ぶく塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

憂鬱、葛藤、心のケア

2017-07-04 10:49:46 | 武久の視線
僕みたいなベッドの上が日常の在宅介護生活を送る人は沢山いるのだろう
僕は介護保険第二被保険者として、ケアマネージャーのプランで
訪問入浴、訪問リハビリ、用具リースなどの訪問サービスを利用して生活をしている


担当医との連携も取れていて、僕の躰をケアしてくれている
しかし、以前このブログにも書いたが「人は体と心で出来ている」


病気は薬で安定してても、衛生的に入浴で保たれていても
訪問リハビリで多少残る運動機能が維持されていても
ベッドの上が日常の僕には、この躰になってからの慢性的憂鬱がある


書き出せるようなものではない複雑、複合的なものだろうが
その憂鬱と向き合うのは自分自身しかいない、自分で葛藤するしかない
そうやって15年あまり暮して来た、否これからもそうなのだろう


しかし先日スピリチュアルケアというものを目にした
これが介護保険のケアとして導入できるのか?
都会と地方と言う地域格差に阻まれるものなのか?


僕のことは別にしても、終末医療カテゴリとは別に
僕みたいな憂鬱を抱える人は在宅、病院問わず
全国には沢山いるはず(生き地獄状態に感じる人もいると思う)


その人たちが新興宗教とかオカルト商法にだまされたり
はたまた引きこもり、自死、、、そんなことにならぬように


本人、介護家族にも必用に応じて心のケアを導入できる
医療、介護保険在宅生活であって欲しい
と僕は思う。



(撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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