ぶく塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

生きがい

2020-07-20 16:21:41 | 武久の視線
私は働き盛りに倒れ
脳幹出血から一命を取り止めたものの、四肢麻痺となった

命が助かった時点で「生きていて良かった」とは思えなかった
お年寄りにしてもそうなのだろう「長生きして良かった」と思えること

私は四肢麻痺の現実に「死にたい」とすら思った
お年寄りもよく「私も早く死にたいよ」と口にする

当事者にとって、命がある=良かったには思えない
私の経験からすれば、生きがいを見つけられた時
「生きていて良かった」「長生きして良かった」になるのだろう

しかし現在、病院では体の治癒
高齢者施設では身体介護で精一杯
病院でも施設でも「生きがい」探し「生きがい」づくりなどは本人任せ

なかなか本人が「生きていて良かった」
「長生きをして良かった」と実感できる場面は少ないのが現状だ。


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