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学校評議員を推薦されました

今日は、大井川南小学校の校長が事務所までやってきました。
南小といえば、私がはじめて耐震課外授業をやらせて頂いた学校です。
要件は、事前に電話で聞いていまして学校評議員なるものになってもらえないかというものでした。ただ、この評議員というものがどういうものか分からないため、一応話を直接聞かせて頂いた上で承諾しようと思ったわけです。

説明を聞いたり、頂いた評議員設置要綱を読むとあまり学校に対して強い力は持っていないようですね。
校長先生が求めれば意見を述べられるような感じです。しかも意見が実際に採用されるかどうかは校長次第というわけです。つまり、それほど大した役職ではないのだろうなという印象を受けました。

学校評議員について

南小は私の母校ですし、なによりも課外授業での恩があります。
いろいろ考えましたが承諾することにしました。
ただ、学校のことは学校の先生がいろいろ考えて決めることだと思いますのでそれほど意見を述べたりすることもないし、学校の先生を尊重したいという点は校長先生に強く伝えましたけど。

評議員になったことで、私の耐震活動に多少変化があるかもしません。
これまでは、大井川町役場の建設都市課や学校教育課を通してしか学校側に意見を述べることができませんでしたが、評議員になることで防災教育を段階的(学年別)に行うべきだという私の考えを具体的にしかも直接、学校側に伝えられる機会と権利を得たことになります。
これは正直に言えば大きいですね。なにしろ、今までその仲介役を見事にやってくれた役場職員が異動になり、先行きが不安でしたから。

評議員になるのは、もっぱら元PTAの方らしいので私のような青二才がなるのは異例だと思われます。南小の校長先生は私がかつて課外授業をやらせてもらいたくて一生懸命説明したときの熱意を評価し推薦してくれたようですが、それにしてもちょっと買いかぶりすぎかもしれないと思います。
ただ、あのときの情熱を私はどうやら忘れかけていた感があります。
教員の方々に嫌われないように控えめにだけど気持ちは熱く意見を述べたいですね。私の武器は、やはり一生懸命さにあると思っていますから。

ちなみに報酬はないようです。しっかり要綱に書いてありました。
まぁ発言力はなくとも発言権はとにかく頂けるということでそれはそれでよかったなと思っています。
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これからの耐震補強助成制度を予想

静岡県が行っているプロジェクトTOUKAI-0は、平成18年度に終了予定ですが、このまま地震が発生しなければなんらかの形で延長する可能性は高いと思われます。
また、地震は静岡県だけの問題ではもはやなくなったという現状から各都道府県で似たような助成金制度がつくられる可能性があり、どのような形で国・県・市町村が助成していくかが大きな焦点となりそうです。
例えば、耐震補強工事に対する助成金が30万円では少なすぎるという方もいますが、単純に助成金額を割り増せば良いというと必ずしもそうでもないように思えます。その前に建築業者側も補強工事費のコストダウンを目指す必要があるのではないでしょうか。
実際、市町村によっては、割増を行っているところがありますが、目に見えて補強数が増えたという話は今のところ聞いていません。単純に助成する金額を増やせばよいというものでもないでしょう。
そもそも個人資産に対して現金を支給すること自体が異例でしょうから。

一番考えられるのは所得税減税というやり方です。
耐震補強を実施した方は、一定期間所得税減税が受けられるとか、耐震補強のために融資を受けた方に適用されるとかそういう形で助成する話はよく聞きます。
もしかしたら数年後に実現するかもしれません。

今、結構気になるのが耐震補強には300万円必要らしいという根拠がない情報を信じている方が意外と多いということと、耐震補強の知識が乏しい建築業者が適当に発言して混乱させてしまうといったケースがあるということです。もはや、耐震補強工事における建築業者の知識差は埋めようがないほど開いていると思いますし、依頼する側も実績がある業者をどうしても選びたがるため、今後は特定の業者が補強を行うようになってしまうかもしれません。

私自身、耐震の知識が十分にあるとは思っていませんが、それでも日々新しい情報が手に入ったり、補強工事で得た知識は次の補強へ生かしたいという気持ちで動いています。特に課外授業では出来る限り最新の知識を子供たちに伝えたいですね。ネットで最新の情報は手に入りますが、ネットで得た知識と専門家から得た知識とでは差がありますので、やっぱり伝えられること、学校側にも子供達にも貢献できる知識なんかをもっともっと仕事しながら備えられればいいですね。

もちろん、助成金を上手に利用した補強工事というものも整理した形で各自治体レベルで説明できればいいなと思います。大人の方は、いかに安くそして効果があって納得できる補強をしてもらえるかが重要でしょうし、せっかくの助成金制度を100%活用する知識はいつだって求められていると思いますから。
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