タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

風力発電の不都合な真実~1

2020年09月26日 | 日々雑感
9月19日、広島県安芸大田町の筒賀小学校で行われた風力発電の講演会に行きました。

講師は武田恵世先生。本業は歯科医師で、長年生活者の立場で風力発電のことを研究されてきた人です。

タカ長たちがフィールドとしている山に風車建設の計画があることは紹介しました。そのエリアが私たちの町、広島市佐伯区に及んでいることを今回の講演会で知りました。

    

これまで風力発電と言えばどこか遠い町のこと、と思っていましたが、嫌でもその認識を改めることになりました。

武田先生の講演は○○だから風車の建設に反対しましょう、と言うような性格のものではありません。これまで起こっていることを知らせ、それから先のことは皆さまでお考え下さい、と言うようなものでした。

タカ長ブログもいわゆる政治的な発言をすることは意図していないので、賛成とか反対とか書きません。武田先生の講演を聞いて教えられたこと、タカ長が無知だったことに気づかされた、その概要だけ紹介します。

    

福島原発であのようなことが起こりました。あの日から原発は「」になったようです。それに対して風力発電は化石燃料を使わないクリーンなエネルギーだと思っていました。狼に対してこちらは「」です。

武田先生は三重県在住の方ですが、その三重県の青山高原に風車が立ち始めたころは、そこに投資を考えたくらい風力発電を信じていました。

ところが、勉強するにつれてその羊は狼がかぶっている仮面であることに気づかれました。タカ長も「クリーンエネルギー」と言う言葉にコロッと負けて、その裏に「狼」がいることは考えませんでした。思考がそこで止まっていたのです。

    

広島で計画されているのは日本最大級の風車です。高さ150メートル、そのような風車を回す風が吹くのか、と言うのがタカ長の素朴な疑問でした。

4000kwの風車が定額通りの発電をするのは傘もさせないような、12~25メートルの風が吹いている時だけです。そのような風はいつも吹きません。広島の場合だけではありませんが、風力発電が定額通りの発電をする時間は限られているのです。

そのようなものを何故作るのか?

そこには作るだけで金になる仕組みがあるからです。

「作るだけで良いのです。電気は売れなくても良いのです。」と言うようなことを中部電力関係の会社の部長が明言したそうです。

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