タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

危ない本?

2020年06月22日 | 山歩きから
本日の画像はネット検索し「著作権フリー」と明記されたアラスカの画像を借用させて頂きました。本文とは関係ありません。



     

YAMAPの春山代表のお勧め記事を見てこの本を買いました。

著者の星野道夫は高名な写真家で、1996年8月にアラスカで取材中ヒグマの事故で急逝されたことはご存知の人も多いはずです。

タカ長は星野道夫を写真は見た記憶がありますが、彼のエッセイを読んではいないようです。

そこでワンクリックして即購入。

チョットだけ読んで、これは大変危ない本だと思いました。読者の自然観とか人生観を変える、麻薬みたいなものを含んでいるような気がしました。

        

YAMAPの春山代表も星野道夫の本を読んだ事がきっかけになり、アラスカ大学野生動物管理部の進まれました。そのアラスカでの留学体験がYAMAPをつくる下敷きになっていると話されています。

星野道夫が単身アラスカに渡ったのは彼が26歳の時で、それから18年間に多くの写真やエッセイを残しています。

タカ長より若い世代の人なので、タカ長が自分自身の人生を決める若い時期に彼の著作を目にすることは物理的に不可能ですが、、、、、、

もし、仮にこの本を20歳ころ読んだとしたら、大きな影響を受けたことは間違いありません。

と言ってもタカ長には海外留学するほどの能力も財力も無いので、具体的な行動を起こすことは出来なかったでしょうが、この本から受けるインパクトは今とは大きかったと思われます。

    

若いころ登山者とは何だろうか、と自問したことがあります。

心の磁石がいつも北を向いている人、と言うのがその時の答えでした。

いま思えばささやかなことですが、熱心に冬山に取り組んだのもその心があったからだと思います。

     

そのようなタカ長ですから、その頃この本を読んでいたら、後先考えずにフラフラとアラスカに渡って行き倒れ、ヒグマの餌になっていたかも分かりません。。

そのように考えると、この本は、やはり危険な本だと思われます。

今はそのような心配も無いので、自分の青春を懐かしむような気持ちで読んでいます。

33編がおさめられている文庫本で、その気になれば一日で読めるでしょうが、一気に読んでは面白くないような気がして、一日に1編か2編ずつ読んでいます。

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