北海道と九州の風来旅とマイ道楽

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2019, 九州路 「石橋とワインの町、院内の見どころ」

2019-05-31 | 寄り道旅
縁起が良い「白いイノシシ」のいる八幡宮の帰り道、宇佐市や豊後高田市に向かって、曲がりくねった田舎の山道を
進むと、見覚えがある場所が目に入った。すでに過去に何度か通っていた特徴あるド田舎風景。
「マチュピチュ」に何処か似ていると云われる「宇佐のマチュピチュ」・・・。
あいにく中国からの黄砂に覆われてドンヨリと曇って天候には恵まれなかったが、道沿いに展望台が出来ていたので、
初めて最上段に上がってみたが・・・山の麓のサクラが黄砂で霞んで見える・・・
別子銅山跡の「東洋のマチュピチュ」が一歩抜きん出ていた!!


黄砂が無ければこんな感じの「和チュピチュ」風景?。


資料によると、大分県は全国で最も石橋が多い地域だが、中でもこの宇佐市院内町には75基もの石橋が
残されていて、「石橋めぐり」も人気で、アーチ橋(めがね橋)は64基と日本一を誇っている。
この地域に石橋が多い理由は、一つは院内町の地形は深い渓谷を形成しており、その流れも急であるため、
住民は頑丈で流されない石橋を必要としたこと。
二つ目は石橋作りに必要な材質となる石が豊富に採石できたこと。
そしてもう一つは、生活に必要不可欠な棚田や石垣等を組む技術を持った優れた石工が多かったこと。
中でも『石橋王』と呼ばれる石工の名棟梁・松田新之助は、関西でアーチ橋設計の技術を学び、明治30年に
帰郷してからは「鳥居橋」など代表的な14基の石橋を手がけ、うち、11基が現存している。
その他にも、安心院町や本耶馬溪町にも彼が手がけた石橋が残っている。建設途中に崩壊した「富士見橋」を、
名工の意地と信念で私財をなげうって完成させたという感動的なエピソードもある。
これがエピソードの主役、橋の上から豊後富士(由布岳)を望める「富士見橋」(資料より)。


全部は周れないが、道すがら立ち寄った文化財の指定・登録を受けた「分寺橋」。道端の展望公園 駐車場から




3連の石橋で、皇居の2重橋の小型という感じ。タイミングによっては綺麗な眼鏡橋になっている。(資料より)


北海道の糠平湖に架かっていた「タウシュベツ橋梁」とは違った素晴らしさがある。

また、「安心院ワイン」で知られるようにワイン造りが盛んな町。宇佐市は我が豊後高田市の隣町、ワインといい、
焼酎(いいちこ・二階堂・吉四六)といい、大吟醸酒(秘宝)といい、呑兵衛にはタマラン!燻製作りに合う町だ!
ちなみに、毎年7~10日間は滞在するので、燻製作りの道具類一式は揃えて実家に置いてあるのでいつでもOKダ😋