たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

合間に

2009-06-23 20:10:48 | インペラトールホソアカ

梅雨の合間の晴れだったので、今日は蒸し暑かったですね。

今日は商談の合間に、本業用のサンプルを買いに新宿に行ってきましたが、客の入っている店と入っていない店がハッキリしてましたね。流石に高島屋は入っていました。

今年は虫屋の客入りも余り芳しくないようで、夏に1年分を稼がないといけない「季節商売」は特に大変そうです。私も景気悪いんですが、今後、お店に遊びに行ったら、何か貢献するようにしないとイケマセンね 有店舗でないと、虫を見て選ぶ事が出来なくなっちゃうから、お店にも頑張ってもらわないと。

お店と言えば、ラン〇ーさんが引越し中ですね。HP上でしか解りませんが、今度の店舗は大きいですね~ もう、虫屋じゃないですね、これは。

広いと思われる2Fのスペースは、完全に「溜まり場」ですね。予想では知り合いばかりが居そうなので、客としては居心地はいいかもしれません。

と、お店の宣伝はココまでとして、今度は我が家で羽化してきた虫の宣伝をしましょう

チャララ・チャッ・チャラ~

インペラ~

Photo 

Cyclommatus imperator imperator (インペラトールホソアカ) 産地;イリアンジャヤ ワメナ

エラフス、メタリフェル、インペラトールと「3大ホソアカ」の1種になります。個人的に凄く好きで、毎年少しだけ飼育しているんですが、今回は♂だけになってしまったので、これで累代終了です

大きさはいつも70~75mm位でいいんですが、ナカナカ赤系が出なくて残念です。

余談ですが、俗に「マポンドゥマ産スプレンディドゥスホソアカ」(言いづらい)は、唯単に内歯消滅型のインペラトールのようです。スプレンディドゥスは産地が違うようで、あと、大顎がとても細いらしいです。個体数が少ない為、あまり世に出回っていないみたいですよ。

んで、次。

チャララ・チャッ・チャラ~

タナカssp~

Ssp39mm2 

Dorcus tanakai ssp(spp) (タナカコクワssp(spp)) 産地;ベトナム ハザン

この虫はインド、ミャンマー、タイ便などで有名な前〇氏が累代したWF1を、昨年マジッ〇フォレスト(現クレ〇ジーフォレスト)経由で販売してもらった子になります。つまり写真の虫はF2ですね。

メリアヌスと同じで、結構「赤い彗星」です。(ニュータイプだからssp(spp)なのか?)

結構カッコイイと思うんですが、WILDは何故か★になり易いです。あと、何故か♀に偏りやすいと言う不思議な虫で、私の周りで♂♀同等、または♂が多いというのは聞いた事がありません。何ででしょう

あっ また最近2種づつネタにしてる。どうしても長い記事にしようと思い、つい2種使ってしまいます。 やばい、またネタ切れになりそうだ・・・


キクロの薦め

2009-05-27 12:25:44 | インペラトールホソアカ

ど~も~、皆さんお久しぶりです 1週間ぶりの更新になります。

前回の記事の内容があまりにも暗かったので、数人の方から「マジで大丈夫ですか?」と声を掛けてもらいました。

すみません。どうも最近、地に足が着かない状態だったので・・・ 今なら空飛べるかも

心配して頂いた方々、いろいろ有難うございました これから頑張ります。

ブログに関しては1回の記事で2種ずつ出していた為、唯単にネタ切れになってしまいました。

今後は最初の頃のように、1回に対して1つのネタにしようと思います。

という事で今回の虫にいきましょう。

チャララ・チャッ・チャラ~

インペラトールホソアカ~

Photo

Cyclommatus imperator imperator (インペラトールホソアカ) 産地;イリアンジャヤ ワメナ

個人的には1番好きなホソアカになりますが、モンギローニを飼育している都合上、毎年数頭だけ飼育している状態です。

上の蛹は、それほど大型でもないのに顎がお尻よりはみ出しています。蛹室も思っているより小さいので、「どうやって羽化するの?」と疑問に感じ、今ではこの「不思議感」がキクロの蛹の魅力(醍醐味)だと思っています。

インペラトールは、大型キクロの中では比較的高温(24~25度まで)で飼育できて、75mm位まで容易に育てられるホソアカなので、キクロの入門種に最適だと思います。

メタリフェルも安価で丈夫(ホソアカの中では)なので入門種に良いと思われますが、毎年たくさん入荷されて安価な為、「まじめに飼育する」という部分でちょっと「どうかな~」と思っています。

ちなみにノコギリの場合は顎の根元が最後に固まる為、羽根が収まってから頭が起きて、最後に顎が起きる(伸びる)状態と思いますが、キクロは羽根が収まってから頭と顎がほぼ一緒に起きる為、たまに頭が起きない「くの字型」の不全虫が羽化します。

これが我が家の「くの字虫」です。

Photo_3

Photo_4

泣きが入ります

羽化時に顎が柔らかければ、「頭は起きて顎だけ曲がる」になると思うんですが、顎はある程度固まってた状態で羽化する思われるので「顎が引っかかって頭が起こせず、しかも顎先も曲がる」になってしまってます。私の飼育方法では、毎年数頭この様な成虫が羽化します。(飼育方法変えようかな?)

過去最も酷かったのは、メタリで2つ折り携帯電話状態で羽化したのが最も酷かったですね 羽化したら蛹と同じ形で成虫になっていたんです。ちなみに羽根は綺麗に収まってまして、数日生きていました。(写真が無いのが残念)

上の「くの字モンギ」は餌を与えるとチャント食し、もう羽化して6ヶ月(2008年11月羽化)経っています。

結構インペラトール系は強いですね

キクロやミヤマは低温と言われていますが、25度くらいまでは大丈夫な虫も結構います。低温系は夏場をクリアすれば冬場は常温で平気なので、電気代も掛からなかったりしますよ。

しかも、キクロやミヤマを飼育できる環境を整えると、ほとんどの虫が飼育できるので、また虫が広がって楽しくなると思います。「キクロの薦め」でした


余計混乱させる記事PART.2

2009-05-01 18:12:57 | インペラトールホソアカ

今日はMAY DAYですね。中国やベトナムなどの社会主義の国は休みです。よって、私の様に中国に生産を依頼している会社などは、今日は相手がいない為、暇な日になります。

なので、早い時間にblogを更新して、夜はどっかの虫屋に遊びに行こうっと

今日は以前予告した「モンギローニ♀とインペラトール♀の比較」をしたいと思います。

私はモンギローニは2006年から数血統飼育し、今までに我が家で羽化させた♀の数は30頭くらいになっていると思います。でも、インペラトールはモンギを飼育している関係上、毎年、3~4頭くらいしか残さない為、あまり多く♀を見ていません。ちなみに今年は3頭残し、3♂だった為♀不在です。

と、如何にも信用性を上げようとしたところで、実際単独で各♀を見ても、私程度では解んないんですけどね

とりあえず今回は比較的分かりやすい♀の標本(共にWF1個体)を使って比較したいと思います。(標本の纏足がなっていない等の苦情は、右から左へ受け流しますので宜しくお願いします

チャララ・チャッ・チャラ~

モンギ&インペラ~

Photo

左;Cyclommatus imperator monguilloni (モンギローニホソアカ) 産地;イリアンジャヤ

Mt.イラガ

右;Cyclommatus imperator imperator (インペラトールホソアカ) 産地;イリアンジャヤ ワメナ

向かって、左がモンギローニで右がインペラトールになります。

私の感覚では、シルエット的にモンギの方が「お尻が大きい」又は「頭部と胸部が細長い」(同じ意味か?)と、「前胸部分(肩?)の形状が違う」と思っています。

Photo_2

Photo_3

上がモンギローニで、下がインペラトールです。

このインペラは頭部が下がった標本の為、ちょっと解りづらいかな?

んで、頭部アップ。

Photo_4

Photo_5

上がモンギで、下がインペラです。

以前はモンギは「点刻が大きくのに艶がある」で、インペラは「点刻が細かくてのに艶が弱い」と思っていましたが、そうでも無さそうですね。

次は横画像。

Photo_6 

Photo_7

上がモンギで、下がインペラです。

この個体に関しては、足の間の突起にヒントがありそうですけど、どうでしょうか?

最後は頭部裏。

Photo_8

Photo_9

上がモンギで、下がインペラです。

私には全く分かりません。

今回も予想はしておりましたが、やっぱり意味が無かったかもしれません。

一応、モンギローニは標高2,200m以上に生息し、インペラトールは標高1,500~1,900m位に生息しているらしいので、基本的には混ざらないらしいです。

結局、羽化するまで大事に抱えるのが1番て事ですね

前回のシカや今回のホソアカで、♀を外見から判断するのはとても難しいので、今後、このような比較の企画は止めようと思います。(だって疲れるから

今回良かったのは、アップ写真を撮る練習が出来たことでしょうか

◆今回の記事も、あくまで私の手元にいる個体での比較なので、必ずしも「絶対」ではありません。その為、参考程度に留めて頂けると幸いです。