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学習人材バンク

自分は今まで受身になって報われたことがなかったような気がします。
この活動に関してもそうです。

木造住宅耐震会推進協議会に講師として招かれたときに知り合いになりました県建築士事務所協会役員の方がNHKに私の活動を紹介してくれたそうです。昨日、NHKから連絡がありました。活動を取り上げてくれるならそれはありがたいことです。良い活動も悪い活動も結局は、世間が知らなければ無いと同じなわけですし、とにかく知ってもらうということは大事だと思います。
これを怠るのはよくないです。
ただ、メディアというものに私は気がつかないうちに頼っていたのかもしれません。
メディアのためにやっているわけでもないのですから、そこわきまえないとダメになりますね。

より多くの学校で課外授業を行うようにするには、やはり学校側に直接アプローチも必要かと思いまして、正規のルートをいろいろ探しています。そんな中で県教育委員会の学習人材バンクというのも発見しました。登録を検討しています。
やれること、やっぱり全力でやりたいです。

最近は大学の恩師からメールが心の支えになっています。(前からそうでしたけど)
士会志太支部長の個人的な支援はするという言葉もうれしかったですね。
士会という組織にこだわらないで一個人同士として先輩建築士のアドバイスも頂きに足を運びたいと思います。そういうことも大切ではないでしょうか。

大井川町役場にも再度、各小学校へのアプローチをお願いするつもりです。
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9月5日の地震について

まずはこちらをご覧下さい。

<静岡新聞「東海地震はいま」平成16年9月28日>
http://www.shizushin.com/feature/jisin/jisin_kiji/20040929000000000014.htm

9月5日の地震で自分の家は大丈夫かとあらためて考えてしまった方も多いと思います。
実際、大井川町では、5件ほどすぐに診断申込みがあったそうです。
他地域ではもっと多いかもしれません。
数日間は、東海地震は、もうそろそろだと思った人も多いらしく、友人によく相談されました。

とはいえ、いつまでも気にしている人なんてそれほど多くはないようで、いつのまにか私の周囲では風化しつつありました。昨日の夕食が何だったか思い出せないことって多いですから当然です。

地震という事前現象と係わっているため非常に敏感になっていますが、世間はそれほどではないのかもしれないと感じたのもこの地震からです。7時ごろに発生した地震のとき、私は外食していましたが、なんというかお客さんはわりとなれた感じでしたね。どうせすぐ収まるだろうという雰囲気が店内に蔓延していたのをよく覚えています。そっちの方が私には怖かった。
あのときは確か深夜にも地震があったのですが、寝ていて知らなかったというかたも多いかもしれません。
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耐震補強の被害

各ご家庭に「耐震診断・補強しませんか」という勧誘の電話が結構あるらしい。
たまにTOUKAI-0耐震診断と間違えてしまった方もいた。
あくまでも噂だけど白蟻業者がついでに耐震診断を無料なのでやらせて欲しいとお願いすることもあるそうだ。
商売上手というか商魂たくましいと思う反面、非常に迷惑な思いもする。
さすがに大井川町から正式依頼されて診断やっているときに混同されたらたまったものではないという気持ちがあるんだけど、案外一般の人からみれば大差ないのかもしれない。

自分は悪徳業者ではないと声高にいっても信じてもらえなければ意味ないわけだしね。
でもあまりにひどい補強工事を目にするとさすがに怒りはある。
補強金物つけてこれで大丈夫ですって簡単な世界でもないし、少し耐震ソフトがいじれるから正確な判断ができるわけでもない。そんな甘いものでもないと思うのだが、甘く考えてやった方が楽だから結構そうしている業者多いかもしれない。

まだまだ耐震市場は未開拓。
このまま未開拓で終わるのか、良い意味で開拓されるのかまだわからない。
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昨日は精密診断現地調査でした

今年度は、数は少ないけれど大きな補強工事をやらせて頂いています。
すでに15件以上は補強工事を補助金使ってやらせてもらっていますが、この経験はかなり大きいですね。
ちなみにTOUKAI-0耐震診断は、60件以上はやりました。
これは課外授業に生きています。

昨日は、大井川町高新田で一件、耐震精密診断を行いました。
当たり前ですが、とにかくじっくり時間をかけて現地調査する方が結局楽なんですよ。
あとからまた訪問してみせてもらったりよりよほどいい。
補強工事も経験を積むと精密診断に生きます。
とにかく実戦で鍛えるのが一番だなと思います。

現地調査は建築士よりむしろ大工さんの方が頼りになるかもしれません。
特に棟梁クラスがいいと思う。目視による調査は、やはり現場作業している人間の方が確かです。数値ばかり気にする耐震診断は、個人的にどうかと思うので目視による調査は大事にしています。私の場合は、父親が棟梁なので強みですね。

もう耐震診断を行うにしても診断士による格差大きいと思います。
私の診断がすばらしいというわけではないですよ。そんな傲慢にはなれません。ただ、診断慣れしている人とそうでない人の差がかなり開いていて、独自の診断(判定)方法も取り入れるところも増えると思いますし、補強計画にも差が大きく出るようになると思います。
私も自分なりに思うところがあって、ある調査は念入りにやるようにしています。

そういえば各地域で勉強会を開いているようですね。
私の地元大井川町でもやっています。
ただ、耐震に関してはもう業者によるレベルが違いすぎているので勉強会をする必要性あるのかなとも思っています。一方的に知識を吸収されてしまうような勉強会ではやはり企業として考えればよいこととは思えないです。中国人ではないですが、したたかさがないと耐震という事業で成功するのは難しいでしょう。もう耐震の知識を高めるというよりもどう仕事をもらえるようにするかが焦点になっていると思いますし、そういう点であれば勉強会というより独自で考えていくしかないと思います。
今、着々と進めている作業があります。協力助っ人のおかげですごいものができそうです。
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各地域で独自の活動を行っているようです

静岡県では、地震で倒壊する可能性がある家を補強する場合に原則30万円の補助金が支給される。
もちろん様々な条件があるのだが、この30万に対する考え方が行政と県民とではかなり違いがあると私は思っている。
行政からいわせれば、「30万円も」といいたいのかもしれない。確かに30万円は大金。
しかし、県民からいわせれば少ないという考えをする方が多いように思える。

では、補助金がもう少し多ければ補強工事が増えるのか?
辛口でもうしわけないけど、たぶん増えないと思う。
各市町村で独自の上乗せ制度を行っているところもあるようだが、際立って補強工事が増えたという話を聞いたことがない。

それはなぜか?
考えられることは、いくつかある。
例えば・・・・

①それでも補助金額が少ない
②そもそも補助金の存在すらしらない
③補強工事そのものが面倒だ
④地震は怖いが必要ないと思っている
⑤近い将来、新築を考えているから補強はしない

まだまだあるとは思うが、私がすぐ思いついたのはこれらの理由だ。
では、どうすれば補強工事が増えるのかということを次に考えてみる。

焼津市は、ローラー作戦で成果をあげたという話をよく耳にする。
大井川町と焼津市は、隣同士なのでということもあるが、NHKで取り上げてもらったこともあったため、私もよく知っている。
とにかく耐震診断依頼者数も補強工事数もダントツらしい。
だが、焼津市人口と補強工事実施数の割合は、さほどすごいわけでもないらしい。
私の地元大井川町と同じぐらいと聞いたことがあった。

古そうな家を訪問して、診断や補強を勧める。
これは確かに単純で誰にでも思いつきそうだけど、なかなか実行できない手だなぁと思った。
でも市民からのクレーム電話って市役所になかったのかなとも思う。

藤枝市でも独自でいろいろやろうとしていると聞いている。
そういえば静岡市でも委員会をつくったらしい。あまり内容はよく知らないので安易に書けないが、とにかく各地域で皆さん独自の活動を活発化させているのだと思う。

私の課外授業は、診断・補強数増加に貢献するものであるかまだまだ分からない。
ただ、私の考えが他と違う点は何かと問われれば、見ている視点が5年、10年先であるということだろうか。

東海地震がいつ起きてもおかしくないといわれている中でこういう考え方をすると怒られるかもしれないが、耐震事業はじっくりやっていく方がいいような気持ちになってきた。

私の活動はすぐには効果がでない。おそらく5年後、10年後だと思う。
気の長い話だが、そういう耐震活動もありかなと思っている。
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