TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

林 寛子「寛子の青春物語」(1977年)

2006年06月21日 | アイドルPOPS【70年代】
参議院議員「扇 千景」さんの本名は林 寛子さんですが
もちろんそちらではございません。1959年10月16日生まれのタレント
林 寛子さんの方です。

彼女は1974年に「ほほえみ」でデビューして以来、シングル、アルバムを
何枚か出していますが、今回はこのアルバムを取り上げます。

この当時『青春』という言葉はTVドラマ、映画などでも盛んに使われて
いて、ちょっとしたブームにもなっていたような気がします。
世の中全体が若さというものに憧れがあって、青春を謳歌する
若者に対して、「もっと今を大切に生きなさい」と言うメッセージを
含んでいたのかもしれないです。
でも当の若者たちには「シラケムード」も漂いはじめていて
『青春』という言葉を陳腐と思うことさえあったと思います。

この「寛子の青春物語」は、青春賛歌が中心になっていて
聞いていると「若いってことは良いことだ!!」と
叫びたくもなりますね。

1曲目の「私がブルーにそまるとき」は阿久悠作詞、大野克夫作・編曲で
シングル盤にもなっている曲。実はこの曲が聞きたくてアルバムを
買ったのです。途中で転調する時の歌声がとても好きなのです。
アイドル歌手の歌い方も好きですが、言葉ひとつひとつを丁寧に歌う
歌い方というのが好みなのです。そして大人の入り口にさしかかった
この時期の歌声というのは、とても魅力的と感じます。

また当時のキャニオン・レコードはなかなか良い繊細な音造りをしていて
このアルバムも聞いていて疲れないです。しかし残念ながら
過去にCD化されたものの、すでに廃盤となっているようです。
そして今は演歌の詞を書くことが多い荒木とよひささんも、このアルバムに
4曲提供しておられて、その中でも「図書館通り」はワタシのお気に入りです。

A1 私がブルーにそまるとき
A2 青春白書
A3 とぎれた夢
A4 バイバイ・ラブ
A5 アリスのように
A6 ひとりぼっちの土曜日
B1 恋はお伽話じゃないから
B2 想い出がひとりで歩きだす日
B3 白い包帯
B4 青春の階段
B5 図書館通り
B6 マドモアゼル

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2 コメント

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見つけました… (シナチク)
2012-08-30 20:03:45
私も『図書館通り』が大好きですが、かつて彼女のベストアルバム(CD)には収められていたが、その後のアルバムには未収録。かろうじて平成元年に『寛子の青春物語』が奇跡的な1500円でリリースされてました。私は他にも『バイバイラブ』『白い包帯』も気に入ってたので迷わず購入。『がんばれ!レッドビッキーズ』で初めてファンになりましたが、アルバムはおろか、彼女がどんな歌を歌ってたかしりませんでした。昭和63年秋にたまたまベストアルバム(CD)を購入。そこで最初に気に入ったのが『図書館通り』でした。上手いです。今さらながら驚きました。彼女は単なるアイドルじゃないですね。
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寛子の青春物語 (伝説のTAKA)
2012-08-30 23:08:59
>シナチクさん
『がんばれ!レッドビッキーズ』毎週見てました。
あの当時はアイドル主演の連続ドラマがゴールデンで放送されていて
今思っても良い時代だったですよ。

そして林寛子さんの歌唱力も確かですが、この当時のレコードの音はとにかく良かった。
今ではなかなか考えられない、ストリングスの入ったフルオーケストラによるカラオケですからね。

国民的人気アイドルグループしか知らない若い人にも
80年代のアイドル曲を聞いてもらいたいな・・・
とも思っています。

コメントありがとうございました。
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