加できます。

いろいろ参加、協力していると、嫌な事も忘れられますよ


期待の星

2010-05-10 22:05:52 | サワイコクワ(ベトナム産)

先日の金曜日の夜、虫部屋のクーラーが突然利かなくなり、土日に急遽修理だ、移動だで全く暇が無くなっちゃいました

本当は日曜日に、店から借りた棚に虫を移動しようとしてたんですが、このせいで、またいつ虫を移動できるか解らなくなっちゃいました・・・

今週の週末は予定があって行けないので、最短でも22日か23日ですね。家賃が・・・



でも、このクーラー停止のお蔭で、虫を民族大移動させたらスペースが空いて、大掃除も出来て良かったかも^^

そして整理ついでにいろいろ見てたら、もう羽化ラッシュが始まってたので、いろいろネタが出来ました

今日はその中から期待の星をアップします。

チャララ・チャッ・チャラ~

サワイコクワ?~

Photo

Photo_2

Photo_3

Dorcus sawaii? (サワイコクワ?) 産地;ベトナムのどっか

やっと固まってきたので撮影できました。

この♂は38~39mmくらいで小さいですが、たぶんこの種としては普通サイズと思われます。

この大顎と頭盾はとても独特で、大顎は包丁の刃のような内歯の上に小っちゃな内歯があり、頭盾は五角形と小っちゃいくせに複雑な形ですね。とても個性的です

裏は羽化して3週間くらいなので、ちょっとまだ赤いですが、成熟すれば真っ黒になると思います。

そして幼虫期間は我が家では、小さいコクワ?(ん?頭痛が痛い?)のように4~6ヶ月で直ぐ羽化するようなコクワではなく、オオクワのように6~12ヶ月掛かるタイプのようでしたね。あくまで幼虫期間がオオクワみたいなだけで、産ませ方は関係ないですのご注意を。(私も偶々幼虫が採れただけで、はっきりしたセット方法はわかりませんので、皆さん聞かないでくださいね

だから、セグーコクワやクォンコクワのように一気に増えるような虫ではなさそうですね。この虫は。

是非、チャレンジャー的な方は一度挑戦されると良いかも



そしてコッソリもう一種。

チャララ・チャラ・チャラ~

キルクネリネリ グルグルドッカーン

57mm

57mm2

Kirchnerius guangxii (キルクネリウス グアンシィ) 産地;中国

和名は言い難いので、なんか他の言い易い名前はないんでしょうか・・・しかも夜撮ったから暗いですね。

写真の♂は、私のとこの一番大きいと思う♂です。4月26日羽化なので、これからもう少し縮むと思いますが、サイズは良い方だと思います(顎を開けばもう少しサイズは伸びますね)。背の部分に変な膨らみ(シワ?)が出来ちゃいましたけど

しかし今日のこの2種は暑さに強い虫で助かりました。

クーラーが直ったか気になるので、今日はもう帰ろうっと