TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

ガロ「学生街の喫茶店」(1972年)

2006年11月24日 | 国内グループ
ガロ(GARO)は堀内護 (マーク)、日高富明 (トミー)、大野眞澄 (ヴォーカル) の
三人組フォーク・ロックグループ。デビュー曲は1971年発売の「たんぽぽ」で
この「学生街の喫茶店」は3枚目のシングル。

ワタシの手元には音源がほとんど無いのが残念なのですが、ガロのシングル盤は
好きな曲が多いです。セカンドシングルの「地球はメリーゴーランド」や
「君の誕生日」は特に好きで、深夜放送のラジオから流れてくると「良い曲だなぁ」
と聞いておりました。

ガロというと、ちょっと渋~い声のお兄さんたちが一緒に歌っているグループ
という印象で、それがまたカッコ良い!とフォーク少年はあこがれていたのです。
最近でも大野眞澄さんはソロで活動されていて、名古屋の久屋大通り公園で
行われる「青春のグラフィティコンサート」にも毎年のように参加されています。
そのコンサートでも「学生街の喫茶店」は必ず歌ってくれるのですが
年齢を重ねた大野さんの歌声は、年輪の如く積み重ねられて、味わい深いもの
となり響いて来るのです。

それにしても、ワタシの通っていた大学は山の中で、学生街など存在せず
喫茶店と言えば、田舎臭くて、この歌にあるようなお洒落なものでは無かった・・・
仮に用事で都心に出た時でも、何となく気後れして、そんな店には入った事
無かったのです。「君とよくこの店に 来たものさ」と歌おうにも
「君」という存在さえなく・・・全くさえないものでした。

この歌で歌われる世界は、憧れの世界であり、結局はそんな経験も無く
夢だけで終わっちゃった・・・
でも実際のところ「喫茶店」でお茶するのは、あまり好きでは無かったから
たとえ入っても落ち着かずに、すぐに出たくなるのです。
それは今でも同じですが・・・

ところでこの「学生街の喫茶店」はもともとB面の曲で、「美しすぎて」がA面でした。
こちらが売れたので、入れ替えて発売された盤がこの写真のシングル盤。
ジャケットの裏側を見ると、「美しすぎて」がA面扱いのままになっていて
楽譜が記載されています。という事は、表ジャケットの文字表記のみを
入れ替えたということなのですね。
ちなみに「美しすぎて」もかつてはよく深夜放送で聞きました。この曲もなかなか
ハーモニーが渋くてかっこ良いです。

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