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 チャレンジプラン選出
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報告書を提出

防災教育チャレンジプラン提出用成果物として用意した授業実践マニュアルとアンケート調査報告書を以下の機関に提出しました。

・静岡県建築士会志太支部
・大井川町役場建設都市課
・大井川町教育委員会(大井川町役場学校教育課)

上記経由で静岡県安全推進室にも提出する予定です。

お世話になった中部地域防災局や地震防災センターにも提出し、どのような活動を行ったかをきちんと報告して今年度の活動を終えたいと思っています。
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終わったんだなと実感しました。

防災教育チャレンジプラン事務局に最終報告書と成果物を送りました。
まだ少し作業はありますが、だいたい終わった事になると思います。

正直、疲れました。
今までの集大成ともいえる作業と思っていましたし、これで区切りをつけようとも思っていました。

とにかくこれで終わったという感じです。
審査員がどのような判断をするか分かりませんが、やることはやりました。

明日から防災教育のことは忘れて別のことに精を出そうと思っています。
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文章、文章、また文章

現在、仕事もそこそこに防災教育チャレンジプラン最終報告書と成果物の作成を行っています。
これでも私は、文章を書くのが好きな方だと思っていましたが、最近は長文を書く事がなかったので、かなりストレスを感じています。

当たり前のことですが、文章は自分以外の人間に意思を伝えるために存在しています。
それが報告書となると分かりやすく伝えるという部分が付け加えられます。自分では分かりやすいと思っていても他人がそう思うかどうか分かりません。難しいですね。

私が、報告書に神経を注いでいるのは、理由があります。

私の活動は、成果が物として表現できるタイプの活動ではないからです。つまり、審査には不利です。
防災マップ、防災カレンダー、防災絵本、防災ソングみたいなものならば、審査員も評価しやすいと思われます。

となるとどれだけ丁寧に報告書を作成できるか、防災教育促進のための資産となる成果物を残せるかが勝敗を分けます。
文章表現にも気を使うというわけです。

私にも意地みたいなものはあります。
防災教育チャレンジプランに選ばれている団体は、ほとんどが教育関係です。
学校の先生が大半、ボランティア団体と学生団体が少数、個人は私だけという構成。

教育関係の団体も地域の人と連携して活動しているところはあります。
でもあくまでも学校側が主導権をもって活動しています。
防災「教育」ですから教育関係者が多く関わるのは当然だと私も思っています。

ただ、教育関係者だけで防災教育というものが行われることには疑問ですし、そこにアンチテーゼとまではいきませんが、地域の専門家による防災教育への取り組みがあってもよいと思います。だって、「防災」教育でもあるわけですから。

教育関係者でない専門家でも防災教育を学校でおこなうことはできます。
それにはいろいろな条件がありますが、不可能ではないのです。

私のように活動したいと思う人が少しでも役立つ資料をチャレンジプランに選ばれた活動として残したいと「実施マニュアル」を作成していますが、これもどうやら提出期限ギリギリになりそうです。

しかし、これこそが私の成果物であり、どう審査員が評価するのか楽しみに思っています。
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耐震事業 今後の展開

昨日、来年度もTOUKAI-0耐震診断補強相談士として活動したい人は、再登録のための講習や申請を行う必要があると県から通知がありました。きちんと相談士登録リストを作成したいという気持ちが県にあるのかもしれません。
システムを再構築して、整備する。この手の作業に関して、行政は高い能力を持っています。
ただ、問題はそれが機能するかどうかという点になりますし、結果を残せないとなると絵に描いた餅と評価されても仕方がありません。今後、どういう形で事業を展開していくのか講習会で知る事が出来ればと思っています。

昨日、SBSのニュースをみました。私は自分が出る番組は、みないようにしていますが、今回は特別だったのでみることにしました。
印象深かったのは、自分が登場したところではなく、県の職員がインタビューに答えるところでした。
たしか、たとえ嫌がられても何度も訪問して、耐震補強を呼びかけていくといったようなことを言っていたと記憶しています。

たしかにそういった行動も必要かもしれません。

ただ、それを誰がやるのかが問題なんですよ。
県の職員が率先してそれをやっているのかなという疑問が昔から私にはあります。

何度も訪問して、補強をすすめる。言うのは簡単ですが、実行するのは大変です。
それを誰がやるのかなとテレビの前で思ったりもしました。(皮肉とかそういうことではなく)

たぶん、地元の建築業者でしょう。

ただ、県の事業に対するモチベーションと地元の建築業者のモチベーションに差があるとしたら大変なことだと思います。静岡県耐震診断補強相談士の登録更新を行う人が、予想以上に少なくという結果もありえます。少なくとも私の地元大井川町においては、徐々に参加者が減っています。(やる気のある人をしぼりこむことができたという考え方もありますが)

正直、私は、「どうして補強が増えないのか」とか「どうしたら補強が増えるのか」といったことについてコメントしたいとは思わなくなりました。もう十分ここで書きましたし、このブログは耐震課外授業活動をメインに書いているところだからです。それに私一人が発言してもどうなるものではないというくらい耐震事業には多くの人が関係し、思惑が交錯し、複雑になっています。意見の統一化も難しいという結論をこの5年間でつけました。

でもだからといって放棄したり、非協力になるわけではありません。ただ、じっくりと自分の出番まで待とうという気持ちです。
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阪神淡路大震災が私にもたらしたもの

1月17日ということで、阪神淡路大震災について書こうと思います。

阪神淡路大震災は、他の震災を圧倒するだけの存在感があります。
それまでは、関東大震災だったのではないでしょうか。

地震被害と言えば、阪神淡路大震災とイメージする人も多く、私もそのひとりです。
それは、震災の被害にあった方々の力もあると思いますし、報道の力もあると思います。
阪神淡路大震災後に社会システムや法律が大きく変わった事も影響しているかもしれません。

ただ、地震被害はひとつではないし、地域によっても異なるという考え方から判断すると阪神淡路大震災だけを震災と考えるのは適切ではありません。多数が右を向いたら右を向くことも必要ですが、ときにはどちらにも向けないで状況を把握することも必要なのかなと思うときがあります。

さて、今日はSBS静岡放送が「どうして補強は増えないのか」をテーマに特集をやります。(特集といっても5分ですが)
そういえば別のテレビ局がこれまでの耐震事業の功罪をテーマに特集を組んだ事もありました。
耐震事業がはじまって5年経過し、とうとう事業そのものに対する評価をメディアが下すようになったのかもしれません。

ただ、県をフォローするわけではありませんが、全国に先駆けて耐震事業を行ったことを評価しないで、ただ目標より補強が進んでいないと非難するのは間違っていると思います。それに市町村によっても差があるのであまり県全体の結果で評価するのは適切ではないでしょう。
これからどうしたら補強が増えるのかということで、前向きにがんばって欲しいし、自分もできるだけ協力したいというのが、私の正直な気持ちです。

しかし、一方で県の事業というからには県民の税金を投入している訳ですから使用した費用と効果については、シビアに判断を下す必要もあるのかもしれません。私は、事業に参加している身なので第三者的な評価を下すことはできませんし、どのくらいのお金を投入しているか正確に分からないため、この点については何も書く事が出来ません。
でもそのあたりは一度きちんとしてからもういちど仕切り直しをしても良いのではないかとは思っています。

そもそも個人資産である住宅に県が補助金を出すということが異例ですし、だからややこしくなってしまった感もあります。公共の資産であれば、そんなことはありません。だから学校等は補強がかなり進んでいるのだと思います。
そして、住宅はあまり補強が進まない。

しかし、だからといって地震で個人資産の建物(住宅等)が倒れて死んだとしてもそれは自己責任ですといった態度を取る訳にはいきません。地震後の救助や避難生活を考えれば、倒壊する建物は少ない方が復興にかけるお金は少なくて済むため、できるだけ耐震事業は促進させたいと思っているはずです。

ただ、行政側の人間が全体的な視野で物事を考えてもらうべき立場である一方で、わたしたち一般人は、どうしても自分たちのことを考えてしまいます。耐震事業の促進は、結果的に震災後に使う税金を減らせることになるのかもしれませんが、そのために自分たちのお金を先に使うことには抵抗があります。それが自分の生命と財産を守る事につながるとしてもです。

どうしても補強を促進させたいなら県主導で完全に行うという考え方もあります。
特定の業者だけに耐震補強を実施させ、なおかつ補強方法はある程度統一化(建物によって形状が違うため方法の統一化は難しいかもしれないが)し、費用は補助金同様30万円以内に抑える。もちろん、これでは一応倒壊しないレベル(総合評点1.0以上)には到達できない住宅が大多数となりますが、少しでも倒壊の可能性を高めることができるという考え方なら意味があります。それに30万円以内の補強内容では不安があるなら自己負担で追加工事を好きな業者に依頼すればよいわけです。このように少しでも確実に倒壊しない住宅を増やすべきか、少しでも全体的に耐震性を向上させるべきか、については意見が分かれると思いますが、議題にしてもよさそうな気がします。

つづきはまた今度。
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