TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

映画「感染列島」(2009年)

2009年01月24日 | 映画、TV・ラジオ番組
感染列島 スタンダード・エディション [DVD]

東宝

Amazon.comで詳細を見る


話題の映画という事もあって、金曜夜のレイトショーの客席はかなり埋まっていました。

未知のウィルスが日本に持ち込まれて、爆発的に流行してしまい
パニックに陥る中での医療の現場が描かれた作品。
とにかく、怖いです。
あんなのが本当にやってきたら、どうしようかと思います。

劇場内は、皆が固唾をのんでスクリーンに釘付けという状態でした。
そして、咳をするお客さんがいたので、リアルに怖くなりました。
もちろん帰ってからはしっかりうがいをしました。

新型のインフルエンザの流行が懸念され、ただでもインフルエンザの患者が多い
時期での公開ですから、説得力はありました。こんな爆発的流行は
映画の世界の絵空事であって欲しいと願いますが、抗生剤の効かないウィルスが
現れる可能性が否定できない以上、最悪のシナリオとして、こういう事態は
覚悟した方が良いと思いました。

特に地方自治体の役人の方は、見ておいたほうが良いと思います。
あくまでも最悪の事態を描いた作品ですが、可能性はゼロでは無いですから。
病院だけではベッドが足らないので、学校を病棟にしてしまったり
幹線道路を封鎖して、人の移動を制限するなどの緊急事態の対策は
映像になるとリアルに迫ってきます。

押し寄せる患者に対処する、救急医療の現場がメインですが
普段でも救急医療に携わる方は24時間体制で働いているのですから
見ていて、医療関係者の方には本当に頭が下がる思いです。

ただ、これは映画としてのお約束でしょうか
主役の松岡医師と元恋人の栄子さんの抱擁シーンにはちょっと興ざめでした。
そんなことしてる場合じゃないでしょ。
しかも患者が押し寄せる病院内ですから、気も抜けないはずですけどね。

あとICU内に携帯電話を持ち込んでいましたが、良いのでしょうか。
医療機器に影響があるので、PHSならともかく携帯電話はまずいでしょ。
素人目からしても気になる部分はありますが、あくまでもドキュメンタリーではなく
社会派映画ですからね。

人間は強いから何とかなるとは思うけど、最後まで気の抜けない展開でした。
未知のウィルスと戦う医療関係者の姿と、爆発的流行の恐怖を描いた
よく出来た作品と思います。


感染列島 - goo 映画

感染列島 - goo 映画



最新の画像もっと見る

コメントを投稿