TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

木之内みどり「硝子坂」(1977年)

2007年07月08日 | アイドルPOPS【70年代】
今日は「トヨタスタジアム(愛知県豊田市)」で行われたフリーマーケット
で出店してきました。この会場はトヨタ自動車やその関連企業で
働く方が多くいらっしゃるので、いつも賑わうのです。
そこで、フリマ終了間際ではありましたが、会場を見ていたら
ダンボールにLP盤を詰めて売っている方がいらしゃいました。

「何かあるかな~」と見ていたら結構古いレコード盤が・・・
「お!フィンガー5がある」などと言いつつパラパラ見ていたら・・・

木之内みどりさんの「硝子坂」のアルバムがあるではないですか!
当時買おうと思って結局買わずにいて、後になって後悔していた
アルバムのうちの一枚!しかも・・・100円!!!
「こ・こ・これください!!」つい声が上ずってしまった。

売っていた方曰く
「いちいち値段を調べてないし、価値もわからないから、いいよ
どうせ処分するものだから」だって。感謝感激でした。
以外と思われるかも知れないですが、木之内みどりさんのアルバムは
ベスト盤しか持ってないので、倒れそうになるほどの興奮でした。

そのほかにもドゥービー・ブラザーズの「キャプテン・アンド・ミー」
(ロング・トレイン・ランニンが収録されているアルバム)と
スティービー・ワンダーの「トーキング・ブック」(迷信が収録)
この二枚もゲット!とってもお買い得でした。

「硝子坂」のアルバムに戻ります。
A面は全て、作詞:松本隆さん。聞いているだけで「これが青春だよ!」
という感じです。一曲目の「東京メルヘン」はシングル曲で
吉田拓郎さんの作曲で編曲:石川鷹彦さん。いわゆる拓郎節ですね。
季節は今の曲ではないけど
「東京メルヘン」にはこんな一節があります。

  寒いポッケで二人の手
  あたためたのもおとぎ噺ね

70年代の詞といえばそれまでかも知れないけど
この危うさに共感できた時代は良かったと思う。
しかもちょっと力の抜けたような木之内みどりさんの声は
「それもいいでしょ」と話し掛けているようで

  もうじきに もうじきに春が来るんですね

の繰り返しで、なんか説得されたというか
「そうだよね、一緒に春を待とうか」と思ってしまうのです。

B面は全て作詞:島武実さんで、作曲:宇崎竜童さん。
この中の「硝子坂」は後に高田みづえさんがカバーしました。
木之内みどりさんの「硝子坂」は決して演歌っぽくは無く
文字通り硝子のような壊れやすい感傷的なイメージです。

このアルバム「東京メルヘン」以外は編曲がラストショー。
村上律さんのペダルスチールや徳武弘文さんのギターに
泣かされます。ホント良いです。
ゆっくりと聞き込みたくなる一枚に出会えました。

A1. 東京メルヘン
A2. フルーツ
A3. ヨーヨー
A4. ゆめまくら
A5. シティー・ライト
B1. 五月雨
B2. ありったけさわやかに
B3. 明日からごめんね
B4. Good-bye
B5. 硝子坂
B6. サヨナラの後に・・・

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