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静岡県リフォーム事業の活用


今年度からスタートした静岡県の住宅リフォーム支援事業費補助金は、大変使いやすいと思っています。
補助金支給の条件についてもそれほど厳しいものではなく、65歳以上の方が住んでいれば、活用を検討してもよいのではないかと思うほどです。

詳しくは、こちらを参考にしたください。

例えば、すでに過去、TOUKAI-0耐震補強補助金制度を活用された方で、現在65歳以上の方が一人でも住んでいた場合は、対象になります。
例えば、外壁塗装を検討されている方で対象となる場合は、足場工事費程度は補助金でまかなえる可能性があるというわけです。

この制度がどれほど認知されているか分かりませんが、活用できる方はぜひ活用してもらいたいと思います。また、これから耐震補強を検討されている方は、耐震補強補助金とセットで利用できるため、補強を機に気になるところを修繕したい場合に適しているといえます。

写真の現場は、外壁リフォームと同時に外部から壁補強を実施しています。
住宅リフォーム支援事業費補助金とTOUKAI-0耐震補強補助金を同時に利用して、自己負担を極力減らすという形で提案したところ依頼者から喜んでいただけました。

外壁塗装より外壁張替えの方が費用は高額ですが、見た目も変わりますし、外壁修繕(塗り替え)の頻度が減ります。現在の外壁はとても耐久性がありますから長期間塗装しなくても美しさを保つため、長い目でみた場合、メリットが塗装よりあるという考え方もあります。

補助金申請の手続きは、確かに面倒な点もありますが、この補助金制度は受付が民間が代理で行っているため、比較的スムーズで苦になりません。
そういう点でもありがたい制度だなと思っています。

最近、過去耐震補強工事を実施させていただいたお客様からそろそろお風呂をユニットバスにしたいという方やキッチンを変えたいという話を頂きます。とてもありがたいことですし、補助金が利用できるようでしたらどんどん提案するつもりです。
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焼津市大島で作業


現在は、焼津市大島というところで仕事をしています。
150号線沿いのセブンイレブンとバス亭付近であるため、気がついた人も多いかもしれません。

既存住宅の一部を解体し、増築しました。
既存部分については、耐震補強を実施予定です。

諸事情により、建て替えをやめて、リフォームや一部増築を検討される方にとっては参考になる工事かもしれません。
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次世代防災リーダー育成研修会


8月2日(木)次世代防災リーダー育成研修会に参加。
小・中・高校性に授業を行った。
巨大木造住宅構造模型を焼津から静岡市の防災センターまで運んで組み立て、子供たちに耐震実験を見学してもらうというのは、今回で3回目となる。正直にいうと大変な労力であり、防災教育ボランティア活動としての規模としてはかなりのものだと自分でも思う。

防災教育関係に参加している方々というのは、どちらかといえば教育関係者か行政の方、NPOが多いのではないだろうか。
私のような人間は、どちらかといえば珍しいタイプといえなくもない。

この活動ももうすぐ10年継続したことになるが、継続するということがこれほど大変なことだとは思わなかったし、これだけ継続して活動すれば、いいかげん馴れると思っていた。実際は、授業の後にこうやればよかったなどと後悔ばかりしている。

正直にいえば、私のような人間が、防災の専門家ともいえる防災センターのスタッフの皆様を差し置いて、子供たちに耐震の説明をするというのは、さぞやスタッフの方々も面白くないのではないかと考えた時期もあった。
今は、それほどその点について気にならない。そもそもこの研修会については、私が参加したいと願い出たわけではなく、主催者である教育委員会が私にやってもらいたいと指名したのだから堂々とセンター内で授業をやればよいのだと思う。そう思えるくらいの心の強さを持つように私もなった。一方、せっかくセンターで授業をやるのだからセンターをもっと有効活用してもらえるよう授業に参加する子供たちに伝える努力もしなければならないという考え方も持つようにもなった。
このあたりは、私の中でよい変化だと思っている。

今後もこの活動を継続するかどうかという点については、いろいろ思うところがある。
防災や防災教育を取り巻く環境は、本当に変化した。
多くは、東日本大震災が原因ではあると思っているが、これまでの価値観が変わった点も多いように思う。
また、多くの方々がよりどころにしていた被害想定が実はあてにはならないのではないかという疑問もうまれてしまったこともあり、そういった点を解消して、あたらしくスタートさせるには少々時間がかかると思う。

今回、私としては珍しく強い口調である点を子供たちに指摘している。
それは、国や県、市、町内会などに対して、防災への対応を批判や発言する前に自分自身がやるべき防災をしっかりやっているのかどうかが大事ではないかという点である。

国の対応を心配したり批判することは大事だと思う。
自分の住む市の対応に助言するのもいいだろう。
それも大事なこと。

ただし、緊急地震速報や家具の固定、防災袋の準備などは、それほど労力が必要とは思えないし、費用としても微々たるものだと思う。そういう基本的なことをやっていないのならそれをやってから他のことを心配するべきではないのだろうか。

それこそ、防災を担当しているメディアの方とか市や県の職員がそういうことをやっていないのに多くの方に防災の重要性を説くのはおかしな話ではある。
私はそれに気がついて、とにかく自分ができることはやった。
そうしなければ、耐震授業をやる資格などないと思ったから。

簡単にできることほど、人は意外と後回しにするのかもしれない。
防災は、とかくスケールの大きな話をしたくなりがちだが、そういった地道な努力というのもやってからにした方が私はよいと思っている。

人に何かを説明したり、説得するのであれば、それ相応の覚悟と努力は必要だと考える。
私は、教育委員会から依頼を頂く度にそれを再認識するようになった。


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