梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

卯花月稽古場便り・二

2007年03月30日 | 芝居
本日は『男女道成寺』の<総ざらい>と『頼朝の死』の<附立>。<顔寄せ>もございました。
『頼朝の死』の侍女役では、申し次ぎとして台詞も頂きました。尼御台(政子)が来る旨を、師匠演じる源頼家に告げるというもので、ひと言ではございますけれども緊張することには変わりはございません。女形の台詞をしっかり勉強したいと思っております。
<顔寄せ>では、2代目中村錦之助を御襲名なさる萬屋さんのご披露があり、続いて『口上』の<舞台稽古>。20余名が居並ぶ様は、皆様稽古着でいらしても壮観でした。本番はこれが色とりどりの裃姿になるのですからなおなお華やかになることでしょう。