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最近の仕事

最近の仕事の状況。

 

床柱は広島の天然赤松を使用。

茶道の家元・表千家の広間の稽古場「松風楼」を模範した設計となっています。

正確にはお客様の師匠様のご自宅にある茶室を何度も調査させて頂き、その情報を元に茶室設計を行っています。

師匠様の茶室がおそらく「松風楼」を参考にしているため、間接的ですがこの茶室も「松風楼」を模範したといえます。

大きく違うのはエアコン床の間横、天袋位置に壁掛けエアコンを設置する点です。

格子戸を取付、奥にエアコンを設置します。

この部分が実はなかなかの難所。施工図をきちんと用意しなければなりません。

茶室で特に重要な水屋部分。

今回の茶室も法華寺で一緒に仕事をした澁谷工務店の澁谷棟梁が協力。

法華寺同様に緊張感が漂う現場となっています。

法華寺とこの茶室工事で建築士としての私の経験は飛躍的に向上したと思います。

まだまだですが茶室設計が随分と詳しくなりました。

必要な材料はほぼ納品されたので、少しほっとしています。

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茶室

2月末に建て方が終わり、サッシも取付完了。

一般的な新築住宅に比べるとどうしても時間がかかります。

今回の茶室は離れの小間ではなく、既存住宅部分に増築した広間であり、既存部分の外観とのバランスで増築部分の外観を決めました。

室内は茶室としての使い勝手、お客様のご要望を取り入れるなど、様々な点について配慮しています。

先日は床柱を取りに滋賀まで行きました。

今のところお客様もご満足頂いているようなのでほっとしています。

しかし、最後までその評価が継続できるかは、今後の頑張り次第ではないかと思います。

瓦は三州です。すっきりみせるために棟の段数は少なくしました。

勾配や軒の出など、とにかく設計段階であれこれ悩んだ部分です。思入れは当然あります。

屋根瓦工事も終わりましたのでできれば来月末には外壁が終わるよう管理してい行きます。

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茶室のこと

基礎工事はすでに完了。

現在は木材加工中。

茶の湯では、四畳半以上を広間、四畳半以下を小間という。

今回は八畳なので広間。お客様は表千家である。

参考にした茶室はお客様の先生の広間や「古典に学ぶ茶室の設計(新装)」という本に紹介されている岡崎城址公園茶室葵松庵の広間八畳の図面を参考にしている。

水屋は「納まり詳細図集 和風住宅・茶室編」を参考にした。

基本は先生の広間を模写する流れではあった。もちろん、お客様の意向もあるため、完全な模写ではない。

 

先生の広間もご本人に確認したわけではないが松風楼(しょうふうろう)という茶室を参考にしていると思われる。

松風楼は、茶道の家元・表千家の広間の稽古場。

そのため、表千家を嗜んでいる方が広間を建てようと考える場合、松風楼を参考にすることが多いのかもしれない。

当然の流れではあるし、そういう参考というか教科書的な存在があるのは個人的にはありがたい。

 

ご迷惑を承知というか、こちらも必死なので先生の広間には何度も足を運んだ。

最初と最後では計測する部分が当然違うし、見る視点も変わる。

お客様から「だいぶ最後あたりは細かいところを計測するようになりましたね」と言われた。

 

何度も何度も図面をやり直したが、これも正直に言えば図面の精度を高める作業といえる。

そうやって身体に叩き込む。

 

コロナで外出は控えねばならない時期だが、そういった心配がなくなったら松風楼にはいってみたいと思う。

それにしてもどこかに松風楼の図面や関係資料があると思うのだが、なかなかみつからない。

 

話は変わるが、茶室の設計では、高さをあと一寸(3㎝)上げようか下げようかでも悩むときは悩む。

下手をすると五厘でも悩む。

私が神経質なだけなのかもしれないが、落とし掛けの高さや床の間の天井高は相当悩んだ。

鴨居敷居の厚みも同様である。

参考にさせて頂いた先生の茶室もすべて細かく野帳できたわけではない。

ところどころは他の資料から推測するしかないこともある。だからもう様々な情報から答えを導くしかない。

 

夜中に目が覚めて、やっぱり1寸下げた方がよいのではないか、とか考えてしまうこともあった。

もはや病気としかいいようがない。

 

でも何かをつくるというのは並大抵のことではない。

特に設計者の責任は重い。おくら現場側からも指摘があったりと協力関係が構築されていたとしても現場は設計図を元に作業をするのだ。

だからその設計図を担当するものは、相当な責任を負うし、病的にもなるだろう。

 

人は悩む。悩むのは苦しい。

でもまったく悩みの無い生活で人は果たして幸福になれるのだろうか。

 

悩んでも答えを出していく。

その繰り返しが、成長につながるし、達成感となる。

そう考えると悩ませてもらえるというのはありがたいことだと思える。

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EBクロス

昨日、サンゲツというメーカー担当者がやってきた。

サンゲツのEBクロスで2011年から2014年に製造されたものに問題があるということでその説明が主な目的である。

(もちろん事前に電話連絡も頂いている。)

かなり省略するがようするにEBクロスの劣化が早く、ボロボロと落ちてしまうらしい。

落ちたクロスは第三者機関に検査して問題ないという結果が出ているとか、経済産業省にも相談してリコールではないといった説明もあった。

 

不可思議な点としては、サンゲツや製造している大日本印刷という会社がHP上で公式にこの件について説明していない点である。

気持ちは分からないでもないが、過去の歴史から考えてもこの行為が最善手とは思えない。

人体に影響がないとか、経済産業省と相談したらリコールに該当しないというならば、何も私のところに丁寧に説明に来なくてえも良いはずだろうと思った。

 

EBクロスと判断できる部分は張替を行う。

その費用は大日本製紙が負担するようだが、対象クロスなのかどうかの判定は原則、サンゲツや大日本製紙側のようだ。

張替も原則、サンゲツ側から派遣される業者が行うらしい。

もうなんというか、お詫びから責任をどう負うかまでしっかりシナリオが出来ているというかシステムとして出来上がっている感じで、ありがたいを通り越して、なんだか奇妙な気持ちになった。

 

とにかくこの件については早く解決させたいのだろう。

気持ちは分かるが、いくら張替してくれるといっても対象となるお客様も一定期間、生活に不自由は生じるし、私もしっかり管理しなければならない。

そのまま丸投げというわけにはいかない。

私にもサンゲツのEBクロスを提案した責任というものがある。

それこそ、無責任な対応はできない。

 

ただし、これから対象と考えられるお客様に対して一件一件、事情を説明した上で最終的に張替まで管理していくとなると大変な労力になりそうだなと思っている。

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義父のこと

先日、義父が亡くなった。

長い闘病生活だった。

コロナのこともあり、最近は面会することがほとんどできなかった。

 

最初は県総合病院に入院したが、抗ガン治療があまりに苦しいということで緩和ケアに変え、安倍川沿いにある徳洲会病院に移った。

徳洲会病院は安倍川近くにあり、待合室の窓や病室によっては駿河湾を一望できる。

夕方に赤く染まった駿河湾がとても美しく、我を忘れることもあった。

 

時には妻が義父と病室で話をしている間、私は幼いわが子と丸子川沿いを海に向かって歩くこともあった。

おそらく私の息子は大人になってもこのことは覚えていると思う。

いつしか私たち親子にとっても特別な病院となっていった。

この病院を探し、義父が入院できるよう努力した妻には本当に感謝している。

 

亡くなる数日前に病院から連絡があり、妻と義母だけは特別に義父と面会が許された。

今思うと医者はもう長くないことが分かり、特別に許可してくれたのだろう。

建物だけでなく、そこで働く医者も患者やその家族にとても優しかった。

 

思えば妻と結婚して、私はずっと仕事仕事であった。

加えて一級建築士取得のため学校にも長く通っていたので、結婚直後もなかなか妻の実家には足を運べなかった。

逆に義父はよく私の家に足を運んでくれた。

 

妻の実家は静岡市にあり、私の住む焼津とは距離的に遠いわけではない。

横浜に住む義妹夫婦の方がよほど足を運んでいたことを思えば、距離は理由にならないだろう。

義妹夫婦の姿勢には頭が下がる。

比べて私はどうか。

思い返せば思い返すほど後悔することばかりである。

 

私の妻は本当によくやっていた。

長女としての責任感もあり、病院とのやりとりもきちんとやっていた。

妻がいなかったら義父はこのように静かな最期を迎えることができなかったのではないかと思う。

 

蛇足になるかもしれないが、少し義父との思い出を書こうと思う。

 

私がようやく一級建築士に合格したとき、義父はとてもよろこんでくれた。

ある時、一級建築士と記載された私の名刺を義父に渡したらすぐに拡大コピーして居間に飾ってくれた。

実の息子のように誇らしく思ってくれたことがうれしかった。

 

次郎長生家の完成式典にも足を運んでくれた。

奥ゆかしい性格で、式典の時間前にやってきて、建物の様子を見て、私に挨拶を済ませたらそっと帰ってしまった。

私は自分のことばかりで精一杯で義父のそういう何気ない立ち振る舞いに対して、きちんと息子としての対応ができなかった。

あの時に呼び止めて、一緒に記念撮影しなかったことが悔やまれてならない。

 

おそらく義父は私に対して、我慢していたことが沢山あったと思っている。

私自身、出来た息子ではなかったという自覚もあるし、もっといろいろやれることがあったと思う。

その機会を仕事や試験勉強を理由に逃してしまった。

 

無事、葬儀も終え、これから様々な事務手続が残っている。

妻や義母だけでは大変なので、できるだけ私もサポートしていきたい。

罪滅ぼしにはならないかもしれないが、精一杯のことはやらせてもらいたいと思うのだ。

それくらいしか私にはできないのだから。

 

そして今更だが、義父がどのように子供時代を過ごし、娘をどのように育てたのか、もっと知りたくなった。

これから義父のことをよく知る人たちにいろいろな聞いてみようと思っている。

 

そして、私の息子にきちんと伝えたいと思っている。

お前のおじいさんはこういう人だったんだよと。

 

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郵送でも良いのではと思うことが多い。

先日、静岡市役所に対して窓口提出ではなく郵送提出をなるべくOKにしてもらいたいという要望のメールを送った。

別に静岡市役所だけではない、焼津市役所や藤枝市役所も同じような気持ちでいる。

 

絶対に窓口に行きたくないとまでは思っていない。

窓口に行かなければ逆に非効率な部分もあるのでそのあたりは整理しなければならないことも分かっている。

ただ極力、メールや書留郵便で済むように工夫する努力を行政窓口もやればいいと思う。

 

きっかけは、静岡市役所である変更申請(厳密にいえば追加書類提出ともいえるが)の方法を確認するために足を運んだのだが、1枚の書類に認印を押せば済む内容だった。

これならお客様に押してもらい、それを郵送提出しても問題ない程度のものではないかと思ったので、窓口に対して郵送でも良いか聞いてみたが持参してくださいという回答だった。

その後、感染者が発生した場合、感染ルートを特定するうえで必要ということで私の名前や住所、連絡先を名簿のようなものに記載するよう求められた。

名簿に名前を書きながら滑稽な話を通り越して、これはかなり問題なのではないかと危機意識が芽生えてきたのである。

 

市役所内での感染者が無いように努めるならば、極力市役所に足を運ぶ人を減らすよう努めるべきである。

足を運ばなくても済む別の方法を積極的に設けることで、市役所内での感染者のリスクはかなり軽減すると思うのだ。

これは感染者リスクの話だけでなく、交通渋滞や石油消費、CO2抑制にもつながる話ではないのかなと思う。

そこで焼津市から静岡市役所までたった1枚の大したこともない書類を届けることの非効率さ、なんとかならないものなのかな・・・と思い静岡市役所の意見箱にメールしたわけだ。

 

例えば、建築確認などを審査する指定確認検査機関などは、「窓口対面での接触を極力控えるため、各種申請につきましては、可能な限り郵送等によるご申請を重ねてお願いいたします。」と呼び掛けているし、窓口対応の時間を短縮している。

銀行に関してはコロナ感染前からネットバンキングが普及しつつあったのでその点では効率化や感染拡大防止策になっていると思う。

行政側も見習うべき点はあると思う。

中にはきちんと窓口に足を運んで提出したいという人もいるだろうし、不備があった場合に何度も郵送でやり取りするくらいなら足を運んで窓口で書類の書き方を確認しながら提出したいという人は当然いると思う。だから窓口対応という選択肢は絶対に必要とは思う。

私が言いたいのは窓口提出以外の選択肢を設けてもらうことの重要性なのだ。

 

小さな石でも投じなければ変化はない。

今回は、私の意見に検討すべき点があると考えてくれたのか、静岡市役所のとある課から連絡があり、私が次回提出する予定の書類は郵送で良いという連絡があった。

やはり自分の意見をきちんと述べることは大事だなと思った。

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発達障害児のための住宅設計(1)

発達障害児のための住宅設計を進める上で、関連する書籍がないかまずはアマゾンで検索した。

結局、該当する本は今のところ2冊だけだった。

「知的障害・発達障害のある子どもの住まいの工夫ガイドブック ―危ない! 困った! を安全・安心に」

 西村 顕 (著), 本田秀夫 (著)

「ADHD」の整理収納アドバイザーが自分の体験をふまえて教える! 「片づけられない……」をあきらめない!

 西原 三葉  (著)

予想通り、思いのほか少ない。

高齢者・身体障害者への配慮に関する書籍はかなり多い。

まずはこの本の熟読からスタートすることにした。

また、近隣で発達障害の子供を一時預かってくれる子供たちの施設や支援学校などにも連絡して、どういった問題があり、改善したい点が建物であるならばどこかについても整理したいと思う。

やるべきことは意外と多いが、遠回りのようで近道な気がする。

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TOUKAI-0補助金

焼津市で1件、静岡市で1件。

耐震補強工事の補助金申請を行った。

多額の補助を頂くので当然と言えば当然だが、求められる写真の数が本当に多い。柱頭柱脚部の金物もすべて撮影だから写真整理にもいささか苦労する。

ついに金物ひとつひとつに番号を付けることにした。

結局のところ審査する側にとって分かりやすい資料を作成するよう心がけるのが重要と考えているし、心のどこかで「ほら、きちんとやっているでしょ」と言わんばかりの資料ぐらいでちょうどいいのかもしれない。

静岡市などは、工事写真の撮影マニュアルなども用意している。

書類を作成する上での手引きのようなものだが、こういうものがある方が結局のところ申請する側も審査する側も効率がアップするのかなと思う。

 

そういう点では民間の方が優れているのか、建築確認などを審査するところなどは、書き方の手引きまで用意され、その通りに書けば一般住宅ならば割と簡単に書類が整う。

結局、申請する側の誤表記が少なければチェックする側の仕事量も減るわけで、いかにミスさせないかというのは審査側も重要なのだろう。

 

行政の補助制度では、各担当部署によってはこれが非常に不親切な場合が多い。

結局、窓口相談も増えるわけだし、あくまでも参考としつつも書類の記載例はこの際、すべての申請書類とセットにすべき様な気もする。

コロナによって、外出を控えなければならないし、密は避けなければならないが、それによって効率化が進むこともある。

民間の保険会社などはかなりネット申し込みなど進んでいるし、担当者もタブレットを持参する姿をよくみるようになった。

書類申請が容易になれば、中小企業は本来の業務に力を時間を注ぐことができる。

私などは、より良い建物とするための工夫を考える時間や現場に足を運ぶ時間をもっと確保できるわけで、申請する側も審査する側もメリットがある環境になってもらいたいなと思う。

それこそ、書類一枚をわざわざ郵送ではなく、窓口まで届けなければならないというのはよほどのことがない限り避けたいところだ。

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バリアフリーについて考える。

新年早々だが、バリアフリーについて常々思っていることを書きたい。

バリアフリーという言葉は市民権を得たと思っている。(得つつあるという表現を好む人もいるとは思うが)

一方で、バリアフリーとは、高齢者、身体障害者に対するイメージが強い方が多いように思えてならない。

障害には、知的障害、発達障害、精神障害もあり、これら障害もバリアフリーに含まれのだが、高齢者や身体障害者ほど具体的な配慮策が実施されていない気がしてならない。

こと建築に関しては、専門分野なのではっきりと書くが、バリアフリーに関しては高齢者や身体障害者に対してどのような配慮を行うべきかにほぼ重点が置かれている。

段差の解消や手すりの設置等は代表的な例だろう。

最近は飲食店でも高齢者や身体障害者に対する配慮がかなり進んでいるし、駅も大変な苦労があるだろうが車いすの方でも乗車は可能だ。

私が関わることが多くなった寺院建築も高齢者や身体障害者への配慮からか正座ではなく椅子で法事に参加出来たり、スロープの設置や段差解消などが進んでいる。

まだまだ改善の余地はあるとはいえ、飛躍的に高齢者や身体障害者に対するバリアフリーは進んでいる。

 

逆に知的障害、発達障害、精神障害に対する配慮について、建築基準法等に具体的に何らかの対策が記載されたことを目にしたことがない。(単に私がみつけられないだけかもしれないが)

一方で知的障害、発達障害、精神障害に対する配慮は、実は高齢者や身体障害者とは違った難しい点があり、やむを得ないのかなと思うところもある。

例えば、当事者がどう困っているのか、それをうまく言葉に伝えられないという点も理由にあると思う。

もっと書くならば、本人が困っていること、その家族が困っていることが必ずしも一致しているわけではない点も問題は複雑にしている可能性がある。

 

例えば、発達障害の子供が大声で叫ぶという行為について考える。

本人はそれについて何ら困らない。むしろ楽しいのかもしれない。

でもその家族にとっては、その叫び声のせいで生活に支障をきたす場面もある。

この場合、困っているのは家族や周囲、つまり本人以外ということになると思われる。

逆に家族は困らないが、本人は困る(気分が落ち着かない)ということもあるだろう。

両者にとって、満足とまではいかないが、せめて妥協点だけでも見出すだけでも相当な工夫が必要になるだろう。

 

このような障害をもつ方は、言葉とは別の方法、大声を出したり、暴れたりすることで何かを必死に他者に自分の気持ちを伝えようとしていることもある。

つまり、必死に発信はしているのだが、他者がそれを受信し、理解することが大変難しいため、一方通行になる。

逆に家族が必死に本人に伝わるように発信しても受信できないことも多い。

この普通なら容易にやり取りできることができないというもどかしさは、当事者でないと分からないと言えばそれまでだが、これを社会全体が受け入れるにはものすごく時間がかかるのではないかと思う。

ただ、我々が良く知る日本国憲法には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 」と書かれている。

知的障害、発達障害、精神障害をもつ方やその家族も同様の権利を有するのであれば、そういった身体障害以外の障害をもつ方に対して、医療だけでなく建築の分野でも何かもっとできることがあるのではないかと思えてならない。

もっと具体的に書くならば、設計の工夫によって、本人にも周囲に対しても今までよりずっと快適な環境をつくりだすことができるのではないかと思っている。

実はそれをやっていかなければならないという切実な事情が私にあるのだが、そういった私的な事情を抜きにしても私自身も44歳となり人生の折り返しをとうに過ぎてしまった。

これまで培ってきたものをこの分野で注げないものかという設計者としての熱意が年々強くなってきたことも確かである。

寺院建築や文化財などの分野で力をつけてきたし、その分野は分野で大事にしたい。

しかし、どうしてもこの分野については、どこかで踏ん切りをつけて自分なりに積極的に足を踏み入れなければという考えがあった。

実はこの手の書籍も思いのほか少なく、手探りも多いだろうが、少しずつ進めたいと思う。

この分野は、耐震診断や補強と同様に自分自身にとって、ライフワークになるかもしれないとも思っている。

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最近の仕事

焼津市内の茶室工事もいよいよ本格的に着工となります。もうすぐです。

正確には茶室のある邸宅とするための増築工事というべきでしょうか。

プレカットではなく、手加工です。マルワ工場にて加工します。

図面作成には、かなりの時間を費やしました。

木拾いから発注手配まで全部当たり前ですが私がやっています。プレカットがいかに楽でそして設計者と大工職人を駄目にしているのかが良く分かりました。

予算や工期のこともあるのでプレカットは否定しません。

これはこれで優れた技術です。

ただ、大工職人の方で一度もプレカットではなく、墨付けから手刻みまで経験したことがない方が増えると、プレカットのみという一択になり、それはそれで柔軟な対応ができなくなりそうだなと思っています。

とにかく、今の時代にこういう仕事を頂けるということはありがたいこです。

満を持して着工という感じです。

そして、来年は焼津市内で新築工事も予定しています。

平屋で庭をどの部屋からでも眺められるように設計しました。

配置計画は今までで一番検討した部分です。

先日まで隣地境界壁新設工事を実施。

 

こちらも正月休みに詳細設計を進めたいと考えています。

 

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