私はベッドで生活しているいわゆる
「寝たきり」と呼ばれる状態なのだろう
動く、移動することが少ない者が感じる感覚
場面、場面が変わる普通の人にとっては
瞬間、瞬間の点を生き
その点がつながりが線になる感覚なのだろうが
私ら寝たきりの者の感じる感覚
場面は変わらず一か所に居るのだから
点を生きる、と言うより
線を生きている感じ
線をボーっと生きている感じがする
・
ここからが大事なのだが
その独りボーっとしていることが、時として
傍目には寂しそう、と映る場合が多いみたいだが
私の経験から、いたって本人は
心地よく感じている場合が多い、と私は感じる。