武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

最初のボタン

2016-09-13 15:58:12 | 武久の視線
「あなたは介護されたいですか?」
「あなたはリハビリしてみたいですか?」
「おなたはケガとか病気で入院したいですか?」
「あなたは他人のお世話になりたいですか?」


100%の人がNOと答えるだろう
医療従事者、介護従事者、福祉従事者、、、支援する立場の人たち


その志の中に「他人から感謝される仕事をしたい」
「ありがとう、を言ってもらえるお仕事がしたい」「他人助け、、、」


その志にあやをつけるつもりない
が、しかし感謝されたい、他人の役に立ちたい、他人助けをしたいなどの思いは
支援する側の思いであって、支援される側は

支援を受けることは自分の本意ではなかったはず


あなたの目の前にいる患者、利用者、被支援者、、、の人たちは
今の自分は、自分が望んではいなかった姿、自分にとっては惨めな姿なのだ


だから何?って話だけれど
そこらを認識して支援する方と、認識していないで支援する方とでは
ケアとか関わりの中で大きな差として表れてゆくと、僕は思う


  最初のボタンをかけちがえると、全てのボタンをかけちがうように。  



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