狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

トーンダウンした慶田盛氏、町議会で発言、妥協策を模索

2011-09-22 07:22:10 | 八重山教科書採択問題
 
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連日「紙爆弾」のようにばら撒かれる「発狂三紙」(タイムス、新報、八毎日)を情報源にしていたら、八重山教科書問題の真実を見失ってしまう。

中川文科相の20日の「国が指導」の発言にしても、例えばタイムスは、次のような挑発的記事で県民を混乱させるだけ。

 国の判断「統制の始まり(タイムス 21日)
沖教組八重山支部の上原邦夫支部長も「法律を守るべき行政官庁が法を犯そうとしている。同省の〃判断”が通れば、教育統制の始まりになる。戦前の『国定教科書』同様になってしまう」と危ぶむ。≫

中川文科相の発言の当日、今回の騒動の火付け役で今後問題解決のキーママンともいえる慶田盛教育長を証人に招いて竹富町議会が開催された。

「発狂3紙」が報道しない慶田盛教育長の心の揺れが八重山日報の記事から読み取れ興味深い。

県の擁護をバックに、そして「地教行法」を盾に、あれほど強行意見を連発していた慶田盛氏が、中川文科相の「国が指導」の発言後、急にトーンダウンしているのがわかる。

■八重山日報 9月21日(水)

国、県の指導助言待つ

竹富町議会一般質問
教科書問題で慶田盛教育長

法制度の矛盾に直面

竹富町議会(西大舛高旬議長)9月定例議会は20日、一般質問の日程に入り、初日は宮良用範、、新田長男、嘉良直、西表貫之の4氏が登壇した。八重山地区の教科書問題について、慶田盛安三教育長は「地教行法と無償措置法の仲でどちらが優先ということはない。私たちはどういう手だてがあるのか考えられない状況。県や国からの指導助言を待つ以外はない」とした。

新田、嘉良の2紙が一連の教科書問題について質問。 慶田盛教育長は「教科書を管理し執行する権限は市町村教育委員会にある」とする地教行法、「採択地区で同一の教科書採択しなければならない」という無償措置法の2つの法律ついて触れ、八重山地区での教科書採択問題のこれまでの経緯を説明した。慶田盛教育長は「2つの法律を活かして採択は行われる。 これが根拠法となる。2つの法律はどちらが優先ということはない。とし、県や国の指導助言を待つ考えを示した。 新田氏から「来年の授業に支障がない形で解決するのか」と問われ、「断定して申し上げられない。 教育は子どもありき子どもたちに何が一番いいのかということを真剣に考え、協議していきたい」と答えた。嘉良氏の「教科書の子どもに与える影響は」という質問に対し、浦崎喬教育委員会課長は「教科書は教材の主体。授業の中心にいる子どもたちに影響は大きく、内容によっては子どもの考えを発展させたり、逆行させたりする点がある」と説明した。

           

同じ21日の「発狂3紙」には中川文科相の「国が指導」の部分のみ強調し、発言の重要部分は断片的にしか掲載されていないが、タイムスから中川文科省の投げかけた重要なメッセージを拾う。

中川文科相は「子どもの教育に支障が出ない形で収めたい」とした上で「現地のルールの運用で、どのプロセスが正当だったのかも分析したい」と述べた。(タイムス 21日)≫

大臣の投げかけた解決のためのメッセージが「子どもたちに迷惑の掛からない」解決法である。

これを受けて、急にトーンダウンした慶田盛教育長は次のように発言している。

慶田盛教育長
教育は子どもありき子どもたちに何が一番いいのかということを真剣に考え、協議していきたい」

ならば、混乱が長引き公民教科書が子ども達の手に渡らない事態を避けるため、無償措置法を尊重し育鵬社版を採択するのか。

いやいや、ことはそう簡単には決着しない。

そうなればこれまで強行発言をしてきた慶田盛教育長の面目が丸潰れになる。

それに大田綾子委員のような強硬派委員を説得するのも困難である。

そこで慶田教育長と打ち合わせたかのように浦崎課長が発言をした。

浦崎喬教育委員会課長
「教科書は教材の主体。授業の中心にいる子どもたちに影響は大きく、内容によっては子どもの考えを発展させたり、逆行させたりする点がある」

慶田盛教育長と浦崎課長の発言から導き出される結論は何か。

次のような妥協策が想定できる。

まず子ども達に迷惑がかからないように無償措置法を尊重し育鵬社版を採択し無償配布し、次に「子供たちに影響が大きい」という慶田盛教育長の面子を立てて東京書籍版を副読本として町の予算で購入し配布する。

この妥協策は中川文科相の次のメッセージからも読み取ることが出来る。

中川文科相は今後の対応について「これまでの例もあるので、法の趣旨や沖縄で作っているルールの運用、実際に行われた結果、どこのプロセスが正当なのかを分析し、総合的に判断したい」と述べ、教科書選定・採択に至る協議の有効性についても検証する方針を示した。
(新報 21日)≫

そう、今回の騒動のように、採択協議会が採択した教科書と違う教科書を、茨城県の大洗教育委員会が採択し問題が起きた例が、過去にもあった。 が、文科省の指導で採択協議会の選定した教科書の採択で決着したという。

埼玉県議の鈴木正人氏によると、その時は今回の竹富町教委とは逆バージョンで、採択協議会の決議と異なる教科書は「つくるかい系」の教科書だったという。

この際に妥協案として「つくる会系」教科書を副読本として自費購入していた。

大城県教育長と狩俣課長が、文科省の見解を真っ向から否定する見解を発表した16日以前、玉津石垣市教育長は竹富町教育委にこの妥協案を提示していたことを八重山日報は報じていた。

■八重山日報 9月14日

≪「育鵬社採択」で指導か≫

市教委は妥協案提示

8日の採択協議を文科省が無効と判断したことで、教科書問題は、育鵬社の公民教科書を提示した採択地区協議会の答申を尊重する方向を含め国、県が指導を再検討する方針見通しが強まった。ただ、竹富町教育委が育鵬社版に強く反対していることから、市教委が協議で提案した「妥協策」が現実的解決策として浮上しそうだ。 県が国に国に需要数を報告する期限は16日とされており、8日の協議が無効だったことを踏まえ、3市町は残り3日間で教科書を一本化しなくてはならない。市教委の玉津博克教育長は協議で竹富教育委に対し、3市町が揃って育鵬社版を採択した上で、竹富町のみ東京書籍版を自費で購入して使用する解決法を提示した

同様の事例は2005年、茨城県大洗教育委の教科書採択をめぐって起こった。 文科省の下村博文政務官は衆院文部科学委員会で、自治体が副教材のような形で、採択地区の決定と異なった教科書を使用することは可能という見解を示していた。 玉津教育長は協議で衆院文部科学委員会の議事録を全委員に配布。文科省見解を説明し「こういう形での解決策もひつようではないか。考慮していただければ、一本化も可能だ」と提案した。しかし、竹富町教委の委員は「竹富町だけの問題ではなく、沖縄の教育を揺るがす問題だ。竹富町だけ別の教科書を使って解決することはあってはならない」(太田綾子委員)などと拒否した

          ☆

「発狂3紙」のみから情報を得ていると、玉津教育長は他人の意見は一切無視し、自分の意見を押し通す独裁者のイメージを連想させる。

だが、玉津氏の発言はすべて関連法規に従っており、過去の事例等を調査して妥協策を見出す努力をしていたことが記事からうかがえる。

文科省が指導に乗り出すということは、大臣メッセージに込められた「子ども」と「過去の事例」という二つのキーワードから判断して、次のような妥協案に落ち着くものと考える。

竹富町が育鵬社版を採択し町の予算で東京書籍版を副読本として購入≫・・・これで一件落着かと思うが、そうは問屋が卸さない勢力力がいる。

まず竹富町教育委の中の大田綾子委員のような存在。 太田氏のような沖教組の回し者ともいえる強硬派委員をどう説得するか。

さらに文科省と竹富町教委の間に入って直接指導する立場の県教委の面子はどうなるのか。

県教委は16日の記者会見で、あれだけ大見得を切った手前、振り上げた拳を容易に下ろすわけには行かないだろう。

さらに攻撃の的を県教委にスウィッチした「発狂3紙」の激しい攻撃を覚悟せねばならぬ。

「裏切り者!」とか「県民感情を踏みにじる気か!」などの罵声が脳裏に響いて大城教育長や狩俣課長は不眠症に陥るだろう。

何よりも県民を惑わした責任を問われ懲戒免職の四文字も脳裏に浮かぶだろう。

県教委を裏切り者呼ばわりで攻撃する最大の組織は、地下茎で県教委人脈と強く絡み合っている「極悪共同体」の会員である沖教組の存在がある。

中川文科大臣の指導が「全体主義の島沖縄」に風を呼ぶか嵐を呼ぶか。それとも強固に塗り固められた極悪共同体の巨大ダムに図らずも蟻の一穴を開ける結果になるか。

【おまけ】

八重山教科書:つくる会と教育長接触か

沖縄タイムス  2011年9月21日 09時37分  

 【八重山】集会で登壇した仲山忠克弁護士が、与那国町の崎原用能教育長が国、県に送った要請文を作成する中で、「新しい歴史教科書をつくる会」関係者が文面を手直しした痕跡のある文書を示した。

 文書は崎原教育長が文部科学省、県教委に対し、3市町の全教育委員が「つくる会」系の育鵬社版教科書の不採択を決議した協議の無効性を主張したもの。文書には添削の跡があり、「崎原様 ありがとうございました。直しは念のためです」の一文も。文の末尾には「藤岡」と書かれていた。

 仲山弁護士は「藤岡」は「つくる会」の元会長、藤岡信勝氏であると指摘し、「崎原教育長は藤岡氏の指示を受けて国に訴えている。教科書選定で特定団体と結び付いている」と批判した。

 崎原教育長と藤岡氏は同日までに本紙取材に対し、いずれも「そのような事実はない」と否定した。

                   ☆

崎原与那国町教育長が、慣れない国への要請文を書くとき、仮に石垣市に訪問中の教科書問題に詳しい藤岡教授に相談したからといって、大騒ぎすべきものではない。

それよりむしろ、その文書作成を依頼した弁護士が依頼人から貰った文書の下書きを反対派集会でこれ見よがしにかざして見せることが大問題ではないか。

この弁護士は依頼人の守秘義務をイデオロギーのためには踏みにじる悪徳弁護士といわれても仕方がない。

「ゾンビの会」の共同代表・仲山忠亮氏と名前のよく似た仲山忠克弁護士の関係は確認できていない。

どなたかご存知の方がおればご一報下さい。

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コメント (3)

ゾンビの会代表の正体!

2011-09-21 12:23:32 | 八重山教科書採択問題

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「ゾンビの会」の共同代表の正体は、「住民の会」などと騙ってはいるが、その実16年にも及ぶ極左ペンギン市長に土下座し、甘い汁を吸っていた連中だと述べた。

ことの発端は大浜長照前石垣市長の「婦女暴行疑惑」に遡る。

「ブログ告発」により市議会で追及された市長は、二度にわたる記者会見を開き、事実無根につき名誉毀損で刑事告訴すると支援団体同席の記者会見をした。その支援団体の責任者が、何を隠そう、現在「ゾンビの会」の共同代表として騒動の中心になっている仲山忠亮氏その人である。

仲山忠亮氏は「婦女暴行疑惑」という忌まわしい理由で独裁の席を追われた大浜極左前市長のお仲間であり、最後まで擁護した中心人物である。 

そんな人物が「住民の会」の代表を名乗るなんて笑止千万な話である。

仲山忠亮大浜後援会長ら支援団体を従え、記者会見する大浜ペンギン市長の様子を、一年経過した昨年4月の当日記を引用するので、八重山毎日新聞の記事の中から、「ゾンビの会」代表の名を見つけてほしい。

ちなみに名前の良く似た「守秘義務を踏みにじる悪徳弁護士」との関係は未確認である。

ご存知の方ご一報いただければ幸いです。

 ☆以下は再掲です。 

石垣市長婦女暴行疑惑、刑事告訴は幻だった! 2010-04-01

今日はエイプリルフールということで、ウソをついてもよいとのこと。 で、今日の沖縄タイムスもこれについてコラムを書いている。 でも、今日のエントリーはこれには関係ない。

阿久根市の竹原市長が「ブログ市長」として全国紙でその“勇名”を馳せている。

その一方、南の島の「元祖ブログ市長」は「事件」の重大さにおいて阿久根市長をはるかに凌駕するが、落選して以来、とんとその“勇名”を聞かない。

落選すれば権力者も「唯の人」。 噂を聞かなくて当然ともいえるが、ブログ市長というより「婦女暴行疑惑」で告発された市長となると、落選してもその動向が気になるもの。

ましてや、「ブログ発信者」を刑事告訴しているとなると、「唯の人」になってもなおさら気になる。

ところがその刑事告訴が真っ赤なウソだったと聞くと、ついエイプリルフールかと疑いたくもなる。

だが、冒頭で断ったようにこれはウソではない。

 

ウソをついたのは下記記事の大浜前石垣市長と三人の弁護士である。

去るものは日々に疎し。

薄れ行く記憶の確認のため、昨年12月の八重山毎日と沖縄タイムスを再度引用する。


大浜長照市長は19日、官公労職員会館で記者会見し、石垣市の元女性職員が市長から暴行(未遂)を受けたと書き込んだブログ問題について「弁護士が18日午後3時すぎ、那覇地検に告訴状を提出した」と述べ、名誉棄損事件として刑事告訴したことを明らかにした。

大浜市長は「時間的都合から来週早々に受理するということで検事が預かっている」と報告、「法廷の場で事実でないこと、身の潔白を示していきたい」と述べた。


ただ、告訴状の内容や告訴する相手など基本的な事項に関して質問が及ぶと「告訴状は今日の夕方届くことになっている」「今日は申し上げられない」「この場では差し控えたい」と言及を避けるなど、今週中に告訴、受理されると議会で答弁した約束を履行した、という事実を示すだけの会見内容となった。
 
会見には仲山忠亨後援会長、与党6人が同席した。 
 那覇地検に告訴状を提出したと発表する大浜長照市長
                    ◇
沖縄タイムス 2009年11月4日
 
ネット上告発で 大浜市長告訴へ
(略)

 
                   ◇
改めて二つの記事を眺めてみると、大浜市長(当時)は刑事告訴をするため仰々しく弁護士を3人も立て、11月12月と続けて二度も大軍団による記者会見をしたことになる。
 
タイムス記事によると、告訴が遅れた理由として「準備にいろいろかかった」と説明しているが、
 
「ブログ告発」が「事実と合わない一方的な誹謗中傷」なら極めて単純な事件であり、それにしては大げさな記者会見だと今でも感じる。

相手は何の権力も持たない市井の一主婦ではないか。


当初大浜市長が刑事告訴すると聞いた時、それが事実なら大浜市長は「二度と立ち上がれなくなる」と書いた。

 
事実、市長は記者会見を開いて「那覇地検に名誉毀損で『ブログ発信者』を刑事告訴した」と発表した。
 
そして現在は筆者の予言通り選挙で敗れ、「二度と立ち上がれない」状況にある。
 
だが、あの記者会見はウソだったのか、つまり刑事告訴はウソだったのか。
 
記者会見で次のように公言したが、これも石垣県民を欺くためのウソだったのか。
 
「弁護士が18日午後3時すぎ、那覇地検に告訴状を提出した」
  
「時間的都合から来週早々に受理するということで検事が預かっている
 
告訴状は今日の夕方届くことになっている」
 
「法廷の場で事実でないこと、身の潔白を示していきたい」と。

ところが、事実は小説より奇なりの例え通り、弁護士三人を立て後援会など多数の応援団に囲まれた「記者会見」の内容が真っ赤なウソだったのだ。

筆者が調査した限りでは3月29日現在、那覇地検に大浜市長(当時)の刑事告訴が受理された事実はない。

ということは大浜市長と3人の弁護士がウソをついて石垣市民を騙したことになる。
 
ただ、ここでもう一つの可能性として、告訴状を提出はしたが「名誉毀損」の訴訟要件や証拠資料に欠け、不受理になったことも考えられる。
 
訴訟要件とは、一にも「ブログ告発」の内容の真偽にかかっているが、「婦女暴行疑惑」が事実であれば当然、名誉毀損の訴訟要件に欠けることになる。 
 
つまり名誉毀損は成立しないことになる。
 
本件は12月の刑事告訴以前にサラさん本人により、「婦女暴行」の容疑で所轄の八重山署に「被害届け」を提出してあり、八重山署の刑事二人が出張でサラさんに事情聴取は済ましている。
 
もし、大浜市長の告訴状が那覇地検に提出されたとしたら、地検は所轄の八重山署に「事件の真偽」を問うことが出来る状況にあった。
 
だとしたら那覇地検が告訴状を見た時点で、既に「事件」の全容は把握しており、名誉毀損としては訴訟要件に欠けるとして「不受理」にしたことも考えられる。

刑事訴訟法上は、警察署は受理を拒否する権限はないが、一方の検察は告訴状を提出しても、立件の目処がたたない限り、「受理」して貰えないのが実情とのことである。≫
          ★
■沖縄タイムス記事

市民目線の採択を要望

八重山JC

【八重山】八重山地区の教科書選定問題で、八重山青年会議所(JC)は20日、教科用図書八重山地区協議会の玉津博克会長・石垣市教育長らを招き、市内で教育問題についての座談会を開いた。JC側は「採択に向けた一連の動きや論議が市民の目線からかけ離れ、子どもや保護者の存在が置き去りにされていないか」などと協議会や報道のあり方に疑問を示し、「市民からわかる仕組みで採択して欲しい」と要望を示した。 座談会では、教員ら調査員による推薦の「順位付け」廃止や委員構成の入れ替えの理由、経緯について玉津会長が説明。JCによると、歴代市教育長も招いたが参加はなかった。 黒島栄作同JC理事長は「親や子にしてみれば社会一般で通じるような共通の知識を得られる教育をメーンに考える。多くの報道があるが、市民目線では何がどうなっているか分からない。中立の立場で意見を交換し、市民に知ってもらいかった」と語った。

             ☆

 

玉津会長が説明責任を果たそうにも敵前逃亡では話にならない。

 >採択に向けた一連の動きや論議が市民の目線からかけ離れ、子どもや保護者の存在が置き去りにされていないか

市民目線どころか、新聞報道は、全て沖教組の目線で書かれている。

>市民からわかる仕組みで採択して欲しい

従来、沖教組が採択権を独占し、現場教師が採択決定していたので、保護者や一般市民の目から閉ざされていた採択の仕組みが、今回の改革で教科書展示会の告示などで、保護者の関心が高まった。 これだけでも大きな成果である。

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  >座談会では、教員ら調査員による推薦の「順位付け」廃止や委員構成の入れ替えの理由、経緯について玉津会長が説明

⇒「説明責任」を追及する割には本人が説明する内容はスルー。そりゃそうだろう。 玉津会長の説明は論理的で説得力があるからね。

>「親や子にしてみれば社会一般で通じるような共通の知識を得られる教育をメーンに考える。多くの報道があるが、市民目線では何がどうなっているか分からない。中立の立場で意見を交換し、市民に知ってもらいかった

⇒沖教組の組合員にしか通用しない社会常識で教育されたら、一番困るのは子どもであり保護者である。

誰が考えても沖教組の特殊な常識で育てられたら迷惑話で、一々突っ込むのが蛇足に思えるだろう。

だが、沖縄タイムスが一番読者の目に触れて欲しくなかったのは次のくだりだ。

≪JCによると、歴代市教育長も招いたが参加はなかった。≫

そう、歴代教育長とはペンギン市長の独裁権力の下、教師による「越権行為」を黙認してきた共同正犯の「ゾンビの会」の面々のこと。

八重山日報の告発の前は、非公開の会議までドアをこじ開けてまで「説明責任」を求めていたこと忘れ去ったかのようの「敵前逃亡」ではないか。

徒党を組んで叫ぶのはお得意だが、まともな議論になると敵前逃亡するのが左翼勢力だ!

 教科書選定作業に懸念を表明する仲山忠亨氏など石垣市と竹富町の歴代教育長ら=19日午後1時すぎ、市教育委員会
★玉津教育長を教育委員会に訪ね抗議するゾンビの会

 

子どもと教育を考える八重山地区住民の会のメンバーが公開を求める中、会議室に入る玉津会長(左)と県教育委員会の担当者ら=10日午後2時、石垣市教育委員会

子どもと教育を考える八重山地区住民の会(ゾンビの会)のメンバーが
公開を求める中、会議室に入る玉津会長(左)と県教育委員会の担当者ら
=10日午後2時、石垣市教育委員会 (八重山毎日新聞より)
 
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沖縄の反乱!発狂新聞が扇動

2011-09-21 07:37:42 | 八重山教科書採択問題

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 ■【教科書採択】
八重山地区 文科相「法に基づき判断」

2011.9.20 22:17
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題で、中川正春文部科学相は20日の閣議後会見で、「どうしても(同一採択が)難しいならば、法律の趣旨に基づいて判断していくことになる」と言及。文科省が県教委に対し、竹富町教委を強く指導することを求める意向を示した。

 さらに、採択結果の国への最終期限となった16日までに県教委から報告がなかったことについて中川文科相は「間に合わなかったのは残念」と述べ、改めて期限を設定して早急に報告することを求めた。

 文科省は15日付で県教委に対し、協議会の結果に基づき、3教委が同一教科書を採択するよう指導。事実上、竹富町教委に育鵬社を採択するよう求めた。しかし、県教委はこれに応じず再協議へ差し戻している

           ☆

沖縄2紙の圧力に怯える県教委が、竹富教育委に肩入れするあまり膠着状態になっていた「一本化」にたまりかねた文科省が、「法の趣旨に基づいて」、竹富町教育委を指導するように県教育を指導する。

これでは困るのが沖縄2紙。

 しばらく静かだった沖縄タイムスの一面と社会面トップがまたぞろ騒がしくなってきた。

とりあえず見出しの紹介。

★一面左トップ

≪再協議不調なら国が見解≫

文科省、教科書で示唆

3者協議で一本化目指す 県義務教育課長

★社会面トップ

≪国の判断、統制の始まり≫

地元関係者、不信の声

「全委員協議結果 尊重を」 石垣市で市民集会

全員協議の無効 与那国教委確認

与那国教育長とつくる会接触か 要請文に添削の後

文科省の通知 県へ不当介入 自由法曹団が批判

反基地ネット不採択を要請 育鵬社版教科書

記事にはこんな記述も。

≪「子どもと教科書を考える住民の会」の仲山忠亮共同代表は「全教育委員での協議を尊重すする以外に解決方法はないのに、文科省は軽率すぎないか。 これまでの過程を精査したのか疑問だ」と困惑の表情。≫

「住民の会」を名乗る仲山忠亮共同代表らは、婦女暴行疑惑で市長の座を追われた極左前市長の取り巻きで、独裁政権の甘い汁を吸っていた歴代教育長の1人なので「住民の会」を名乗るには相応しくない。「ゾンビの会」が相応しいと書いたが、この人物の正体について後述する。

沖タイ(沖縄タイムス)は、文科省が「法律の趣旨に基づいて判断していく」と発言したことに対し、愈々追い詰められ「国の判断、統制の始まり」などと寝言を言い始めた。

県が指導できず混乱がこう着してきた現状では、教科書管轄の文科省が「法の趣旨」に基づいて指導するのは当然のことであり、これに反旗を翻すなら正にクーデターそのものである。 お隣の中国でなら軍隊が出動して抵抗するものには発砲してもおかしくない「地方の反乱」ではないか。

混乱を煽った沖タイの又吉記者は、法律で対抗したら全面敗北であることを察知しており、玉津教育長が「説明責任」を果たそうとすると、「法を盾に」などの文言を多用し、法律論を避けて「民意」とか「県民感情」に訴えるような記事で県民を誤誘導していた。

その記事がこれ。

八重山教科書:3教育長が法を盾に応酬  沖縄タイムス 又吉嘉例

八重山地区の中学公民教科書の一本化について開かれた31日の採択協議会役員会。答申通りに育鵬社版教科書を採択した石垣市の玉津博克教育長と与那国町の崎原用能教育長は、教科書無償法を盾に「協議会答申に沿った採択」を迫る。東京書籍版を採択した竹富町の慶田盛安三教育長は、地方教育行政法を根拠に「採択権は教育委員会にある」と応戦。激しい議論は法律論や教科書購入の費用負担にまでおよび約1時間、平行線のまま決裂した。

公開された役員会。報道陣や教育関係者ら約20人が見守る中、玉津教育長が再三繰り返したのは無償措置法に基づく法律論だった。「協議会は無償措置法に基づく。同一地区について同一の教科書を採択しなければならない」と、答申と異なる教科書を採択した竹富町の“違法性”を臭わせて同町の翻意を迫った。「国の情報によると、法に従わなければ全教科が有償になる。八重山の中学生の手元に教科書が届かないという事態も想定される」と指摘し、「県通知も協議会の答申に合わせ採択してくださいと命令している」など独自の解釈で圧力。崎原教育長も「教育委員会には教科書を決める権限はあるが、協議会のように一本に絞る権限はない。竹富のせいで無償措置が受けられないことになる」と玉津教育長を援護した。

法や通知をかざして竹富を追い込む発言に対し、慶田盛教育長は「竹富町は悪者なのか」と強く反発。「最も大事なのは調査員(現場教員)がやってきた専門的な教科書内容の把握だ。推薦にも上がらなかった教科書が採択されたことに、客観的な説明ができるのか」と応酬し、協議会による再協議や、地区の教育委員でつくる教育委員協会に審議を委ねることを提案した。

⇒参考:法を盾に応酬

又吉嘉例記者は法に従わずに一体何に従えといいたいのか。

「ゾンビの会」のような声の大きなグループに従えとでも言うのか。

まさか法を無視して殴り合いでもして決着せよとでも言うのか。

沖タイの狂った見出しに騙されないために、八重山教科書騒動の一連の流れを八重山日報の記事で振り返ってみる。

■八重山日報 9月20日

教科書問題

「保守系」めぐり混乱続く

尖閣問題が落とす影

 日本最西端の沖縄県八重山地方(石垣市、竹富町、与那国町)で、来年度の中学公民教科書をめぐり混乱が続いている。論議になっているのは、沖縄の米軍基地負担についてほとんど触れないなど、保守色の強い育鵬社の教科書の採択。同地方最大の石垣市で保守派の市長が誕生したことや、同市が行政管轄権を持つ尖閣諸島をめぐる問題も影を落とす。

▽教育現場排除
 
 発端は、同地方の「採択地区協議会」が8月、育鵬社版を選び、各市町教育委員会に答申したこと。竹富町が反発して東京書籍版を選択したため、今月8日に3市町の全教育委員による会議を開き、多数決で東京書籍を採択。だが、その「結論」に今度は文部科学省が待ったを掛けた。
 
 採択地区協議会には従来、教員が務める調査員が事前に教科書の「順位付け」をして報告。どの教科書を選ぶかは事実上、調査員が決定してきた。平和教育に熱心な沖縄の教育現場では「自衛隊の役割を強調し、改憲に道を開く育鵬社は論外」との声も強く、教員が育鵬社を選ぶ可能性はゼロに近かった。
 
 だが今年は順位付けを廃止し協議会から教員を除外。一連の改革を主導した協議会の会長、石垣市の玉津博克教育長は、調査員の推薦がない教科書も対象に無記名投票で選ぶ方式に変更し、多数決で育鵬社を選んだ。
 
 玉津氏を起用したのは昨年2月、自民、公明の推薦を受け、革新系市長の5選を阻んで当選した中山義隆市長。昨年9月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件後は、視察目的で上陸を模索。「尖閣で紛争が起きれば、安全を脅かされるのはわれわれ住民」と、政府に同諸島の実効支配の確立を求める“行動派”だ。
 
 台湾まで約110キロの日本最西端、与那国町でも外間守吉町長が自衛隊誘致に熱心で、尖閣をめぐり日中間で高まった緊張は、地元政治にも影響を及ぼしている。

▽制度の矛盾

地方教育行政法では各市町村教委が教科書を採択するとされている。 一方で、教科書無償措置法では都道府県教委が採択地区を決め、地区ごとに同一の教科書を選らぶと規定。 事務作業の効率化などが理由だ。 文科省は「採択地区での協議は自主ルールに委ねられ、調停できなかった場合の決まりはない」と説明。 法律的には未整理の状態が続いている。 こうした矛盾について、中川正春文科相は16日の記者会見で「今回の混乱もそれが一つの原因」と名言。 問題点を検証していく考えを述べた。

▽埋まらぬ溝

一方、森裕子副大臣は15日「協議会の規約に従い正式に決定された答申は一つで、それに基づいて採択されるよう努力してほしい」と延べ、8月の協議会の答申だけが有効との立場を示した。 ただ、本来の地方の自主性に委ねているはずの教科書採択に、国が積極的に関与するとの印象を与えかねないことに、慎重論も根強い。 同省幹部は「介入したと思われるのはまずい」と危ぶむ。 県教委は16日、3市町教委に一本化を改めて要請。 だが、竹富町の慶田盛安三教育長は「8日に全教育委員で東京書籍を選んだのが最終結論だ」と強調。 石垣市の玉津氏も「協議会の答申に従わないほうが悪い」と竹富町に譲歩を迫り、溝が埋まる気配はない。(共同)

          ☆

文末のクレジットを見ておやっと思う人がいるかも知れぬが、これは八重山日報が共同通信の配信記事をそのまま掲載したもの。共同通信の解説にしては比較的中立な視点の解説である。

共同といえばケビン・メア氏の捏造記事を配信し、それに発狂した沖縄2紙が脊髄反応し、およそ一週間にわたり、お得意の発狂記事でメア氏にありったけの罵詈雑言を浴びせる原因となった極左通信社である。

全国の地方紙が朝日に負けず偏向しているといわれて久しいが、地方紙にとって海外ニュースや全国ニュースとなるとどうしても通信社の通信網に頼らずを得ず、沖縄の各紙もほとんどが共同通信と提携をしている。

共同通信の赤いイロ眼鏡で見れば、本来、今回の八重山教科書騒動の論調も沖縄2紙と大同小異のはず。

通常ならその解説記事を沖縄2紙がそっくりそのまま掲載することも珍しいことではない。

ところが、明らかに民主主義と法治主義を踏みにじる沖縄3紙(八重山毎日も含む)のデタラメな論調には、さすがの共同通信もついていくことが出来ないのだろう。 共同にしては珍しく比較的中立な視点の解説なので、八重山日報がそのまま掲載したのだろう。

偏向した沖縄2紙(沖縄毎日は未確認)が共同配信を掲載せず、その一方で中立報道の八重山日報が共同の解説記事を載せた事実。

これだけで、いかに沖縄3紙の今回の発狂記事が常軌を逸していたかがわかる。

ちなみにこの共同記事を掲載したのは筆者が知る限り西日本新聞だけである。

文科省の法の趣旨に基づいて、という発言に異常な反発を示す沖縄タイムスは、

やはり発狂新聞の名に相応しいと思う方、

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【追記】「ゾンビの会」代表の正体については次のエントリーで。

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コメント (4)

琉球新報よ、八重山を見くびるな!! 

2011-09-20 18:00:19 | 八重山教科書採択問題

文科省の15日の通知ですっかり判断力を失ってしまった(元々なかった)琉球新報が、支離滅裂な社説を書いて全国の恥さらしになっている。 一々反論するのもバカバカしいのでスルーしておや。

ところがあまりにもデタラメな論旨にたまりかねた読者のYamotoさんから反論のメールをいただいた。

とりあえず琉球新報の社説を「鑑賞」してからYamamotoさんの反論をお読み下さい。

文科省通知 越権行為も甚だしい/沖縄の自治力を示そう

琉球新報社説 2011年9月17日
      
 
地方教育行政への国による介入であり、重大な問題をはらむ。八重山教科書問題をめぐる文部科学省の15日の通知のことである。
 通知は事実上、竹富町教育委員会に採択教科書の変更を求めているとも受け取れる。
 判断変更を求めるのなら、国による介入以外の何物でもない。この介入が許されるのならば、地方教育行政法は無きに等しい。自治の精神に真っ向から対立する行為だ。文科省には、事の重大性をよく認識してもらいたい。

翻った態度
 経過を振り返る。石垣・竹富・与那国3市町の教育委員会の諮問機関・八重山採択地区協議会(玉津博克会長)は8月23日、公民の教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を選び、3市町教委に答申した。
 
玉津会長が選定手法を大幅変更した上での選定だった。その一つ「順位付け廃止」は、「『1種絞り込み』を禁じた県教委の通知に違反している」というのが廃止の理由だったが、協議会で、従来も1種絞り込みは行われていないと反論が出ると、玉津氏は「ノーコメント」と説明を避けた。
 
教科書を読み込んで推薦する調査員は、協議会の規定で「役員会で選任」となっていたが、役員会を経ず玉津氏が独断で選定した。
 その後、石垣・与那国両市町教委は答申通り採択したが、竹富町教委は育鵬社版を不採択とし東京書籍版を選んだ。
 このため、3市町教委は9月8日に地区内全教育委員による協議を行い、育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した。
 この間、県教育庁は文科省の助言を基に協議の進め方などを3市町教委に助言してきた。
 
だが13日になって文科省が態度を翻す。中川正春大臣は8日の採択について「協議が整っていない」との認識を示し、森裕子副大臣は「文科省が認めているのは8月23日の答申」と述べた。
 
文科省はさらに、県教育庁に対し、採択地区協議会の「結果に基づき」、同一の教科書を採択するよう3市町への指導を求めた。
 8日の結果は認めず、23日の結果を有効として一本化を求めるのだから、事実上、育鵬社版採択を求めるに等しい。
 地方教育行政法は教科書採択権が市町村教委にあると定める。竹富町教委の決定はそれに基づく。
 一方、地区内の教科書一本化を求める教科書無償措置法はあくまで国の財政措置の要件を定める法だ。それを基に、国が竹富町教委に判断を変えろと求めるのは、越権も甚だしい。
 そもそも、教科書に関する「執行権」を法が明記している市町村教委の判断より、「答申」する諮問機関にすぎない採択地区協の判断を優先すべきだという根拠は何なのか。理解に苦しむ。

国と地方は対等
 2000年の地方自治法改正で、国と地方自治体の関係は対等ということになった。国の通知などは、単なる技術的助言という位置付けだ。
 市町村教委が採択する教科書をめぐり、国が、特定の教科書を選定しなければ補助負担金を支出しない、というのであれば、改正地方自治法の精神に反する。
県教育庁は、国地方係争処理委員会に持ち込んで争っていい。
 
文科省がこうした論点を把握していないとは思えない。通知が県教育庁の「指導を求める」内容で、自ら「指導」していないのはそのためだ。8日の採択について「整っていない」との表現にとどめ、「無効」としていないのも、市町村教委の判断の重さを知るからだろう。今後、自治を阻害しない判断をするよう期待したい。
 県教育庁は16日、あらためて3市町教委に一本化を求めた。8日の協議は有効という認識だが、文科省の通知を受け、もう一度、3市町教育委員による協議が行われる見通しだ。文科省の不当とも思える通知にめげず、あくまで合議で一本化を目指す姿勢は高く評価したい。
 現在、3市町教委の間はもとより、石垣、与那国両市町教委の内部でも意見が割れている。
 一連の問題は、地方教育行政法と教科書無償措置法の矛盾を明るみに出した。県教育庁も3市町教委も、法の不備を乗り越えて粘り強い議論、「熟議」を展開し、一本化を成し遂げ、沖縄の自治能力の高さを示してほしい。

           ☆

 以下はYamotoさんの反論です。 

          ☆

題名:八重山を見くびるな!!  

「琉球新報社説《越権行為も甚だしい》―沖縄の自治力を示そうー」に対する反論

9月17日、琉球新報に「越権行為も甚だしい》―沖縄の自治力を示そうー」と題する社説が掲載された。私なりにその内容を要約すると

(1)文部科学省に問い合わせてその指導、了承の下に9月8日の地区内全教育委員による協議を行い、育鵬社の公民教科書を不採択にしたのに、文科省が裏切ってその協議を認めなかった。

(2)そもそも国と地方は対等であり、国から偉そうに指導を受けるいわれなどない。地方には自治権がある。今回の国の言うことなど越権行為もはなはだしく、従う必要などない。

というものである。
 
まず(1)についてであるが、事実誤認も甚だしい。文科省が指導したことは、あくまで各教育委員会がそれぞれで了解した上でということであって、各地区の教育委員が全員そろって多数決ということとは全く異なる。

文科省が、各教育委員会がそれぞれで了解した上で、と指導することは当たり前である。なぜなら、今回いみじくも竹富町がごねて今回の問題を引き起こしたように、採択は最終的には、個々の教育委員会で行うことであると法律で決められているからだ。したがって、9月8日の法律上の根拠に欠けた協議会(全教委協の協議ー引用者)が仮に有効だったとしても、各教育委員会が了解していなければ、そこで振り出しに戻ってしまう。だから協議会(同上)で決まったことが最終決定になるには、各教育委員会が個々に了解していることが絶対条件だ。

だから「法律的な根拠はちょっと怪しいけど、まあ各教育委員会がみんな納得づくなら、もし前回(すなわち育鵬社採択)と異なる結論となっても、ドンマイということにしましょう」というのが、文科省の担当官、担当部署の見解だったのではないかと私は推定する。これだって、文科省の担当官にとっては、うれしくないというか、かなりリスキーな判断であったのではないかと思う。なぜなら、仮に石垣島や与那国町の教育長が9月8日の協議会の採決方針に賛成して、結果的に育鵬社が否決されたとしよう。そこでそのことに納得がいかない他の委員や、あるいはすでに途中経過を耳にしている市民や町民がいたらどうなるだろうか?彼らがそれを不服として訴えを起こさないとも限らない。もし私が八重山住民ならそうするにちがいない。
 
訴える側は、なぜ法的に瑕疵のない手続きで一旦決まっていたことを、法的根拠のないプロセスで勝手に変えるのかと訴えるであろう。そうなると法的根拠のないやりかたに最終的なお墨付きを与えた文科省は責任を負わされ大変厳しい立場に立たされることになる。
役人としては、法律の解釈の違いとか、他の法令とコンフリクトしているとか、規定する条文がないとかいうことで訴えられるのはまだしも、今回のように、一方できちっとした進め方をしているのに、他方の恣意的に法的根拠のない指導に従わせたというようなケースで訴えられることほど、避けたいと考えることはないのではないか?その上、このような例外を認めると、実は我々も協議会(同上)の結論には反対で、独自に選びたかったので、同じようにさせてくれ、という所が他にでてくることだって考えられる。法や行政の秩序が完全にくずれるのである。
 そのようなことを考えると、そもそも、各教育委員会が了解済みなら、という条件でも9月8日の協議(同上)には法的根拠が危うく波乱含みであるのに、「個々の教育委員会で了解の上」というポイントを外して文科省が指導するわけがない。
 ここで、9月8日の協議に賛成した県の役人なり八重山の教育委員なり、新聞社の諸氏は胸によく手をあてて考えてみればよい。あなた方は9月8日の協議(同上)を開くべく、策略を立てて、採決して有効性を主張している。もし、竹富町の委員が5対0でなく3対2であったら、同じ策略をして、おなじ多数決をして、同じように有効性を主張したのか?100%それはないと私は断言できる。その時々の委員の数で、開かれたり開かれなかったりする協議に正当性のかけらもない。ご都合主義もはなはだしい。そんなものに何の根拠もないのである。
 私が文科省の担当官だったら、にべもなく8月23日の結果だけが有効だと指導しただろう。しかし担当官は、一応沖縄の顔を立ててくれたのか、うまくまとめてほしいということで、「個々の教育委員会で了解の上」にだったらとりあえず構わないと、指導したのかと思う。
それは、かなり沖縄に配慮した判断だったに違いない。
今回の琉球新報の社説のように文句をつけられる筋合いはないのである。せっかくの配慮をあだで返されたという感じである。要はお墨付きを貰おうと国を利用しようと思ったのに、意のままにならなかったから、ごねているだけなのである。
 
(2)のポイントについて考えてみよう。これがこの反論の最大の眼目である。
さて、この社説では、国と地方は対等なのに、偉そうに指導されるいわれはないと言っている。社会を運営していくためには様々な決め事がある。国単位で決定しなくてはいけないこと以外、なるべく各地方の自治で治めることが望ましいことはそのとおりだ。
しかし、ここで本当に地方自治が大事だと思っているなら、当然のこととして想起すべきことは、「八重山は沖縄にあって地方である」ということなのである。つまり「国と沖縄」とまったく同じ構図が「県と八重山」というところにも存在するのである。
 では、沖縄県庁にしても、琉球新報や沖縄タイムスにしても、八重山の自治をどれだけ尊重したのか?すくなくとも、石垣市と与那国町は正当な手続きで、育鵬社の教科書を選択したのだ。そのことに対する配慮がこれまでただの一つもあったのだろうか?報道等を見ている限り、石垣市と与那国町の決定を尊重しようという態度は完全に皆無であった。それどころか、石垣市と与那国町の意向を圧殺しようと躍起になっていた。そのどこに地方自治の精神があるのだ?ここで石垣市、与那国町、竹富町の関係にはそのような上下関係はない。たまたま今回はこういう結果になったが、これがもし他の教科書に協議会で決まれば、それに従っただけである。まさに育鵬社の歴史教科書がそうなっている。
要するに「我こそは沖縄のルールである」と思っている沖縄県庁、琉球新報や沖縄タイムスなど面々は、はっきりいって八重山の自治など歯牙にもかけてないのだろう。地方自治など特に意識していない人たちだって、石垣市や与那国町が決めている教科書を無理やり他の教科書にするなんて、なんて乱暴で身勝手な行為だと感じるであろう。それを平気で行ったということは、「八重山なんて地方の奴らは黙って沖縄中央のいうことに従え、地方が自治などほざくのはおこがましい」というのが、彼らの本音なのだ。
 竹富町の方々もよく考えて見られるがよい。たまたま今回は、沖縄中央の意向と一致したけど、彼らの本音は、以上述べたとおり、八重山など黙って沖縄のルールブックである我々に従っていればいいのだ、というものなのである。それでいいのか?八重山の誇りというか矜持はないのか?本当にそれでいいのか?
八重山はこのような無法な、道理のかけらもない、県や沖縄マスコミ(八重山日報はのぞく)のごり押しに決して屈してはならない。堂々と自らの正当性を主張されたい。

 それにしても(1)(2)に共通するのは、自分の都合のいいところだけをつまみ食いしようとする身勝手なご都合主義である。
沖縄の子供たちは決してこのようなご都合主義を見習ってはいけない。それは大変卑しい行為だ。このような面々がルールブック顔をしている沖縄の子供たちが、とても可哀そうに思う。今回の問題がきちんと道理にしたがって解決され、沖縄によい教育がなされることを切に望む。

       ☆

【追記】
 
発狂新聞が撒き散らす報道だけに頼ると、石垣市は左翼天国の島といった印象操作を受けがちだ。
 
だが、極左・ペンギン市長を16年にも及ぶ独裁支配の椅子から引きづり下ろした良識ある石垣市民だ。
 
このことを忘れてはいけない。
 
発狂新聞の沖タイ、新報に負けず劣らずキチ外報道を垂れ流している八重山毎日新聞。
 
これを糾弾する有志が、下記のような横断幕を市内各地に張ってキチ害新聞を糾弾する必見写真です。
 
中国・北朝鮮の横暴に目をつぶり反日・反米を説く 隠れ共産主義マスコミ 赤旗
毎日新聞
   偏向報道による八重山世論へのミスリードをやめよ! (マスコミを見守る
会)
必見写真<写真>

http://p.tl/wjYv
 


共産党新聞赤旗と八重山毎日新聞の主張はほとんど同じ「赤旗・毎日新聞!」
   国旗、国家、自衛隊、憲法問題等、すべて同じ見解(マスコミを見守る会)
必見写真」<写真>http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/09/821eb931d1169e2d7367fca40f0cba69.jpg
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コメント (1)

公文書偽造か!仲本教育委員長が、委員長連名文書で

2011-09-20 08:39:31 | 八重山教科書採択問題

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「島ぐるみ」とは、左翼勢力の抗議運動を沖縄2紙が報道するときの常套句だが、教育行政に限って言えば、沖縄は今島ぐるみで、民主主義と法治主義を踏みにじった治外法権の状況にある。

県の大城教育長と狩俣課長が、沖縄2紙を含む極悪共同体の恫喝に怯えて、勝手な法解釈で竹富教委委を擁護した。

これに勢いを得た仲本石垣市教育委員長ら3教育委員長が、これまた法律を踏みにじり、県教委と一蓮托生で冥府魔道を驀進し始めた。

県大城教育長、狩俣課長それに八重山地区3教育委員長は地獄の閻魔様に舌を抜かれることが必定となった。

3教育長の違法行為を必死で擁護する琉球新報の記事をとくとご鑑賞下さい。

八重山教科書「委員長連名文書は無効」 石垣・与那国教育長、県と文科省に送付
琉球新報 2011年9月18日      
 八重山地区の公民教科書採択をめぐる問題で、
石垣市の玉津博克教育長と与那国町の崎原用能教育長は17日までに、3市町の教育委員長が連名で8日の全員協議を有効だと認めるよう求めた要請書について「無効」と訴える文書を、文部科学省と県教育委員会に送付した。
 
崎原教育長の文書では、3教育委員長の文書について「教育委員会の決議を経ておらず、法的根拠はない」と記述。8日の全員協議を「(同日、3教委に分かれて行った)臨時教育委員会で全員一致の合意を条件に協議すると決議したが決議事項は無視された」とし、無効としている。
 石垣市、竹富町、与那国町の教育委員長は15日、8日の全員協議を有効と認めるよう求める要請書を連名で文科省と県教委に送付していた。この要請書に関して、それぞれの教委は委員会を開いていなかった。
 一方、石垣、与那国の教育長が送付した8日の全員協議が無効と主張する9日付の文書は、いずれも教育委員会の決議を経ていない。今回の文書についても
、与那国町教委の決議は経ておらず、石垣市教委の決議があったかは不明。

              ☆

崎原教育長は、3教育長の文書を「法的根拠はない」と無効を訴えているが、同文書は無効どころか、仲本委員長による公文書偽造の疑いが浮上しているのだ。

文科省の見解で、攻守所を変え、防戦に必死の琉球新報は玉津教育長が文科省に送った抗議の書類に法的不備があると、鬼の首を取ったように騒いだが、今問題になっているのは、「9月8日の協議が無効」であることと、「8月23日の八重山協議会の決議が有効」という2点に集約しており、筆者は「抗議文の手続きが無効云々」には全く関心がなくスルーしていた。

一つ触れたのは森裕子文科副大臣の会見で、琉球新報の女性記者がこの問題(抗議文書が無効)を質問したとき、間抜けな質問として次のように書いた。

≪だが琉球新報の女性記者が間抜けな質問を連発し、そのため逆に次の発言が引き出された。

(1)「協議会の規約に基づき、正式に決定された答申は一つ。それに基づき採択するよう努力いただきたい」

(2)「規約の設定もない新たな協議会で、その有効性を確認できていない」

琉球新報記者の間抜けな発言とは「石垣市教育長(玉津氏)が文科省に送付した抗議文は、石垣市教育委員長(仲本氏)は承知していないと発言しているが、無効ではないのか」と木を見て森を見ない質問。 この記者、準備した質問メモ(記)のみを見て、本当に森(裕子)を見ていなかったのではないか。

そういえば琉球新報にはこんなタイトルの社説があった。

「木を見て森を見ず」

            ☆

■教育長と教育委員長の職務

まず、教育長と教育委員長という一般にはその区別がよくわかりにくい職務について、教育行政法規に詳しい関係筋のご教示と、筆者自身関係法規を調べた結果、「教育長と教育委員長」の職務について次のようなことがわかった。

「地方教育行政法」の第17条第2項によると、「教育長は、教育委員会の全ての会議に出席し、議事について助言をする」とある。

一般的に言えば教育長は教育委員会の事務方の長であり事務局長の役割を果たす。

だが、教育長の職務は、「教育委員会の全ての会議に出席し、議事について助言をする」とあるように、普通の委員会の事務局長とは大きな職務上の違いがある。 単なる事務方ではなく専門家である立場から、助言すべき職務であると明らかにしている。

このような規定は他の委員会の事務局長などの職務には見られないのであって、教育長が他の委員会の事務局長などと異なった独特の地位を持った職員であることを示すものである。

このように教育長は独特の権限を与えられた事務局長であるため、教育委員会は、「個々の具体的な事務処理についていちいち教育長を指揮し、命令することは適当ではなく、大綱について教育長の行動と規律するにとどめ、細部については、教育行政の専門家である教育長の判断を尊重し、教育長の判断を無用に束縛することのないようにすべきである」ということになる。

したがって、教育長が提出する文書をその度ごとに委員会に諮って、その結果で提出する義務はない。 

そのたびに委員会を招集したら教育行政は事務の停滞で破綻してしまう。

ちなみに教育委員長は一般的に教育に功労のあった人が就任する一種の名誉職の要素が多いと聞く。

玉津教育長の公印だけで抗議文を出したことは、「地方教育行政法」の教育長の職務権限に照らして何ら違法性のない通常事務の一環であることは自明である。

ところが、八重山地区3教育長の異議申し立てと琉球新報のデタラメ報道がブーメランとなって、3教育長の違法行為をあぶりだしてしまったのは爆笑ものである。

        ☆

■公文書偽造をした仲本英立石垣市教育委員長

玉津教育長の抗議文を無効であると異議申し立てをした、3教育委員長の「要請書」が違法文書であり当然無効であると指摘されているのである。

その文書は、石垣市教委仲本委員長が、玉津教育長のもとに持ってきて、石垣教委・委員長公印を押せと言ってきたので、玉津教育長はそれを拒否したところ、退散して竹富町教委に行って、3教委・委員長連名での文章に、竹富町教委・委員長公印だけで、有効との文書を文科省・県教委に送付したとの事。

石垣市教委仲本委員長は、「地方教育行政法」の教育委員長の権限を大きく逸脱し、個人の意思で石垣教委の正式文章としたことになる。
これは、市議会の承認を経ずに、市議会議長が個人の意思で議長印を押した文書を対外的に送信した事に匹敵する。
仲本石垣市教育委員長は公印文書偽造に相当する違法行為を行ったことになる。
 
それを、県教委・マスコミが黙認するということは、県教委、マスコミも公文書偽造に加担したことになる。
教科書問題以前に、沖縄県が「島ぐるみ」で法治国家の則を踏み外したことになるではないか。
 
仲本石垣市教委・委員長は、懲戒免職...最低でも、解雇が相当である。
 
一方、玉津教育長の8日の八重山教委協会臨時総会の騙まし討ちの「二次会」での協議が無効だとの抗議文は、石垣市教委事務方トップの教育長として当然の抗議文である。
 
それを、確認できてないと書く琉球新報の記事は...国際社会が血を流して築き上げてきた法というルールに基づいた民主主義を愚弄する記事に他ならない。
琉球新報よ、公文書偽造に加担した罪を恥じて、謝罪広告を出すべきである。
 
 
県職員の知人からは、「沖縄県教育委員会は自滅まっしぐらですね...」とのメールを受けた。
まさに沖縄の教育行政は冥府魔道をまっしぐらである、
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【追記】
 
発狂新聞の報道だけに頼ると、石垣市は左翼天国の島といった印象操作を受けがちだが、16年にも及ぶ極左・ペンギン市長の独裁を引きづり下ろした良識ある石垣市民のことを忘れてはいけない。
 
沖縄2紙に負けず劣らずキチ外報道を垂れ流している八重山毎日新聞を糾弾する有志が、下記のような横断幕を市内各地に張っています。
 
中国・北朝鮮の横暴に目をつぶり反日・反米を説く 隠れ共産主義マスコミ 赤旗
毎日新聞
   偏向報道による八重山世論へのミスリードをやめよ! (マスコミを見守る
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共産党新聞赤旗と八重山毎日新聞の主張はほとんど同じ「赤旗・毎日新聞!」
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県に訴訟扇動!琉球新報が

2011-09-19 20:09:58 | 八重山教科書採択問題

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今や、八重山教科書採択問題で「発狂新聞」の報道を信じる人が、少なくなりつつある現状で、唯一県民の知る権利を守り続けている八重山日報の昨日の記事。

■八重山日報 8月18日

 16日は教科書無償措置法に基づき、県教育委員会が文部科学省に
来年度から使用する教科書の数や種類を報告する期限だったが、県は
期限内に八重山地区の公民教科書を一本化して報告できなかった。

科書問題で八重山地区は、全国でも前例のない違法状態に突入。文
科省は石垣市教委と与那国町教委、県教委は竹富町教委の立場を事実
上支持しており、国、県、3市町の全面的な対立に発展しかねない深
刻な事態になった。

△具体策示さぬ県教委
 文科省は15日、県教委に対し、文書で「八重山採択地区協議会の
規約に従ってまとめられた結果に基づいて、採択地区内で同一の教科
書を関係市町教育委員会が採択を行うよう」指導することを求めた。
「結果」とは8月23日、協議会が育鵬社版を選定した答申を指して
おり、森裕子文科副大臣もそのことを明言。事実上、文科書が県教委
を通じ育鵬社版を不採択とした竹富町教委に採択のやり直しを求める
内容だった。しかし県教委の大城浩教育長は16日の記者会見で「結
果という言葉が何を意味しているのか、さまざまな解釈がある」と述
べ、育鵬社版を不採択とした8日の全教育委員による協議の結果も
「想定される」と強弁。
協議の無効を訴えた玉津博克石垣市教育長と
崎原用能与那国町教育長の文書も「不適切」と断じるなど、文科省の
指導とかけ離れた発言を繰り返した。
県教委は全教育委員による協議
でも事実上、主導的な役割を果たしており、こうした言動を重ね合わ
せると、当初から「育鵬社版を不採択にさせる」意図を持って、3市
町に指導助言を繰り返していた可能性も濃厚になる。市教委幹部は
「『私はジャッジ(審判)です』と言って、強引な指導を繰り返し
た」と県教委を批判する。
記者会見で大城教育長は、文科省の方針に
「困惑している」と反発。事態の責任を取ろうとせず、地元に再協議
を求めただけで、早期収拾に向けた具体策を何一つ示さなかった。

△対立が対立生む
 玉津教育長「竹富町教委が自分たちで教科書の選択までやって、東
京書籍を採択したことは由々しき事態だ」
慶田盛安三竹富町教育長「石垣市教育長の話は許されない。非常識な話はするな」
8日の全教育委員による協議で、玉津教育長と慶田盛教育長は激しく応酬した。
報道陣に対しても相互に批判を繰り返しており、教科書をめぐり、教
育行政のトップ同士が真っ向から対決する事態。両者の関係悪化は、
八重山の教育に暗い影を落としかねない
。町は開会中の9月議会で、
30日で教育委員の任期切れになる慶田盛氏の再任を提案。
慶田盛氏
が今後も教育長として続投の見通しになり「教科書問題で、町は慶田
盛氏を支持する姿勢を明示した」という観測も流れている。「竹富町
は違法行為をしていない」。
再三強調する慶田盛氏の背景には、町や
県教委の「お墨付き」があると言う見方も強い
一方、開会中の市議
会で、野党は教科書問題を集中的に取り上げ、玉津教育長を追求する
方針。これに対し中山義隆市長は、玉津教育長を擁護する構え
反目
する国と県、県と市、市と町、町と町、与党と野党。仲裁役となるべ
き県教委が、かえって混迷に拍車を掛け、対立が対立を生む構図になっている。

       ☆

沖教組が肩入れする竹富町教育委。

それを支援する県内マスコミ。

そのマスコミを恐れ、最初から竹富町教育委をあからさまにバックアップし、お墨付きを与えた県教育委。

一方、八重山採択地区協議会の決議には文科省、森文科副大臣、中川文科大臣がお墨付きを与えている。

南の島八重山地区に起きた教科書採択騒動は、一地域の問題では収束することなく、大臣を巻き込んで、全国的大問題に発展した。

そもそもことの発端は、竹富町が八重協議会が合法的に決議した結果を拒否したことにある。一本化をするなら竹教委が八重山協議会の結果を受け入れるべきだ。

だが16日発表のの大城教育庁のお墨付きを得て、任期間際の慶田盛教育長が続投に意欲をもやしているという。

慶田盛竹富町教育長は、狩俣悪代官のお墨付きだけでなく、その上役も大城悪徳奉行のお墨付きまで得て意気軒昂なのだろう。

■悪徳奉行と悪代官のツーショット■(八重山毎日新聞)

 八重山地区教科書問題で文科省からの通知を受け会見する大城浩県教育長=16日、県庁

(八重山地区教科書問題で文科省からの通知を受け会見する大城浩県教育長=16日、県庁)
 事態は、一本化どころか、さらにこじれ泥沼化の様相を呈してきた。

狩俣課長は「裁判を念頭に発言している」と、13日の自民党文京部会で文科省役人の前で発言していたが、この有様では県が文科省を訴えるという最悪の事態にもなりかねない。

これに対しては琉球新報が、17日の社説で国を訴えるようにけしかけた。

何を血迷ったのか、狂気の沙汰とはこのことだ。発狂新聞の面目躍如というところである。

県教育庁は、国地方係争処理委員会に持ち込んで争っていい。≫(琉球新報社説 17日)

                ☆

真っ赤に染まった脳ミソでは、ものの道理も常識もない。

民主主義も法治主義さえも何処かへ消し飛んでしまった。

デタラメな社説で吠える暇があれば、次に引用の鳩間昇さんの疑問に答えて頂きたい。

■八重山日報 八月18日 投稿

県教委の措置に疑問 元小・中学校長 鳩間昇

本地区の教科書採択に因んで、八重山日報紙をおかりして所見を述べてきたところであるが、文科省の見解も出た所で,県教育委の対応を考えるとき、更なる疑問が生じているので私見を述べ、心ある市民、郡民とともに考えてみたいと思う。

(一)、まず教科書採択については、8月23日に採択され、その答申に基づいて石垣、与那国の両教育委は採択決定した。竹教委がそれに背いたことが、そもそもの始まりである。しかし、文科省もこの採択協議会の決定に沿うことが正しいとの見解を示したのである。 

(二)、全教育委員による会合は、県教委指導課長の要請により、石教委の委員長が教委協会として総会を招集して、委員会に切り替えたことに対し、県教委義務教育課長は、答申には拘束力はなく、この合同会議が拘束力があると明言している。 ところで私は、本地区は3市町独立した教育委会を持っている。教育組合ではないから、合同の委員会というものは存在しない、ましてや、採択協議会で決議したことを覆すなど、そのような権限はないであろうことを述べてきた。文科省の指導もそのような主旨と考えられない。

(三)、しかし、16日の報道では県教育委は、この合同委員会を有効として、文科省へ報告したとのことである。 一方採択協議会の答申には拘束力がないと言っておきながら、両方有効だという。 そして地区で一本化して欲しいという。 県教委指導助言が方向性がいずこにあるのか、ピンボケしている。 有効ということは拘束力があるということではないのか。小生の頭脳では判断しかねる。 両方立てて一本化はできないからである。

(四)、何度も言ってきたが、採択協議会の決議を受けて、各市町教委は決定すべきである。 どちらも検定済教科書である、しかも今回の調査方法を改定し、選択の序列を廃し、教育委員会の採択を明確にしたことは立派で、各地区の採択もそうあって、と識者の評価も出ている。

(五)、そのような中で、どうして県教委ははっきりした指導助言をしないのであろうか、採択協議会も有効、合同の教委会(小生はこれは違法と思っている、各教委の権限を侵害していると考える)も有効では指導助言にはなるまい。 

問題の発生は、竹教委が採択協議会のを尊重せず反する決定をしたことにある。決定したことは守るべきか、いやなら従わなくてもいいのか、誰が考えても全くあきれた事柄である。県教委の指導の、竹教委に向けられるべきではないのか、それがあえてなされない理由はなんであるのか、疑問は次々と沸く、竹教委の指導なくして本問題の解決はないであろう。 竹教委の言い分は、地教行法によるとだけいっている。 これについては先日にも片手落ちであろうと述べた。 地教行法と、教科書無償措置法の両法律を遵守する責任がある。県教委は今一度熟慮の上指導対象を定め、指導して欲しいものである。 石垣市平得282

             ☆

【おまけ】

【主張】
沖縄県教委 協議会の採択を尊重せよ
2011.9.19 03:10
 中学公民教科書の採択問題で、沖縄県教育委員会が石垣市と竹富、与那国両町の3教委に再協議するよう求めた。

 3市町の教科書採択協議会は、正式な手続きで育鵬社版教科書を選定し、文部科学省もこれに基づいた採択を行うよう指導している。なぜ問題を蒸し返すのか。県教委は不法な介入をやめ、協議会の決定を尊重しなければならない。

 この夏は、来春から中学校で使う教科書を選ぶ採択が各地で行われた。その結果は、今月16日までに文部科学省に報告することになっていた。3市町での採択が締め切りを過ぎて混乱した最大の責任は、採択ルールを無視して再三、介入した沖縄県教委にある。

 義務教育段階の小中学校の教科書を無償配布するための教科書無償措置法により、人口規模などが小さい町村は、単独ではなく、郡単位で、あるいは近隣の市などと採択協議会をつくり、教科書を選定することとされている。

 石垣市など3市町は先月23日、教委代表から成る「八重山採択地区協議会」を開き、公民教科書に育鵬社版教科書を選定した。これに竹富町だけが反対し、協議会の正式な手続きを経た決定に従わない違法な状態が続いている。

 沖縄県教委は協議会の決定当初は、「各教委は協議会の決定を踏まえ採択しなければならない」としていた。しかし、竹富町に従うよう指導しなかったばかりか、3市町の教育委員全員による新たな協議を行うよう求め、今月8日の協議の結果、育鵬社版が逆転不採択となった。法的に採択権限のない協議を持つよう求めた県教委の指導は、明らかにおかしい。

 中川正春文科相も、新たな協議について「無効」と明言し、文科省は協議会の正式な選定に基づいて採択をするよう文書で指導していた。にもかかわらず、16日の記者会見で、県教委は「3市町に改めて教科書一本化に向けて協議するよう助言していく」とした。

 堂々巡りになりかねない指導であり、断じて認められない。8日の協議についても、「判断は当事者(3市町)がすべきだ」とし、文科省の指導に反している。

 3市町の協議会は、採択権限のない教師らの意向で教科書が決められていた従来の採択方式を見直し、委員自らの見識で育鵬社版を選定した。県教委はこの決定に従うよう竹富町を指導すべきだ。

 

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ケビン・メア氏が沖縄訪問へ、「ゆすり」発言報道後初めて

2011-09-19 05:49:41 | ★改定版集団自決

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沖縄2紙は、3・11大震災の直前まで一週間連続で、「ゆすり発言」をしたという伝聞情報を基に、ケビン・メア前米国務省部長にキチガイのようなバッシングの嵐を浴びせかけた。

今回の沖縄2紙の発狂報道を髣髴させるが、これはある意味、今回の発狂報道を上回る狂態だということが出来る。

内外の「識者」およそ30人を紙面に登場させ、連日集団リンチのようなメア氏に対し罵詈雑言は浴びせたことは、充分名誉毀損の訴訟の対象になる。 と、当時から指摘する声もあった。

メアバッシングに加わった「識者」の群れには、大田元知事を筆頭に、知念ウシー氏やその夫の元海兵隊員まで引っ張り出し、伝聞情報を元にメア氏を集団で袋叩きした。

その様子を、当時の当日記は「万犬虚に吠える」と書いた。

沖縄2紙にとってその憎むべきメア氏が、「ゆすり発言」後、初めて沖縄を訪問し、しかも問題の普天間基地のすぐ側で本日講演会をするというのだ。

発狂報道を再開してもおかしくはないはずだ。

当時の発狂報道はともかく、何らかの報道はしてしかるべきだと思うのだが。

何と、本日の沖縄タイムス紙面の何処を探してもメア氏の記事は一行の報道もない。(爆)

メア氏は現在、「ゆすり発言」を最初に発信した共同通信に記事の訂正を求めており、共同側の対応によっては、裁判沙汰にもなりかねない。

確かに「ゆすり発言」は、第一報は共同通信によって沖縄2紙に配信された。 それを根拠に「同様の記事」を沖縄2紙が報道するなら、報道記事の信憑性は、一義的責任は共同通信にあるだろう。

だが、その配信記事を基に、30名にも及ぶお抱え「識者」を動員し、社説やコラムまで使って連日罵詈雑言を浴びせたことは、明らかに発狂新聞の責任に帰す。

メア氏は沖縄2紙に対しても充分、名誉毀損の責を問える。

メア氏が公職を辞め、身軽になってから「ゆすり発言」に対して反論を始めたが、これに対して発狂新聞は、それまでのキチガイ報道がまるでウソのように沈黙を守ったままである。

メア氏の訴訟も辞せぬ態度に、腰が引けてしまい、お得意の頬被り作戦に出た模様である。

だが、インターネット時代の読者は、一時キチガイ報道を続けていた「金武町流れ弾事件」同様に、「発狂しっぱなし」を見逃すわけはない。

本日の講演会には沖縄タイムスの軍事オタク屋良記者も参加するようだが、明日の記事では「ゆすり発言」はスルーして、普天間移設で身をかわす算段なのだろう。

「メア発言」について、当日記は早い段階から、アメリカン大学に「成りすまし学生」として潜入した極左弁護士の猿田佐世氏の仕掛けた罠に脇の甘いお人よしのメア氏が見事に引っかかり、大学生一行を沖縄側でコーディネートしたのが安部小椋琉球大学淳教授という極左活動家と書いている。

続・罠にかかったケビン・メア氏、学生たちは何処を訪問して、誰と面談したか

罠にかかったケビン・メア氏、大バッシングの真相

騒動の当初、大学生の中に偶然沖縄4世がいたことが「民族差別」などの発狂新聞お得意のフレーズが乱舞しする因となったが、首謀者はあくまで、猿田弁護士であり、その構想を練ったのが共同通信の石山永一郎記者がことの真相である。

当日記の読者なら先刻承知の「メア大バッシング」の真相である。(自慢!)

デタラメ記事を流した当の石山記者は、沖縄での講演会で「ゆすり発言」は真実であるという根拠を、「メア氏が訴訟をしなかったから」と間抜けな強弁をしている。

メア発言の火付け役が沖縄で講演!共同通信の石山記者

興味のある方は、ぜひ本日の「ケビン・メアの弁明」(詳細は文末に)に」参加して下さい。 入場料は無料です。

 

メア前日本部長が沖縄訪問へ=「ゆすり」発言報道後初めて
 沖縄県民を「ゆすりの名人」などと発言したと報じられ、今年3月に米国務省日本部長を更迭されたケビン・メア氏が17日から20日までの日程で沖縄県を訪問することが8日までに分かった。メア氏の沖縄訪問は、発言の報道以降初めて。メア氏は19日に宜野湾市で開かれる日米同盟と沖縄をテーマにしたシンポジウムに参加する予定。
 メア氏は発言報道を一貫して否定しており、今回の訪問では、沖縄の米軍基地問題などをめぐる自身の見解を正しく伝えたい考えだ。 
 メア氏は日本部長在任中の昨年12月に沖縄への研修旅行を控えた米大学生らを相手に国務省内で行ったブリーフィングで、沖縄県民を侮辱する発言をしたと3月に報じられ、更迭された。東日本大震災では支援活動の日米間の調整役を担い、4月に同省を退職した。
 その後、8月に都内で記者会見し、「ゆすり」発言を改めて否定した上で、学生の「発言録」に基づいてこの問題を最初に報じた共同通信社に記事の訂正・削除を求めた。(2011/09/08-14:27)

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ケビン・メア前日本部長の発言要旨
米国務省前日本部長ケビン・メア氏の発言要旨は次の通り。
 【侮辱発言】
 (報道後初の沖縄訪問だが)県民に説明したいのは、侮辱的な発言はしていないことだ。報道は正確ではない。(記事の基になった発言録は)学生が2カ月後に2週間かけて書いたと言うが、誰も正確とは思わない。日本の報道基準からすると許せない。倫理違反だ。しかし、沖縄では私が発言したと思っている人は多い。(日本部長更迭に対し)個人的(名誉)だけでなく、日米安保や対沖縄政策もおかしいと思わせることになると(ルース)大使に説明したが、更迭された。今でも(更迭は)間違っていたと思う。
 【普天間移設】
 県外移設すれば海兵隊は訓練ができなくなる。(訓練不足で)戦場に派遣された兵士が亡くなりかねない。地元沖縄の政治のために米政府が若い兵士を犠牲にするつもりはない。(日本政府は辺野古移設を)実行すると知事に言うことだ。沖縄県民のためには移設する方がいい。大規模な負担軽減になる。この機会を失ったら県民にとって非常に残念なことになる。はっきりと知事が言わないと計画全てが崩壊する危険が迫っている。数週間のうちにはっきりしないと、グアム移転の予算は期待できなくなる。
 【日米首脳会談】
 (野田佳彦首相から普天間問題で)説明があることを期待していると思う。戦略的な面からすると普天間基地が今のままでも別に問題はない。米国だけでなく日本にとっても、能力を維持する面からはそうだ。安保政策を決めるのは政府だ。知事の判断に基地問題全ての責任を任せるのは不公平だ。そういう大きな問題を地元の知事に任せるのは良くない。国の問題だ。野田首相ができるだけはっきりタイミング、日程、いつ決断すると説明すべきだ。あまり時間がない。
 【米議会】
 (グアム移転費の削減は)米議会の予算が苦しいと言うより、普天間移設計画が進展していないからこうなった。日本では別の計画を交渉するという声もあるが、米国は受け入れない。年末までに決断できなければ、米議会を説得できない。
 【与那国島寄港】
 与那国島の祖納港に寄港した際、港の水深は誰も分からなかった。地図もあったが非常に古かった。寄港しないと分からない。寄港したら情報が入る。(与那国島は)台湾海峡に危機があれば重要な場所。南西諸島に対し中国の脅威があり、重要な場所だ。(2011/09/18-22:28)

-----------------------------------------

 

 【追記】

八重山教科書採択については、今朝の沖縄タイムスは「発狂」も一休みのようなので、18日の八重山日報記事も含めて、夕方エントリーの予定です。

それにしても沖縄2紙の恫喝に怯える県教育委は、

民主主義と法の秩序を踏みにじってまで、

冥府魔道を突き進むつもりなのか。(涙)

 

■■講演会のご案内■■

青山繁晴、ケビン・メア in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ 戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏
第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長)
屋良 朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)
花城 大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。
また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。


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続・マスコミを恐れて不当介入!狩俣課長が証言

2011-09-18 17:49:16 | 八重山教科書採択問題

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9月13日、自民党の文部科学部会が、東京の自民党本部で行われた。

玉津教育長が招致され事情説明。沖縄2紙が「政治介入」の印象操作で大々的に報じた。

このニューも沖縄2紙と八重山日報の報道では読者の受ける印象が大きく違う。

13日の「合同会議」に玉津、崎原、慶田盛3教育長がが招致されたが、崎原、慶田教育長は出席を断っていることは各紙が派手に報道しているので周知のこと。

だが、その前日の12日、文科省は、狩俣県義務教育課長を呼びつけ、教科書騒動の事情聴取を行っている。 

そして翌日の13日、文科省担当者は、狩俣課長同伴で玉津教育長も同席の自民党文部科学省部会に参加し、教科書採択の法的手続きについて見自民党議員の質問に答えている。

ところが、狩俣課長はその席でも詭弁を弄して責任逃れに終始した。

だが、狩俣課長を擁護する沖縄2紙は、「政治介入」を前面に押し出して、自民党の不当介入を匂わす記事で紙面を覆っている。

そして狩俣課長が思わず漏らした重要証言も「不都合な真実」として、県民の目から隠蔽した。

ところが、この場面でも八重山日報は、県民の知る権利に応え次のようなアッパレな記事を掲載している。

■八重山日報 9月16日

教科書問題

事実認識で対立

県教育委と玉津教育長

13日に開かれた自民党文部科学部会では、教科書問題をめぐる事実認識で、県教育委員会と玉津博克石垣市教育長が真っ向から対立する場面があった。 市教委は、県教委が事実関係を正確に把握しないままに、玉津教育長を批判する報道にあおられる形で「指導助言」を行ってきたと指摘している。 玉津教育長は、育鵬社の公民教科書を選定した採択地区協議会の選定について「瑕疵(かし)はない」と再三主張してきた。 しかし県教委の狩俣智義務教育課長は、13日に開かれた自民党文部科学部会で、協議会議員を入れ替えた規約改正が「総会当日に出された。そのことで紛糾が始まり、ボタンの掛け違いのような状況が起こった」という認識を示した。これに対し玉津教育長は規約改正について「一週間前に(各教育委員会に)出して、見ていただいて、それぞれの教委から委員の代表を1人出してほしいということも求めて、総会で決めた」と反論。 協議会委員に委託される教育委員を、各教委があらかじめ選んでいたことを指摘し、各教委との事前調整があったことを強調した。 狩俣課長はまた、協議会での選定をいったん延期するよう要請した経緯について「協議会の信頼性が揺らぐ、とマスコミで大騒ぎになり、由々しき事態だと判断した。今の段階で採決して答申すると大変なことになると、まずは選定を延期していただいた」と説明。 要請の背景に、玉津教育長を批判する報道の激化があったことを認めた 同部会で、8日の協議当日、玉津教育長に文科省との確認書を送った義家弘介参議院議員は「全教育委員で採決したら、教育委員を沢山持っている教育委員会の意向がすべて通って、ひっくり返ってしまう。民主主義ではなくて数合わせだ。 別々の議会で承認された教育委員が、一つの案件について全員で多数決しましょうというのは、基本的に論理破綻だ」と批判した。

              ☆

前にも述べたように、県教委はこれまで八重山協議会が行ってきた一連の教科書選定手続きに対して、一度もその瑕疵を指摘していない。

狩俣課長は、8月23日の八重山採択協議会の選定手続きが有効と認定されるのを恐れた。

そこで後出しじゃんけんのように、文科省スタッフが居並ぶ中の「合同会議」で、玉津局長の規約改正手続きにいちゃもんをつけ、その瑕疵を公認してもらおうという姑息な手段に訴えたのだ。

その場面がこれ。

>県教委の狩俣智義務教育課長は、13日に開かれた自民党文部科学部会で、協議会議員を入れ替えた規約改正が「総会当日に出された。そのことで紛糾が始まり、ボタンの掛け違いのような状況が起こった」という認識を示した。

ところが玉津教育長が、狩俣課長の企みを一蹴した。

その場面がこれ。

>これに対し玉津教育長は規約改正について「一週間前に(各教育委員会に)出して、見ていただいて、それぞれの教委から委員の代表を1人出してほしいということも求めて、総会で決めた」と反論。 協議会委員に委託される教育委員を、各教委があらかじめ選んでいたことを指摘し、各教委との事前調整があったことを強調した。

■狩俣課長はマスコミを恐れて不当介入した

では、これまで頑なに八重山協議会の合法的選定にいちゃもんを付け、竹富町教委を擁護する理由は何処にあるのか。

>狩俣課長はまた、協議会での選定をいったん延期するよう要請した経緯について「協議会の信頼性が揺らぐ、とマスコミで大騒ぎになり、由々しき事態だと判断した。今の段階で採決して答申すると大変なことになると、まずは選定を延期していただいた」と説明。 要請の背景に、玉津教育長を批判する報道の激化があったことを認めた。

狩俣課長は、本当は正直なお方なのかも知れない。

何故なら、県教委が八重山採択地区協議会の採択手続きに不当介入した理由を「マスコミが大騒ぎして由々しき事態になる」、と正直にも国会議員や文科省のお偉方が居並ぶ中でゲロッているではないか。

これは重大な発言である。

狩俣課長は、マスコミに批判されるのを恐れ、八重山採択協議会の「採択手続きに不当介入した事実を白状していたのだ。

狩俣課長だけではない。

沖縄県教委はマスコミに迎合し、また沖教組の攻撃の対象になるのを恐れ、八重山採択地区協議会が合法的に進めている手続きに不当介な入した、・・・と県の担当課長が文科省の前で証言したのだ!

マスコミに迎合して、不当介入したため、今度はマスコミが必死で狩俣課長の「正当性」を主張しデタラメ記事で援護射撃するのだが・・・。

天網恢恢疎にして洩らさず。

八重山日報がその全てを暴いてみせているのが上記記事である。

 

当日記は南の島で孤軍奮闘する小さな地方紙・八重山日報を「勝手に」応援します。

以下は同紙のウェブサイトから勝手に転載しました。

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日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

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第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏
第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長)
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マスコミを恐れ不当介入!狩俣課長が証言!

2011-09-18 08:02:11 | 八重山教科書採択問題

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今朝のおめざは・・・?

毎朝のお楽しみだった沖縄タイムスの狂乱見出しが各面トップから姿を消した。

さすがに日曜くらいは休まないと、発狂状態を持続するのも難儀なものらしい。

かろうじて、社会面の中段に、2段抜きのおとなしい見出しが。

教科書「3委員長要請文無効」

与那国教育長が主張

木を見て森を見ず。今ごろ見出し付きで載せるほどの記事でもないが、何か載せないと格好が付かないのだろう。

発狂も楽ではないことが、この記事でよくわかる。

さて、狂った新聞はさておき、県民の知る権利に応え石垣市で1人気を吐いている八重山日報。

お待ちかね「暴露シリーズ」です。

■八重山日報社 9月17日

多数決で育鵬社版不採択
2教育長に怒号響く
教科書の議論深まらず

< 逆転不採択の現場 ▼6▼ >

ー「多数決を取るかどうか」を多数決で決めよう。竹盛委員長がそう
  提案する。

竹盛委員長
「多数決で決めることを決したい人は手を挙げてください」

ー玉津、崎原両教育長は抗議し、委員や傍聴人の怒号が響く中、つい
 に退席する。挙手による採決が行われた。

竹盛委員長
「協議は多数決で決しました。不本意な結果ではあるが、委員のみな
 さんにはご協力をお願いしたい」

ーここで狩俣課長が2教育長を説得するよう求める。

狩俣課長
「お2人が抜けている。ぜひ説得をしてほしい。地区のエゴで話を
 するものではない」

慶田盛教育長
「石垣市の教育長は、採択の意志を曲げないと言ってきている。合議
 する態度ではない」

具志堅委員
「(与那国町教委は)多数決はしないように、ということ(が条件)
 だった」

竹盛委員長
「もう期限切れが間近だ。八重山の子どもたちはどうなるのか。合議
 でやるべきだと思うが、合議は有り得ないと確認はできていると思 
 う。一刻も早い採択を私は願う」

ー2教育長を説得するために、協議は休憩に入った。再開後も2教
 育長は姿を見せない。

慶田盛教育長
「教育長が退席するのは責任の放棄だ」

入慶田本委員長
「冗談じゃない。子どもじゃあるまいし」

慶田盛教育長
「全体の話が大事だ。退席した人の話は大事じゃない。勘違いする
 なよ」

ー2教育長に怒号が響く。育鵬社版に反対する委員からは、なお2
 教育長を批判する声が相次ぐ。竹盛教育長が、県教委の指導助言
 を求める。

狩俣課長
「(2教育長に)もう開始しますよと話し、会議を再開することを確 
 認して、それで席に着かなければやむを得ないと思う。この皆さ
 んであれば合意することは難しいですか。ここでも多数決になり
 ますか」

竹盛委員長
「もう1時間過ぎたが戻ってこない。県からの指導で、最後通告を
 出して出席しない場合はそのままいくこということでよろしいで
 すか」

ー異議はない。しかし玉津教育長のみ、席に戻ってきた。

玉津教育長
この場は多数決で決する場ではない。何でだめかというと、協議
 の場で、たとえある程度、話が煮詰まっても、最終的には古巣で
 ある教育委員会に戻り、再度話し合いをしないといけない。多数
 決で決することは反対だ。挙手はしない」

竹盛委員長
「この件についてまた、教育委員会を開催すると、かなりの時間が
 かかる。今日のこの場を協議の場にしたい」

大田委員
「各教育委員会で解決できなかったから、きょうの場がある。この
 場で多数決で決めてほしい」

多数決を求める圧力は、さらに強まる。

玉津教育長
「法的根拠もはっきりしない協議の場で、教科書無償措置法の決議を
 行うのは違法だという文科省からの情報も入っている」

竹盛委員長
「今、違法な場という表現があった。県教委の皆さんもいらっしゃ
 るが、違法な場か」

狩俣課長
「そうではありません。協議の場です


県教委は改めて、協議に「お墨付き」を与えた。玉津教育長は、
 さらに追いつめられていく。

玉津教育長
「まだ私たちは、育鵬社、東京書籍の教科書について一切議論が深
 まっていない」

ー複数の委員が「何を言っているのか」玉津教育長を怒鳴りつける。
 しびれを切らしたのか、大田委員は「もう決を取ってください」
 と叫んだ。

竹盛委員長
「答申通り育鵬社とするか、別の教科書を選ぶべきか挙手で諮って
 もいいですね」

玉津教育長
「多数決が決まっていない状態であれば参加する」

入慶田本委員長
「何様だと思っているのか。退席したのは責任の放棄じゃないのか」

竹盛委員長
「(育鵬社を選定した)答申について異議あり、別のものを選ぶべき
 という委員の皆さんは挙手をお願いします」

ー育鵬社版に反対し、挙手したのは7人。挙手しなかったのは玉津氏 
 を含め4人にとどまった。竹盛委員長も育鵬社版に反対だが、議
 長のため採決には加わっていない。

大田委員
「私は東京書籍を推したい。調査員が推薦していることが第一」

仲本委員長
「調査員の意見を大事にする観点からは東書と帝国。今、現在使用
 されているものは東書ということなので、東書でもいい」

石垣委員(竹富町教委)
「調査員の推薦があったということで、東京書籍を推したい」

慶田盛委員長
「育鵬社のものは、沖縄の基地に触れられていないし、今問題にな
 っている原発を勧めているように受け取られるところがある。
(教科書採択は)多くの方々に理解される状況でないといけない」

調査員が推薦し、現在使用されている教科書だから、という理由
 で、ほとんど議論もなく東京書籍に賛成意見が相次ぐ。竹盛委員
 長はここで「不採択」が決まったばかりの育鵬社の教科書につい
 て、委員の賛成意見を聞く。

竹盛
「答えにくいとは思うが、育鵬社を選定された委員の意見もお聞き
 したい」
玉津
「誘導尋問はやめてください」

ーしかし、
市教委の石垣委員は立ち上がり「私は育鵬社を選んだ」
 と賛成理由を述べ始める。

石垣委員(石垣市教委)
「(育鵬社版の)調査員の報告に、天皇の写真が多いというのがあ
 った。これは主観だ。国家、日章旗がどのように扱われているか
 みると、他の教科書は左側の片隅に、小さな字でしか扱っていな
 い。(育鵬社版の)普天間の写真が小さいというのは、必要であ
 れば教材研究して大きい写真を出せばいい。公民は、至らないと
 ころもあるが、現代社会の見方、ヨコ軸とタテ軸の問題(の記述
 で)育鵬社のものはいいと思った」

ーここで竹盛委員長が、採択を提案する。

竹盛委員長
「県からも指導を受けながら会を進めてきた。きょうこの場で採択
 することになった。東書を採択したいと思う委員は挙手をお願い
 します」

ー賛成多数で東京書籍版の採択が決まった。

竹盛委員長
「この協議会の場においては、賛成多数。合議ができなかったことは
 心苦しいところもあった。残念ながら与那国の教育長は戻られ
 なかったが、時間の問題で、不在のまま進めることになった。教
 育委員全員で決まったことは有意義だったということで、閉めたい

ー入慶田本委員長が「全日程を終了したので閉会します」とあいさ
 つをすると、育鵬社版に反対してきた傍聴人から繰り返し拍手が
 起こった。


         ☆

地元テレビが報じた現場の映像は傍聴席もほとんど反玉津派で占められ、罵声と怒号が飛び交い、静謐な協議の場とは程遠い、まるで玉津、崎原両教育長に対する集団リンチの印象を受けた。 玉津教育長が傍聴席の野次に振り返って応える場面も映し出されていた。

沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日の発狂3紙が伝える、8日の全教委の協議現場には「オブザーバーとして参加した狩俣課長」の発言は出てこない。 

例えば、沖縄タイムスと(琉球新報は当日の協議の模様をそれぞれ「教科書採択度ドキュメント」(タイムス)「教科書八重山採択地区協要旨」(新報)と題して時系列、発言者別に掲載している。

勿論、会議招集者の仲本氏や、玉津、崎原両教育長を含む参加委員の発言を記している。

だが、驚いたことには狩俣課長の再三にわたる強権的発言は、新報記事では皆無であり、タイムス記事では、僅かに次のような記載があるのみである。

≪6時 玉津、崎原教育長に対し、仲本委員長、県教育庁の狩俣義務教育課長協議の場に出るように促す≫(教科書採択度ドキュメント」タイムス)

この二つの記事を見ると、県教育庁と沖縄2紙が示し合わせて「狩俣課長はオブザーバー」であるというアリバイつくりに必死なのがわかる。

新報は、記事から狩俣課長の名を完全抹消した。

が、タイムスは退席した玉津氏らを呼びに行くよう指示した主体は、あくまで仲本委員長であると印象付けるため「狩俣課長」と「ら」を付加する涙ぐましい努力をしている。 ら抜き言葉が流行っているが、タイムスはら付き言葉で狩俣課長を擁護するとは、・・・泣けてくるぜ。

同じ記事でも八重山日報の連載記事を見れば、「発狂2紙」が同じ極悪共同体のアリバイ工作のため「不都合な真実」を県民に知られたくないため共同謀議を重ねていることがよくわかり興味深い。

【追記】タイトルの「マスコミを恐れ不当介入!狩俣課長が証言」の該当部分は夕方アップします。

お楽しみに・・・。

             ☆

■■八重山地区での講演会のおしらせ■■

 

≪教育講演会≫

守ろう!

八重山の教育自治

~どうなる子供たちの教科書~

石垣市、与那国町、竹富町からなる「八重山採択地区協議会」で厳正なる協議のうえ正式採択された中学校の公民教科書(育鵬社)が沖縄県教育委員会の不当介入で一転不採択となりました。 
これに対し、石垣市、与那国町の教育長は、再度の採択決議は無効だ」と主張しています。
はたして真相は同なんでしょうか。

子育てしているお父さん、お母さん、ぜひご参加下さい。

■講師:高橋 史朗 氏 -明星大学教授、元埼玉県教育委員長

≪長年、教科書問題に取り組み、また「いじめ」「虐待」「不登校」問題などの政府委員を歴任してきた。 教育問題のエキスパートが真相を解明します≫

【略歴】早稲田大学大学院修了、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、臨時教育審議会特別委員(政府委嘱)、青少年健全育成調査研究会座長(自治省委嘱)、埼玉県教育委員長

■日時:9月18日(日) 午後3時30分~5時

■会場:石垣市健康福祉センター
 
■参加費: 無料
 
☆子ども預かり室あります。
 
主催:八重山の教育自治を守る会(代表:鳩間昇0980-88-8041)
 

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■■講演会のご案内■■

青山繁晴、ケビン・メア in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ 戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏
第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長)
屋良 朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)
花城 大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。
また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。


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コメント (2)

石垣市で講演会、教科書問題で、高橋史朗教授が

2011-09-17 12:37:49 | 八重山教科書採択問題

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元校長の鳩間昇先生が八重山地区の良識を代表して、教科書問題について八重山日報で正論を訴えたのは記憶に新しい。

鳩間先生は、八重山地区の教科書採択をめぐる混乱を憂い、このたび「八重山の教育自治を守る会」を立ち上げ、明日18日(日)、石垣市で教科書問題のエキスパート高橋史朗明星大教授をお招きし講演会を開催することになりました。

「発狂新聞」のデタラメ記事に撹乱され、事の真相が飲み込めず動揺しておられる八重山地区住民の皆様、お誘い合わせのうえ奮ってご参加下さい。 長年教科書問題に関わってきた高橋教授が、今回の教科書採択騒動の真相を解明します。

講演会の詳細は文末にご案内しますので、とりあえず逆転不採択を煽った「発狂新聞」に触れた産経記事の一読を。

八重山協議会の選定に異常なまでの攻撃を加える発狂新聞と、それに煽られ竹富教育委に肩入れする県教委の実態を産経が見事に暴いています。

             ☆


産経新聞・【土・日曜日に書く】論説委員・石川水穂 逆転不採択を煽った地元紙

 ◆発端は採択制度の改革
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町の教科書採択をめぐり、八重山採択地区協議会で採択された育鵬社の中学公民教科書が同県教育委員会の介入により、八重山教育委員協会で逆転不採択とされた。

 八重山教育委員協会は単なる親睦団体で、適正な手続きを経た協議会の決定が採択権のない組織によって覆されたケースは前代未聞だ。文部科学省は逆転不採択の決定を無効とした。当然である。

 なぜ、こんな違法がまかり通ったか。育鵬社など保守系教科書に対する地元紙のバッシング報道が深くかかわっている。

 発端は、協議会の会長を務める石垣市の玉津博克教育長が、現場教師ら教科書調査員による教科書の順位付けを廃止する方針を打ち出したことだった。沖縄県教職員組合(沖教組)の影響が強い教師らの意向で事実上、教科書が決まっていた従来の仕組みを改め、協議会委員らが自らの見識で教科書を選ぼうとしたのである。

 このため、協議会委員から教師が外れ、3市町の教育長と教育委員6人にPTA代表と学識経験者を加えた計8人で構成された

 これに地元紙が猛反発した。

 沖縄タイムス「一連の変更は、選定の権限が、これまでの教師らの調査員から、協議会へ移行することを意味する」「教科書を日々使用するのは子どもたちであり、教師であることを忘れてはならない」(8月17日付社説「選定変更の意図は何か」)

 琉球新報「全面的に近い制度変更が一気に進められる手法には危うさを禁じ得ない」「見逃せないのは、『新しい歴史教科書をつくる会』『教科書改善の会』などがつくる中学歴史や公民の教科書を推す団体が目指す採択手法とほぼ一致している点だ」(8月16日付社説「透明性保ち疑念を残すな」)

 県教委も地元紙に同調し、協議会に日程の延期と委員の追加を求めてきた。これが“誤った行政指導”の始まりだった。

 協議会側は日程変更を受け入れたが、委員の追加は拒否した。その結果、8月23日の協議会で、育鵬社版を賛成多数で採択した。

 ◆教科書の中身を攻撃

 地元紙は今度は、その教科書の中身を激しく攻撃した。

 琉球新報「今回選ばれた教科書は、八重山の生徒たちが手にする公民の教科書にふさわしいとは言い難い」「周辺国との共生の観念と懸け離れ、『排外的』な思考に陥りかねない危うさが否めない」(8月25日付社説「八重山にふさわしいのか」)

 沖縄タイムス「県民の過重負担や米軍普天間飛行場移設問題などに触れていないところに意図的なものを感じる」「世界平和への貢献についても、自衛隊の海外派遣の意義を強調し、軍縮へのリーダーシップなど、軍事力に頼らない平和への努力や憲法9条が果たしてきた役割は、ほとんど記述されていない」(8月24日付社説「推薦ないのに、なぜ?」)

 以前、朝日新聞が保守系の扶桑社教科書のみを集中攻撃した手法と同じだった。

 ◆新報の提案に乗る県教委

 その後、保守の石垣市と与那国町の教委は協議会の決定通り育鵬社教科書を正式に採択したが、革新の竹富町教委は決定に従わず、東京書籍の教科書を選んだ。8月31日の3市町の教育長による協議も物別れに終わった。

 琉球新報は「再協議の場で竹富町が提案したように3市町の教育委員全員でつくる八重山教育委員協会で合意形成を図るのも一つの方法だ」(9月1日付社説「生徒は大人を見ている」)と提案した。

 県教委が再び、教科書採択に介入し、協議会に強いたのが、まさにこの方法だった。県教委は、教育委員協会での「新たな協議」について、3市町教委の合意があったと文科省に報告した。だが、石垣市と与那国町の教委が同省に無効を訴えた。県教委の報告は虚偽に近い。

 沖縄県では、琉球新報と沖縄タイムスの2紙が圧倒的なシェアを持つ。しかし、その記事は必ずしも県民の声を反映していない。

 東日本大震災の被災者救援活動に、沖縄県嘉手納基地などから米軍が「トモダチ作戦」として参加した。沖縄県で、米海兵隊員らに共感する声が広がった。

 だが、地元紙の見方は違った。

 琉球新報「在日米軍が普天間飛行場の『地理的優位性』や在沖海兵隊の存在意義などをアピールしている。強い違和感を覚える」(3月18日付社説「それでも普天間はいらない」)

 沖縄タイムス「震災の政治利用は厳に慎むべきだ」(3月22日付社説「政治利用に見識を疑う」)

 今回のケースは、地元紙に煽(あお)られた県教委による、適正な教科書採択に対する不当な妨害工作といえる。(いしかわ みずほ)

 

 産経新聞・【採択の危機 八重山教科書問題】県教委、竹富町擁護に終始

 ■ルール、指導に背き協議振り出し
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題は、県教委が16日、文部科学省の指導に従わず、再協議に差し戻したため、再び決着が遠のくことになった。県教委に再協議への具体策はなく、振り出しに戻っただけ。あくまで竹富町教委を擁護し、文科省への不満すらにじませる県教委だが、行政機関が自らルールを踏みにじって暴走を続ける前例なき事態への反省はない。

                   ◇

 「有効か有効でないかという判断はまず、当事者がすべきだ。第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」

 16日に県庁で開かれた県教委の会見。狩俣智義務教育課長は、逆転不採択となった8日の協議の有効性についてこう述べ、県教委が答える立場にないとした。

 しかし、自ら立ち会った8日の協議の場で、「協議には法的拘束力がある」と有効性を主張し続け、逆転不採択にお墨付きを与えたのは狩俣課長だった。

 文科省は8日の協議を無効と判断。15日に県教委に対し、協議会の結果に基づき、事実上、竹富町教委に育鵬社を採択させるよう指導した。県教委の対応が注目されたが、結論は「3市町による協議」で、国の指導を“無視”した形だ。

 大城浩教育長らは、文科省のいう「協議会の結果」がどの協議を指しているか「さまざまな解釈がある」としたが、育鵬社を採択した8月23日の協議会の結果であることは明らかだ。

 不可解な主張に記者から質問が相次いだが、狩俣課長は「県が市教委を指導するためには明確な法的根拠が必要。地方自治法で法律または政令によらなければ指導できないということもある」と、国の指導に従えない理由を述べた。

 その上で「県教委の認識では、3教委の採択に違法性はない」と、協議会の選定に従わず、違法状態を作り出した竹富町教委を擁護。各教委に採択権を認めた地方教育行政法と、地区内で同一の教科書採択を求めた教科書無償措置法の双方のもとで解決を図っていくしかない-との主張を繰り返した。

 文科省の指導にも従わず、3教委の協議という振り出しに戻しただけの県教委。大城教育長は、8日の協議を文科省が無効判断したことについて、「いささか困惑している」と不満をにじませ、不協和音をあらわにした。

           ☆

>「有効か有効でないかという判断はまず、当事者がすべきだ。第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」

 >16日に県庁で開かれた県教委の会見。狩俣智義務教育課長は、逆転不採択となった8日の協議の有効性についてこう述べ、県教委が答える立場にないとした。

 >しかし、自ら立ち会った8日の協議の場で、「協議には法的拘束力がある」と有効性を主張し続け、逆転不採択にお墨付きを与えたのは狩俣課長だった。

オブザーバーとは世間を欺く仮の姿で、「発狂新聞」が不都合な事実を報道しないことを良いことに、狩俣課長は①ルールを作り、②司法判断をし、③その実行をするという、1人三役で三権の全てを掌握した言動を、全教委協の会議の場で示していた。

16日付八重山日報が、狩俣課長の全教育委協での独裁的発言を次のように生々しく報道している。

狩俣課長
ここで話したことは拘束力がありますよ。先ほどの段階で、全
体で協議することを確認したので、それを踏まえて、無償化措置
法13条4項で、そこで決めたことに拘束力がある。答申は拘束
力はない。もう一度確認する。この違いは大事だ

狩俣課長は、どの面さげて「第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」なんて白々しく発言できるのだ。

盗人猛々しいとは、このことを言うのではなかったか。(怒)

 

■■八重山地区での講演会のおしらせ■■

 

≪教育講演会≫

守ろう!

八重山の教育自治

~どうなる子供たちの教科書~

石垣市、与那国町、竹富町からなる「八重山採択地区協議会」で厳正なる協議のうえ正式採択された中学校の公民教科書(育鵬社)が沖縄県教育委員会の不当介入で一転不採択となりました。 
これに対し、石垣市、与那国町の教育長は、再度の採択決議は無効だ」と主張しています。
はたして真相は同なんでしょうか。

子育てしているお父さん、お母さん、ぜひご参加下さい。

■講師:高橋 史朗 氏 -明星大学教授、元埼玉県教育委員長

≪長年、教科書問題に取り組み、また「いじめ」「虐待」「不登校」問題などの政府委員を歴任してきた。 教育問題のエキスパートが真相を解明します≫

【略歴】早稲田大学大学院修了、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、臨時教育審議会特別委員(政府委嘱)、青少年健全育成調査研究会座長(自治省委嘱)、埼玉県教育委員長

■日時:9月18日(日) 午後3時30分~5時

■会場:石垣市健康福祉センター
 
■参加費: 無料
 
☆子ども預かり室あります。
 
主催:八重山の教育自治を守る会(代表:鳩間昇0980-88-8041)
 

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コメント (7)

沖縄2紙に平伏す!大城県教育長の会見

2011-09-17 07:59:57 | 八重山教科書採択問題

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産経新聞 2011.9.16 21:52
【採択の危機】県教委、文科省指導に従わず 一本化 再協議を指導へ
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題で、県教委は採択結果の国への報告最終期限となった16日、3教委に、改めて教科書一本化へ向けて協議するよう指導する方針を明らかにした。文部科学省は県教委に事実上、竹富町教委に育鵬社を採択するよう指導したが、これに応じず再協議へと差し戻した形。県教委の対応に、批判が集まりそうだ。

 文科省は15日、協議会の結果に基づき、県教委に3市町教委が同一教科書を採択するよう指導。事実上、竹富町教委に育鵬社を採択するよう求めていた。

 しかし、県教委の大城浩教育長は16日の会見で「3教委に同一教科書が採択されるよう、文科省と調整しながら助言したい」と、改めて協議による一本化を求める考えを示した。具体的な協議方法は「3教委に努力していただく」とした。

 文科省の指導については、「『協議会の結果』が(育鵬社を選定した)8月23日の協議会なのか、(不採択とした)9月8日の協議の結果なのか、さまざまな解釈がある」と言及。文科省が無効とした8日の協議結果に有効性があるかのように述べ、狩俣智義務教育課長が「23日の結果なら、その答申を踏まえ協議する」とした。

大城教育長は、各教委に採択権を認めた地方教育行政法と、地区内で同一の教科書採択を求めた教科書無償措置法双方の順守を強調。狩俣課長は「答申通りの一本化もあるし、答申以外の教科書での一本化もある」と、指導に反する形になる可能性を示唆した。

 文科省への報告期限を過ぎても違法状態が続くことから、文科省は16日に改めて県教委を指導。県教委は「しばらく時間を下さい」と回答したという。

          ☆

正常な判断力のある人なら、県教育委の「反乱」に対し批判の矢を浴びせるだろうが、県教育委のお仲間の「発狂新聞」なら、逆に昨日の大城教育長の会見に、お褒めの言葉を述べるからやはり狂っているのだろう。

例によって一面、社会面見開きで、発狂指数全開の今朝の沖縄タイムスをから、県教委の対応への評価を表す記述を拾うとこうなる。

県教育委の判断は、期限が迫る中で目に見えない「圧力」をかわし、県の立場を踏まえた冷静な対応だった。≫(沖縄タイムス 17日)

沖縄の教育界というより沖縄全体を覆っている「全体主義」の呪縛は沖縄2紙、沖教組などの極悪共同体の強大な影響力による、と書いた。

極悪共同体の片割れである県教育委は、事ここに及んでもついにその呪縛を断ち切ることが出来なかった。

仮に、県教委が一本化のために、文科省の指導に従って「武富町教育委を指導」したらどのように事態は展開していたか。

今朝の「発狂新聞」は、おそらく次のような類の大見出しが躍っていただろう。

≪県教育委、政治的圧力に屈す≫

≪県民への裏切り行為だ! 町の声≫

≪県民感情を踏みにじる暴挙≫

等々。

そして談話を発表した大城教育長は裏切り者として「メア・バッシング」並みの新聞による総攻撃の標的にされていたであろう。

小林よしのり氏の言う「全体主義の島沖縄」である。

              ☆

県教育委が発狂新聞に迎合するための最後の砦は9月8日の「全教育委協」の会議で決議した結果を合法的と認識することである。

合法的と主張する根拠は、「県はあくまでオブザーバーで参加しており、採択の主体は参加した全教育委員である」ということである。

極悪共同体の仲間である沖縄2紙と地元沖縄毎日の3紙は、同会議に参加した狩俣課長がオブザーバーどころか、数々の越権行為をして強引にに採択するよう主導した事実を隠蔽し、県民の知る権利を奪っていた。

なぜなら、、もし8日の「全教委協」での採択の合法性を巡って裁判沙汰になった場合、会議内での狩俣課長の言動が大きな鍵になり、重大な証拠になるからである。

八重山日報が連載で特集している<逆転不採択の現場 シリーズ>は、全教委協の協議が違法であることを示す動かぬ証拠になる。

沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日の「発狂3紙」が必死に隠蔽する狩俣悪代官の悪行の数々を、今日も八重山日報が暴露して、県民の知る権利に答えている。文末に掲げた八重山日報の連絡先に激励のメール等を送りましょう。

■八重山日報社 9月16日

「協議には拘束力」県教委明言
育鵬社の採択疑問視
玉津氏「多数決はいけない」

< 逆転不採択の現場 ▼5▼ >

ここで竹盛委員長が、県教委に指導助言を仰ぐ

狩俣課長
「全体で協議することは決まったので一歩前進。あと3段ぐらい階段
を上ってもらわないといけない」

協議の進行を求める狩俣課長。さらに、育鵬社版の採択を疑問視す
るような発言が飛び出す。

狩俣課長
「お願いしたいことは、文科相の通知には『地域において広く関係者
の理解を求める』とある。皆さんは絶対的な権限があって参加してい
るのではない。関係者の意向をくみ取って自分自身の意見を出してい
ただくということだ。学校現場、保護者、地域の意向はこうだ、とそ
れぞれ話をしてほしい」

ー校長会やPTA、地域住民から育鵬社版の採択に反対する意見が上が
っていることを念頭に置いた発言だ、宮良学教育事務所長は、さらに
踏み込む。

宮良教育事務所長
「校長会は調査員の意思を尊重してくれと言った。八P連も『つく
る会』系の教科書採択には反対。教育は保護者、学校、地域の信頼
があって始めて成り立つ。校長会、八P連の主張をどう各委員が判断
したのか、そこを聞きたい」

ー玉津教育長が反論する。

玉津教育長
「教科書15種目のうち、2種目が調査員が推薦しなかった教科書が
選定された。残り13種目は、何らかの形で教員の専門性に基づく
調査報告書と複数推薦制を参考にした結論が出ている。教員、校長
先生の思いも、十分選定に生かされている。何ら問題はない」

狩俣課長
「今の考え方は誤認がある」

ー玉津教育長に再反論する狩俣課長。こうした県教委の姿勢の背景に、
協議はさらに、育鵬社版に反対する委員に有利な情勢となっていく。
仲本委員長は
、再び新聞の世論調査を持ち出す。

仲本委員長
沖縄タイムスの世論調査で育鵬社反対が56.2%。市、与那国町
の教員が調査員推薦ではない教科書を採用したのに反対は61.3%。
地域の実態も十分反映して尊重してほしい」

ー崎原、玉津両教育長が反論する。

崎原教育長
「マスメディアを含めて不採択運動に走っている。世論、世論という
が、世論作りをしているのは誰か。新聞が正論だと思ったら大変な間
違いを犯す」

玉津教育長
公務員にとって大事なのは法律だ。世論ではない。世論は参考と
して聞くが、私たちは法に基づいてやることを確認しましょう」

ー協議はここで、「多数決」の是非に再び戻る。崎原教育長が、
多数決に反対する意見を述べる。

崎原教育長
「合議制でやるなら協議に参加するが、委員が少ないと分かりながら
多数決を押し付けるなら、脱法行為だ」

大田委員
「市教委、協議会でも最終的には多数決だ」

崎原教育長
「あれは、あれでいい。(傍聴人から大きな笑いが)条件が一緒
だった。われわれは3人しかいない。条件が違う」

崎原教育長の発言に大きな笑い声を上げる傍聴人。育鵬社版の不
採択を求める団体のメンバーたちが会場に詰め掛ける。玉津教育長
を罵倒する私語が多い。笑い声だけではなく、時おり拍手すること
もあり、傍聴マナーに問題がある。

玉津教育長
合議制を希望している人がいる場合は多数決はできない」

ー入慶田本委員長が「できないということがあるか」と声を張り
上げる。

玉津教育長
「3市町教委は独立した機関だ、その独立した組織が決めた結論
を変える場合は、決めた本人たちが決める」

慶田盛教育長
「何のためにこの会議を持っているのか」

崎原教育長
「条件が違うので、採決を取る意思決定方法はやめてください。
そうでないと、与那国に帰って協議事項を否決する(多数決なら)
拘束力がないからだ」

ー多数決をめぐる議論がさらに白熱する。

玉津教育長
協議会では、多数決という規約を決めてきた。きょうは合議で
やるか、多数決でやるかを、多数決で決めてはいけない。何でこ
れを、みんなで集まったから変えようという話になるのか


大田委員
「始めに確認してスタートしている」

慶田盛教育長
「採決の意見は曲げないと出席しているのに、どんな合議ができ
るのか」

ー狩俣課長が発言する。

狩俣課長
「採択が異なれば協議をしなければならない。そこを確認してく
ださい」

竹盛委員長
「多数決で諮るか、諮らないか決めたい」

大田委員
「多数決で諮ってください」

崎原教育長
「多数決を取るなら私は退席する。ルール違反だ」

玉津教育長
「私も退席する」

狩俣課長
「退席という選択はできるだけ避けてほしい


崎原教育長
「人間の少ないほうが不利だ」

狩俣課長
皆さんは協議する義務がある。そこから逃げないでください」

崎原教育長
「ここで決めたことには拘束力は何もない」

ー狩俣課長が明言する。

狩俣課長
ここで話したことは拘束力がありますよ。先ほどの段階で、全
体で協議することを確認したので、それを踏まえて、無償化措置
法13条4項で、そこで決めたことに拘束力がある。答申は拘束
力はない。もう一度確認する。この違いは大事だ


育鵬社を選定した協議会の答申には拘束力はないが、この日の
協議には拘束力があるー。
県教委は、答申に従わなかった竹富町教委の意向を支持する姿勢を
明確にした。


      ☆

このような狩俣課長の「朕はルールブックなり」を地で行く強権発動が、はたしてオブザーバとしての出席といえるのか。

全教委協での協議が合法的と言えるか!

県教委は「発狂新聞」が主導する極悪共同体の批判の目を恐れて、終に自己崩壊の坂道を一歩踏み出したことになる。

次の打つ手は発狂新聞主導の「県民感情」を叫ぶ「県民大会」くらいだろうが、ネットの普及した現在、「大会」に集まる人は、沖教組やプロ市民等を動員しても1000人も集まらないだろう。

       ★

筆者は沖縄に住んでいながら、今回の八重山教科書問題が起きるまでは、恥ずかしながら八重山日報の存在を知らなかった。

八重山関連の情報といえば、それぞれ石垣市に支局を持つ沖縄タイムス、琉球新報と地元石垣市の大手八重山毎日新聞の極左3紙のみに頼っていたからである。

したがって当日記と八重山日報の記者やスタッフとは面識はないし、メールの交換などもない。

石垣市在住の有志が、労をいとわず連日八重山日報の記事を送って頂く結果、「発狂新聞」が必死で隠蔽する県教委の越権行為をお知らせできるわけである。

前にも書いたが、八重山日報は県民の知る権利に応えて報道をしているだけのようだがだが、一部の読者には保守系新聞に見えるらしい。

県民の知る権利に応えるのが保守系というならそれも良かろう。

八重山日報の奮闘に敬意を表紙、勝手に購読の案内をさせていただく。

【付記】

今朝も一面、社会面見開きとトップで狂態を晒している沖縄タイムスの見出しの紹介は、ばかばかしいので、本日は省略。

以下は八重山日報のサイトの転載です。


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産経が沖縄2紙に質疑!

2011-09-17 06:27:13 | 八重山教科書採択問題

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八重山教科書問題をめぐり、連日の狂ったような報道を続ける沖縄2紙を、「発狂新聞」と命名したところ、ネット上ではイコール沖縄タイムスと琉球新報を指すということが常識となってきた。

同2紙のあまりの異常さに同業者の産経新聞が「発狂の理由」を沖縄2紙に問い質した。

同業他紙がこのような質問をするのはきわめて異例のことである。

産経新聞那覇支局は琉球新報社屋内に間借りをしている。

産経新聞は大家さんに「発狂の理由」を聞いたことになるのだから、よっぽど我慢ならなかったのだろう。

ちなみに朝日新聞那覇支局は沖縄タイムス社屋内にある。

本日の沖縄タイムスの発狂見出しについては、8時前後エントリーの予定。

八重山教科書問題 文科省、県教委を指導

2011年9月16日(金)08:00

(産経新聞)
 ■地元紙 育鵬社否決誘導か

 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題で、文部科学省は15日、県教委に対し、16日までに3市町が同協議会の選定に基づいた採択を行うよう文書で指導した。事実上、竹富町教委に育鵬社の採択を求めたもので、同町教委の対応が注目される。一方、この問題をめぐる地元メディアの「偏向報道」については「不当な逆転不採択を後押しした」と問題視する声が出ている。

 ◆最大級の扱い

 「『つくる会』系不採択」「育鵬社版不採択」

 9月9日、琉球新報と沖縄タイムスは1面に大見出しを掲げた。琉球新報は社会面でも見開きで「平和・人権貫く勝利」「住民胸なで下ろす」、沖縄タイムスも「採択逆転 市民安堵(あんど)」と最大級の扱いで報じた。

 始まりは7月中旬。琉球新報が、協議会会長を務める石垣市の玉津博克教育長の「改革」を批判的に報じた。これまで採択権のない教員の意向で決められていた不適切な採択方法を改めようとするものだったが、以来、両紙は玉津氏を「独善」と断じ、「戦争賛美の教科書採択への布石」などとする市民団体や教職員組合の主張を書き続けた。

 協議会が育鵬社を選定すると、やはり1面などで大展開し、「行き着くのは戦争」「『皇民化』に危機感」「大変なことになった」と“反発”した。

 竹富町教委が2度にわたり育鵬社を不採択とすると、琉球新報は社説で「竹富町が提案したように3市町の教育委員全員で合意形成を図るのも一つの方法」と述べ、採択に関し法的根拠のない全員協議へと“誘導”していった。

 ◆世論調査も?

 「沖縄タイムスでは56%、琉球新報では61%が育鵬社に反対している」

 8日の3市町の教育委員全員による協議で、竹富町の慶田盛(けだもり)安三教育長は両紙の世論調査の数字を持ち出して育鵬社反対を訴えた。

 玉津氏は「大事なのは世論ではなく法律」と一蹴したが、その世論調査の数字にも疑問符が付く。

 琉球新報の世論調査に答えた石垣市の女性看護師(52)は「調査員は『育鵬社は沖縄戦の集団自決で日本軍の関与を認めていませんが』といった前口上を話した後で質問してきた。育鵬社を選びにくい雰囲気にさせる誘導的な質問の仕方だった」と証言する。

 ◆「県民の総意」

 結局、全員協議では強引に採決に持ち込まれ、手続きに何の瑕疵(かし)もない協議会の決定が覆されたが、こうした「偏向報道」に県教委が乗じる形で生み出された「逆転不採択」は、文科省に「無効」と否定された。

 石垣市の砥板(といた)芳行市議は「あれだけ毎日不採択キャンペーンをやっても反対は6割。それが県民の総意であるかのように報道する姿勢は問題」と批判する。

 沖縄本島では、革新系の両紙で9割超のシェアを占めるとされる。八重山地区でも革新系の地元紙が9割超。石垣市政関係者は「保守系と革新系両方あればいいが、沖縄では革新一色。論調に洗脳される読者もいれば、あきれている読者もいる」と指摘している。

 産経新聞は文書で一連のキャンペーン報道について(1)地元住民から出ている「公平性を著しく欠く偏向報道」との指摘に対する見解(2)キャンペーン報道の理由などをただしたが、琉球新報は「質問内容に事実誤認があり、回答を控えさせていただきます」とした。

 沖縄タイムスは「報道全体を通して判断していただきたいと思います」と回答した。

                       ☆

産経が問い質した「発狂」の一例、

まるで左翼の宣伝ビラである。

八重山教科書問題 文科省、県教委を指導 

                        ★

[意見あて先]

★【抗議】

強引にルール変更をした沖縄県教委に抗議を
沖縄県教育委員会 教育長・大城浩
TEL:098-866-2741  FAX:098-866-2750
E-MAIL:kyouiku1@pref.okinawa.lg.jp

八重山地区採択協議会の決定に従わなかった竹富町教委に抗議を
竹富町教育委員会 教育長・慶田盛安三
TEL:0980-82-2276 FAX:0980-82-0643
E-mail: takekyo@orange.ocn.ne.jp

 ★【激励】

採択地区協議会の答申を守り、育鵬社採択を決定した石垣市教委と与那国町教委に激励を
石垣市教育委員会 教育長・玉津博克
TEL:0980-82-2604  FAX:0980-82-0294
E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp

与那国町教育委員会 教育長・崎原用能
TEL:0980-87-2002 FAX:0980-87-2074
E-MAIL:kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp

 

■■講演会のご案内■■

青山繁晴、ケビン・メア in 宜野湾市

【祖国と沖縄に光あれ 戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】

日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演~18:00終了

開場: 宜野湾市民会館

入場料: 無料

第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏
第二部/ パネルディスカッション

ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長)
屋良 朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)
花城 大輔(JC 沖縄地区協議会会長)

お問合せ先TEL.098-858-1110

公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム

※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。
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速報!クーデター勃発!、沖縄県が教科書採択で

2011-09-16 19:20:53 | 八重山教科書採択問題

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沖縄県教委の大城浩教育長が、教科書採択に関する中川文部科学大臣の見解を、真っ向から否定した。

開き直ったのか。

それとも、クーデターを起こすつもりなのか!(怒)

中川大臣は、今朝(16日)の会見でも、前々日の会見に続いて「竹富町の指導」を念を押して発言していた。

東京書籍採択の協議「有効」=文科相発言に困惑、反論-八重山教科書・沖縄県教育長
 沖縄・八重山地区の中学校公民教科書採択をめぐる問題で、沖縄県教育委員会の大城浩教育長は16日記者会見し、石垣、竹富、与那国の3市町の全教育委員が集まり、育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した8日の協議について「協議の場として成立している。採決の状況については有効と捉えていると話し、同協議を無効とした中川正春文部科学相と異なる見解を示した。
 石垣市、与那国町の両教育長が同協議の無効を訴えていることについては、「教科書は教育委員会の事項。教育委員会は一義的には教育委員長が責任を有しており、(両教育長の訴えは)不適切だ」と批判。両教育長の主張を根拠に協議を無効と判断した中川文科相の発言には「いささか困惑している」と不快感を示した。
 3市町の教育委員長は15日、連名で8日の協議の正当性を訴える文書を国、県に送付。大城教育長は「状況は異なってきているかもしれない」と文科相の判断が変化する可能性を指摘した。(2011/09/16-18:04)

----------------------------------

中川文科相は、個人の思い付きで発言したわけではない。

文部科学省の見解に基づいて発言している。

文科省は15日、中山伸一文部科学省署等中等教教育局長の公印つき正式文書で、沖縄県教育委員会教育長宛てに、「八重山採択協議会の規約に従ってまとめられた結果に基づいて、採択地区内で同一教科書を関係市町村教育委が採択するよう指導を行う」という内容の文科省通知を出している。

さらに県教委の読解力の無さを懸念したのか、森裕子文科省副大臣の「指導すべきは竹富町」というダメ押しまでしている。

「つくる会」系の採択指導 文科省、県教委に通知 

県教委は、文科省、文科副大臣、文科大臣の具体的な「指導」に反旗を翻したことになる。

大城県教育長の発言の重要部分は次のくだり。

≪育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した8日の協議について「協議の場として成立している。採決の状況については有効と捉えている」≫

大城教育長はクーデターを起こすつもりか!

文科省の指導に従うとどうなるのか。

己の愚行を認めることになる。

首が飛ぶのが怖いのか。

これ以上、恥の上塗りは止めて欲しいと思う方、

クリック応援お願いします。

 

【おまけ】再掲です。

昨日、沖縄の教育を憂える父母の会の代表約10名が県庁を訪れ仲井真県知事に大城教育長と狩俣課長の処分を求める要請書を手渡した。 発狂新聞は決して報道しない「不都合な事実」なので、要請文を全文紹介する。

なお「村八分」、嫌がらせ等が危惧されるため「父母の会」メンバーの氏名は省略した。

            ☆

沖縄県知事    仲井真弘多殿
沖縄県教育委員長 中野吉三郎殿
                      平成23年9月12日
           
                        沖縄の教育を憂える父母の会 
                           
県教育長並びに県義務教育課長に対する厳正な処分を求める陳情書

 
陳情趣旨要旨

 1、八重山地区教科書採択協議会に不当介入し採択協議を混乱させた件についての処分
 2、法令を無視し、正当な手続きを踏まない地区教育委員協会に採択権があるかのように偽り、教科書採択を混乱させたことに対する処分
 

陳情の理由

八重山地区教科書採択協議会は、当初8月4日に開催する予定であったものを県教育委員会は8月3日、八重山教育事務所を通じ、「協議会メンバーに校 長・三市町教委指導主事を新たに追加すること」を求め、協議会を不要に延期させ混乱を招いた。これは、越権行為であり不当な介入に当る。
八重山地区教科書採択協議会は23日に教科書を採択、公民教科書に育鵬社を選定したが、竹富町の慶田盛教育長等は27日竹富町教育委員会に於いてこれを拒否。8月31日協議会役員会において竹富町に答申通りの採択を要請するが、竹富町は再度拒否。
ここで、本来であれば、県教育委員会が竹富町に答申通りの採択か、竹富町のみ有料教科書とするよう、助言・指導しなければならないところを法令にも依らず、正当な手続きもしないまま、八重山地区教育委員協会に教科書の採択権限があるかのように偽り、教科書の採択を著しく混乱させ、県民に間違った情報を流布した罪は重い。
ここに、この問題の責任者である大城 浩教育長並びに義務教育課の狩俣智課長に対し、厳正な処分を行う事を強く要請する。

                                                      (氏名省略)

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朝日新聞が大誤報!八重山教科書採択問題で

2011-09-16 13:27:03 | 八重山教科書採択問題

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藤岡信勝拓大客員教授のメールの転載です。
 
    ★  ★  ★
 
 
●八重山教科書採択問題で朝日新聞が大誤報
 
 藤岡信勝です本日(16日)付けの朝日新聞朝刊は、社説と3面の報道記事で、八重山地区の教科書採択問題を取り上げているが、両方に重大な間違いがある。
 
 (1)まず、社説でこの問題の経過にふれた箇所に次のような記述がある。
 
 「協議会長である石垣市教育長の主導で、事前に協議会委員の顔ぶれが入れ替えられた。」
 
 読者は、協議会委員に、Aさん、Bさん、などが決まっていたのに、Cさん、Dさん、などに入れ替えられた、と理解する。10人中10人がそう読む。そして、石垣市の教育長はずいぶん酷い運営をしたのではないか、採択手続きに問題があったのではないか、という印象を持つ。
 しかし、それは事実無根である。変更したのは、協議会の規約である。協議会委員の構成(選出の枠)を変えたのである。私が8月25日の産経新聞「正論」欄に書いたとおり、従来、教育長3人、事務方職員5人、保護者代表1人の計9人だったのを、5人の事務方を外して、3人の教育長のほかに3人の教育委員を入れ、PTA代表1人と学識経験者1人を加えた8人の構成にした。事務方の職員を協議会委員に入れるなどの非常識極まりないことが長年放置されていたことこそ問題である。この規約改正は当然であり、育鵬社の教科書に反対している竹富町の委員も参加した協議会の場で決まったことである。
 従って、社説の記述は、明白な間違いであり、読者に謝った情報を与えるものであるから、訂正の必要がある。
 
 (2)次に、3面の記事に、次のくだりがある。
 
 「協議会が(中略)育鵬社版を選んだが、竹富町教委は選定の方法に問題があるとして育鵬社版を不採択とした。」
 
 これを読むと、竹富町教委があたかも協議会の選定手続きに瑕疵があると主張し、それを理由に不採択としたかのように読める。そして、その選定手続きの問題とは、社説に書かれている「石垣市教育長がすでに決まっていた顔ぶれ(人)を入れ替えた」ということなのだろうと推測される可能性がある。
 だが、竹富町教委が育鵬社を採択しなかったのは、協議会の「選定の方法」、つまり選定手続きに問題があったことが理由ではない。8月27日の竹富町教育委員会では、育鵬社版の不採択を求める動議がだされ、可決されたのだが、動議の理由は、「調査員の推薦図書に入っていない」ことと、教科書の内容が「まったく適切ではない」という2点であった。(「八重山毎日新聞」8月28日付け)
 2つの理由のうち、後者は内容の評価であるから手続き問題でないことは自明である。前者も、調査員の報告をどの程度重視するかは個々の委員の判断に委ねられることであり、手続きの問題ではない。
 従って、上記記事のうち、竹富町教委が、「選定の方法に問題があるとして」育鵬社版を不採択としたという記述は誤報である。「内容に問題があるとして」というのが正しい。
 
 (3)本日午前10時ごろ、私は朝日新聞東京本社に電話をして、明日の紙面で訂正するように求めた。返事をいただけることになっているので、回答が来次第、お知らせする。(9月16日正午)

                          ★

 

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指導すべきは竹富町!最初からすべきだった

2011-09-16 08:02:00 | 八重山教科書採択問題

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【教科書問題】
文科省、竹富町指導へ

産経新聞 2011.9.15 01:34
 沖縄県石垣市、与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書を竹富町が不採択としている問題で、文部科学省は14日、沖縄県教委を通じて同町に、同協議会の選定に沿った採択を行うよう文書で指導する方針を固めた。採択教科書の文科省への最終報告期限の16日までに、教科書無償措置法の規定に従った採択を行うよう是正を求める。

 教科書無償措置法は採択地区内の教委は同一教科書を採択するよう求めており、石垣、与那国の2市町は同協議会の選定通り育鵬社の教科書を採択したが竹富町は不採択に。地方教育行政法で採択権限は市町村教委にあるため、文科省は県教委に3市町の協議で一本化するよう指導してきた。

 しかし、今月8日、県教委の主導で、3市町の全教育委員が参加した「新たな協議の場」を設定。県教委は「3教委の合意があった」として育鵬社を不採択とし東京書籍を採択した。

 石垣、与那国の2市町側は文科相に協議の無効を申し立て。文科省は当事者2教委の訴えを重視し、協議は無効と判断した。その上で違法状態が続くのは竹富町に原因があるとして、是正を促すよう指導する方針を固めた。

 産経記事

Sankei0915_2

                           ☆

愈々、断末魔!

両「発狂新聞」の電子速報版は、いずれも意味をぼかした書き方をしているのは、涙目で書いたからなのか。

次の時事報道が、要点を突いて分かり易い。

参院質疑では何時も騒動屋の役目を果たしている森裕子文科副大臣が、今回は騒動を静める役を演じている。

つまり、文科省が指導すべき相手は、正式な手続きを踏んで採択決議をした石垣市教育委会と与那国町教育委員会ではなく、ルールを踏みにじって採択決議をした竹富町教育委員会である・・・と、森議員は、極めて単純なことを発言している。

にも関わらず、あたかも名裁定のように聞こえるのは、不思議な感覚である。

これまでの「発狂新聞」が垂れ流す大量のデマ情報に馴らされた県民にも、同じく新鮮に聞こえるから不思議だ。

 16日までに一本化を=文科省、沖縄県教委に指導-八重山教科書問題
 沖縄・八重山地区の中学校公民教科書採択をめぐる問題で、文部科学省は15日、沖縄県教育委員会に対し、教科書無償措置法に基づき同地区内で使う教科書を一つに決め、16日までに報告するよう文書で指導した。
 森裕子文科副大臣は15日午後の定例会見で「協議会の規約に基づき、正式に決定された答申は一つ。それに基づき採択するよう努力いただきたい」と述べ、3市町の教育長らによる八重山採択地区協議会が育鵬社版を選定した8月23日の答申が有効との考えを示した。
 東京書籍版の採択を決めた今月8日の3市町の全教育委員による協議について、森副大臣は「規約の設定もない新たな協議会で、その有効性を確認できていない」と述べた。(2011/09/15-20:20)

-----------------------------------------------------------

森副大臣は会見で「発狂新聞」に「政治介入だ!」などと咬みつかれるのを恐れ回りくどい言い方で、会見動画を見た方は意味不明だろう。

だが琉球新報の女性記者が間抜けな質問を連発し、そのため逆に次の発言が引き出された。

(1)「協議会の規約に基づき、正式に決定された答申は一つ。それに基づき採択するよう努力いただきたい」

(2)「規約の設定もない新たな協議会で、その有効性を確認できていない」

琉球新報記者の間抜けな発言とは「石垣市教育長(玉津氏)が文科省に送付した抗議文は、石垣市教育委員長(仲本氏)は承知していない発言しているが、無効ではないのか」と木を見て森を見ない質問。 この記者、準備した質問メモのみを見て、本当に森(裕子)を見ていなかったのではないか。

そういえば琉球新報にはこんなタイトルの社説があった。

「木を見て森を見ず」

森副大臣の発言から導き出されるココロは、産経記事が明確に報じている通り、「竹富町を指導」ということ。

だが、既に3教育委員会がそれぞれ採択した教科書の出版社名が判明している以上、文科省が特定の教科書を推薦していると言われるのを避けたかったのであのような発言になった模様である。

さて、今朝のおめざの沖縄タイムスのトップ見出しは・・・。

発狂指数全開です!

★一面トップ

≪文科省、教科書一本化指導≫

県教育委、きょう方針表明

3教育委員長「協議有効」

連名で国・県に要請文

★社会面トップ

あいまい表現 混乱

文科省通知 県内困惑

「真意は」「国の越権だ」

「結果」の意味 玉虫色

沖縄の教育界を、いや、沖縄全体をダメにした四大極悪共同体が、文科省の「指導文書」を前に、憤死寸前の様子が目に浮かぶが、イデオロギーで硬化した脳ミソでは、「結果」の意味を玉虫色から赤色に変わるのを期待しているのだろうか。

で、問題文科省通知の抜粋はこれ。

「八重山採択協議会の規約に従ってまとめられた結果に基づいて、採択地区内で同一教科書を関係市町村教育委が採択するよう指導を行う」

県教育委のお偉方が鳩首会談をしなくとも、中学生レベルの国語力があれば、竹富町教育委を指導すべきは明々白々ではないか。(怒り)

教育行政の幹部がこの有様では、全国学力最下位の汚名をそそぐことは当分困難のようである。(涙)

さて、お待ちかねの八重山日報の「暴露シリーズ」」です。

羊の皮をかなぐり捨て狼の本性丸出しの悪代官。

場面は愈々クライマックスです。

★八重山日報への激励文、及びご購読はここ。http://www.yaeyamanippo-news.com/info.php

■八重山日報 9月15日

 ” 多数決 ”の是非で紛糾
石垣、与那国は拒否
「決定この場で」迫る県教委

 逆転不採択の現場 ▼4▼ >

ー竹盛委員長が、教科書の一本化へさらに議事を進める。

竹盛委員長
「教育委員は基本的に合議で話をしようというのが基本だが、合議は難しい。ここで採択について決める、教科書を1つに絞ることを皆さんに諮ッていいか」

ー玉津教育長が反対する。

玉津教育長
「協議会は、あらかじめルールを定めて協議するのが無償措置法の基本だ。最低条件は、各教委が合意することだ」

ここで狩俣義務教育課長が玉津教育長に反論。協議は、県教委の事実上の「主導」が鮮明になってくる

狩俣課長
「協議は、あらかじめルールを決める必要はない。ここでルールを決めて話し合えばいい」

ー狩俣課長は、教科書採択に向けた具体的な協議の方法を提案する。

狩俣課長
「いろんな協議の仕方がある。教育委員長だけでやる方法、教育委員全員でやる方法。他教行法で教科書は教育長の専権事項ではなく、教育委員に専決権があるので、どうしても協議には教育委員会が入っていないといけないというという判断を持っている。教育長だけの協議は考えていない」

ー教育長だけの協議だと、2対1で育鵬社版の採択が決まる。教育委員全員での協議、教育長と教育委員長の協議では、いずれも育鵬社版に反対する意見が多数だ。
狩俣課長は、なおも協議入りを迫る。

狩俣課長
「教育委員会で協議した結果、協議しないことにしました、ということは有り得ない。そこは誤解がないようお願いしたい」

竹盛委員長
「ここは多数決で、協議の場とすることを決めたい」

ー崎原教育長が反対する。

崎原教育長
「法的拘束力もないのに、多数決で決めてどうするのか。世間受けを狙っているのか」

玉津教育長
「(3市町教育委員会に)分けてください。採択を変えるか変えないか確認して戻ってくる」

ーここで玉津教育長は、3市町が育鵬社を採択したあとで、竹富町だけは副読本として東京書籍を購入することを提案するが、竹富町の委員から「沖縄の教育を揺るがす問題だ。受け入れるわけにはいかない」(大田委員)と断られる。
議長役は仲本委員長に交代した。

仲本委員長
「堂々めぐりをしている状況だ。この場を協議の場として確認し、教科書を一本化したい、採択は挙手でお願いしたい」

ーいきなり多数決を持ち出す仲本委員長。崎原教育長、玉津教育長が抗議する。

崎原教育長
「これは拘束力があるのか」
玉津教育長
「法的根拠は何か」

ーここで、狩俣課長が両教育長をけん制する。

狩俣課長
「協議は、しっかり最後までやってもらわないといけない。席を立つようなことがないようにお願いしたい。協議の仕方を決めてほしい。3つの教育委員会に分かれるなら、どういう形で協議するのか対案を出してほしい」

ーさらに狩俣課長は続ける。

狩俣教育長
「協議の方法は、この場で多数決で決めていただかないといけない。ちゃぶ台を返さないで決めていただきたい」

ー多数決での決着を容認する発言だった。ここで3市町教育員会は、協議入りするかどうかを話し合うために、別々に協議を開くことになり、休憩に入る。協議が再開し、3教育委員長が報告する。

入慶田本委員長
「(与那国町は)合意を前提に全員で決める」

仲本委員長
「(石垣市は)採択の意見は曲げない。協議の形態についてはまとまらなかった」

竹盛委員長
「(竹富町は)委員13人全員で(協議)という結果が出ている。全員で決めることでよろしいですね」

ーここで、教科書採択に向けた協議入りに異議は出なかった。しかし条件として、与那国町教委は全会一致、市教委は育鵬社版を採択するという意見は曲げないということを明言した。この条件が無視されたことがのちに「協議は無効」だとする主張の根拠になる。

竹盛委員長
「協議会の答申は育鵬社、竹富町は東京書籍。この2つについて、挙手して決めたい、よろしいですか」

ーいきなり多数決に持っていこうとする議事運営に対し、狩俣課長が止めに入る。

狩俣課長
「答申は生きているので、まず、答申の是非について確認した上で、もし答申通りいかないものであれば、2番手(の教科書)はどうするのか議論してほしい」

ここで崎原教育長が「多数決」に異議を唱える。

崎原教育長
「与那国町は多数決でないと条件を言っている。ぼくたちは3人しかいないので、多数決したら負ける。だから合議にしてくださいとお願いしている」

竹盛委員長
「多数決は採択協議でもやられたことだ。今の状況では合議は無理だ」
ー「多数決」を認めるかどうかをめぐり、協議は紛糾してくる。

崎原教育長
「(与那国町教委の)人間が少ないと分かりながら、多数決に持っていこうとするのはどういう魂胆か。全体で多数決を取ると負ける。民主主義ではない」

玉津教育長
「石垣市も、採択は曲げないと言っている。私たちは多数決は受けない」

ー慶田盛教育長が反論する。

慶田盛教育長
「石垣だって多数決だった」

玉津教育長
「それは、そういう規約を作ってやっているからだ」

ーあらかじめ決められた規約などにもと基づき、多数決を取った採択協議会や市教委と、何のルールもないところから始まったこの日の協議をを同一視できないと玉津教育長は訴える。

            ☆

愈々悪代官の本性丸出しにしてきた狩俣課長。

この場面を見ただけでも狩俣課長が重大な越権行為をしていることがよくわかる!

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