阿武山の山頂は晴れでした。風は微風。
しかし、やはり冬ですね。汗をかいた体にはその微風も寒さのもとでした。
そのため山賊むすび一個の昼食を早々に終えて下山を始めました。
来た道をひきかえし、、、、、
注意しないと見落としそうな小さなプレートに導かれて、八木小学校へ下りるルートに入ります。
その入り口はわざわざ道を迷うために入るような心細い道でした。
しかし、しばらく行くと下山ルートを探す必要のないシッカリした道になりましたが、、
その道には落ち葉が厚く積もっていて、その上を下るのはとても難儀なことでした。
写真を撮るような余裕もなく(?)というか、写真のことなど考えて足を痛めたら笑い話にもならないので、慎重に慎重に下山に集中したわけです。
途中に「展望台」という小さなプレートがあり、そのプレートに導かれて行ってみたら小さな岩があり、、、、、
定員3名程度の小さな岩の上に立つと、、、、
市街地の展望を楽しむことが出来ました。
この山には私たちのような「工兵隊」がいないのでしょうか、そこに行く道の足場が悪くて、この風景を見るためには慎重な行動が要求されました。
しばらく下りると崩壊地帯が目にはいり、、、、
相棒はそのそばに行かないで下山していましたが、タカ長はその一端でも見るつもりで近づきました。
平成26年8月の豪雨で崩落したところですが、ここはその中では小さな崩落だったところだと思われます。
大きな崩落は阿武山の山頂に近いところから落ちているようですが、この日の登山ではそのあとを見ることが出来たのはここだけです。
ひきかえしてきた相棒が一枚撮ってくれましたが、このようなところで記念撮影というのは不謹慎なのでしょうか?
下山してみると砂防ダムはほとんど出来上がっていました。
ずいぶん大きなものに見えましたが、自然を前にした時にはこれだって大きなものではないのかも分かりません。
自然のスケールと人間のスケールには大きな差があるように感じました。
その近くに、、、、その場には何となく不似合いな紅葉がありました。
近くに神社があるので、その神社と関係ある紅葉だったのかも分かりません。
タカ長たちは豪雨災害のあった団地のそばを歩いてJRの駅に向かいましたが、その途中に災害の爪痕はありませんでした。
途中の民家の壁に、大きな板に「皆で頑張ろう、、、」というようなことが書かれた寄せ書きが立てかけてあったのを見つけたくらいです。
当初の予定では阿武山の南にある鳥越峠から下山するつもりでしたが、そのルートの入り口に「崩落のため通行禁止」と書かれており、、
そこを無理やりに下山するのははばかられたので、今回のルートを下がることにしたのですが、、、、
このルートにもこのような崩落があるのかも分かりません。
この山を歩くのは昨日歩いたルートが最良みたいなので、その意味ではいい下見が出来たと感じています。
最後の紅葉は、ご褒美ですね
距離は短いのですが、ルートを整備する人がいないのかも分かりません。
そもそもこのルートを下りる人はほとんどいないらしく、落ち葉が厚く積もっていました。
例の豪雨災害のあった団地に下りるルートなので皆さん遠慮されているのかも分かりませんね。
鳥越峠からの下山路が通行禁止になっているので、このルートはきちょうです。
そのため次に行くときは我が工兵隊を連れて行くことにしましょうか?