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耐震補強助成金の活用法

助成金については、正攻法で活用する場合もありますが、そうではない方法もあります。
例えば、増築や改築と同時に耐震補強を行い、助成金を得るという形です。

耐震補強工事を特殊な工事と考えている人もいるかもしれませんが、そうではありません。
そして、耐震補強専門の職人でなければできないという工事でもありません。
(ただし、経験による技量の差はあるとは思いますが)
増築や改築とどうように一般的な建築と同じと考えてよいと思います。

まるで耐震補強が特別な工事のように宣伝する会社や人がいるかもしれませんが、それは間違いだと私は思っています。特殊な製品や材料を使用しなければならないというわけでもありません。

つまり、増築や改築工事のついでに耐震補強を行うこともできますし、その逆も可能だということです。特別な工事でもないのに特別なように思わせてしまっていることも耐震補強工事が普及しない原因のように感じます。

もったいないと思うのは、大規模な増改築だけ行ったというケースです。
「大規模な」という表現は抽象的ですが、例えば住宅の半分以上をリフォームするといった工事の場合、耐震補強をついてで実施して助成金を得た方が結果的に工事費を安くすることができる場合もあります。

現在は、助成金だけでなく所得税控除や建物に対する固定資産税減額といった制度もあるので、増改築を検討している方は、耐震補強を同時に行った場合についても検討してみることを強くお勧めします。

確定ではありませんが、今年度から家の持ち主でなく同居人に対して所得税の控除となるように制度が変更されるようです。例えば、家の持ち主は親だが工事費の負担は同居人の息子であり、所得税の控除も息子に対して行ってほしいという場合には適用される可能性があります。
ほぼ確定のようですが、この制度ならば活用の幅が広がりますので、利用者も増えるかもしれません。

ただ、やはり最終的な問題は、どの業者に依頼するかという点だと思います。
そういう場合は、これまで補強した住宅をみせてもらったり、依頼者の声を聞くというやり方もよいかもしれません。

こういう場合、助成金制度を利用して安く工事ができないかといった相談については、メールでよければ対応できます。
なるべく具体的に内容を書いて頂けると助かりますが、そうでなくても出来る限り回答します。

メール:takahiroitou@mail.wbs.ne.jp 伊藤貴広
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役場の方から感謝状を頂きました。

今日、大井川町役場職員の方から感謝状を頂きました。
TOUKAI-0事業推進についてのお礼ということでわざわざ、文章を作成して事務所まで届けてくれました。

うれしかったですね。

評価してもらいたい人にきちんと評価してもらえたことは、私にとって何よりも幸せなことです。
正直、これまで頂いたどんな表彰状よりも価値があります。
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耐震強度不足

昨日の静岡新聞に静岡のマンション耐震強度不足についての記事が書かれていました。
関係した建築士事務所名や元請会社名も書かれていたのをみるとさすがに複雑な気持ちになります。

どういう事情があったかわかりませんし、分かったからといって何か書こうとは思いませんが、マンションを買った人は驚いたと思います。

ただ、一方で不思議に思う事があります。
記事によると耐震強度不足と知ってから夜もよく眠れないマンション持主もいるようですが、静岡県には耐震強度不足の木造住宅はたくさんあります。
TOUKAI-0耐震診断によって強度不足と指摘された方も多いでしょう。
その方々も眠れない夜を過ごしているのでしょうか。
私が担当した依頼者の中には、地震があったらそのときはそのときと答えた方もいます。

マンションの耐震強度不足を知って大騒ぎする人もいるし、木造住宅の耐震強度不足を知っても平気な人もいる。
なんだか不思議なものだと感じます。
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大井川町地区リーダー引退

昨日、大井川町役場でリーダー業務の引き継ぎを行いました。
今年度からTOUKAI-0大井川地区リーダーは、別の方が努めることになります。

なんというかやっと肩の荷がおりました。
私がリーダーをやっていたとき、診断の申込数はかなり多かったようですが、それが私の力量によるものだとは思っていません。私がやったことは、それほどたいしたものではないと自覚しています。どちらかといえば、大井川町役場職員の熱意が大きかったのではないかと思います。

ときどき、大井川町の実績(進捗率)が他市町村よりも高いという話を行政職員から教えてもらうことがあります。
でもそんなものかなという程度の感覚しか私にはありません。
それは、それほど特別なことをやったつもりもないからです。
ただ、がんばっている市町村には、やっぱり県か推進協議会が正式な形で評価してくれた方が、現場でがんばっている相談士にとって励みになるのに・・・と思ったことはあります。

リーダーを引退したことで、私はまずます自由になれた気がしています。
自分がやりたいことを積極的にやっていこうと思いますし、それがあくまでも結果的に多くの方から評価されればいいなと思います。
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メディアに伝えて欲しいこと

どうして耐震診断を行う必要があるのか。
どうして補強工事を行う必要があるのか。

その部分がはっきりしているようではっきりしていないのではないかと思うときがあります。
県民の生命と財産を守るために耐震補強は必要だという説明は、決して間違いではありません。
でもこの言葉だけで県民の心を動かす事はできないと私は思います。

どうして必要なのか。
当たり前の部分をきちんと説明して、納得してもらう。
簡単なようで難しく、やっていると思っているようでやっていない。

どうして専門家が実際に家を調査して、耐震性を判定するのか。
どういう方法で家の耐震性を判定しているのか。
専門家に判定してもらうことのメリットや重要性。

伝わっているようで実は伝わっていないのではないかという気がしています。
耐震補強工事を増やすための第一歩は耐震診断です。

まずどれだけ多くの方々が耐震診断を申し込むかが重要になります。
そして、診断を申し込んだ方にどれだけ補強を実施するかが重要になります。
まずは診断、そして補強。
当たり前の順序が実はよくできていない。連動してない。
実は、診断時の対応が悪くて、補強をやめたという方もいるかもしれません。

メディアに伝えて欲しいことは、型通りの説明ではなく、もっと庶民の心に響く様な訴えではないでしょうか。
これなら診断を申し込んでもいいなと思えるような演出でも私はよいと思うのです。

それこそテレホンショッピングではありませんが。
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