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病気療養中の「くるさりんど山城」こと山城博治氏を皮切りに『小説「琉球処分」』の著者・大城立裕氏、反復帰運動のリーダー・喜屋武真栄氏の息子と
一面トップを飾っていた。
そして本日の社会面左トップは、息子を通り越してカリスマの孫の登場だ。
いまでは沖縄の左翼のカリスマとしてすっかり定着した感のある「カメジロー」こと瀬長亀次郎元日本共産党書記長の「孫」である和男氏(51)までもが引っ張り出された。
記事のよると和男氏は大学卒業後、政治とは無縁の生活を送っていたが、98年の映画「カメジロー・沖縄の青春」の製作に関わったことをきっかけに、米軍基地の反対運動にのめり込んだという。
統一連は「安保破棄」を訴える団体だが、昨年の県知事選挙では「安保容認」の翁長雄志氏を支持した。 新基地反対の一致点で、保革を乗り越えた「オール沖縄」の運動に、改めて祖父の時代を重ねているとのこと。
反米・反安保のカリスマ・カメジローの孫の和男氏が、翁長氏の置き土産である「もう一つの新基地建設」である那覇軍港移設に対してどのような考えを持っているか聞いてみたいものである。
ちなみに瀬長亀次郎氏が属していた沖縄人民党とは、共産党を毛嫌いしていた当時の米軍政府の目くらましでつけた党名であり、実質的活動内容は日本共産党と同じであった。 沖縄人民党は1972年の日本復帰とともに解散し、瀬長氏は日本共産党の日本共産党幹部会副委員長をなど歴任している。
昨日は「カリスマの息子」で、なんときょうは「カリスマの孫」の登場である。
「オール沖縄」は深刻な人材不足に陥っていることが垣間見れる記事である。
那覇市が「龍柱」建設再開へ、議会は補正予算案を可決
2015/5/13
年内完成目指すも不透明
那覇市が沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)を活用して建設を進めているモニュメント「龍柱」が昨年度、未完成で中断した問題で、那覇市議会は5月8日、不足している事業費約1億296万円の補正予算案を、賛成多数で可決した。年内の完成を目指すが、構造物の安全性や請負業者の確保など不確定要素が多く、年内完成を困難視する見方が出ている。(那覇支局・豊田 剛)
管理監督責任については謝罪せず
城間市長は無言のまま
那覇市議会が龍柱の予算を承認しないよう求める市民=7日、那覇市役所前
那覇市4月議会臨時議会が4月27日から6日間の日程で行われ、最終日8日の採決では賛成24、反対2で可決された。賛成したのは共産、社会、新風会など翁長雄志(おながたけし)知事と城間幹子市長を支持する勢力。一方、自民は「安全性が確保されておらず、採決以前の問題。市長が提案する議案として、受け入れられない」と採決を前に退場。公明も予算案に納得できず退場した。
友好都市・中国福州市との交流のシンボルとしての龍柱建設は2012年に発案された。若狭地区の緑地に高さ約15㍍、幅3㍍の2体を道路を挟んで設置する計画。
同年の議会では予算は1億2400万円で、場所は現在よりも約500㍍市街地に近い松山公園内を予定。柱は1本で高さは3㍍から5㍍を想定し、翌年度中に完成する計画だった。
ところが、13年の議会で事業費2億6700万円に増額され、場所と形状が現在のものになった。当時、追加増額について共産、社民、社会大衆は反対していた。
計画変更後、14年末の完成を予定していたが、資材調達の遅れが原因で今年3月まで延長したものの、龍柱ブロックを積み上げる作業の段階で11段ないし12段中、2段のみ積まれた状態で作業が中断した。
工事が中断した問題で、市議会は4月28日、施工業者を参考人として招致して質疑を行ったが、市当局と業者の主張の決定的な食い違いが明らかになった。
市が「3月24日までに完成させるよう指示した」と主張したのに対し、業者は昨年12月の時点で「期間内の完成は到底無理で7月までの工程表を提出した」と反論。市当局は「人員を増やしてまでも完成させなければならなかった。(業者の主張は)到底認められるものではない」と述べた。
予算案の採決を前に退場する自民党会派=8日、那覇市議会
また、会期中、柱にひびが入っているという報告を受け、議員団は現場視察を行った。支柱に通すための龍柱のパーツの穴が歪(ゆが)んでいたため、パーツを修正しなければならなかった事情も明らかになった。
「ひびらしきものが入っており調査中」(建設管理部長)で、まだ原因が明確になっていないにもかかわらず予算採決が行われたことに自公と無所属会派は反発、結果が出るまで採決を待つよう求めていた。
久高将光副市長は「一義的に請負業者の責任」と述べ、業者に違約金を請求する意向。これに対し、業者は市との訴訟を辞さない構えだ。
予算執行をめぐっても市のずさんさが浮き彫りになっている。予算が年度内で執行できず翌年度に繰り越す事故繰越については、市当局独自の判断で内閣府沖縄事務局との調整を怠ったことも議会答弁で明らかになった。さらに、工事を続けて完成させたとしても一括交付金の返還を求められないという保証もない。
予算規模は当初の3倍近い3億3000万円まで最終的に膨れ上がった。そのうち市の一般財源の負担は5000万円から2億3000万円と大幅に増えた。
前泊美紀議員(無所属の会)は、龍柱は一括交付金の趣旨に合わないと指摘した上で「大切な税金である交付金を返還すれば国の福祉に回せる」と反対理由を述べた。3月末に公立学校の交通安全対策補助金が突然、大幅に削減されたのもこの影響とみられる。今後、教育や福祉、インフラなど様々な分野の予算執行でしわ寄せが及ぶことも予想される。
工事の遅れや市の予算負担が膨れ上がったことについて久高副市長は「このような結果に至ったことは誠に残念。遺憾であり迷惑を掛けたことに責任を感じる」と欠席した城間幹子市長に代わって発言、明確な謝罪は避けた。
城間市長は龍柱をめぐる臨時議会では一言も発しなかった。さらに、後半は姿を見せることもなかった。傍聴していた市民からは市長の発言を要求する意見が相次いだ。桑江豊議員(公明)は「守るべきものは市長ではなく市民ではないか」と訴えた。
久高友弘議員(自民)は「龍柱をぜひとも造ってほしいという市民の要望は一度も受けたことがない。市長は単なる義務感だけで完成させようとしている」と述べた。前任者である翁長知事の顔に泥を塗るわけにはいかないのであろう。
補正予算後、市当局は「年内に完成させたい」と言うが、入札する業者が現れるかどうか不明だ。安全性の確保が担保できない限り工事を始めることは事実上不可能で、年内完成という約束もおぼつかない。
☆
住みよい那覇市をつくる会・事務局からの報告である。
◆龍柱建設の意義
市側の主張:建設中の龍の柱は、首里城正門の龍をモチーフに琉球大学の西村教授がデザインしたもので、シンガポールのマーライオンのように那覇市のランドマークとして観光に活かしたい。この龍の柱は沖縄独特のもので中国のものでは無いとの主張。
しかし、昨年の県議会では、琉球大学で琉球歴史を専門に教鞭をとられた経験のある副知事の高良倉吉氏(琉球大学名誉教授・首里城の復元に貢献)が、首里城正門にある4本爪の龍は中国の冊封を受ける国(属国)であることを現していると答弁しています。
◆市民への説明責任と理解を得る努力
市民当局は、建設に反対の声が多くなっていることを承知しているが
今後、タウンミーティングも説明会も行う予定は無いとしている。
◆建設工法の疑義
龍柱のパーツは、現在2段しか積んでいないにも関わらず阿型で雨水に染み出る箇所3ヶ所、吽型で1ヶ所、更にひび割れが4つ確認されていることを指摘されたからなのか、一つのパーツが30t前後もあるという石材を下の段に重ねて積み上げるのではなく、支柱にそれぞれボルトで固定するという驚くべき工法です。
因みに、この規模の石像は世界に存在が確認されていません。
という事は、経験のある業者は無いことになります。大丈夫・・・な訳ありません。
◆一括交付金の申請内容と実際の事業が異なっている
その1事業(石材の加工と運搬)で設計変更3回契約変更2回、その2事業(台座の基礎工事と龍柱パーツ組み立て、周辺公園整備)で設計変更2回契約変更1回しています。
始めは、龍柱高さ5m1本で予算額1億2,400万円➡最終的に高さ15mの龍柱2本で総額2億6700万円となりました。石材の長さが6倍になっているにも関わらず、予算額は2倍ってどういう事でしょうか?5m1本の予算を承認してもらい、その財源で中国に15m2本の発注をしている事になります。これ、デタラメと言うのではないのでしょうか?
今後のスケジュール
1ヶ月間で建設業者と契約(指名競争入札にて)、建設業者は下請けの石材業者を探さねばなりませんが、果たしてこれを請け負う二つの業者はあるのでしょうか?
次の2か月間で龍の柱の残りのパーツを組み立てると言っていますが、現在のままでは石材の内径と支柱の大きさは調整されておらず、ボルトで固定とのことですが、見たところその根拠となるような構造にはなっていません。2ヶ月では無理でしょう?
更に2か月間で龍の柱の周辺の公園の整備をするというスケジュールです。
◆建設したにせよ安全に維持管理が出来るのか疑問
石材のパーツとパーツの間には特殊なゴムで雨水の侵入を防ぐといっていますが、常に海風に晒され、構造上頭部の大きい龍柱は、台風等の強風で度々揺さぶられることとなるため、塩害と風害で劣化は激しいと思われます。
メンテナンスでも相当の予算が必要でしょうが、倒壊した場合、予想される被害にどのように対応するというのでしょうか?
◆結論:財務省は龍柱に給付した一括交付金を返還させ、国民の福祉に役立てるべきではないのでしょうか?
住みよい那覇市をつくる会 事務局
【おまけ】
オスプレイがネパールで活躍
2015/5/13 コラム[美ら風(ちゅらかじ)]
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)
4月25日に発生したネパール大地震を受け、米軍は1日、ネパール国内とタイ中部のウタパオに拠点を持つ統合任務部隊を設置して救援活動の運用を開始。米軍関係者ら計約120人がネパールに入って、復旧支援活動を行っている。
米海兵隊の普天間飛行場(宜野湾市)に所属する新型輸送機MV22オスプレイ4機は3日、ネパール大地震の救援活動のために出発。2度の給油ストップをはさんで14時間のフライトで同国の首都カトマンズの空港に到着した。
ネパール政府は垂直離着陸が可能な航空機支援を米側に要請したため、米軍はオスプレイの派遣を決めた。救助隊をカトマンズから離れた被災地に送り届ける任務などを行っている。滑走路を必要としないオスプレイは有益だ。道路が寸断され生活物資の支給が困難な状況下で大活躍している。
先遣隊として4月29日、アメリカ太平洋軍の部隊とともにカトマンズに到着した第三海兵遠征旅団のポール・ケネディ准将は、「オスプレイは災害救援活動には理想的な航空機。十分な積載量と機動性の高さのおかげで、ネパール軍やNGOと一緒に辺境の村々に物資を搬送することができる」と述べた。在沖米軍トップのジョン・ウィスラー中将は6日付で被災地支援のための統合任務部隊の司令官に就任した。
2013年には在沖米軍は2度にわたってネパールと合同の災害対応訓練を行っている。そんな中、7日の琉球新報は、現地での物資輸送中に住宅の屋根を吹き飛ばす被害をもたらしたという理由からオスプレイを「役立たず」と地元報道機関のカンティプール紙が報じたとする記事を掲載した。(T)
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