狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

速報!中川文科相、逆転不採択を無効と明言 育鵬社の公民教科書

2011-09-13 18:48:20 | 八重山教科書採択問題

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文科大臣が、県の「指導」は不当介入であると認めた。

八重山教科書問題は、発狂新聞の「三日天下」、いや、わずか四日天下に終わった。

 8日の県首謀の「ペテン会議」で強行採決した教科書採択決議。

勝利の美酒に酔いしれ、「民主主義の勝利とか」「正義が勝った」などととか、寝惚けた見出しで県民を惑わした「発狂新聞」。

その狂気乱舞は、僅か僅か四日間のぬか喜びで、一転地獄の底へ転がり落ちることになった。

13日、玉津教育長が上京することに怯えた沖縄2紙は、攻守所を変えたことを敏感に察知し、「政治介入」の文言を乱発することにより牽制にこれ努めた。

だがその前日の12日には文科省が狩俣課長を呼びつけ、その「指導」の違法性を指摘していた。それまであいまい発言で、態度を明確化していなかった文科省も、さすがに沖縄県の「クーデター」を認めるわけにはいかなかったのだろう。

おそらく明日(14日)の発狂新聞の社会面トップは「教科書選定に政治介入の影」などの大見出しが躍ることだろう。(笑)

文科省が県の担当課長を呼びつけ、その違法な「指導」を指摘した。 それを受け、教育行政の最高責任者の文科大臣が、「県の指導は違法」だと発言したことが、何で政治介入に当たるのか。

発狂新聞に残された最後の手段は、「県民大会」を開いて、教科書採択は県民大会で決めるなどと、キチガイ発言を連発するつもりだろうか。

これ以上の恥の上塗りは勘弁して欲しい。

明日の沖縄2紙の見出しが楽しみである。

中川文科相、逆転不採択を無効と明言 育鵬社の公民教科書

 2011.9.13 11:40
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転不採択とされた問題で、逆転不採択となった8日の「新たな協議の場」について、中川正春文部科学相は13日の閣議後会見で、「協議が整っていないと考えざるをえない」と無効を明言した。

 育鵬社の教科書を選定した八重山採択地区協議会の選択の経緯には法的な問題はなく、中川文科相が現時点では同協議会の決定事項のみが有効と判断した格好だ。

 中川文科相は「昨日(12日)、文科省の担当が直接、(沖縄)県教委の担当者からそのときの事情を聞き取っており、その結果を判断すると、協議が整っていないと考えざるをえないと思う」と述べた。

 この問題をめぐっては、県教委が逆転不採択となった8日の協議を「(3教委で)合意した」と主張しているのに対し、石垣市と与那国町の両教委側が直後に協議の無効を訴える文書を文科省へ送付。文科省は12日に県教委から説明を求め、法的に無効との見方を示していた

 県教委から文科省への最終報告期限は16日に迫り、育鵬社の教科書採択に難色を示している竹富町教委の対応が迫られる中、中川文科相は「一義的には県教委に(まとまるように)頑張っていただかないといけないが、私たちも努力をする」と話し、文科省として事態の収束に乗り出す用意があることを示唆した。

                         ☆

育鵬社不採択「無効」 文科省 3教委で合意なし
2011.9.13 01:30
 沖縄県石垣市と与那国町、竹富町からなる「教科用図書八重山採択地区協議会」が選定した育鵬社の公民教科書が一転不採択とされた問題で、「逆転不採択」劇があった「新たな協議の場」について、文部科学省が「法的に無効」との見方を示していることが12日、分かった。文科省は同日、県教委に不採択の経過の説明を求めたが「新たな協議の場」が効力を持つ前提となる3教委の合意ができていない問題があった。異例続きの八重山教科書問題は仕切り直しの見通しとなった。

 県教委は文科省への説明で「その場で協議することに(3教委で)合意した」と有効性を主張。しかし、石垣市と与那国町の両教委側から8日の協議の無効を訴える文書が10日に文科省に届いており、文科省は矛盾を指摘した。

 文科省に対して県教委側は改めて手続きの正当性を強調。しかし、文科省は(1)県教委の権限は各教委への指導、助言にとどまる(2)あくまで「協議の場」を設置する主体は県教委ではなく3教委(3)その当事者2教委から無効を訴える文書がある以上、県教委の説明で「3教委に合意がある」とするのは無理があると判断。「逆転不採択」を有効とは判断しない方針だ。

文科省は県教委に対し、3教委の教育委員全員の協議が行われた8日以前に、「3市町の教育委員会がそれぞれの教委で、合意することを前提とする」よう通知していた。しかし、県教委は文科省通知を無視する形で8日の協議を進め、「不採択」としていた。

 育鵬社の教科書を選定した八重山採択地区協議会での採択経緯に法的な問題はなく、現時点では同協議会での決定事項のみが有効となる見通しだ。

 県教委はこれまで、八重山採択地区協議会に日程の延期を指導したり、委員の追加を求めるなど「不当な採択介入」を続けていた。

 一方、与那国町教委は12日、来春からの教科書の需要数について、「公民は育鵬社」と県教委に報告する方針を固めた。需要数報告は、文部科学省がどの教科書が何冊必要か取りまとめる手続き。各県教委は16日までに、各市町村の需要数を文科省に報告しなければならない。同様に不採択を無効だとする石垣市教委は、すでに育鵬社と決めたことを報告している。

     ◇

 仕切り直しの見通しとなった「八重山教科書問題」。時計の針は育鵬社を石垣市と与那国町の両教委が採択し、竹富町が不採択とした初期の状態まで逆戻りした格好となった。今後は県教委や育鵬社の教科書採択に難色を示す竹富町教委が、文科省の考えを受け入れるかどうかが焦点となりそうだ。

県教委の指導はこれまで一貫して不自然かつ無理があるものだった。8月の協議会で育鵬社採択の議決が必至となると、県教委は協議会に日程の延期や委員の追加を要求。「不当な採択介入」を行った。

 さらに無償措置法の規定を無視して育鵬社不採択にした竹富町への指導ではなく、何の法的権限もない3教委の教育委員全員での協議で調整を図る提案を突然、持ち出した。

 既に育鵬社で手続を終えた石垣市教委と与那国町教委が、この「協議の場」を採択機関と見なすことに教育委員会の意思として反対を表明すると、協議の場で参加委員による採決を強行。県教委主導で「3教委の合意がある」と結論を作り出した。

 これに対して石垣市はすでに、「これがまかり通れば、採択権が奪われたに等しい」として、県教委を相手取った行政訴訟の提起を検討。文部科学省にも無効だとする文書を送っていた。

 採択に関する文科省への最終報告期限は16日。3教委の足並みがそろうか予断を許さない状況だが、県教委の指導は“勇み足”の連続で文科省の判断は当然といえそうだ。

               ☆

 

ところで、本件をあの朝日新聞はどのように伝えているか。

文科相「再協議は不成立」 八重山の教科書採択振り出 朝日新聞

中川正春文部科学相は13日の閣議後記者会見で、沖縄県の八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)が8日、育鵬社版の中学の公民教科書の採択を撤回して東京書籍版を採択した際の協議について、「協議は整っていないと考えざるをえない」と話した。石垣市、与那国町の両教育長が「協議は無効」と主張していることを踏まえたもので、採択問題は振り出しに戻ることになる。

 3市町の教育長らでつくる八重山採択地区協議会は8月23日、「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版の教科書をいったん採択したが、竹富町が独自に「不採択」としたことを受けて今月8日に3市町の教育委員で再協議し、東京書籍版の採択で一本化することを多数決で決めた。

 しかし、この協議の場で石垣、与那国の教育長が多数決を拒否するなど混乱したことから、文科省は「当事者の合意に基づく協議とは言えず、成立していない」と判断。東京書籍版の採択も根拠を失うことになり、どの教科書を採択するか、改めて調整が必要との考えを示した。

          ☆

どの教科書を採択するか、改めて調整が必要との考えを示した。

適法に決定した教科書選定を違法な「協議」で覆したのを、文科大臣が違法であると認めたわけだから、八重山採択地区協議会が合法的選定した教科書に戻るのが、すじであり、これを「どの教科書を採択するか、改めて調整」などと援護射撃のつもりだろうが、既に決まった教科書をを調整したからこそ、今回の大騒動が起きたのだ。 

これを本気で考えているとしたら朝日の本家「発狂新聞」の面目躍如だ。

ちなみに朝日新聞の那覇支局は沖縄タイムスの社屋にある。

           ☆

【予告】

朝のエントリーで13日付八重山日報の県首謀「ペテン会議」の内幕暴露シリーズ第2弾を紹介します。

【おまけ】

昨日、沖縄の教育を憂える父母の会の代表約10名が県庁を訪れ仲井真県知事に大城教育長と狩俣課長の処分を求める要請書を手渡した。 発狂新聞は決して報道しない「不都合な事実」なので、要請文を全文紹介する。

なお「村八分」、嫌がらせ等が危惧されるため「父母の会」メンバーの氏名は省略した。

            ☆

沖縄県知事    仲井真弘多殿
沖縄県教育委員長 中野吉三郎殿
                      平成23年9月12日
           
                        沖縄の教育を憂える父母の会 
                           
県教育長並びに県義務教育課長に対する厳正な処分を求める陳情書

 
陳情趣旨要旨

 1、八重山地区教科書採択協議会に不当介入し採択協議を混乱させた件についての処分
 2、法令を無視し、正当な手続きを踏まない地区教育委員協会に採択権があるかのように偽り、教科書採択を混乱させたことに対する処分
 

陳情の理由

八重山地区教科書採択協議会は、当初8月4日に開催する予定であったものを県教育委員会は8月3日、八重山教育事務所を通じ、「協議会メンバーに校 長・三市町教委指導主事を新たに追加すること」を求め、協議会を不要に延期させ混乱を招いた。これは、越権行為であり不当な介入に当る。
八重山地区教科書採択協議会は23日に教科書を採択、公民教科書に育鵬社を選定したが、竹富町の慶田盛教育長等は27日竹富町教育委員会に於いてこれを拒否。8月31日協議会役員会において竹富町に答申通りの採択を要請するが、竹富町は再度拒否。
ここで、本来であれば、県教育委員会が竹富町に答申通りの採択か、竹富町のみ有料教科書とするよう、助言・指導しなければならないところを法令にも依らず、正当な手続きもしないまま、八重山地区教育委員協会に教科書の採択権限があるかのように偽り、教科書の採択を著しく混乱させ、県民に間違った情報を流布した罪は重い。
ここに、この問題の責任者である大城 浩教育長並びに義務教育課の狩俣智課長に対し、厳正な処分を行う事を強く要請する。

                                                      (氏名省略)

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断末魔の再発狂!玉津氏上京で

2011-09-13 06:50:50 | 八重山教科書採択問題

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9月も半ばともなると、南国沖縄でも真夏の不快指数は急降下し、朝夕は秋の到来を感じる今日この頃であるが、ここ数日燻っていた沖縄タイムスの発狂指数は本日急上昇している。

久々に沖縄タイムスの一面と社会面のトップを飾ったのは次の「発狂見出し」。

★一面トップ

≪自民、玉津教育長を招致≫

きょう会議 市民「政治介入」

★社会面トップ

≪2教育長に説明責任≫

退席・政治介入に疑問

この大見出しを見た一般読者はどのように感じるか。

「悪代官玉津氏の法律を踏みにじるあくどい行為に、自民党も堪りかね玉津追求の立場にまわった」・・・とでも印象操作するつもりだったら、この苦心の見出しにも大爆笑である。

           ☆

沖縄メディアが「悪代官玉津」のイメージ作りに、一丸となって「報道談合」に血道をあげているその一方で、小さな新聞八重山日報だけが県民の知る権利に応え、8日に石垣市で行われた県首謀の「ペテン会議」の内幕を暴露してくれている。

■八重山日報社 9月12日

「数の力」背景に押し切る 
 県教委 ” 援護射撃 ”で主導
2教育長、必死に抵抗 < 逆転不採択の現場 ▼1▼ >   

 育鵬社の中学校公民教科書を逆転不採択とした8日の全教育委員13人による「採択協
議」。6時間近くに及ぶやり取りから、「育鵬社不採択」に向け、事実上協議を主導した
県教育委員会と、数の力を背景に押し切ろうとする教育委員8人、必死に抵抗した玉津
博克石垣市教育長ら教育委員5人の攻防が見えてくる。逆転不採択の現場を再現する。

玉津教育長 「県教育庁義務教育課の指導自体が不当介入であり、違法であります」

 攻防は3市町の全教育委員会で構成する「八重山地区教育委員協会」の
臨時総会という形で始まった。しかし、それに先立ち、玉津教育長は県教
委の「不当介入」を文科省に訴えた要請書を報道陣に朗読、機先を制した。
要請書は同日午前、送付したばかりだった。
 会会直前、オブザーバー参加した県教委の狩俣智義務教育課長があいさ
つにたった。

狩俣智義務教育課長 「県教委には公正適正な採択をしていただく立場で、交通整理をする法
               的な役目がある。教科書が3市町で一本化できていない。ここで統一
               をしてもらいたい」

 教科書無償措置13条4項によって、3市町は「協議」し、同じ教科書
を使用しなくてはならない
 正式な「協議」の場である採択地区協議会はすでに、育鵬社版の公民教
科書を選定し、3市町教育委員会答申している。市教委、与那国町教委は
答申通り育鵬社版、竹富町教委は答申に従わず東京書籍版を採択した。
 解決策は
①竹富町を指導して答申に従わせる
②新たな「協議」の場を設定して採択をやり直す、
の2案。
 狩俣課長の発言は、県教委が②を採用し、この場が教科書を一本化する
ための「協議」の場であることに「お墨付き」を与える意味があった。

仲本英立石垣市教育委員長 「8月31日に採択協議会も終了し、これは大変なことだ、八重山の子
              供たち、学校の管理運営ははどうなるのかと思った。
八重山高校3年生
              が八重山毎日新聞社に出した投稿
で『子どもは親の背中をを見て育つ。
              情報公開、説明責任を果たす真の民主主義の姿を見せてほしい』という
              記事を書いたことに感動し、勇気をもらった

 冒頭のあいさつから、育鵬社版教科書の不採択を訴える高校生の新聞
投稿を引き合いに出す仲本委員長。
 
仲本氏は臨時総会の招集権者。臨時総会の招集者が、育鵬社版教科書を
採択した石垣市、与那国町教育委員会の決定を覆す狙いだったことを濃厚
うかがわせる発言だった。

崎原用能与那国町教育長 「この場を教科書無償措置法13条4項の
協議として位置づける根拠
             は何か。採択協議会とは別に協議会を設置するのか

仲本委員長       「そういう方向性が見えたらいいと話しただけだ」

崎原教育長       「県の資料によると、
3教育委員が認めたときにしか協議できないことに
             なっている。勝手に
、この会合で多数決できるものではない」

 県教委は前日の7日に作成した文書で、教科書採択をやり直すための
「協議」は3市町教委の了解が必要だと明記していた。玉津教育長も
発言を求めた。

玉津石垣市教育長  「教科書無償措置法13条4項に定める協議は、採択地区協議会で、しっかり
           議論して結論を出している。残念なことに竹富町教委が自分たちで教科書の選
           択までやって、東京書籍を採択したことは由々しき事態だ」

慶田盛教育長    「石垣市教育長の話は許されない。非常識な話はするな。採択権は教育委員会に
           ある」

 竹富町教委が協議会の答申に従う理由はないと、声を荒げて反論する
慶田盛氏。玉津教育長はなお食い下がる。

玉津教育長 「採択権者(竹富町教委)が、答申と違う採択をするから問題になっている」

慶田盛教育長 「答申には法的拘束力はない」

 ここで県教委の狩俣義務教育課長が、慶田盛氏を「援護射撃」する。

狩俣課長   「地区採択協議会は3教育委員会の諮問機関。(答申には)拘束力はない」

慶田盛教育長 「分かりましたか」

 苦笑いして引き下がる玉津教育長。仲本委員長は会を進行した。

仲本教育長  「教育委員13人がそろっている。この場を採択の一本化に向けた協議の場にしていき
        たい」

慶田盛教育長 「教育委員協会は閉めて、教科書を一本化する協議会に切り替えたほうがいい


 
ここで狩俣課長が「指導助言」に立った。

狩俣課長   「異なった採択をした場合は協議を行う。この場を、協議の場にしていただきたいという
        のが県教育委員会の指導助言だ」

仲本委員長  「臨時総会は閉じます。閉会のあいさつをお願いします」

 入慶田本朝政与那国町教育長が閉会のあいさつをして、臨時総会は終了した。

仲本委員長  「(引き続き)この場を教科書一本化に向けての協議の場とします」

 
一方的に宣言する仲本委員長。すでに終了した3市町の公民教科書採択が
白紙化され、全教育委員13人による新たな「採択協議」が始まろうとしていた


               ☆

八重山日報が良い仕事をしてくれた。

「発狂新聞」が必死に隠蔽しようとするペテン劇の内幕を赤裸々に暴露してくれた。

オブザーバーとして参加し、「交通整理」役のはずの狩俣課長が、最初から慶田盛教育長側に立ち、ルールを乱発する有様が見事に炙り出されているではないか。

八重山教科書問題で、これを報じた県内4紙、4テレビ局のなかで国民の知る権利に応えてくれたのは、わずかに八重山日報ただ一紙だけという事実は、沖縄のマスコミ史上特筆すべき出来事である。

沖縄メディアによって強固に張り巡らされていた全体主義の呪縛から沖縄が解き放たれた瞬間である。

小林よしのり氏が言うところの「全体主義の島沖縄」は、沖教組、沖縄タイムス、琉球新報そして県教育委という四大極悪共同体が堅固に塗り固めた巨大なダムに支えられてきた。 そのダムも、八重山日報の放った一矢で今正に崩壊寸前の様相である。巨大ダムも蟻の一穴からというではないか。

同時に濃密な沖縄の共同社会の基底に幾重にも絡み合っている極悪共同体の地下茎が、ネットというビールスで腐食を始めたのだ。

突然降って湧いたように持ち上がった全教育委協の会議は、法的に何の根拠もない親睦会のようなもの。 そんなところではお茶でも飲みながら孫の自慢話でもしたほうが良い、と書いた。

勿論、筆者は8日に石垣市で行われた全教委協の臨時総会を傍聴しに足を運んだわけではない。

にもかかわらず、10日のエントリーで、これは県が首謀したペテン劇だと書いた。

県首謀のペテン劇、全教委協

八重山日報及び、発狂した各紙の記事の行間から読み取ると、オブザーバーと称した県側狩俣義務教育課長の専横が突出して見えたからだ。

10日のエントリーでは、9日の各メディアの報道から推測して次のように書いた。

≪誤解を恐れず断言すると、県教育委は玉津、崎原両教育長をペテンにかけて全教育委協会に出席させたことになる。 

先ず県側は、半ば強引に、教科書採択に関し何の法的根拠も持たない全教委総会を仲本会長に招集させた。

玉津、崎原両教育長が出席を拒むのを、県は、協議することに意味があるといった甘言を弄して両教育局長をしぶしぶ参加させた。

総会が開会されると同時に閉会し、直ちに全教委委員会を開会宣言し、オブザーバーで参加したはずの狩俣県義務教育課長が次のような趣旨の宣言をした。

「当委員会は3教育委員会の全教育委員が出席しているので教科書採択委員会の場とみなす」と。

確かに全教委委員会の会議を、『義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律』(無償措置法)第十三条四項にある「協議」の場とすることが出来る。(文科省の「確認文書」④ )

しかし、同会議を、『無償措置法』にある「協議」の場とするには、三市町教育委員会がそれぞれ委員会で、そのことに「合意」することを前提
とする。(同確認文書④)

全教育委員が一同に会して合意すればよいという意味ではない。

勿論、石垣市、与那国町の両教育委員はこれに合意はしていない。

そして両教育長が「合意できない」として採択決議に反対するのを尻目に、強引に多数決で採決した。 

これでは玉津、崎原両教育長が、県の狩俣課長と仲本英立全教委協会長が仕掛けた罠に見事にはめられたようなものだ。

が、例え事後であっても両教育委員会でそれぞれの合意がない限り、全教育委の会議が法的根拠を持つことはない。

この詐欺的手法による採択決議はさて置いても、この会議が「教科書採択の場」とみなされるのは、あくまで三市町村教育委員会がそれぞれの委員会で合意するが不可欠の条件であり、最初から玉津、崎原両教育長が頑なに異議を唱ていた全教育委が、採択協議の場とみなされる法的根拠はまったくないのである。

ましてや狩俣課長が「みなす」と宣言するなんて、一体何様のつもりだ。

勿論、8日同委員会で決議した採択決議は無効である。

県首謀のペテン劇に加担させられた仲本全教委協会長もさすがに後味が悪かったのだろう。

正直に「後味が悪い」だって。(爆)

八重山教科書採択、平和・人権貫く勝利 合議ならず後味悪さも  琉球新報2011年9月9日≫

 

 個々の発言の正確さはさておいても、県の狩俣義務教育課長と仲本全教委協会長が「謀議」に加担した事実を見事に言い当てているではないか。(自己満足!)

八重山日報の特集記事は「逆転不採択の現場 ▼1▼」と題している。

第二弾、第三弾と続編を期待したい。

        ★★★   

 「パンドラの箱掲載拒否訴訟」

第3回口頭弁論と報告会のご案内

 本日9月13日(火)午前10より那覇地裁に於いて第3回口頭弁論が行われます。

傍聴希望される方は、9時半までにお出で下さい。

尚、裁判終了後、会場を護国神社二階大会議室に移し、報告会を行いますのでご参加下さい。参加費は無料です。

予定時間は11時から12時半です。
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