県議会は2日、各常任委員会を開いた。土木環境委員会(瑞慶覧功委員長)は、糸満市米須の沖縄戦跡国定公園内で計画されている鉱山開発の中止を求める陳情を審議。県が5月に開発業者に出した措置命令の取り消しを野党が求めたのに対し、松田了環境部長は「自然公園法に基づき措置命令を出した」と述べ、取り消す考えはないとした。

 開発予定地で戦没者とみられる遺骨が確認されたが、野党は「科学的根拠が示されていない」と反発していた。援護課によると、遺骨の検体などは、今月にも厚生労働省が回収し分析する。沖縄・自民の照屋守之氏と座波一氏への答弁