北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

発情期

2020-04-24 20:40:46 | 日記
久し振りに春採湖へ行った。
約束の時間まで1時間ほどあるので一周4.7キロをウォーキングするつもりだったのだけれど、駐車場の奥に人が集まっているので覗いてみたら鹿の姿。



どこから入ったのか空き地に鹿が5頭いて、人を恐れる様子も無く草を食べている。



1頭は立派な角が付いているのでオス。そして残りはメスのようだ。
二回りほど小さいのは子供だろうか。



何故か見ていた奥様達は「ここで飼っているんですか?」と私に訊く。

「あの子供みたいのは、いつ生まれたんでしょうね」なんて次々と私に質問するので、「人間のオスと違って鹿の発情期のことは良く分からないです」と正直に返答。
「もしかしたら、あのメスが正妻で右のは二号さんかも知れませんね」なんて適当なことを云うのだが、奥様達は「ナルホド、あり得るかも知れませんねぇ」なんて頷く。



調子に乗った私は「あのオスと二号さんが重なっていたとき、正妻はどうしていたんでしょうねぇ」と云うのだが、奥様達は人生のベテランで色々なことを経験しているからかビクともしない。

「皆で仲良くできるんだからエライよねぇ」と人間に置き換えて感心している。

よく見ると家の横からキツネが現れた。
「まるで自然動物園みたい」と皆が大喜び。



と云うことで時間が潰れてしまい、春採湖一周を諦めてチョコチョコ歩いただけで車へ戻った。

ナイショだからね

2020-04-23 21:10:02 | 日記
♪ 私は泣いたことがない 灯りの消えた街角で・・・・・
「嘘言え」と思いながらも何と心に突き刺さり記憶に残るフレーズだろう。
最初の一節でこの曲の運命は決まったと思う。


結婚し同居が始まった時、最初に悩むのは・・・・・屁だ。
結婚前は嫌われないように肛門に「気を抜くな」と言い聞かせた。

世帯主になり自分の家にいるのだから堂々と放出して良いようなものだが、やっぱり恥ずかしいし遠慮があってルンバの前では耐えていたのだが、彼女の方が気になっていたようで「自分の家なんだからオナラしても良いよ」と云ってくれた。

何と優しい嫁だろうかと感激し、それ以来遠慮無く放っているのだが、
「いや~~ん、臭い~」と云いながらもしっかり吸ってくれて本当に有難い。

でも考えてみたら、結婚して半世紀も過ぎたのに家内の屁の音を聞いたことが無い。
我慢しているのだろうかと思ったので私も同じように優しい旦那になりたくて
「自分の家なんだからオナラしても良いよ」と云ったのに、それでもプーを聞いたことが一度も無い。

もしかしたら女性は屁をしない生き物なのかも知れないと思ったのだが、今日ソファーで昼寝していた時、疲れて横になっていたらしいルンバの方向から微かに「プ~~」の音。
おっ・・・・・今、屁の音がしたと思った途端ルンバがパチッと目を開け私の方を伺った。
私はあわてて目を閉じたのだけれど、内心凄く嬉しい。
でも聞かなかったことにするのが私の優しさだ。
そう云いながらしっかりブログに書いているけれどね・・・・・ギャハハハ


しがみついて

2020-04-22 18:46:54 | ウォーキング
雲が次々と形を変えて流れ去る。
植えられているシャクナゲの細い枝が小刻みに身を震わせている。

少し風が強いようだけれど気合いを入れてウォーキングに出た。
道幅の広い国道に出ると、風はその攻撃を強め私を家へ押し戻そうと企む。



気弱な私は少し迷ったものの検査結果の数値を思い出して歩幅を広げて抵抗を繰り返した。

平地の雪はいつの間にか全て消え、枝葉の支流がいつもの心細い流れに戻っていたが、遠くに見える阿寒の峰には未だ雪が残り冬山の名残を見せている。

草むらを見るとフキノトウが顔を並べ、アスファルトの上を気の早いアリがチョロチョロと動いている。



それを踏まないように歩き、丁度青信号に変わった方向に交差点を曲がった。

草原の先に見えるのは釧路高専の校舎。新コロナで「密」を避ける為に授業が行われていないのかテニスコートやグラウンドに人の姿は無い。



聞こえるのは電線に切り裂かれた風の音だけだ。



自分が枯れていることを知らないカシワの葉が枝にしがみついたまま冬を越していた。



草むらの中で動いたのは、キタキツネだ。
誰もがせっかく得た命を永らえようとしがみついている。



私も下り坂を利用して少しだけ走ってみることにした。

生まれて初めて入って良いと云われた場所

2020-04-20 19:29:37 | 日記
契約内容確認のために生命保険会社の入っているビルへ行った。
以前に一度訪れたことがあるので勝手は知っているのだがこの時期だからひと気は無い。

大体が社員以外は訪れる人が稀な場所。

エレベーターを降りた途端、廊下で偶然出会った女子社員に「どちらへお越しでしょうか?」と笑顔の不審尋問を受けた(笑)

だから「保険の契約内容の確認です」と云ったら納得してくれたのだが、
「その前にトイレへ・・・・・」と云ったので、親切にトイレの場所まで先導してくれたのだが、私が記憶していた場所とは違う方へ進む。



??と思っていたのだが、素直に彼女の後に付いていき「こちらです」と案内された場所は、多分彼女が行き慣れている女子トイレ。



だから「あれっ、ここで良いんですか?」と聞き直したのだが彼女は「はい、どうぞ」としか云わない。

だから念のため「あの・・・・・私にはアレが付いているんですけれど・・・・・」と云った所で彼女はやっと間違いに気が付き、赤面して下を向き、違う方向を指さした。

私のミッション・インポッシブル

2020-04-19 20:04:29 | 日記
緊急事態宣言で家に籠もっていることが多くなった。

家にいて何をしようか考えてみるとすることは沢山ある。先ず、死ぬ準備だ。
いつ新型コロナウィルスに感染するかも知れないし、感染しなくても人生の終わりはそんなに遠くない。

止まったままの断捨離をしなければならないのだけれど、どうも捨てるのが苦手だ。

沢山の写真データが残っていたことを思い出し、その整理を始めてみた。

画像をどんどん消す。記憶に無い画像もあるが、ほとんどが旅の記録だ。写真に残っているから思い出すのであって消すとその記憶も無くなるような気がする。

膨大なデータの数パーセントを整理した所で・・・・・「飽きた」

残りは後日続けることにして居間へ戻ったらテレビでトムクルーズ主演のミッション・インポッシブルが始まった。

確か何処かにあったはずと机の中からモデルガンを探し出し、室内なのにサングラスを装着。

これで鼻は低いが少し小太りの主人公イーサン・ハントが出来上がり。
その姿を見て呆れる家内と娘。

イーサンが美人女優とキスする場面では、当然私も唇を突き出す。
崖やビルから落ちそうになると高所恐怖症の小太りイーサンのアレがキュッと縮む。



その度に「お母さん、また縮んだ」と報告するのだが「私には付いていないから分からない」と素っ気ない。

どうやら、もう興味が無いようだ。