TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「逆噴射家族」(1984年)

2007年12月04日 | 映画、TV・ラジオ番組
この頃パソコンでのDVDを見る事が週末の楽しみになりつつあって
レンタル屋さんでいろいろ借りてきています。
それでも、17インチ液晶モニタで見る映画ですので、迫力を楽しむような
作品はきついですね。ですからジャンルとしては限られますが
ヘッドフォンで音を聞いているので、けっこう入り込んで見てしまいます。

かつて映画館で見た20年以上前の映画をもう一度見てみたり
素通りしてきた旧作に出会うのもなかなか良いです。
そして、最近見たのがATG(日本アート・シアター・ギルド)の製作による
80年代の作品「逆噴射家族」。そして「台風クラブ」。
気が付いた方もいらっしゃると思いますが、いずれの作品にも
工藤夕貴ちゃんが出ています。彼女のデビュー間もない時の作品ですが
あれから20数年過ぎた今、もう一度見るとどんな感覚になるかと思っていました。

やはり「逆噴射家族」は理屈抜きで面白いです。
家族のココロの病気を気にした父親(小林克也)がやっとの思いで
郊外の一戸建を手にしたものの、そこに祖父(植木等)が引っ越してきて
さぁ大変。祖父の部屋などあるはずなく、どうするか。

浪人して東京大学を目指す”受験ノイローゼ”気味の長男(有薗芳記)
女優かプロレスラーになりたい娘(工藤夕貴)、そして母親(倍賞美津子)
この一家による家族間の気持ちのすれ違いが、やがて暴走し抗争に
至ると言うストーリー。とにかく息もつけないほどのスピード感は
見ていて面白く、細部にこだわる徹底した造りには感動さえ覚えるのです。

この映画を最初見た当時は、長男の気持ちが年齢的にも近くて共感できましたが
今見直したら、完全に父親目線で見ておりました。
男が家を建てるという決断をしたり、家族を思う気持ちというのはわかります。
ただバランスが崩れると、家庭崩壊になる可能性を秘めている
そんな事を教えてくれた気がします。

それにしても工藤夕貴ちゃんは可愛かったし、演技もすごいと
改めて思ったのでありました。

逆噴射家族(1984) - goo 映画
逆噴射家族(1984) - goo 映画

最新の画像もっと見る

コメントを投稿