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まちの双眼鏡

1月もあっという間に終わってしまいました。
2月と3月は講習が多く、勉強の2ヶ月になりそうです。
2月の講習は大阪で限界耐力計算を半日みっちり手計算でマスターするというもので前から楽しみにしていました。
清水次郎長生家で一度実践していますが、今回の講習で完全マスターするくらいの意気込みで勉強するつもりです。

現場の方は、焼津市大島の現場が来週中にはほぼ大工工事が完了し、内装とキッチンを設置すれば完了です。
2月中旬ごろには、前から予定していた耐震補強工事を着工しないと補助金期限の3月中旬に間に合わないため、そろそろ準備しなければなりません。

期限といえば、eしずおかの日刊いーしずというサイト内に静岡建築士会まちづくり委員というところが担当している「まちの双眼鏡」というコーナーがあります。

http://machi.eshizuoka.jp/

この名称は私が考えました。
どういう名称にしようかという話になったとき、私の中ですぐに思い浮かびましたが、恥ずかしくて躊躇したという記憶があります。
勇気を出して発言したらみなさんに気に入ってもらえたという私には思い入れのある名称です。

順番で執筆することになっていて、次回が私の番です。
他の方々がとても素晴らしい内容だけにがんばらないといけないなと思っています。
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今日の新聞で

朝、新聞の一面をみたらSTAP(スタップ)細胞という文字が書かれていた。
私は正直この手の分野は苦手意識があるのだが、若い研究者が画期的な発見をしたという点に関心をもった。

偏見だと承知しているが、日本で若い研究者が注目されたり成功するということはないのかなと勝手に思っていたからだ。
それにしても30歳の若き女性が、自分の考えを信じて研究を続けた結果、大きな成果を残したというのは、妙にうれしい気持ちになる。

もちろん、研究を支援する存在もあっただろうけど、大半が批判的な状況下で成果を残すというのは不謹慎だけどどこか爽快感がある。
まず何事も疑問に思うことは大切なのではないかとあらためて思った。

建築士の仕事は、個人的な意見だが疑うより信じるという方が多いかもしれない。
特に建築基準法という法律を順守するだけでなく、順守させる側にとっては建築基準法が正しい考え方と信じるしかない。

でももしかしたら単に順守するのではなく、その内容をよく把握し、最先端の研究にもときには触れ、自分の見解をきちんともつ姿勢も大事ではないかと思う。
もちろん、法を順守するのは当然のこと、でもすべてががんじがらめではなく、自由な裁量が建築士に委ねられる範囲も存在する。

そのとき、建築士である一方で研究者という顔をのぞかせてもよいのかもしれない。
単に法律でそうきめられているからで終わるのか、すべての分野でなくてもたとえば構造だけでも法とその根拠を把握し、その根拠となる研究や実験がどう現在は進化しているのかを知る。
そういう姿勢もあってもいいのかもしれない。

記事を読むといろいろまだ課題はあるようだけど、私は素直に若い研究者、それも女性が生き生きと自分が信じる研究を続けられる環境が日本にもあり、成果が出たことを素直に喜びたい。
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雨漏りへの対応

耐震診断で現地調査を実施する際に雨漏りについての相談を頂くこともあります。
雨漏りというのは住む人たちにとっては深刻な問題である一方で、業者側からすればとても難しい存在です。

何がどう難しいというときちんと雨漏りが改善されたと分かるのは、大雨があるまで分からないという点とその際に本当に改善されていない場合の責任を負うのを恐れるからだと思います。

確かに原因がわかりにくい雨漏りもあります。
しかし、わかりやすい原因というものもあるのです。
割と多いのが屋根の谷部分が劣化していたり、適切な工事でない場合です。

写真などは谷に穴が開いたのでその部分をシールで補修しているのが分かりますが、今度はシール周辺が痛みます。
結局、根本的な改善は谷を交換するしかないのです。

耐震補強を実施する必要があるかないか以前に雨漏りをなんとかしなければならないというケースもこれまでありました。
こういうケースにも真摯に対応できるか、耐震診断の依頼で調査しているから雨漏りの相談は避けたいといった対応は避けなければと思っています。

しかし、この雨漏りについては、経験がものをいうところがあります。
私の父などは雨漏りの原因を確認するのがとても上手で、私はまだまだ未熟です。

父のレベルまでいければと傍でよく思います。
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耐震診断

今日は、午前中は現場打ち合わせや見積書提出など細々した業務を行い、午後からは予定していた近所の住宅を現地調査しました。耐震診断を実施するためです。

先週電話を頂き、なるべく早く調査してもらいたいということだったので、今日実施させてもらいました。
今回の調査対象住宅は平成元年着工であるため、TOUKAI-0無料診断ではありません。

調査依頼の動機は、シロアリ駆除業者が基礎のひび割れを確認して、このまま放置すると倒壊の恐れがあり、基礎補強を提案されたことから急に怖くなったから、というものでした。

近所の方から耐震診断や耐震相談といえばマルワ建工の伊藤さんと思って連絡して頂くというのは、とても光栄なことだと思います。
期待に応えられるようにきちんと調査して、自分の見解をわかりやすく的確に伝えたいと思っています。

今日の現地調査では図面がほとんど残っていなかったことから床下や屋根裏から筋かいを目視確認し、柱の傾斜や不同沈下も赤外線でチェックしました。
2時間程度調査し、知りたい情報はある程度入手できたので、なるべく早く報告書を作成したいと思っています。
それにしても床下の移動は冬は楽です。確かに床下調査は大変ですが、きちんとできるだけ目視確認しないと正確な調査結果がでませんので、ここは手を抜くわけにはいきません。

その後は、2月中旬に予定している耐震及び省エネ工事のため、現場打ち合わせをアルミサッシ業者と実施。
複層ガラスの納期がかかるということで、早めに発注しておく必要があることから寸法を現場確認し、発注の手配をしました。
早め早めに行動しないと、今の時期は現場が滞ってしまうので注意が必要です。

現在工事中の現場もそろそろ終盤ですし、次の現場がスムーズに作業できるよう今から準備をきちんとしておきたいと思います。
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最近意識していること。

最近意識していることは、信用。
多くの方から信用を得るには様々な条件が必要であるし、その条件が何であるかを正確に把握しければならない。
お客様からの信用は、会社にとっても重要である。

実は一番難しいのは、同業者から信用や信頼を得ることかもしれない。
私の場合は、建築士の方。

建築士という資格は一般の方から信用を得るのに役立ってはいるが、これは中身が伴わないとめっきが剥がれる。だからこの資格には頼れない。そして、同じ建築士には通用しない。

同じ建築士の方からも伊藤さんはこの分野がすごくて、約束はきちんと守る。信用してよいと評されるには、なかなかの努力、とりわけコミュニケーション能力も必要かもしれない。
自分という人間を知ってもらわないと評価もされようがない。

もちろん、常に上を目指す意識は必要だろう。正直、勉強はいつまでもしなければならない。チャレンジ精神も不可欠だ。
自分を磨いて中身が伴う建築士にならないと、自分が建築士と思っていても周囲からは認識すらしてもらえない。

最近の私は将来のビジョンも明確であり、やることをきちんと決めている。さすがに一年も考えたからどういう建築士になろうか決めたからビジョンもぶれない。

また、さまざまな建築士に出会うことで、自分には足りないとか不得手の部分がわかるだけでなく、協力関係になればよいのだといった柔軟性が身についた。

信用を得るのは難しい、しかし信用という言葉が何より大切と意識しているうちは、大丈夫だと考えている。
薄い紙を重ねるような努力かもしれないが、積み重ねていくことをやめようとは考えない。
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