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TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「透光の樹」(2004年)【DVD】

2009年02月17日 | 映画、TV・ラジオ番組
透光の樹 [DVD]

東宝

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芥川賞作家高樹のぶ子さんの小説を映画化した作品で監督は根岸吉太郎さん。

映像製作会社社長の今井郷(永島敏行さん)はかつて取材をしたことのある
石川県鶴来の刀鍛冶山崎火峯の元を訊ねるのですが、そこで当時高校生であった
娘千桐(秋吉久美子さん)と25年振りに再会したところから物語は始まる。

刀鍛冶の父は現役を退き、しかも寝たきりの状態。
千桐は離婚をしていて、中学生の一人娘と暮らしているので、生活は貧窮している。
その有様を知った今井郷は、妻子がある身でありながらお金を渡し
それがきっかけとなり、不倫の恋が始まる。

渡したお金の額はわかりませんが、封筒の厚みから察すると100万円程と思われます。
いくら映像製作会社の社長とは言え、かなりの金額と思います。
会社も大きな会社では無いので、無理をしているなとは感じました。

ただ、渡したお金に相当するほどの魅力があったのでしょう。
25年の少女は大人になって、さらに色香を増していました。
秋吉久美子さんはその千桐をリアルに演じていました。

大人の恋愛映画なのでお約束通りのシーンが多くR18指定となっています。
でも秋吉久美子さんの身体は、年齢を感じさせない美しさで
永島敏行さんが羨ましくも思える程・・・。

自らの病の治療よりも不倫と言うか刹那的な恋愛を選ぶ今井郷に
憧れると言う気持ちも無い訳ではないと言うのは男の性か。
そこまで燃える(萌えるではないよ)程の女性と知り合えること自体凄いと思う。

千桐の乗っているクルマが軽自動車であると言うのが
とてもリアリティのある暮らしぶりでした。
そして、今井郷と会う時のおめかしの仕方も、リアルな感じでした。
そのあたりが入り込みやすいポイントであったかも知れないです。
そして、列車内での別れのシーンは涙モノ。
すっかり入り込んでしまいました。

バックで流れる日野皓正さんのミュートのかかったトランペットの音が
画面を引き締めていて、これがなかなか良いです。

ラストシーンは秋吉久美子さんが、むしゃむしゃと鶏の骨付き肉を食べている
あの、映画「赤ちょうちん」を思わせるようなシュールさで
切なく感じたワタシです。





透光の樹(2004) - goo 映画

透光の樹(2004) - goo 映画

映画「真夜中の弥次さん喜多さん」(2005年)【DVD】

2009年02月14日 | 映画、TV・ラジオ番組
真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]

角川エンタテインメント

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宮藤官九郎さん監督・脚本の映画。
弥次郎兵衛(長瀬智也さん)と喜多八(中村七之助さん)の二人がメインの
登場人物なのですが、他の出演者が多彩でしかも個性的な方ばかりでした。
わずかな場面にしか出てこないのに、印象に残る方もいて
箱根の関所での登場人物の意外さには驚きました。

江戸時代と現在が混在したストーリーで、ハチャメチャなので
この物語はどういう結末になるのかと思いながら見ていましたが
生と死をテーマにした深いものであると感じました。

特に弥次さんと死んでしまった妻(小池栄子さん)の生活観のある
シーンにはグッときました。あの米をといでいる姿・・・
惚れますよ(^^♪

この映画、最初は江戸からお伊勢までのまともなロードムービーかと思っていて
そのような展開を期待していたのですが、そうは行かなかったですね。
まぁそこが、宮藤官九郎さん監督の映画ってところでしょうか。

ところで、何故今頃「真夜中の弥次さん喜多さん」なのかというのは
公開当時見ていなくて、DVDもレンタルして来なかったという事です。
ただ、最近宮藤官九郎さん監督の最新作「少年メリケンサック」の
の宣伝が流れていて、「ヘブンズ・ドア」の宣伝で主演の長瀬智也さんの姿を
TVで見かけることが多かったので、この二人と言えば「真夜中の弥次さん喜多さん」
と思い、レンタルしてきたのです。

単純に面白い宮藤官九郎さんの映画を、機会があればまた見ようと思っています。




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よろしくお願いします。

真夜中の弥次さん喜多さん(2005) - goo 映画真夜中の弥次さん喜多さん(2005) - goo 映画

映画「感染列島」(2009年)

2009年01月24日 | 映画、TV・ラジオ番組
感染列島 スタンダード・エディション [DVD]

東宝

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話題の映画という事もあって、金曜夜のレイトショーの客席はかなり埋まっていました。

未知のウィルスが日本に持ち込まれて、爆発的に流行してしまい
パニックに陥る中での医療の現場が描かれた作品。
とにかく、怖いです。
あんなのが本当にやってきたら、どうしようかと思います。

劇場内は、皆が固唾をのんでスクリーンに釘付けという状態でした。
そして、咳をするお客さんがいたので、リアルに怖くなりました。
もちろん帰ってからはしっかりうがいをしました。

新型のインフルエンザの流行が懸念され、ただでもインフルエンザの患者が多い
時期での公開ですから、説得力はありました。こんな爆発的流行は
映画の世界の絵空事であって欲しいと願いますが、抗生剤の効かないウィルスが
現れる可能性が否定できない以上、最悪のシナリオとして、こういう事態は
覚悟した方が良いと思いました。

特に地方自治体の役人の方は、見ておいたほうが良いと思います。
あくまでも最悪の事態を描いた作品ですが、可能性はゼロでは無いですから。
病院だけではベッドが足らないので、学校を病棟にしてしまったり
幹線道路を封鎖して、人の移動を制限するなどの緊急事態の対策は
映像になるとリアルに迫ってきます。

押し寄せる患者に対処する、救急医療の現場がメインですが
普段でも救急医療に携わる方は24時間体制で働いているのですから
見ていて、医療関係者の方には本当に頭が下がる思いです。

ただ、これは映画としてのお約束でしょうか
主役の松岡医師と元恋人の栄子さんの抱擁シーンにはちょっと興ざめでした。
そんなことしてる場合じゃないでしょ。
しかも患者が押し寄せる病院内ですから、気も抜けないはずですけどね。

あとICU内に携帯電話を持ち込んでいましたが、良いのでしょうか。
医療機器に影響があるので、PHSならともかく携帯電話はまずいでしょ。
素人目からしても気になる部分はありますが、あくまでもドキュメンタリーではなく
社会派映画ですからね。

人間は強いから何とかなるとは思うけど、最後まで気の抜けない展開でした。
未知のウィルスと戦う医療関係者の姿と、爆発的流行の恐怖を描いた
よく出来た作品と思います。


感染列島 - goo 映画

感染列島 - goo 映画



映画「禅-ZEN-」(2009年)

2009年01月11日 | 映画、TV・ラジオ番組
禅 ZEN [DVD]

アミューズソフトエンタテインメント

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曹洞宗を開き禅の教えを説いた鎌倉時代の僧、道元禅師の生涯を描いた映画。
お線香の香りがしてきそうな映画でしたが、道元禅師の思いや
彼を支えていく人々の描き方は、決して古臭いものではなかったです。

 あるがまま、自然の流れに身を任せ、ただ座るのみ「只管打坐(しかんたざ)」

この精神を貫いてきた道元禅師。

禅とはただ座禅を組むことだけの修行ではなく
日常のこまごまとした仕事をこなしていくのも大切な修行。
庭を掃除したり、廊下を雑巾で拭いたり、食事の支度をしたりすることも。

 「仏は自らの中にいる、現世を生きることが大切なこと」

そのような台詞がありましたが、多くの人たちが不安を抱えている時代だからこそ
自分と向き合うことが大切と感じました。
生き方に迷い悩んでいる方にオススメの映画です。

映画の中では常に座禅を組むシーンがありまして、見ながらも
手だけは座禅の形になっている自分がいました。
また道元禅師役の中村勘太郎さんが本当に僧侶のように見えてきて
何度も手を合わせてしまいました。

凛とした空気感と静寂がスクリーンのみならず劇場内にも広がり
禅寺で法話を聞いた後のようなすがすがしさが感じられました。

 「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」

この道元禅師の言葉こそ日本の心。見終わった後、ありがたい気分になりました。

ただ、専門用語が多いので、耳で聞いただけでは理解が出来ないところもありました。
テレビドラマ的な手法になりますが、テロップとか説明が欲しかったです。
また、CGの使い方が新興宗教の勧誘映像的な感じで残念でした。
あれなら使わない方が良かったと個人的には感じました。

約2時間で道元禅師の生涯を描くと言うことで、駆け足的な進行ではありましたが
映像の美しさと、上質な音楽のおかげか、ゆったりと鑑賞できました。
年の初めに、自らの生き方を考えるのにふさわしい作品と思いました。


禅 ZEN - goo 映画

禅 ZEN - goo 映画



2008年に見た映画(DVD含む)

2009年01月07日 | 映画、TV・ラジオ番組
2008年はなるべく多くの映画を見ようと言うことで、DVDのレンタルも含めて
50本近くは見たいなぁと思っていました。
最初は良いペースでしたが、夏に自転車で転倒したり「初音ミク」に、はまってしまったので
ペースがかなり落ちてしまいました。

また、劇場で見るつもりの映画を、見逃してしまったこともあったので
今年は、昨年以上に劇場に通い、映画を楽しもうと思っています。

以下に昨年見た映画をまとめてみました。
リンクが張ってあるものは、全てこのブログ内につながっています。
見た本数としては28本ですが、今までこれほど見たことは正直言って無かったです。
なんと今まで映画を見てこなかったのか・・・。

今年はもっと多くの映画を見て、たくさん感動しようと思います。

01.SAYURI(2005年)
02.「キサラギ」(2007年)
03.日本沈没(1973年)
04.刑務所の中(2002年)
05.旅の重さ(1972年)
06.バネ式(2002年)
07.バージンブルース(1974年)
08.もう頬づえはつかない(1979年)
09.(1974年)
10.赤ちょうちん(1974年)
11.結婚しようよ(2008年)
12.ダイアモンドは傷つかない(1982年)
13.しあわせの一番星(1974年)
14.アイコ十六歳(1983年)
15.ザ・マジックアワー(2008年)
16.黄色い涙(2007年)
17.築地魚河岸三代目(2008年)
18.佐賀のがばいばあちゃん(2006年)
19.死に花(2004年)
20.ミステリー・トレイン(1989年)
21.小さな恋のメロディー(1971年)
22.燃えよドラゴン(1973年)
23.WORLD TRADE CENTER(2006年)
24.私を抱いてそしてキスして(1992年)
25.帰らざる日々(1978年)
26.櫻の園-さくらのその-(2008年)
27.櫻の園(1990年)
28.それでも ボクは やってない(2007年)

昨年公開の映画は4本のみでした。
「結婚しようよ」「ザ・マジックアワー」「築地魚河岸三代目」「櫻の園-さくらのその-」
今思うと、この中では「櫻の園-さくらのその-」が一番好きでした。
ほわ~んとした感覚がやわらかくて、個人的にはツボにはまりました。

goo 映画
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映画「櫻の園」(1990年)

2008年12月10日 | 映画、TV・ラジオ番組
福田沙紀ちゃん主演の2008年リメイク版を劇場で見たので、
18年前に公開された「櫻の園」をDVDで見ました。

同じ監督によるリメイクなので、新作には新たなストーリーが加えられている
と言うことは情報として知っていましたが、その通りでした。
旧作は「櫻の園」を上演する当日の物語で、まさにリアルタイムの進行。
しかも学校内でのストーリー展開なので、時間の経過に伴なう女の子たちの
揺れ動く心理描写が濃密に描かれています。

演劇部の女子生徒たちの、緊張感の高まった状態の中でも
息抜きのようなちょっとした仕儀さまでもが映像になっていて
繊細な表現までもが十分伝わってきました。
とにかく、生き生きとした表情がとても眩しい作品でした。

一方で新作は上演までの道のりが主に描かれているので、「櫻の園」という
タイトルは同じでも、全く違った物語であるということが理解できました。
旧作を見た方にとっては、今年の新作は描き方が希薄と言う印象を
持ったかもしれないですが、新作の方が華やかな感じはしました。

リメイクされることで、全く感じの違う作品に仕上がるということは当然ですし
同じ監督が描くと言うことからも、変わることはあえて承知の上であると思う。
続編では無く、もうひとつの「櫻の園」という印象を持ちました。

旧作の「櫻の園」を見て、作品としての素晴らしさが理解できました。
この映画は名作であると思いました。

櫻の園(1990) - goo 映画櫻の園(1990) - goo 映画


映画「櫻の園-さくらのその-」(2008年)

2008年11月11日 | 映画、TV・ラジオ番組
思いっきりの女子高生モノ青春映画ですが、意外と良かったです。

とびっきりの美少女が出てくるわけでもなく、演技派女優を集める事も無く
普通な感覚の素人っぽさが、映画にリアリティを出している作品。
等身大の今の女子高生像を描いているので、それが一番重要なのでしょう。
確かに劇中で交わされる会話は、全く今の若い子たちの調子でした。

スリルとサスペンスとか、ラブシーンとか全く無しの映画ですから
映画に対して求めることが、そう言ったものであるなら
物足りなさを感じるかも知れません。

でも、彼女たちのひたむきな姿を見て、ちょっと涙腺に来ましたね。
若い子たちには共感が持てるでしょうし、大人たちにとっては
昔の忘れ物を探しに行かなきゃとも思わせるのです。

  「若いって素晴らしい」

だけでなく

  「おっさん達も前例や過去にとらわれずに、何かやってみようよ」

と言う気分にさせられます。

禁断の女子高に潜入的!な野次馬的オヤジ嗜好で見ても良いでしょう。
期待するような映像は少ないですけど、遠い過去を思い出すかも知れないです。
あんな子クラスにいたなぁ・・・でも良いですし
若い頃の彼女を思い出しても良いと思います。

男性の出演者は大杉漣さんとサックス吹きの少年も柳下大さんのみ。
そして富司純子さんや菊川怜さん、京野ことみさんたちが脇をしっかりと
固めてくれています。そして大人の事情としての上戸彩さんの出演。
でも上戸彩さんがライブハウスで歌っているところは、なかなか似合っていましたよ。

主演の福田沙紀ちゃんのクラスメイトとして、女の子達がいっぱい出ているので
彼女達のご家族・親戚一同は喜んでいるだろうな・・・とか思いましたが(笑)
役をもらっている子たちは自然に日常を演じている、そんな気がしています。

映画のバックで流れる音楽がとても心地よくて良いなぁと思っていましたら
音楽担当は川井憲次さん。押井守さんの作品や数々の映画音楽を担当されている方
なので、頭の中に感覚として残っているのでしょうね。

とにかく、ゆったりと流れるような感覚を味わうことが出来た映画でした。

櫻の園 -さくらのその- - goo 映画
櫻の園 -さくらのその- - goo 映画

映画「帰らざる日々」(1978年)

2008年08月05日 | 映画、TV・ラジオ番組
先日放送されたスペシャルドラマ「めぞん一刻」を見ていたら
おおぉ・・・というびっくりな映像が流れました。
それは五代裕作が七尾こずえちゃんを誘って見に行った劇場のシーンで
スクリーンに映っていたのは、映画「帰らざる日々」。

結構古い映画なのに・・・と思っていましたが
「めぞん一刻」で七尾こずえちゃんが登場するのは設定上1981年頃なので
名画座での再上映なら、特に違和感は無いですね。

さて「帰らざる日々」と聞いてピンと来る方も多いでしょう。
アリスの名曲をモチーフにした映画で、藤田敏八監督作品。
当時流行したフォークの名曲をテーマにした映画の一本で
「赤ちょうちん」、「妹」も藤田敏八監督の作品です。

東京でキャバレーのボーイをしながも作家を目指す青年が
故郷の飯田に帰る途中で、高校時代の友人とたまたま乗り合わす。
そこで高校時代を思い出し、いろいろと楽しいこと辛いことを
回想していくというのが映画の流れ。

永島敏行さんと江藤潤さんの二人の青春記という感じですが
そこに絡んでくる女性がなかなか大人っぽくて良いです。
すごいと思ったのは朝丘雪路さん。今と全く変わっていないです。
でも個人的に好みだったのは『桃尻娘シリーズ』でおなじみの竹田かほりちゃん。
青年誌のグラビアでよーく見ていましたが、この当時はすごく可愛いです。

男っぽく汗臭いという感じもする映画ですが、良く出来た青春物。
木造校舎の高校や、当時の列車内などを見て懐かしさも感じます。
人生に対する考え方が、今よりもストレートだった時代と思いますが
実はそれこそが「帰らざる日々」なのか・・・と感じたのです。

「めぞん一刻」を見た後で、「帰らざる日々」の映画が見たくなったので
レンタルショップでDVDを借りてきました。
誰も借りていなかったので、同じことを考えていた方は居なかったのかなぁ。

帰らざる日々(1978) - goo 映画
帰らざる日々(1978) - goo 映画

映画「燃えよドラゴン(ENTER THE DRAGON)」(1973年)

2008年07月21日 | 映画、TV・ラジオ番組
連日あまりに暑くて夏バテ気味なので、涼しい部屋で熱い映画が見たいと思い
手持ちのLDで「燃えよドラゴン」を見ました。

この映画はアメリカと香港の合作映画。俳優さんは国際色豊かな感じですが
70年代の香港の風景が良く出てきます。
九龍あたりの商店や、航空機がビル群すれすれの高さを飛んで、啓徳空港に
着陸するシーンもあって、香港らしさを感じることが出来ます。

もちろん「燃えよドラゴン」と言えば「ブルース・リー(李小龍)」の出世作。
日本でも大ヒット映画になりました。当時の男の子たちが、こぞって
ヌンチャクらしきものを持って、振り回してマネをするほどの影響力のある
作品でした。ワタシもこの映画が好きで、再上映も含めて劇場で2度ほど見ました。

鍛え抜かれた肉体もすごいのですが、彼の哀感のある表情が好きです。
そして自信を持って戦い抜く姿は、日本人好みかも知れないです。
今のアクション映画ではワイヤーアクションやCGを使いますが
この作品ではそれは無く、あくまでも生の格闘シーンがメイン。
緊張感があり向かって来る敵を、一人残らず倒していく姿は
戦国武士の千人切りではないですが、見ていると興奮しますね。

そしてここだけの話ですが、要寒島で試合をしているところで、支配者ハンの
後ろに立っている女の子がものすごく可愛いです。(個人的趣味で・・・)
日本人っぽい顔立ちの、70年代の女の子という感じの子が二人いて
その子が出てくると試合よりもそっちの方が気になって仕方ないのです。
アメリカ系の美女や香港美女がいっぱい出てきますが、あの子が一番!

ブルース・リーは若くしてこの世を去りました。しかもこの「燃えよドラゴン」が
大ヒットした時にはすでに亡くなっていたのです。それでも彼の与えた影響力は
計り知れないものがあり、今もなおファンが多いアクションスターなのです。

ブルース・リーの命日は1973年7月20日。ちょうど35年前ですね。
昨日が命日でしたので、今日は彼の代表作を見たのでありました。

燃えよドラゴン(1973) - goo 映画
燃えよドラゴン(1973) - goo 映画

映画「小さな恋のメロディ」(1971年)

2008年07月08日 | 映画、TV・ラジオ番組
前にこのブログに「小さな恋のメロディ」を見たことが無いと書きましたが
先週末にDVDを借りて来ました。遥か昔にTVで放映されたのを見たかも
しれないですが、じっくりと見ていたら、すっかりと入り込んでしまいました。

何だろう、もう忘れてしまったような昔の記憶を呼び覚ませるような感じですが
自分にはこんな経験は無かったぞ・・・。
でも学校の感じなどは国が違っても同じなのですね。
教師が前に立ち、偉そうにしているところなんかはねぇ。
この映画で描かれているのは、南ロンドンの小学校なのですが
見た感じでは中学生のような印象を受けました。(ちょっと大人っぽく見えたので)

「小さな恋のメロディ」はダニエル君(マーク・レスター)とメロディちゃん
(トレイシー・ハイド)の淡い恋物語。
そこに仲間や友人が加わり、親や先生達の大人と対決していく姿は、可愛いなと思う。
やはり、見ている自分が親の世代になったので、彼らがやんちゃをしていても
成長の過程として、見守ってやりたくなります。

それにしても、映画に出てくるクラスメイトの男子って、コドモだなぁって
思いますよね。走りまわったり、暴れたりで、しょうがない奴らだなって思います。
そんな様子を見ている女子は大人っぽく見えて、特にトレイシー・ハイドは
可憐で美少女っぽさは際立っています。
特に金魚と戯れているあのシーンは最高と思います。

学校が舞台で、生徒と先生の関係があり、仲間がいて恋が芽生える。
学園恋愛ドラマと言う観点からすると、きわめて基本的な内容ですが
時代が過ぎても通用する、普遍的なものなのです。
この映画は、思春期の頃にぜひとも見て欲しい映画です。

そして、この映画の魅力はその音楽。
ザ・ビー・ジーズの演奏は映像に溶け込み、カラダに入って来るのです。
やはり「メロディ・フェア」「若葉のころ」など何度聞いても感動しますし
ラストのCSN&Yの「ティーチ・ユア・チルドレン」は泣けますね。

とりあえず中古でアナログサントラ盤を買いました。
今まで「小さな恋のメロディ」をスルーしてきたことを悔やみつつ
プチップチッと音がするレコード盤を聞いています。

ヘラルド映画「小さな恋のメロディ」オリジナル・サウンド・トラック

A1. イン・ザ・モーニング(ザ・ビー・ジーズ)
A2. イン・ザ・モーニング<演奏>(リチャード・ヒューソン・オーケストラ)
A3. メロディ・フェア(ザ・ビー・ジーズ)
A4. メロディ・フェア<演奏>(リチャード・ヒューソン・オーケストラ)
A5. スピックス・アンド・スペックス(リチャード・ヒューソン・オーケストラとコロナ・スクールの学生)
A6. Fのロマンス・テーマ(リチャード・ヒューソン・オーケストラ)
A7. ギヴ・ユア・ベスト(ザ・ビー・ジーズ)
B1. ラヴ・サムバディ(ザ・ビー・ジーズ)
B2. 1日中踊ろう(リチャード・ヒューソン・オーケストラとバリー・ヒューソン)
B3. 若葉のころ(ザ・ビー・ジーズ)
B4. 若葉のころ<演奏>(リチャード・ヒューソン・オーケストラ)
B5. シーサイド・バンジョー(リチャード・ヒューソン・オーケストラ)
B6. 先生を追いかけろ(リチャード・ヒューソン・オーケストラ)
B7. ティーチ・ユア・チルドレン(クロスビー,スティルス,ナッシュ&ヤング)

ジャンク盤を買ってきたので、盤面の状態がよろしくないので
もう少し程度の良いのを探すか、CDを購入した方が良いなぁ・・・。

小さな恋のメロディ(1971) - goo 映画
小さな恋のメロディ(1971) - goo 映画

映画「ミステリー・トレイン」(1989年)

2008年07月06日 | 映画、TV・ラジオ番組
デビュー当時から、お気に入りであった工藤夕貴さん。
彼女はいろいろと映画に出ているのですが、なかなか劇場公開時には
行けずに、見ていない作品が多いのです。
そのうちの一本がこの「ミステリー・トレイン」。

「ミステリー・トレイン」というタイトルから乗り鉄系の映画かと
思っていました。工藤夕貴さんと永瀬正敏さんが座席に向かい合って
座っているスチール写真を見ていましたから、本当にそう思っていました。

でも列車に乗っているシーンはそれほど多くは無かったです。
それよりも到着したメンフィス駅の、歴史を感じさせる構内の様子に
そそられました。木の椅子に懐かしさを感じました。
メンフィスの駅で降りた二人は、行き先でもめるのですが
そのあたりの会話がなかなか面白かった。

この映画は三話構成になっているのですが、舞台は全て同じ
メンフィスの安ホテル。同じ日の同じ夜、ラジオから流れる
エルヴィス・プレスリーの「ブルームーン」を聞きながら過ごす
3組が登場人物の物語。そして同時に翌朝の銃声を聞く。

アメリカ映画なのですが、日本からメンフィスにやってきた
二人の会話は日本語。夕貴ちゃんが時々英語を使うのですが
相手に良く伝わっていないと言う設定で、そのあたりが面白い。
マニア向け日本映画のような感じでもあって、工藤夕貴ちゃんらしい
自然な会話がちょっとツボに入りました。
そして、スーツケースの中身のキティちゃんグッズ。
コレは日本らしさを演出していますね。

そして、キャラクターとして妙に気になったのが、安ホテルのフロントの二人。
あー言う人、アメリカには居そう・・・と勝手に思っていますが
彼らは、いつ寝ているのだろうかと、気になりました。

ホテルで過ごす3組と、フロントの二人で進むストーリーは
淡々としているようですがトラブルもあり、その人間模様を読んで行くのも
面白く、最後には謎の銃声の理由もわかると言うことでひと安心。
ちょっとクセがあると思うのですが、楽しめる方には受けると思います。

ミステリー・トレイン(1989) - goo 映画
ミステリー・トレイン(1989) - goo 映画

映画「死に花」(2004年)

2008年06月29日 | 映画、TV・ラジオ番組
映画「黄色い花」が面白い映画であったので、他の犬童一心監督作品が
見たくなりました。そこでレンタルしてきたDVDがこの「死に花」。

入居一時金が7000万円からという、高級老人ホームの住人達の物語。
仲の良い仲間のうちの一人が亡くなり、この先をどう生きるかと考えて
いた時、彼の遺品に「死に花」と書かれたノートがあった。
それは河川敷から堤防に穴を開けて地下を掘り進み、銀行の地下金庫を
狙う荒唐無稽な計画であった。

それにしても計画実行には資金が必要なのですが、映画を作るつもりで
準備したお金が、計画が頓挫して余っているという仲間の後押しもあって
突っ走ってしまう老人達。あまりの無謀さに
「年を考えろよ!」と突っ込みを入れたくもなりました。

加齢のせいでポカミスをしながらも、着々と準備をしていく姿は
時間とお金があるからこその姿であるなぁと思っていました。
そう、お金も無く暇も無いような我々には到底出来ない無謀な姿。
見ていて羨ましくも思えてきました。

狙うのは金庫に収納されている現金17億円。
銀行強盗としては史上最高額なんて言っていましたが、誰も捕まった場合を
考えずにどんどん地下を掘り進む姿は楽しそうでした。
まぁ仮に捕まったとしても、この年齢では先が見えている。
そんな気持ちもあるのでしょう。
老いに逆らうかのような生き方は、これから先の自分自身にも
参考になるかも知れないです。(銀行強盗はしないけど・・・)

棺桶を用意して入ってみたら気持ちが良くて、このまま逝っちゃおうか・・・
などというシーンもあり、シュールな感じもあったのですが
後半からのスピード感、泥にまみれる老人たちの姿は、若者顔負け。
老いを扱う映画なので、重いモノかと思っていましたが、笑いと哀感のある
活劇のような作品でした。

ただ見ていて、あの年代になる前にやっておけることはやっておこう
そんな気がしました。

死に花(2004) - goo 映画死に花(2004) - goo 映画

映画「築地魚河岸三代目」(2008年)

2008年06月21日 | 映画、TV・ラジオ番組
原作のコミックスを全く読んだことが無いので、あえてキャラクターなどの
予備知識を持たずに映画を見てきました。そこで予告編も見ずに
作品についてニュートラルに近い状態で椅子に座りました。

まずはエリート商社マンの赤木旬太郎(大沢たかお)が、どうして築地に
行くようになったかというところですね。どう見ても、収入は多そうで
無難に仕事を続けていれば金銭的には困らないだろうにねぇ。
そしてその仕事を辞めてまで、自分の居場所を築地に求めてしまうという
荒唐無稽さにちょっと無理を感じてしまうのです。でもコミックスが
原作ですから、それも有りかなと思って見ていました
そして、オーバーアクションとも思える言動で笑いを取るところは
「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市さんと張り合っているかのような印象を持ちました。

でもこちらはコメディーではなく人情ドラマ。時に熱くなる、築地で働く人々との
人情劇は、とかく置き去りにしてきたような人と人の繋がりの大切さを教えてくれます。
特に「魚辰」で働く人は、原作を知らないので比較は出来ないですが、こういう人が
いそうな感じがすると思えるキャスティングです。そのあたりは寅さんや
釣りバカ日誌で実績のある松竹の映画ですから、さすがに描き方が上手
であると思いました。

さて、映画の中で出て来る魚料理。これがまたどれも美味しく見えて
スーパーのパック入りの魚とは全く次元の違う世界。
日本の食文化の基本は魚ですから、本当に美味しい魚が食べたくなりました。

すでに次作の予定があるということで、シリーズ化も決定している
「築地魚河岸三代目」。今回の作品はご挨拶代わりの第一作という位置付けで
あるなら、登場人物のだいたいの感じは掴めました。
ですから、早くも次作が楽しみになってきました。

それにしても、本多俊之さんのサックスの音が都会的でカッコ良いです。
魚河岸に流れるサックスは、とてもクールで良かったです。

築地魚河岸三代目 - goo 映画築地魚河岸三代目 - goo 映画

映画「黄色い涙」(2007年)

2008年06月19日 | 映画、TV・ラジオ番組
「嵐」のメンバーが揃って出演の映画ですから、アイドル映画に違いない
と思っていました。ですから昨年の公開の時も気にはしていませんでした。
ところが、DVDがレンタルショップに置いてあったので、ちょっと見ようかと
思って借りてきました。

東京オリンピックと新幹線開業の直前の東京で、それぞれ希望を持ち
夢の実現を目指す若者達を描いた映画。
漫画家を目指す村岡栄介(二宮和也)歌手の井上章一(相葉雅紀)、画家の下川圭(大野智)
小説家の向井竜三(櫻井翔)そして新聞配達の従業員勝間田祐二(松本潤)
この「嵐」のメンバーが演じる若者像は、アイドル映画とは程遠い地味なものでした。
夢を追いながらも、不器用でうまくいかずに苦悩する様子には、ついつい自分達の
青年の頃と重ね合わせて思えるような、普通の姿がありました。

派手な事件が起こることも無く、淡々と進むひと夏の物語は
女性関係も入って、こじれることもありますが、それも青年時代の通過点。
こうして悩んだり、苦しんだりして大人になるのだよと・・・。
彼らが、狭い部屋で共に暮らしている姿は、我々の学生時代の友人の下宿での
ザゴ寝を思い出させてくれて、懐かしさを覚えました。

それにしてもCGをほとんど使わずに、昭和の雰囲気を出している映像は
リアリティがあります。そして日本中を探して見つけた商店街や駅などは
セットでは出せない本物の魅力があります。
そしてこの映画のロケ地はファンの間では「聖地」になっているようですね。
商店街のロケ地、愛知県江南市は近いから、ちょっと見に行きたくもなりました。

生まれた時から家に電話があり、エアコンがあり、風呂もある暮らしをしている
今の若者達は、この映画を見てどう思っただろうか。お金に困って質屋に行くところ
は理解出来たのでしょうかね。

ちょっとまとまったお金が入ると酒盛りする所は若者の特権のようなもの。
男同士の共同生活も結構楽しそうで、若いって良いよなとしみじみ思いました。
流行の昭和を描いた映画ではありますが、見終わった後の感じが
とても良かった映画でした。

黄色い涙 - goo 映画黄色い涙 - goo 映画

映画「ザ・マジックアワー」(2008年)

2008年06月15日 | 映画、TV・ラジオ番組
この頃いろいろなTV番組に、監督・脚本の三谷幸喜さんが、ものすごい勢いで
宣伝のために出演されています。日本映画でこれほどの宣伝は見たことがないので
そこまで、オススメするのなら見ておこうと思ったのです。
レイトショーで行くと終演は0時を過ぎますが、土曜日ならいいでしょう。
そして出かけた、シネコンは満席。考えることは同じです。

暗黒街のボス(西田敏行)の愛人マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の
備後登(妻夫木聡)。ただでは済まない状態になったのですが、落とし前として
伝説の狙撃者"デラ富樫"を連れてきたら、命は保障するという事になった。
ところが、デラ富樫など知らないので、売れない映画俳優村田大樹(佐藤浩市)
を備後登が雇い、デラ富樫としてボスの前で演技をしてもらうというストーリー。

村田大樹に対しては自主映画の撮影と言うことにしてあり、もともとが
備後登の思いつきから始まったもの。行き当たりばったりで撮影用のカメラさえ
無い状態。これでこの先どうなるのという、だましながら進めていく構図は
観客に対してのハラハラ感をもたらしています。

映画の中で、もうひとつの映画を見ているようであり、さらに売れない映画俳優の
好きだった映画が、劇場で何度も映し出されていて「うる星やつら」に良く出てくる
「夢落ち」的な感覚もあったのですが、こちらはそこまでは行かなかったです。

映画内で映画を作る現場を見せるのは、内輪受け的なところもあって
少々府に落ちないところも感じました。でも「マジックアワー」という言葉自体が
映画の世界の言葉なので、基本はそれかな・・・とも思ったのです。

最初から感じたのはこのだましを、どういう形で収めるのかを、想像しながら見てました。
で、それに関しては、ちょっとあっけない感じは持ちました。
しかし、それは映画というものが持つ「御都合主義」と思って見ていました。
ドキュメンタリーではなく、あくまでもコメディー作品。笑いのツボとか
映画の楽しさを観客に伝えようと言うことについては、良く計算された作品と思いました。

それにしても伊吹吾郎さんは渋い・・・。そしていつかは印籠を出すのでは・・・。
と思っていましたが「撤収!」の一言は最高でした!
「ザ・マジックアワー」良く出来たコメディーとワタシは思いました。

ザ・マジックアワー - goo 映画
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第13回ハロプロ楽曲大賞’15

 
「ハロプロ楽曲大賞」とは、モーニング娘。およびハロー!プロジェクト所属アーティストが
1年間に発表した曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。今年で14回目。
投票カテゴリは「楽曲部門」「MV部門」「推しメン部門」の3部門です。
◆バナーをクリックするとハロプロ楽曲大賞サイトにジャンプします。
※文章及びバナーはハロプロ楽曲大賞サイトより転載しました

管理人より

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