介護されし者

介護を受ける武久ぶくの視線

介護準備

2018-12-30 15:16:02 | 武久の視線

「他人の世話になるまで長生きしなくてもいいわ」
「他人からシモの世話をしてもらうなら死んだほうがましよ」
誰しもピンピンコロリを望んでいる

40代から介護を受けなければならない体になった私は断言する
人は思い描くようにピンピンコロリとは逝けない

今、社会で言われている終活、介護予防、自分らしい死に方、、、
なぜ介護準備みたいなものはないのだろうか?と私は思う

要介護の身となった場合のため
制度的なものや介護を受ける心構えみたいなものを予備知識として学ぶ
そんなセミナーやデスカッションの場の必要性

介護を受けるようになると感じる喪失感や自暴自棄、僻み妬み
膨大な不安、シモの世話や入浴介助などの羞恥心、、、それらから生じる葛藤

介護制度の予備知識もさることながら
介護を受けると言うことは想像以上に心の痛みや負担になる

体の痛みに心の痛み
これらを緩和しない限り「長生きしてよかった」にはなれない
穏やかに逝きたい、自分らしい死に方などには程遠くなる

介護予防のみならず、介護準備は必要不可欠だと私は思う。


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