タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

わが青春の瓶ヶ森

2015年10月19日 | 山歩きから
今日も快晴。安定した天気が続いています。

この天気ではわが裏山はカラカラに乾燥して、○○茸の楽しみなど望むべくもありません。

さて、石鎚山登山の話題です。昨日のつづきみたいなことかも分かりませんが、、、、、、

    

石鎚山のロープウエイ駅からみた瓶ヶ森(1896.2m)です。

青春のころ登った山なのでセピア色にしてみました。

昨日も書きましたように、タカ長が若いころの山登りは足で登るもの、車などで高度をかせぐことなど考えていませんでした。

この瓶ヶ森登山も同じで、、、、、、、当時は確か、、、、河口までバスで行き、そこから歩いたように記憶していますが、、、、

最近のガイドブックでは西之川までバスで行くように紹介されています。その西之川の標高が約400mですから、山頂までだと1500mを自分の足で登ることになります。

    

山頂に近いところに平らに見えるところがありますが、そこが氷見二千石原と呼ばれている笹原です。

その氷見二千石原の、この画像では左手前のほうに登りつくようルートが開かれていたように思います。

最近のルートは沢の崩落によって少し変わっているようですが、、、、、いつか3月に登ったときは沢の水が増水していて、そばを歩くだけで気持ちが悪かったことを今も記憶しています。

その沢筋から一気に1000m以上登らされるのが瓶ヶ森登山なのです。

その3月に登ったのは広島山岳会のメンバーとしての登山でした。テントを持参しての登山です。その時登ったメンバーの一人が最後にはバテましたが、タカ長はとにかく登りきりました。

登山者としては弱かったタカ長ですから、広島山岳会で活動することは少なく、、、、、退会といえばいいようですが、、、、、早々に落ちこぼれたのがタカ長の山歩きでした。

しかし、広島山岳会落ちこぼれのタカ長でもとにかく重いザックを担いで登ったことは事実なのです。

    

昨日も書きましたように、今は標高1300mまでロープウエイで行っても、石鎚登山がやっとの状態ですから、、、、

その自分が重いザックを担いであの急登を登ったのですから、、、、、、今となってはそのことが信じられないような気がするのです。

やはり、、、、、、若いって素晴らしいことなのです。

    

その瓶ヶ森へ登ったのはそのときだけではありません。

そのころは、当たり前のことですが本四架橋もなく、タカ長にとっては四国の山は「海の向こうの山」でしたから、それほど多くは行けませんでしたが、、、、

それでも別のメンバーと登ったこともあり、、、、、、テントだけではなく瓶ヶ森の小屋に泊まったような記憶もあります。

    

この画像は昨年撮影したものですが、氷見二千石原から見る石鎚山です。

タカ長としては岩ゴツゴツの石鎚山より、この風景のある瓶ヶ森のほうが好きでした。

そのためまず瓶ヶ森に登り、石鎚山まで縦走して面河渓に下りるというのがパターンでした。

    

そのような山歩きを思い出してみると、タカ長はアルピニストではなくて「アルキニスト」だったようです。

そのことは当時から自覚していて、自分はアルキニストだと思っていました。

その後子育て最中は山行きの回数も少なくなり、、、、、海の向こうまで遠征することがなくなりました。

次にこのあたりの山を歩くようになったのはスカイラインが開通して土小屋まで車で行けるようになってからのことです。

    

氷見二千石原から見る石鎚山。右のほうにロープウエイ駅らしきものが見えます。

いまはあそこから山頂まで歩くのが私たちの力で、それ以上のことを考えるとバテるかも分かりません。

加齢とともにいろいろなものが失われていくのは仕方ないことですが、、、、

青春のころあの急登をテントを担いで登ったことは間違いないことで、タカ長にとっては青春の記念碑といえそうです。

    

今回の石鎚山は頂上山荘泊まりですから時間は十分あり、、、、、

雲の上に暮れてゆく瓶ヶ森を見ながら、、、、、くどいようですが、、、、、標高差1000m以上を重いザックを担いで登ったことを、我ながら信じられない気持ちで思い出していました。


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5 コメント

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Unknown (三面相)
2015-10-19 15:07:49
瓶ケ森は僕にとっても青春の思い出の山です。
先輩に鍛えられたつらい思い出が懐かしいです。
ここには確か東の川から登ったように思います。
雨が降る中、白石小屋があるのにテントを張って寝ました。
雷が鳴り寝付かれなかったですし、
朝起きるとすぐ近くに大木が倒れていました。
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三面相さんへ (タカ長)
2015-10-19 16:57:20
紹介した3月の山は雨上がりだったようで、東ノ川からの沢沿いの道からは滝も見え、といっても上のほうは雲の中で、雲の中から水が落ちてくるように見えたことを覚えています。
いずれにしても瓶ヶ森への登りはきつかったですね。
間違いなく貴兄と同じ道を登っているはずですが、いまなら空身でもノーサンキュウですね。
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こんばんは☆ (ベル)
2015-10-19 18:25:23
先ほどのニュースで、昨日高知の親子が石鎚で遭難しました。
今日ヘリで谷を歩く親子を見付け、救助されましたが、
11歳の子と36歳の父親で、「甘く見ていた」と言ったそうです。
夜明かし峠(1650m)で迷って、ロープウェイに連絡した後、
音信が途絶えてたそうです。
怖いですね、滑落じゃなくて良かったです。
やっぱり、こんな穏やかに晴れた日でも、山をナメたら駄目ですね。
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ベルさんへ (タカ長)
2015-10-19 20:16:18
おっしゃるとおりですね。ナメたらあかんですね。
夜明かし峠は迷うほうが難しいようなところですが、何かを勘違いしたらこのようなことも起きます。
私は山に行けば怪我や迷うことがあるのが普通、何もなく下山できたら有難いと思え、というようなことを何度も言っています。
何ごとも最初の発想が大切、それを間違うとこのようなことも起きます。
本当にナメたらいけません。
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おはようございます (imaipo)
2015-10-20 07:54:32
青春時代に登った思い出と現在の登山ルートは
大きく変わってるようですね、楽になった?のか
富士山も5合目まで車で上がりそこから歩いてるようですが
その昔のような1合目からの登山者は少ないようです。
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