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新築かリフォームか

リフォームは、新築に劣るという考え方は時代遅れな気がしています。
でもリフォームの方が新築より優れていると思っているわけではありませんし、それを伝えたくて、今回の文章を書いているわけでもありません。

今後もリフォームと新築で迷う方は増えるでしょう。
予算や家族の問題から結局、何もしないという形を決断する方も多いと思います。

そういえば大規模なリフォーム工事を目にすると、全解体して新築した方が早いと発言する方もいます。しかし、それって根拠のある発言なんでしょうか。

例えば、大規模なリフォームには1200万円かかり、新築だと解体を含めて2000万円かかるとします。
この差額800万円をどう考えるかは、人によって違います。
たかが800万円の違いなら新築と考えるかもしれないし、やはり800万円は大きいと考えてリフォームする方もいるでしょう。
加えて、銀行融資で資金を調達する場合は、この差がもっと広がる可能性もあります。

それこそ、それは建物所有者の自由というわけです。
結局、費用と得られる効果・メリットを計りにかけて決断するしかなく、その決断のためには具体的な資料(仕様・見積)が必要になります。思いつきやなんとなくで決めつけたり、判断で許されるものではないというわけです。

そして、リフォームを決断した場合、耐震補強技術はとても大きな力を発揮します。新築と変わらない耐震性を得られるぐらいの技術に発達したとき、もしかしたら日本の建築業界が大きく変わるのかもしれません。
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診断と補強の関係

耐震診断と耐震補強は、密接な関係にあります。
ただ、大きな違いがあることも確か。

診断数は多いが、補強数は少ないという問題は、今後も注目されるようになるでしょう。
すでにそのあたりを調べているメディアもあるようです。

ただですね。
この問題の原因を整理できたからといって解決するかというとそうではありません。
もちろん、無意味とはいいませんが、それはあくまで解決するためのステップに過ぎないというわけです。

いくらメディアや行政機関、大学等が調査を行って問題を解決しようとしても住宅は個人資産であるという点と耐震補強は有料であるという点が壁になり、解決させることができないと考えています。

解決できる力をもつ存在は別にいます。

それは、建築業者です。
建築業者の行動、考え方次第で耐震事業は大きく変わるでしょう。
とどのつまり、耐震補強とは、各建築業者の営業努力によって左右されると私は思います。

何度も書きましたが、耐震補強が増えない理由が危機意識が低いだけとするのは、県民に対して失礼です。
結局は、耐震補強の依頼をいただくということは、仕事を頂くということと同じわけであり、それは各建築業者の営業努力によって左右されます。(もちろん、行政機関のサポートも影響はあるでしょうが)

およそ100万円以上かかり、地震が発生してみなければ効果がわからないというタイプの耐震補強工事依頼をいただくのは、大変なことだと私は思うんですが、そのあたりの認識の違いが行政機関にあると怖いですね。
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論評

特別賞とはどのようなものか、どのような理由で受賞したのか事務局に質問したところ、以下の回答が送られてきました。ありがとうございます。

<以下、回答文>

2006年度防災教育チャレンジプランの審査にあたっては、どのプランもそれぞれのよさがあり、大変頭を悩ませました。

実践団体の各プランの1年間の成果を5つの観点で審査しました。
1) 当初計画していたプランをどの程度達成することができたかという「達成度」
2) 実践内容がその団体にとっての新しい取り組みやチャレンジかという「新規性」
3) 実践内容が防災教育全体にとって新しい取り組みかという「独自性」
4) 実践内容が他の団体や地域へ広めやすいかという「汎用性」
5) 防災にとって役立つ内容か、ためになるかという「有用性・有効性」

 この5つのポイントで12人の審査委員が、事前に皆さんから提出していただいた様々な資料、そして昨日の発表をもとに審査いたしました。

各賞を受賞した団体への評価は次の通りです。(私の活動以外は省略)

「伊藤貴広さん」は
実践団体のなかで唯一、個人の活動として取り組まれた訳ですが、本物の模型を使用して、迫力ある防災教育の活動を展開されたこと、そして大変に精力的に取り組まれたということで、同じく特別賞とさせていただきました。

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なんとくなく、特別賞というか努力賞みたいな扱いとも受け取れるコメントですが、そのあたりは深く考えるのはやめようと思います。
グランプリは、神戸学院大学の方々受賞したようです。ちなみに優秀賞と特別賞は、それぞれ3団体受賞しています。

私は、ある団体がグランプリを受賞するとばかり思っていたので、結果には少々驚いています。しかし、論評をよく読むとなるほどと納得できる部分があり、グランプリを受賞することは相当に難しい事なのだと思い知りました。

なお、過去個人による受賞はなく、私がはじめてとのことです。
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特別賞受賞

防災教育チャレンジプランは、無賞と思っていたら「特別賞」を頂いていました。
特別賞が、どうやら参加賞のようなものではないということを知り、うれしく思います。グランプリを狙っていたのですが、報告会での演出に関して私より優れていた団体の方が多かったので、この結果には納得してします。
(どのような理由で賞をいただけたのかについては、また後日書きます。)

もちろん賞をいただけたからすばらしい活動であったと思っているわけではありません。しかし、少なくとも私の活動を評価してくれた方々がいたということは、励みになりますし、自信にもなります。

それに個人活動にもかかわらず賞を頂けたのは、私の力というよりも協力してくれた方々のおかげです。

特に静岡産業大学牧野先生、親友、父親に感謝したいです。
そして、いつも私の応援をしてくれる妻にありがとう。
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最終報告会

昨日は、防災教育チャレンジプラン最終報告会でした。
グランプリはおろか何も受賞しないで終わったことについては、正直にいえばショックでした。
協力して頂いた方々に申し訳ないという気持ちが強いです。
なにが原因なのか未だにわかりませんが、他団体が私よりも優秀だったということでしょう。

報告会では、他団体にくらべて地味で内容も絞り込めなかったと思います。
成果物も地味といえば地味なのでインパクトにかけ印象に残らなかったのかもしれません。

そもそも私は、最初から最後までチャレンジプランの雰囲気になじめませんでした。
考えてみるとそれが良くなかった。
教育関係者やNPO法人が大多数の中で自分の存在を強くアピールできず孤立した感じをもっていたことは確かです。
そして、それを打開しようとはしなかったのは、私の責任です。
くやしいですが、結果は結果なので現実として受け止めます。

では今後どうするのか。
実は、今までのやり方や活動範囲を変えるつもりはありません。
私の活動は、これでよいと思っています。
毎年、一校だけでもよいから授業を継続する。
継続し続けることが今の私ができる精一杯です。

チャレンジプランで頂いた30万円分の働きはしたつもりです。
受賞こそ逃しましたが、それはよかったと思っています。
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