たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

奇形?

2009-05-28 15:46:26 | ブラックハスタート

だいぶ暖かくなってきたので、野外でもボチボチ虫が活動し出したみたいですね。今日明日の雨が止んだら野虫は一斉に出てくるのかな?これから採集家の方々は寝る暇も無い季節ですね。くれぐれも事故や怪我には気を付けて採集してください

我が家では今月初から羽化ラッシュ(♀ばかりですが)です。瓶やボトルは大きくて邪魔になるので、ケースやプリンカップに移し変えようと整理していたら、ちょっと変わった♂がいたのでアップします。

チャララ・チャッ・チャラ~

黒ハス~

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Prosopocoilus hasterti hasterti (ブラックハスタート) 産地;ソロモン諸島 ベララベラ島

なんと大顎基部の突起が無い♂がいました サイズも大きくも無く小さくも無い普通のサイズなのに、奇形なのかな?大歯型なのかな?

ちなみにコレが普通の黒ハス♂です。

Photo_2

この上2つの♂は同腹兄弟です。サイズもほとんど同じです。面白いですね。

すでに1♀産卵セットを組んでいますが、この大顎基部の突起消滅♂を見たら、もう1♀ブリードするか考えてしまいます。どーしよう

こういう面白い虫は、最初に羽化してくれると助かるんだけどな~


キクロの薦め

2009-05-27 12:25:44 | インペラトールホソアカ

ど~も~、皆さんお久しぶりです 1週間ぶりの更新になります。

前回の記事の内容があまりにも暗かったので、数人の方から「マジで大丈夫ですか?」と声を掛けてもらいました。

すみません。どうも最近、地に足が着かない状態だったので・・・ 今なら空飛べるかも

心配して頂いた方々、いろいろ有難うございました これから頑張ります。

ブログに関しては1回の記事で2種ずつ出していた為、唯単にネタ切れになってしまいました。

今後は最初の頃のように、1回に対して1つのネタにしようと思います。

という事で今回の虫にいきましょう。

チャララ・チャッ・チャラ~

インペラトールホソアカ~

Photo

Cyclommatus imperator imperator (インペラトールホソアカ) 産地;イリアンジャヤ ワメナ

個人的には1番好きなホソアカになりますが、モンギローニを飼育している都合上、毎年数頭だけ飼育している状態です。

上の蛹は、それほど大型でもないのに顎がお尻よりはみ出しています。蛹室も思っているより小さいので、「どうやって羽化するの?」と疑問に感じ、今ではこの「不思議感」がキクロの蛹の魅力(醍醐味)だと思っています。

インペラトールは、大型キクロの中では比較的高温(24~25度まで)で飼育できて、75mm位まで容易に育てられるホソアカなので、キクロの入門種に最適だと思います。

メタリフェルも安価で丈夫(ホソアカの中では)なので入門種に良いと思われますが、毎年たくさん入荷されて安価な為、「まじめに飼育する」という部分でちょっと「どうかな~」と思っています。

ちなみにノコギリの場合は顎の根元が最後に固まる為、羽根が収まってから頭が起きて、最後に顎が起きる(伸びる)状態と思いますが、キクロは羽根が収まってから頭と顎がほぼ一緒に起きる為、たまに頭が起きない「くの字型」の不全虫が羽化します。

これが我が家の「くの字虫」です。

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泣きが入ります

羽化時に顎が柔らかければ、「頭は起きて顎だけ曲がる」になると思うんですが、顎はある程度固まってた状態で羽化する思われるので「顎が引っかかって頭が起こせず、しかも顎先も曲がる」になってしまってます。私の飼育方法では、毎年数頭この様な成虫が羽化します。(飼育方法変えようかな?)

過去最も酷かったのは、メタリで2つ折り携帯電話状態で羽化したのが最も酷かったですね 羽化したら蛹と同じ形で成虫になっていたんです。ちなみに羽根は綺麗に収まってまして、数日生きていました。(写真が無いのが残念)

上の「くの字モンギ」は餌を与えるとチャント食し、もう羽化して6ヶ月(2008年11月羽化)経っています。

結構インペラトール系は強いですね

キクロやミヤマは低温と言われていますが、25度くらいまでは大丈夫な虫も結構います。低温系は夏場をクリアすれば冬場は常温で平気なので、電気代も掛からなかったりしますよ。

しかも、キクロやミヤマを飼育できる環境を整えると、ほとんどの虫が飼育できるので、また虫が広がって楽しくなると思います。「キクロの薦め」でした


モヤモヤ

2009-05-19 19:18:29 | メリディオナリスコクワ(ベトナム産)飼育中

今日は朝からモヤモヤしてまして・・・優柔不断の私には胃が痛くなる状態で・・・

この不景気で、無理に前進したくない自分がいて、でも前に進まないといけない状況の自分がいて。

未知の世界に行くのは怖いですね

どうも重たい物を背負ってる錯角に惑わされている感じもしているんですが

なんか、自分の中に「何人もの自分」がいて、それらの自分が皆進む方向を見失って訳わかんなくなっています。自分だけのことなら答えを出せるんですけどね 瀧に打たれたいような気持ちです。

そんな私は「自分で自分自身に渇を入れられる人」が凄いと思っています。頑張ろう

っと、今日は「殻に閉じこもりたい今の私の状態」繋がりで、我が家で今、蛹化している虫を紹介しましょう

チャララ・チャッ・チャラ~

ベトナムタナカ~

Ssp 

Ssp_2

Dorcus tanakai ssp(spp) ( タナカコクワssp(spp) ) 産地;ベトナム ハザン

中国のタナカコクワと違って、ベトナムのタナカコクワは内歯下がりになります。亜種になると思われる位の違いがあるのに、未だに亜種名が付かないのは何故なんでしょうかね?もうspとかsspとかは分かりづらいので、誰か命名してくんないかな?

是非「タナカ」に似た虫なので、「スズキコクワ」とか「サトウコクワ」とか日本人の苗字バージョンや、「カクエイコクワ」や「マチココクワ」などの田中の有名人バージョン、もしくは「モナカコクワ」や「オナカコクワ」の1字違いバージョンは如何でしょう?・・・

却下ですね 話になりません

気を取り直して次の蛹です。

チャララ・チャッ・チャラ~

ハザン産キクロ~

Photo

Cyclommatus sp (不明キクロ・♀スジ無) 産地;ベトナム ハザン

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Cyclommatus sp (不明キクロ・♀スジ有) 産地;ベトナム ハザン

昨年夏に○クスグッズさんに入荷していた不明キクロ(♀スジ無Type・♀スジ有Type)の蛹です。

♀スジ有と♀スジ無は同じ虫なのか、違う虫なのかWILDの時点では分からなかったので、念の為、別々で管理、データ取りをしました。

そして我が家に関しては幼虫時の体重、頭幅は以下の様でした。

◆♀スジ無は♂体重3.0~3.6gで頭幅6.5~6.9mm、♀体重1.3~1.5gで頭幅5.7~5.8mm

◆♀スジ有は♂体重3.5~3.9gで頭幅6.8~7.2mm、♀体重2.6~2.9gで頭幅5.8~6.1mm

という様に、幼虫時ではスジ有、スジ無は違う虫と思っていましたが、蛹を見る限り同じの様に見えますね。

♀が気になるんですが、我が家では♀はまだ幼虫なので検討できません。

インドネシアのキクロは毎年入荷されますが、大陸のキクロはトサカの累代虫が極少々見られるだけなので、大事に飼育したいのですが、何ホソアカなのか分からないと血の入れ替えが出来なくなります。

コレも私の中では「胃が痛くなるモヤモヤ」の1つになるので、誰か判ったら教えてください。宜しくお願いします。

*ビタリスでいい気もしますが。


溶けそう

2009-05-18 19:42:38 | ディディエールシカ

今日は暑かったですね 営業中は、この暑さで溶けそうになってます

が、この暖かさのお蔭で、我が家の蛹になっている虫は羽化まで早くなっています。それは嬉しいんですが、今、蛹室を作っている幼虫達が、黒く溶けてしまっているのも多くなって(NOOOooo~!)状態です。

今日はその中で、頑張って羽化してくれた虫を紹介します。

チャララ・チャッ・チャラ~

ディディエールシカ~

Photo 

Photo_2

Rhaetulus didieri (ディディエールシカ) 産地;マレーシア キャメロンハイランド

このディディエールは、とあるSHOPの冬の売上に貢献する為に買った3令ペアが羽化した虫です(お付き合い)。

でも、本当は蛹が見たくて買ったんですが、余りにも良い位置に蛹室を作ったので、蛹を取り出さずに羽化まで待ってしまいました。

結果、蛹を生で見ていないので、ブリードしようか考え中になっています。まぁ、どうせ交尾できる様になるまで時間が掛かるので、その間考えておきましょう。

次は、今までそんなに多く出てこなかったんですが、今年に限って、何気に数頭出てきた虫です。

チャララ・チャッ・チャラ~

グリーンモンギ~

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Cyclommatus imperator monguilloni (モンギローニホソアカ) 産地;イリアンジャヤ Mt.イラガ

皆さんのモニターではどう見えるか分かりませんが、私が見る限り、結構濃いGREENなので、写真を撮っておきました。(本当は全身鏡面仕上げ状態のスーパーGREENがほしいんですけど)

昨年までは、気持ちGREENかな?って言うのが1頭いただけなのに、今年は6頭くらい出てきました。何でかな?特に何もしていないんですけどね。

ちなみに、頭部にわざとらしい紋様(青い部分)がありますが、決して塗ってる訳ではありませんので

この頭部の部分は、蛹の時に湿度が高すぎて溶けちゃったのかな?

幼虫や蛹は溶けなくていいので、私のお腹の脂肪だけ溶けてくんないかな


初採集

2009-05-13 19:17:05 | コルポラアルノコギリ

昨日、我が家の長男(6歳)が人生初のクワガタ採集をしました

朝、学校に行くとき、近くの林道?農道?を歩いていたら、道の真ん中をチョコチョコ歩いていたところを捕まえたらしいです。

それがこれです。

チャララ・チャッ・チャラ~

ココクワ~

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Dorcus rectus rectus (埼玉県産コクワ) 産地;埼玉県のどっか

コクワの中でも小さいコクワ(ココクワ)ですが、うちの子からしたら凄く嬉しかったみたいで、「パパこのくわがた、大きくして!」と言ってきました

でも、パパには・・・ ・・・ゴメン 大きく出来ない・・・

そうそう、よく「子供の頃のクワガタは大きかった。」とか「子供の時捕ったクワガタは8cm位あった。」とか聞きますが、たぶん、子供で手や身体が小さいから、何でも大きく感じていたのかな?と思います。と言う私も、子供の頃の記憶でノコギリやカブトは確かに大きかったような気がしますけどね。

と、連続でコクワになったので、今日は先日増種した虫を紹介します。

チャララ・チャッ・チャラ~

コルポラアルノコギリ~

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Prosopocoilus corporaali (コルポラアルノコギリ) 産地;ブル島 コホール

以前から興味があって、どっかのSHOPに入荷しないかな~と思っていたら、やっとドルクス○ッズさんが入荷してくれました。

本当は赤系の方が好みなんですが、次の代で羽化させればいいですね

でも、上手くブリード出来るのかな?結構癖があって難しいみたいですね。

今後、WILDの入荷は「無い」に等しい様なので、大事にブリードしたいです。