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ものづくりの楽しさは言葉で伝えるものではない

ものづくりの大切さを伝える。そういう言葉を耳にすることがありますが、実際は伝えるというよりも体験させるものではないかと思います。
大人が子供にものづくりは大切ですよといくら伝えても「そういうものか」と思う可能性が高そうですし、ものづくりの現場を見学させたとしてもそれは極端な話、他人事であってすぐに忘れてしまいそうです。

耐震特別課外授業では、住宅模型をさわってもらったり、梁材を持ち上げてもらったりしていますが、本当は住宅模型をつくってもらい子供たちに補強方法を考えてもらったりする授業をやってみたいと思っています。住宅模型を組み立てることで地震が起きるとなぜ倒れてしまうのかという仕組みを知ってもらうというわけです。また、どうしたら家を強くすることができるかということを工作しながら考えていくことでものづくりの面白さを知ることもできます。

小学5年生に対してはいままでの授業を継続してやっていく形でいいと思います。では、小学6年生とか中学生に対しては、どのような授業がよいのか、そういうことも考えて学校側に提案してみることは別に悪いことではないと思います。当然ですが提案しなければ採用されないわけで、段階的に継続して防災教育を行っていくということを目指すなら臆せずどんどん提案するつもりです。

耐震性だけでなく制振という新しい技術も体感したり、みてもらったりすることも楽しいでしょうし、勉強になると思います。資源のない日本は技術者を育てていくことが非常に重要ですからものづくりに対して興味をもつ子供を増やしていくことは意味も意義もあります。パソコンやゲームに夢中になる子供よりも竹とんぼとか工作に夢中になる子供の方が建築士の私としてはいいように思えるんですが、これはちょっと自分勝手な意見かもしれません。とにかく今は模索している段階なので勝手なことをいろいろ書いていますが、学校側に提出する書類はもっと考えを整理してから作成したいと思います。

なんでも頭で考えたり、結論を出したりするようではやっぱりいけないと思うんですよ。失敗したりするのもいいと思うし、やっぱり自分でやってみるやらせてみるというのが後々に財産になると思います。地震被害をどうしたら減らせるかという授業でものづくりの楽しさも学べるような工夫をこれからしてみたいと思います。まずは、小学6年生、中学3年生に対しての授業を考案してみます。もちろん、いろいろな方々からアドバイスを頂くつもりです。
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