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次郎長生家の工事を終えて

次郎長生家の工事がほぼ完了した。
来週から引っ越し作業が行われる。

工事着工が1月中旬で、完成は6月末予定。
定められた工期は大変厳しいものだった。
実際は、1週間ほど早く完成し、引っ越し作業を行うことができたので、この点は合格と言ってよいと思う。

この工事は一言で言えば地図がない状態で旅をするようなものだった。
ひたすらこれまでの経験と頼れる関係業者、なにより父のサポートでなんとか目的地にたどり着いた。

設計と設計監理はこのブログで杉山さんが担当と紹介したが、私もだいぶ図面を作成し、細かい納まりなども現場で必死に検討し、図面化した。
耐震性の検討もしたし、登録有形文化財の申請に必要な添付図面も作成した。
ようするに建築に関して、関わらなかった部分は何一つない。

少し偉そうなことを書かせてもらうとすれば生家の工事を誰よりも理解し、正確に説明できるのは私だけだと思う。
それゆえに責任も大きく、関係者の意見調整も難儀した。

無事工事が終えられたのは父の力が大きい。
父にはとても苦労を掛けてしまったと思っている。
焼津から清水までの距離は大変遠い。
不慣れな土地での作業は地元作業とは当然だが勝手が違うから精神的にも負担があった。
若い私でさえ、やはり地元との違いを感じて疲れを自覚していたのだから父はもっと自覚していたと容易に想像できる。

あまり父には過度な負担をかけたくないと思っていたのに父に甘えてしまった部分が多く、父を酷使していることに罪悪感を感じている。

ただ、父が私に次郎長生家は面白かったと言ってくれた。
父からそんな言葉を聞いたのは初めてかもしれない。

父にそう言ってもらえるだけで、少しだけだけど私は救われる。
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次郎長生家オープン日について





次郎長生家オープン日が正式に確定しました。
7月8日(土)です。



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