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耐震補強現場見学会実施のお知らせ

来年2月19日(土)と20日(日)に焼津市主催の耐震補強現場見学会を行う予定です。
今年の夏、私と父が手がけた耐震補強現場が市主催の見学会場に選ばれて実施されましたが、今回は第二弾となります。
今回も私と父が手がける予定の現場が会場に選ばれました。

工事は、大規模リフォームと同時に耐震補強を行うというものです。
内部を一度ほぼ解体した上で作業を行うことになりますので、昭和56年以前の木造住宅がどのような構造となっていて、どの部分に問題が多いのかを実際に見学することができます。

また、壁補強だけでなく基礎の補強も行うので、基礎補強がどのようなものかを資料ではなく実際に確認できたり、壁補強の効果を向上させるために水平剛性を高めることの重要性(耐震診断の評点には反映されないが重要な点)を説明することができると考えています。

また、会場に使用される現場は、キッチン等設備の交換やガスからオール電化への変更も行うため、総費用としては通常の耐震補強に比べて高額ですが、他の補強工事をパネル等で紹介し、補強のみ実施の場合の費用や様々なリフォームと一緒に実施した場合の費用も確認できるよう配慮します。

住宅エコポイントとの相性も耐震補強は良いため、耐震補強と一緒に住宅の断熱性を高めたり、省エネに配慮したトイレやユニットバスに交換したいと考えている方に対してのアドバイスができる準備も検討しています。

実際に補強している現場を確認した上で補強を検討したいという方が、足を運んでよかったと思っていただけるようなものにしたいと思っていますので、関心のある方はぜひご参加ください。

まだ、2月まで時間がありますが、1月中旬あたりから様々な形で宣伝があると思います。焼津市役所側も前回の見学会以上に多くの方々に参加していただけるよう検討しているようで、私としては誰がみても納得できる工事内容を目指しています。
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来年の目標

すでに来年の目標達成のために動いていますが、あらためて来年はこれだけは実現させると決めている点を書きたいと思います。

①自分たちが使いたいと考える耐震工法を実用化させる。
②耐震補強見学会を来年も焼津市と協力して実現させる。
③新築住宅については、造りつけ家具と建築化照明に力を注ぐ。
④寸又峡和紙のあかり展にいつも協力してくれる電気業者と協力して参加する。

①②は、このブログでもときどき書いている内容です。
自分たちが使いたい、使いやすい、効果が高いと考える工法を生み出したいです。そして、より多くの方々に今まで培ってきた耐震技術をみせる機会をつくり、補強について分かりにくい点を説明できればと思っています。

③については、新築住宅を毎年何棟か手がけていくうちに内装にあった照明器具がなかなかみつからなくて悩むことが増えたため、そうなれば自分たちで作ってしまえばいいのではないかと思うようになりました。すべてではなく、例えば玄関やリビングといった住宅内部における共用部分に少し、工夫を加えたいと思うのです。なんでも自分たちで作ろうとするのは無理がありますし、余計な負担をお客様にかけることになります。大切にしたいのは、選択できるということ。この内装にあった照明がなかなかみつからないし、あったとしても高い場合、それでは自分たちでつくってしまおうという選択が欲しいのです。それは造りつけ家具でも同様です。

④は、ようするに③を充実させるには、チャレンジする姿勢が大切だと思ったことが影響しています。寸又峡の和紙のあかり展は以前から関心がありました。できれば、来年こそ初出展したいと思っています。そして、それを新築の仕事を頂いたお客様にプレゼントできたらなと。やっぱり、普段の仕事とは別にチャレンジすることは大事だと思います。補強だけでなく、照明についてもその流れをつくりたいですし、一緒にいつも仕事をしている電気業者さんとあれこれ考えるのは楽しいかなと。

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耐震補強に制震性能という付加価値は必要か

最近の耐震補強製品は、単に耐震だけでなく制震性能が加わっているタイプが多く、非常に高性能です。ただ、このような高性能な製品がはたして本当に古い木造住宅への補強に必要なのか疑問に感じることが多くなりました。

耐震補強計画を考える際に依頼者が保管していた図面を参考にすることがあります。しかし、その図面に記載されている筋かいが実際には存在しなかったということが多々あり、その図面をあてにしてよいのかどうか不安になることもあります。工事中にどうも図面通りに実際は施工されていないと判断した場合、計画を途中で変更したこともありました。

耐震補強は、工事前に検討し、工事中にも再検討することが多い工事です。そのため、高性能な耐震製品が足かせとなってしまうこともあり、最近ではその扱いが難しいと感じるケースが私個人としては増えています。高性能な製品は、性能が高い反面、設置の際の条件が厳しく、工事着工後に取付不可能もしくは計画通りの効果が期待できないと判明することあるからです。

私と父の強みは、数多くの補強を手がけたことです。
そこから導き出された効果的でなるべくお客様の経済的な負担が軽減できる方法については、現場見学会という形で多くの方に説明したいと思ってます。これは来年早々の目標です。

そして、以前からこのブログでも書いている新しい耐震補強工法を自分たちで考えて実用させたいと思っています。正直、実用化までには様々な道のりですが、こういった新しいものを生み出す力というか活力がある会社にしたいと思っていましたし、そういった元気を多くの方にみてもらいたいとも思っていました。

元気があれば何でもできるという言葉は有名ですが、私はこの言葉は結構当たっていると思うのです。

私は古い木造住宅への耐震補強に制震性能をことさら加える必要はないと思っています。
それを言葉ではなく、実際に形にして証明することができたらと思うだけで、自分はまだまだがんばれると確信できます。
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2010年を振り返り

今年もいよいよ残りわずかとなりました。
友人から依頼された新築住宅に力を注いだ一年といってもよかったと思います。自分が設計した住宅が徐々に形となっていく過程を友人とその家族ともに今は楽しんでいます。
この仕事をやっていて、これ以上の幸せはありません。
私という人間にとても大きな仕事を任せてくれたことに心から感謝しています。

来年は、これまで培ってきたものを少しずついろいろな形とすることができる年になると思ってます。
耐震補強への取り組みも新しいステージに入ろうとしています。来年は、耐震補強への上乗せ補助金が限定的に行われますのでその効果と上乗せ補助金が終了後の反動を覚悟しなければなりません。

今年は、対応の速さというものがいかに大切かを知る一年でもありました。
速攻が私の持ち味で、躊躇したり後回しにするとよい結果にならないということをつくづく思い知らされました。来年も自分の持ち味を大事にしたいと思っています。

私には私のテンポというかペースがあるのだと妻が言うときがあります。
他者のテンポというかペースをみて焦っていてもそう言われたら自分というものを取り戻すことができます。

実は、明日から年末までの動きが来年の動向を決めるといっても過言ではありません。
よい形で来年につなげられるように行動し、せめて大晦日だけはゆっくりできたらと思っています。
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