たけのこの郷 

クワガタとカブトの話なんですが・・・

進歩してる?

2012-09-03 21:50:59 | アスタコイデス(マレーシア)

毎年言ってますが、今日はドラえもんの誕生日です

と言っても、実際は2112年9月3日なので、あと100年後が本当の誕生日なんですけどね。

私がドラえもんの本を初めて見たのは、たぶん35年くらい前だと思うんですが、当時の我が家周辺(東京都葛飾区亀有周辺)は、そこそこ民家は建っていましたが、まだ肥溜めが備えられている畑がいっぱいあり、夜はカエルの鳴き声やこおろぎ等の鳴き声がうるさかったのを覚えてます。

約35年くらいで実家周辺でもだいぶ発展したと思うので、100年前の1912年から見たら、世の中は想像もつかないくらい進歩、発展してるんだと思うんですよね。

もし、これからもこの速度で進歩したら、本当にドラえもんが出来るくらいの世の中になってるんでしょうかね。

ドラえもんは出来なくても、ファンネルが操れる位になってると面白そうな気がします





とまぁ、どうせ生きていない100年後の事は終わりにして、我が家でも時が過ぎているんだと認識させてくれる様にクワガタ達が日々羽化してます。

先ずは1種目。

チャララ・チャッ・チャラ~

ハンスクワガタ~

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Dorcus hansi (ハンスヒラタ) 産地:中国 広西壮族自治区 大瑶山
パッと見、ギリアンヒラタやパプアヒラタ系のインドネシアの中型ヒラタっぽく見えるんですが、♀がスジ有の♀なのでヒペリオン系と言われている中型ヒラタです。

この♂は約60mmで、とりあえず無事に羽化させようと思いカワラ菌糸で飼育したんですが、どうもヒラタ系にはカワラは水分が足りなさ過ぎみたいでした。

我が家ではオオヒラタでもカワラの方が喰い方が良い様に見えていたんですが、ヒラタにはやはり水分が多い方が良いみたいですね。

かなり前から言われてるから解っているつもりだったんですが、どうしてもカワラで試してみたくて、つい、ハンス、パラワン、テイオウ、ベトナムヒラタ、トラキクス、ティティウス、アフィニスをカワラ菌糸飼育してしまったんですね。(ギラファまでもカワラに入れてしまった・・・)

まぁ全部が羽化した訳ではないので、これから大きいのが出てくるかも知れませんが、何か厳しそうです・・・



次は一度飼育を止めたけど、何故か我が家にいる種。

チャララ・チャッ・チャラ~

ベトナム南部産クルビ~

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Dorcus curvidens babai (ババクルビ) 産地;ベトナム南部 ダラット近郊

私の周りでは「何故babai???」と言われている、大図鑑が出版される前までクルビデンスsspと言われていたクルビデンスです。

♀の形を見るとクルビデンスっぽく見えますが、飼育してみるとパリー(リツセマ)っぽく感じるのは私だけでしょうか?

WILDを入手してた当時はオオヒラタケで飼育し、78mmまで羽化させていたんですが、この♂はカワラ飼育で74mmです。扱いにくい上に大きくならないとなると意味無いですね。

まだまだひよっこですね・・・



次は調子に乗って、つい飼育しちゃった種。

チャララ・チャッ・チャラ~

マレー産アスタコイデス~

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Proposocoilus astacoides mizunumai (マレー産アスタコイデス) 産地;マレーシア キャメロンハイランド

昨年のBE-KUWAギネスで、ダナン産アスタコイデスで67.4mmを羽化させられたので、調子に乗って、最大亜種のmizunumaiで80mmアップを目指したんですが、残念ながら64.9mmでした・・・

この♂もカワラで飼育したんですが、唯でさえカワラは皮膜で硬くなるのに、硬詰めしたガチガチ瓶にノコギリを入れるのは無謀だったかも知れませんでした。

しかもキクロと同じ様に、ノコギリやフタマタも幼虫体重はあまり重くならなくても、大顎が伸びてしまうので、飼育時の瓶の大きさの選択が難しいですね。



本日の最後はサワイコクワ。

一昨年(46.0mm)、昨年(48.2mm)と少しずつ大きくなっていたので今年こそ50mm!っと思って飼育してたんですが、残念ながらこんなでした。

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どうしても片手で撮影になるからキッチリ計れていませんが、本当はもう少し大きくて48.4mm位なんです。

この♂は昨年の48.2mmの同腹兄弟で、2年物の♂です。

昨年の48.2mmもカワラ飼育で、今年の48.4mmもカワラ飼育です。

個人的には50mmは超えると思って飼育してるんですが、壁にぶつかってしまいました。

一昨年の時、サワイコクワはヒラタケは向いていない気がしたんですが、次世代は再度ヒラタケで飼育してみます。やはり生き物には水分は必要ですよね。何かラビリンス・・・



世の中は進歩してるのに、私のブリード技術は進歩がないです。

たかが趣味ですが、それでも進歩したいもんですね。