梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

久しぶりに落語

2007年05月12日 | 芝居
終演後、家内とともに新宿末廣亭の<深夜寄席>に行ってきました。
1週間に1度のペースで、普通の興行がハネた後に行われるこの寄席は、若手噺家の勉強会ともいえる公演です。午後9時半から11時まで、4人の噺家がネタを披露します。
今日は柳家喬四郎さん、春風亭一之輔さん、三遊亭天どんさん、そして先だって知り合った林家彦丸さん(出番順)。歌舞伎座から駆けつけたものですから、残念ながら喬四郎さんの噺は聴きそびれてしまいましたが、お三方の噺はたっぷり楽しませて頂きました。
彦丸さんは古典の『花筏』を。提灯屋が、<よく似ているから>というだけの理由で、病気の相撲取りの身替わりで旅相撲に出たものの…。という有名なネタです。彦丸さんの噺をようやく、そしてじっくりと聴くことができてよかったです。

打ち出しの後ちょっとお話することもできまして、これからも、お互いの舞台、高座へ足を運び合おうと約束。私も、彦丸さんに負けずに<古典>で頑張ろう!
それにしましてもこの<深夜寄席>、大入り満員でした。落語ファンとしては嬉しい限りです。