北海道と九州の風来旅とマイ道楽

マイ故郷の北海道観光旅と、毎年春にマイワイフ実家へ帰省ついでの九州観光旅と、マイ道楽「気ままなモクモク工房」のご案内!

道央圏 積丹町「積丹ブルーの海と神威岬」

2016-06-21 | 風来旅
肌寒かった北海道の「蝦夷梅雨」もそろそろ終焉の兆し。6月下旬となり、そろそろ初夏の気配も時折感じる季節。
いよいよ短い行楽シーズンの幕開けとなりながらら、行先を決めるとなると??・・・行きたいところばかり。
混雑を避けて、ゆったり気分で行ける場所の下調べのつもりで、少し古いが小生が元気な頃の、身近な気に入った場所を
引出しの奥から引っ張り出してみよう。

■神威岬


大海原へとダイナミックにせり出した神威岬の先端までは駐車場からは約770m。女人禁制の門及び入口ゲートをくぐると、
20分程で周囲300度の丸みを帯びた水平線を見ることができ、往復40分程。


両側に日本海の雄大な眺めが広がる遊歩道「チャレンカの小道」を辿っていくと、初夏のエゾカンゾウが見事に咲いている!
この風景は、規模は違うが雰囲気が似ているので、日本の万里の長城?とも・・


■神威岩伝説 
奥州からひそかに逃れた源義経は、日高の平取の首長のもとに身を寄せる。首長の娘「チャレンカ」は義経を慕うようになる。
しかし義経は北へ向かって旅立ち、後を追ってチャレンカも神威岬までたどり着く。・・が、義経一行はすでに出航したあと、
チャレンカが大声で叫んでも、強風にかき消され届かない。悲しみにくれたチャレンカは、「和人の船、婦女を乗せてここを
過ぐればすなわち覆沈せん」と恨みの言葉を残して海に身を投じてしまい、その姿がやがて岩と化したと言い伝えられている
のが神威岩。
以来、女性を乗せた船がこの沖を過ぎようとすると、必ず転覆するといわれた為、神威岬はかつて女人禁制の地をなっていた。
神威岬の遊歩道は「チャレンカの小道」と呼ばれている。





神威岬の先端から眼下に見る神威岩は、澄み切った海中に立ち尽くす乙女の化身とも言われている。


灯台前あたりから振り向くと、二つの湾に挟まれた神威岬の絶景が目に飛び込む。雪が残る遠くの山は余市岳。




島武意海岸・・透明度が高く「日本の渚百選」にも選ばれた神秘的な美 しさをたたえた海岸で、透明度の高い海からは岩盤が
のぞき、ビョウブ岩のある入り江 に波が寄せるさまをいつまでも見ていたくなる。






最近の遊歩道「チャレンカの小道」には、部分的に手摺りが付いたスチールの道が完成したようだ。
ちなみに、小生が元気な頃に本州の知人を案内したところ、大変に喜んでくれた。