よろしかったら人気blogランキングへ
クリックお願いします
元校長の鳩間昇先生が八重山地区の良識を代表して、教科書問題について八重山日報で正論を訴えたのは記憶に新しい。
鳩間先生は、八重山地区の教科書採択をめぐる混乱を憂い、このたび「八重山の教育自治を守る会」を立ち上げ、明日18日(日)、石垣市で教科書問題のエキスパート高橋史朗明星大教授をお招きし講演会を開催することになりました。
「発狂新聞」のデタラメ記事に撹乱され、事の真相が飲み込めず動揺しておられる八重山地区住民の皆様、お誘い合わせのうえ奮ってご参加下さい。 長年教科書問題に関わってきた高橋教授が、今回の教科書採択騒動の真相を解明します。
講演会の詳細は文末にご案内しますので、とりあえず逆転不採択を煽った「発狂新聞」に触れた産経記事の一読を。
八重山協議会の選定に異常なまでの攻撃を加える発狂新聞と、それに煽られ竹富教育委に肩入れする県教委の実態を産経が見事に暴いています。
☆
産経新聞・【土・日曜日に書く】論説委員・石川水穂 逆転不採択を煽った地元紙
◆発端は採択制度の改革
沖縄県石垣市と与那国町、竹富町の教科書採択をめぐり、八重山採択地区協議会で採択された育鵬社の中学公民教科書が同県教育委員会の介入により、八重山教育委員協会で逆転不採択とされた。
八重山教育委員協会は単なる親睦団体で、適正な手続きを経た協議会の決定が採択権のない組織によって覆されたケースは前代未聞だ。文部科学省は逆転不採択の決定を無効とした。当然である。
なぜ、こんな違法がまかり通ったか。育鵬社など保守系教科書に対する地元紙のバッシング報道が深くかかわっている。
発端は、協議会の会長を務める石垣市の玉津博克教育長が、現場教師ら教科書調査員による教科書の順位付けを廃止する方針を打ち出したことだった。沖縄県教職員組合(沖教組)の影響が強い教師らの意向で事実上、教科書が決まっていた従来の仕組みを改め、協議会委員らが自らの見識で教科書を選ぼうとしたのである。
このため、協議会委員から教師が外れ、3市町の教育長と教育委員6人にPTA代表と学識経験者を加えた計8人で構成された。
これに地元紙が猛反発した。
沖縄タイムス「一連の変更は、選定の権限が、これまでの教師らの調査員から、協議会へ移行することを意味する」「教科書を日々使用するのは子どもたちであり、教師であることを忘れてはならない」(8月17日付社説「選定変更の意図は何か」)
琉球新報「全面的に近い制度変更が一気に進められる手法には危うさを禁じ得ない」「見逃せないのは、『新しい歴史教科書をつくる会』『教科書改善の会』などがつくる中学歴史や公民の教科書を推す団体が目指す採択手法とほぼ一致している点だ」(8月16日付社説「透明性保ち疑念を残すな」)
県教委も地元紙に同調し、協議会に日程の延期と委員の追加を求めてきた。これが“誤った行政指導”の始まりだった。
協議会側は日程変更を受け入れたが、委員の追加は拒否した。その結果、8月23日の協議会で、育鵬社版を賛成多数で採択した。
◆教科書の中身を攻撃
地元紙は今度は、その教科書の中身を激しく攻撃した。
琉球新報「今回選ばれた教科書は、八重山の生徒たちが手にする公民の教科書にふさわしいとは言い難い」「周辺国との共生の観念と懸け離れ、『排外的』な思考に陥りかねない危うさが否めない」(8月25日付社説「八重山にふさわしいのか」)
沖縄タイムス「県民の過重負担や米軍普天間飛行場移設問題などに触れていないところに意図的なものを感じる」「世界平和への貢献についても、自衛隊の海外派遣の意義を強調し、軍縮へのリーダーシップなど、軍事力に頼らない平和への努力や憲法9条が果たしてきた役割は、ほとんど記述されていない」(8月24日付社説「推薦ないのに、なぜ?」)
以前、朝日新聞が保守系の扶桑社教科書のみを集中攻撃した手法と同じだった。
◆新報の提案に乗る県教委
その後、保守の石垣市と与那国町の教委は協議会の決定通り育鵬社教科書を正式に採択したが、革新の竹富町教委は決定に従わず、東京書籍の教科書を選んだ。8月31日の3市町の教育長による協議も物別れに終わった。
琉球新報は「再協議の場で竹富町が提案したように3市町の教育委員全員でつくる八重山教育委員協会で合意形成を図るのも一つの方法だ」(9月1日付社説「生徒は大人を見ている」)と提案した。
県教委が再び、教科書採択に介入し、協議会に強いたのが、まさにこの方法だった。県教委は、教育委員協会での「新たな協議」について、3市町教委の合意があったと文科省に報告した。だが、石垣市と与那国町の教委が同省に無効を訴えた。県教委の報告は虚偽に近い。
沖縄県では、琉球新報と沖縄タイムスの2紙が圧倒的なシェアを持つ。しかし、その記事は必ずしも県民の声を反映していない。
東日本大震災の被災者救援活動に、沖縄県嘉手納基地などから米軍が「トモダチ作戦」として参加した。沖縄県で、米海兵隊員らに共感する声が広がった。
だが、地元紙の見方は違った。
琉球新報「在日米軍が普天間飛行場の『地理的優位性』や在沖海兵隊の存在意義などをアピールしている。強い違和感を覚える」(3月18日付社説「それでも普天間はいらない」)
沖縄タイムス「震災の政治利用は厳に慎むべきだ」(3月22日付社説「政治利用に見識を疑う」)
今回のケースは、地元紙に煽(あお)られた県教委による、適正な教科書採択に対する不当な妨害工作といえる。(いしかわ みずほ)
産経新聞・【採択の危機 八重山教科書問題】県教委、竹富町擁護に終始
■ルール、指導に背き協議振り出し
沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転「不採択」とされた問題は、県教委が16日、文部科学省の指導に従わず、再協議に差し戻したため、再び決着が遠のくことになった。県教委に再協議への具体策はなく、振り出しに戻っただけ。あくまで竹富町教委を擁護し、文科省への不満すらにじませる県教委だが、行政機関が自らルールを踏みにじって暴走を続ける前例なき事態への反省はない。
◇
「有効か有効でないかという判断はまず、当事者がすべきだ。第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」
16日に県庁で開かれた県教委の会見。狩俣智義務教育課長は、逆転不採択となった8日の協議の有効性についてこう述べ、県教委が答える立場にないとした。
しかし、自ら立ち会った8日の協議の場で、「協議には法的拘束力がある」と有効性を主張し続け、逆転不採択にお墨付きを与えたのは狩俣課長だった。
文科省は8日の協議を無効と判断。15日に県教委に対し、協議会の結果に基づき、事実上、竹富町教委に育鵬社を採択させるよう指導した。県教委の対応が注目されたが、結論は「3市町による協議」で、国の指導を“無視”した形だ。
大城浩教育長らは、文科省のいう「協議会の結果」がどの協議を指しているか「さまざまな解釈がある」としたが、育鵬社を採択した8月23日の協議会の結果であることは明らかだ。
不可解な主張に記者から質問が相次いだが、狩俣課長は「県が市教委を指導するためには明確な法的根拠が必要。地方自治法で法律または政令によらなければ指導できないということもある」と、国の指導に従えない理由を述べた。
その上で「県教委の認識では、3教委の採択に違法性はない」と、協議会の選定に従わず、違法状態を作り出した竹富町教委を擁護。各教委に採択権を認めた地方教育行政法と、地区内で同一の教科書採択を求めた教科書無償措置法の双方のもとで解決を図っていくしかない-との主張を繰り返した。
文科省の指導にも従わず、3教委の協議という振り出しに戻しただけの県教委。大城教育長は、8日の協議を文科省が無効判断したことについて、「いささか困惑している」と不満をにじませ、不協和音をあらわにした。
☆
>「有効か有効でないかという判断はまず、当事者がすべきだ。第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」
>16日に県庁で開かれた県教委の会見。狩俣智義務教育課長は、逆転不採択となった8日の協議の有効性についてこう述べ、県教委が答える立場にないとした。
>しかし、自ら立ち会った8日の協議の場で、「協議には法的拘束力がある」と有効性を主張し続け、逆転不採択にお墨付きを与えたのは狩俣課長だった。
オブザーバーとは世間を欺く仮の姿で、「発狂新聞」が不都合な事実を報道しないことを良いことに、狩俣課長は①ルールを作り、②司法判断をし、③その実行をするという、1人三役で三権の全てを掌握した言動を、全教委協の会議の場で示していた。
16日付八重山日報が、狩俣課長の全教育委協での独裁的発言を次のように生々しく報道している。
狩俣課長
「ここで話したことは拘束力がありますよ。先ほどの段階で、全
体で協議することを確認したので、それを踏まえて、無償化措置
法13条4項で、そこで決めたことに拘束力がある。答申は拘束
力はない。もう一度確認する。この違いは大事だ」
狩俣課長は、どの面さげて「第三者が一つの団体の協議の有効性をいうべきものではない」なんて白々しく発言できるのだ。
盗人猛々しいとは、このことを言うのではなかったか。(怒)
■■八重山地区での講演会のおしらせ■■
≪教育講演会≫
守ろう!
八重山の教育自治
~どうなる子供たちの教科書~
石垣市、与那国町、竹富町からなる「八重山採択地区協議会」で厳正なる協議のうえ正式採択された中学校の公民教科書(育鵬社)が沖縄県教育委員会の不当介入で一転不採択となりました。
これに対し、石垣市、与那国町の教育長は、再度の採択決議は無効だ」と主張しています。
はたして真相は同なんでしょうか。
子育てしているお父さん、お母さん、ぜひご参加下さい。
■講師:高橋 史朗 氏 -明星大学教授、元埼玉県教育委員長
≪長年、教科書問題に取り組み、また「いじめ」「虐待」「不登校」問題などの政府委員を歴任してきた。 教育問題のエキスパートが真相を解明します≫
【略歴】早稲田大学大学院修了、米国スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、臨時教育審議会特別委員(政府委嘱)、青少年健全育成調査研究会座長(自治省委嘱)、埼玉県教育委員長
■日時:9月18日(日) 午後3時30分~5時
よろしかったら人気blogランキングへ
クリックお願いします
9月17日の琉球新報社説です。今や琉球新報の誉れ高い狂人記者NO.1の稲福政俊記者によるものと思われます。狂人ぶりを遺憾なく発揮しています。特に文科省は必見です。ここまでコケにされ、愚弄されて黙っている手は無いと思います。とくと堪能して下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9月17日 琉球新報社説
《越権行為も甚だしい》
―沖縄の自治力を示そうー
地方教育行政への国による介入であり、重大な問題をはらむ。八重山教科書問題をめぐる文部科学省の15日の通知のことである。
通知は事実上、竹富町教育委員会に採択教科書の変更を求めているとも受け取れる。判断変更を求めるのなら、国による介入以外の何物でもない。この介入が許されるのならば、地方行政法は無きに等しい。自治の精神に真っ向から対立する行為だ。文科省には、事の重大性をよく認識してもらいたい。
【翻った態度】
経過を振り返る。石垣・竹富・与那国3市町の教育委員会の諮問機関・八重山採択地区協議会(玉津博克会長)は8日23日、公民の教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を選び、3市町協会に答申した。
玉津会長が選定手法を大幅変更した上での選定だった。その一つ「順位付け廃止」は「『1種絞り込み』を禁じた県教育委の通知に違反している」というのが廃止の理由だったが、協議会で、従来の1種絞り込みは行われていないと反論が出ると、玉津氏は「ノーコメント」の説明を避けた。
教科書を読み込んで推薦する調査員は、協議会の規定で「役員会で選任」となっていたが、役員会を経ず玉津氏が独断で選定した。その後、石垣・与那国両市町教委は答申通り採択したが、竹富町教委は育鵬社版を不採択として東京書籍を選んだ。このため、3市町教委は9月8日に地区内全教育委員による協議を行い、育鵬社を不採択とし、東京書籍を採択した。
この間、県教育庁は文科省の助言を基に協議の進め方などを3市町教委に助言してきた。だが13日になって文科省が態度を翻す。中川政春大臣は8日の採択について「協議が整っていない」との認識を示し、森裕子副大臣は「文科省が認めているのは8月23日の答申」と述べた。
文科省はさらに、県教育庁に対し、採択地区協議会の「結果に基づき」、同一の教科書を採択するよう3市町への指導を求めた。8日の結果は求めず、23日の結果を有効として一本化を求めるのだから、事実上、育鵬社版採択を求めるに等しい。
地方教育行政法は教科書採択権が市町村教委にあると定める。竹富町教委の決定はそれに基づく。一方、地区内の教科書一本化を求める教科書無償措置法はあくまで国の財政措置の要件を定める法だ。それを基に、国が竹富町教委に判断を変えろと求めるのは、越権も甚だしい。
そもそも、教科書に関する「執行権」を法が明記している市町村教委の判断より、「答申」とする諮問機関にすぎない採択地区協の判断を優先すべきだという根拠は何なのか。理解に苦しむ。
【国と地方は対等】
2000年の地方自治法改正で、国と地方自治体の関係は対等ということになった。国の通知などは、単なる技術的助言という位置付けだ。市町村教委が採択する教科書をめぐり、国が、特定の教科書を選定しなければ補助負担金を支出しない、というのであれば、改正地方自治法の精神に反する。県教育庁は、国地方係争処理委員会に持ち込んで争っていい。
文科省がこうした論点を把握していないとは思えない。通知が県教育庁の「指導を求める」内容で、自ら「指導」していないのはそのためだ。8日の採択について「整っていない」との表現にとどめ、「無効」としていないのも、市町村教委の判断の重さを知るからだろう。今後、自治を阻害しない判断をするよう期待したい。
県教育庁は16日、あらためて3市町教委に一本化を求めた。8日の協議書は有効という認識だが、文科省の通知を受け、もう一度、3市町教育委員による協議が行われる見通しだ。文科省の不当とも思える通知にめげず、あくまで合議で一本化を目指す姿勢は高く評価したい。
現在、3市町教委の間はもとより、石垣、与那国両市町教委の内部でも意見が割れている。一連の問題は、地方教育行政法と教科書無償措置法の矛盾を明るみに出した。県教育庁も3市町教委も、法の不備を乗り越えて粘り強い議論、「熟議」を展開し、一本化を成し遂げ、沖縄の自治能力の高さを示して欲しい。
以上
また、2紙の後押しを追い風に、自らの欲望を露にした県教育庁。
そして子供たちのことより、自らの思想を優先する恥ずかしい教職員組合。
私が石垣の保護者なら、まず県教育庁を訴える。
この三枚舌たちが、教育行政の頂点にいるなんて沖縄の教育に百害あって一利なし。
教育とは、大人の欲望を満たす場でもなく、活動家を生み出す場でもない。
石垣の良識ある保護者の皆さんは、ぜひ団結して県教育庁を告訴すべし。
責任取らないまま逃がしてはならない。
「「日本軍の体質を戦後に継承していたのは革新陣営だった」山本七平を読み出したばかりだけど、この論旨は強く感じる。自分の授業では「大東亜共栄圏の〈理想主義〉が憲法九条にスライドした」と解説。」from Twitter
こうなったら、鼻ずらを叩いて、どんどん誘い出して参りましょう。
法律に正面から背こうとする者たちの末路を世間に知らしめ、以後不正に対しては毅然と戦える沖縄県民にして行かなければなりません。
日報の八重山地区教育委員協会の9・8教科書採択の攻防戦のレポートは、NO5]で終わりでしょうか?