夜半、数センチの雪が降った。

雪かき しなくても良いんじゃないのか と思うギリギリの降雪量。
でも、ルンバはタオルで鉢巻をして オッサン姿で出て行った。

仕方が無いので、私も腰にベルトを巻いて出陣。
寄せ集められた雪を 隣の空き地まで何度も運んだ。

いつも通り 私は大体終わった所でリタイアするのだが、ルンバはそれからも動き続けて掃き清めたように雪を除けて融雪剤まで撒いたようだ。
さすがに堪えたのか、グッタリしているルンバのために夕食は焼肉を食べに行くことにした。
焼肉屋といってもファミリー向けなので色々な食べ物がある。肉だって そんなに大した高級品ではない。

シルバー割引が適応になるようだ。
それを知った途端、いつもは若く見られようとしている私達は 年相応の爺ちゃん婆ちゃんに変身。


「ドリンクバーは どうしますか?」と訊かれたので
「薬を飲むだけの水があれば充分じゃ」と断った。
「それに、夜中に飲み過ぎてお漏らししたら困るからのぅ・・・・・」
