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法華寺本堂修理工事報告書

花沢の里にある法華寺本堂の修理工事報告書を手がけることになりました。

別の方が担当していたのですがいろいろな事情で私が担当することになりました。

今は書類の整理などに追われています。

報告書は途中からではなく、一から手掛けることになり、これは相当大変な作業です。

実は修理工事報告書というものはとても重要であり、100年先に本堂を修理するであろう方が参考になるよう記録しなければなりません。

また学術的な部分については、私は専門外であり焼津市のサポート等でなんとか対応することになっています。

私の中で法華寺本堂修理工事というのはいったん区切がつきました。

しかし、本当の意味ではまだ終わっていません。

どのような物語でも完結しなければ評価の対象とならないのと同様に修理工事もまた報告書が完成しなければ評価の対象とはならないのです。

時間が経過すればするほど記憶も曖昧になるので時間との勝負となります。

 

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勉強はどこでもできる。

コロナウイルスによる影響が世の中に暗い影を落としている。

どう生きていくのかということが今まで以上に問われている気がしてならない。

私たちは生まれる時代を選べない。

自分が生まれた時代を精いっぱい生きるしか選択肢はない。

今のところ机の引き出しを開けば過去にも未来にもいけるわけではない。

過去にも未来にも行けて、おまけに空まで飛べるアメリカ車があるわけでもない。

今この時を精いっぱい生きていくために何をしなければならないのか。

必死に考えることができるのは人間だけが持つ能力だし、考えることを放棄したくない。

この状況下を悪意をもって歓迎している人も中にはいるかもしれないが、大半が困り果てている。

ただ、自分自身が振り返って、確かに今の状況は初めてだが、今までに困り果てたことが何一つなかったかと言えば、そんなことばかりだったことを思い出す。

そして、とにかく今は会社としてやるべきことが沢山あることに感謝しなければならないし、必死に今求められていることを行う。

これも大事だと思っている。

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茶室

現在茶室の設計を主に行っています。

茶室というよりも既存住宅を増築し、広間の茶席を設けるという表現の方が正確です。

とはいえ水屋は有りますし、京間で設計します。

いろいろな本がありますが、限界耐力計算で知り合った京都の建築士の方からご助言を頂いたことが一番参考になりました。

インターネットもありますし、本もネットで検索すれば様々な専門書が入手可能です。

ただ、肝心な情報というのは、結局のところ人と人とのつながりによって得られることが私の場合は多いと思います。

もちろん書物もしっかり読むことも大事です。

今この時期にこういったご依頼を頂き、設計に取り組むということがとてもありがたいことであり、一本一本の線にも力が入ります。

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新年度

新築工事現場も順調に進み、外壁工事が本日完了します。

既存部分との接合部分も上手く施工が出来たので安心しました。

法華寺様の補助金関係の書類も焼津市に提出して一区切りつきました。

コロナウイルスが今後どういう形で影響していくのか予想がつきませんが、こういう時期だからこそ現場での作業は丁寧に行い、今できることを落ち着いて地道にやっていくべきだと考えています。

一方で予想がつかないと言ってもできるだけの知恵を絞り、先のことを考えていくということも重要です。

考えるということを常にやめない、諦めないで過ごしていきます。

 

 

 

 

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大規模リフォーム・増築工事への瑕疵担保保険

現在の新築住宅は、「瑕疵担保責任保険」というものに加入しなければならない。

マルワの場合はJIOという会社の保険に加入している。(保険会社は数社あり、選択可能)

簡単に書くと施工業者が倒産しても保険会社が瑕疵があった場合に修理費用を負担する制度であり、保険は強制加入。

確か元々姉歯事件が発端でできた制度だったと記憶している。

一方で大規模リフォームや増築工事については、この保険について加入は強制されていない。

ちなみに、リフォームや増築工事に対する保険制度については存在する。

この保険は数社対応で何もJIOという会社だけ扱っているわけではない。おそらく微妙に保険内容は異なるだろうがそれほどの相違はないと考える。

現在手掛けている住宅工事は、建築基準法的には増築だが規模や仕様から考えた場合、はっきりいって新築工事といっても差し支えない。

中間検査も増築面積が60㎡を超えているため実施する。

そのため、今回はじめてリフォーム用の瑕疵担保責任保険に加入することにした。

お客様にもその必要性等を説明し、ご理解を頂いている。

瑕疵が無いように工事を行うことが一番大事ではあるが、何かあった場合の備えは重要だと思うし、こういう制度があるという情報をお客様に提供し、その判断を仰ぐというのも有りだと思う。

(判断を仰ぐ前に自分の考えは加入すべきだと思う等の提案は必要だとは思うが)

それに基礎の配筋検査も保険会社の検査員が行うなど、適切に工事を行っているかどうかのチェックを第三者が行うというのはお客様だけでなく施工会社にとってもメリットがあると言える。

特にマルワのように設計事務所と施工業者が同じ場合は第三者検査は自己の工事がしっかり行えているという証明になるため重要である。

今後は積極的にこの保険制度も利用していきたいと考えている。

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動画

法華寺本堂修理工事記念動画が工事関係者に好評でうれしく思います。

現場管理者としてはとかく厳しく、神経質に指示していたことが多く、関係業者の皆様は大変だったと思いますが、こういう形で皆さんの仕事を動画にまとめられ、それを喜んで頂けたということは少しは恩返しができたのかなという気持ちになれました。

動画は、早川建という方に依頼してます。

彼も私と同じ一級建築士で受験生時代は共に苦楽を共にしました。

私はどちらかと言えば現場管理者としての仕事が多いですが、彼は一級建築士に勤務し、多彩な才能を活かして様々なことにチャレンジしています。

建築のプロであり、法華寺の仕事に直接関わっていない方の方が先入観がないため、一般の人の心に響き、鋭い視点で撮影するのではないかと考えた次第です。

私の要望に応えて、一生懸命制作してくれたことにあらためて感謝します。

今は短い動画というとYouTubeなのかもしれませんが、子供の頃の私にとって短い動画とはTVCMのことでした。

今でもかなり印象に残っているのは、第一生命のCMです。

小田和正の曲に流れて高校球児が三振して試合が終わるというシーンだったと思います。

三振してうなだれる打者と勝利を喜ぶピッチャーとキャッチャーが対照的で、どうしても打者の方に目がいきました。

調べたら1986年のCMでした。

当時私は10歳。いまだにある程度しっかり記憶していましたからよほど印象的だったのでしょう。

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新築工事・バルコニー防水のこと

現在工事中の新築住宅。

建築基準法的には増築扱いだが、規模や間取りから考えると別棟と考えて良い。

これまで様々な新築工事や増築工事を手がけてきました。

今回の仕事はその集大成という気持ちで取り組んでいます。

既存住宅との関係性、外観だったり間取りといった点もかなり配慮して設計しました。

また現場管理も法華寺で得た経験を活かしています。

写真はバルコニー下地部分。

バルコニーは部屋から跨いで出入りするのではなく、単に段差があるだけです。

昨今は、バルコニーに関する仕様が厳しく、二階床は根太レス構法が主流であるため、バルコニー床下地と2階床下地を同じ高さとした場合、防水のため「立ち上がり」部分が必要になります。

下の資料はJIOの防水仕様一部抜粋。

 

 

対して、バルコニーの床下地の高さを2階床下地より下げれば立上りは不要となる。

立上りは最低12㎝必要であり、バルコニー床の勾配も1/50以上となっている。

もし、バルコニー床下地と2階床下地の高さが同じであった場合、バルコニーの奥行が1mならば、立ち上がりは最低14㎝必要になる計算、しかしFRPの厚みや排水溝の勾配等の点もあり、おそらく大抵の住宅が20㎝程度の立ち上がりになっていると考えます。

同じ20㎝でも単なる段差と立ち上がりで跨ぐ必要があるのでは、大きな違いと言ってよい。

バルコニーが小規模でほとんど出入りしない場合は良いが、バルコニーへの出入りが多く、洗濯物も2階で干す場合はやはり前者の段差だけの方がよいというのが私の考え。

バルコニーの床下地を2階床下地より下げる作業そのものは設計段階でよく検討すれば難しいことはない。

ただ、おそらく一般の方はそういうことについて知らない場合が多いと思うので、おそらくバルコニーの出入りは跨がないようにしてもらいたいなどと指示することは少ないだろうし、何も言われなければ建築業者も積極的に提案はしないのかもしれない。

今回は、設計段階でよく検討し、床下地から240㎜下げでバルコニー下地を設定すれば良いと判断。

排水溝の勾配は、1/100~1/200、ドレン・排水管を2ヶ所設けるが、バルコニーの間口が広く排水溝の距離が長いため、1/100としている。

また、バルコニー床の勾配は、1/50以上とあるが1/50ピッタリで施工することはまずない、今回はもう少し勾配を急にしている。

最終的に2階床からバルコニー床までの段差は、15㎝程度となる。

15㎝程度ならば段差としてはそれほど上がり降りは苦にならないと考えています。

住宅は、間取りやデザイン、価格に注目しがちであり、細かい部分はお客様も専門家に任せるというスタンスが主流だと思いますし、それは決しておかしいことではありません。

大切なのは、お客様の専門的な細かい部分は任せるというスタンスをどう捉えるか、お客様から特に指示がなければこれでいいやは極力避けて対応したいと思っています。

今回は以前から気になっっていたバルコニーについて書かせて頂きました。

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法華寺本堂修理工事完了記念動画

法華寺本堂修理工事完了記念動画

 

OGPイメージ

焼津 花沢の里 法華寺本堂修理工事完了記念動画(Yaizu Hokke-ji Temple)

法華寺本堂修理工事完了記念動画(再アップ版) 伝統的建造物群保存地区「花沢の里」内にある法華寺本堂修理工事完了を記念して動画を制作しました。...

YouTube

 

 

一部周辺の建物をモザイク処理する必要が生じ、動画を編集しました。

そのため、今までの動画は削除ということになり、皆様に大変ご迷惑をおかけしました。

再アップ動画を公開させて頂きます。

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法華寺本堂修理、629日間の感謝と苦悩



法華寺本堂修理工事完了検査が2月22日に行われ、無事合格しました。
3月1日から一般公開されます。

着工が2018年6月3日。
完成が2020年2月20日。

計算すると629日間。
この629日という日数を一言で表現するならば感謝と苦悩の日々だったと思います。

まず、法華寺様への感謝の気持ち、このような仕事を手がける機会を頂けたことへの感謝、それは常にありました。

そして、この仕事を私が手掛けることができたのは、これまでのお客様のおかげだと思います。
特に孤雲院様、高徳寺様、般若寺様の工事がなければ、間違いなく法華寺を手がけることはできなかったでしょう。
法華寺を手がける以前の経験があればこそ、でした。

一方で先ほど書いた苦悩が常につきまといました。

法華寺の修理では、何を決断するにも明確な理由・根拠が必要であり、複数の方への報告・相談・連絡と許可が求められることがほとんど。
さらに言えば、現場管理者としての立場のみに専念できない事情も多発し、私の業務担当範囲が飛躍的に拡大したことも原因として挙げられます。

これまで以上に朝早く夜遅い日々、休日もほとんどありませんでしたし、監修の先生にお会いするために滋賀県に何度も足を運びました。
ただ、苦悩はあっても後悔はありませんでした。
法華寺のご住職と檀家様のために自分が出来ることは全部出し切りたいと思っていたからです。

でも家族には沢山迷惑をかけたと思います。

私の妻は629日の間、私にとっては一世一代の大仕事を文句を言わないで支えてくれました。
のろけではありません。私にとっては間違いなく日本一の女房です。

妻だけではありません。
両親や弟にも沢山助けられました。
幼い息子たちにも大きな現場をみせてあげることができました。

何もかもが今となっては夢のような日々と何十年後かにきっと私は思うことでしょう。

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法華寺の工事で特に思い入れがあるのは、正面入母屋の部分です。

雨漏り改善のためには、どうしても現状を変更しなければならないため、破風の反りや登り裏甲などを変える必要が生じました。
この部分は少しでも気を抜くと依然と全く異なる外観になります。

これまでの法華寺の外観を極力損なわないようにしつつ、雨漏りを改善するためにどうするべきか。
具体的には、大破風をどう矧木するのか、登り裏甲をどう取替するか、この点を澁谷棟梁と協議しながら決めた過程は私にとって財産です。

この部分は原寸図も担当しましたが、この原寸図の経験は確実に今後に活かされるでしょう。

この原寸図を元に澁谷棟梁たちが作業している姿をみたときはうれしかったですし、うまく納まるのか不安でした。

図面や設計者に関する私の考え方ついては、後日書きたいと思いますが、一流の大工職人に設計者として認めてもらうということは大事なことだと思います。

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私は、ものづくりには、技術や経験というものがとても大事とは思いますが、その根底に誠意や熱意といった一生懸命さがなければよい仕事はできないと思っています。

これはこのブログで何度も書きました。

一生懸命というものが下地であり、その上に経験や技術という仕上げがあると思います。

だからこの一生懸命という下地を失った人はどんなにすばらしい経験や技術という仕上げがあってもすぐに崩れ去ってしまう。
この人は一生懸命な人なのかどうか、その見極めは本当に難しいと言わざるを得ません。

棟梁である澁谷さんや澤山さん、杉山さんという大工職人の二人と瓦を担当した河原﨑瓦店の3名の職人たちは、法華寺に対して大変な熱意と誠意をもって仕事に取り組んでいました。
これ以上ないというくらい一生懸命取り組んでいます。

いわば彼らのお陰でこの本堂はまとめられたと言っても過言ではないのです。

中には、過去の実績や経験に胡坐をかいてしまっていた業者もいました。
その場合は注意したり、仕事をやり直しさせたこともあります。業者そのものを変えたケースもありました。

私自身、大工職人から注意されたこともありました。
でも不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。
そういった声を大事にし、改善に努めました。
伊藤さんがこの現場で一番成長したんじゃあないのかと言われたこともあります。
確かにそうかもしれません。

一番困るのが私より立場が上でやる気が感じられない方がいた場合です。

何度も注意や忠告してもダメな場合はダメなんだなという教訓を得ましたし、そういった状況下でも腐らずに最善を尽くすことが大事と考えています。

とにかくいろいろありました。
それら全部私にとっては財産です。

完了検査後の夕食会では、住職や総代様からこれ以上ない労いのお言葉を頂きました。
監修の先生や市の担当職員からお褒めの言葉を頂きました。
こういう形で工事を終えることができて安堵しています。

この工事が後世にどう評価されるのか分かりませんが、記録だけはきちんと残していきたいと思っています。
だから厳密には法華寺本堂工事は終わっていません。

これからも続きます。

しかし、区切が一度ついたことは確かです。

3月1日から一般公開となります。

※写真は、法華寺と花沢の里をドローンで撮影したもの。法華寺と花沢の里の位置関係が空撮だと良くわかります。

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法華寺本堂修理工事を終えて



法華寺本堂 南東方向



法華寺本堂 東方向



法華寺本堂 外陣



法華寺本堂及び花沢の里 ドローン撮影



法華寺本堂 ドローン撮影



修理記念限定 御朱印(3月1日から発行)



修理記念限定 厄除け札(3月1日から発行)
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