4年連続の出場となる福知山マラソン。
初めてサブフォーを達成して号泣した一回目。
自己記録を10分も縮めて上り調子だった二回目。
大きな故障明けで痛みと闘いながらも前年の記録を上回った三回目。
四回目は一体どんなレースになるんだろうか。
数々の思い出が一杯詰まった会場に今年も足を踏み入れる。
絶好の天候コンディション。おまけに体調もほぼ万全と、
いかなるエクスキューズもなくレースに臨む。
福知山のコースはスタート直後から下り坂が続く。
号砲と同時に、目標タイム目指してこの下りをぶっ飛ばす。
「イーブンペースで行けば自己新は出るよ。」
という先輩諸氏のアドバイスを全く無視して・・・・・。
それというのも、独りよがりのあほな作戦があったから。
前半突っ込みすぎても、今回はきっと潰れない!きっと粘れるはず!
このとんでも自信はこんな妄信的観点からきていた ↓ 。
なんつ~たかて100キロを走り切った脚なんやから!
あの苦しいラスト10キロを耐えたのだからフルのラスト10キロ
くらいなんちゃないさ~。
と。
魔の30キロ地点を颯爽と駆け抜ける自分を想像して、
「あ~、早く来い来い、30キロ地点♪」
と鼻歌交じりに前半を走る傲慢ランナーひとり。
追い抜いていくラン仲間は皆こう言って通り過ぎていった。
「ちょっとペース速過ぎるよ~。」
「tacocoさん、自己新狙いならもう少しペース落として!」
「いいんです!これが今回の作戦ですからっ!」
と傲慢に答えるわたくし。
25キロ過ぎ。
定番通りの脚の疲労感が現れる。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━.
さぁ、こっから粘るのがウルトラランナーさ~。
と、意気盛んだったのも32キロ地点まで。
あっれ~。脚が進まん。苦しい、しんどい。
けど、頑張れるよね。粘れるよね。あとたった10キロやん。
君はあの地獄のラスト10キロを走り切ったんやろ。
それに比べればど~って事ないっしょ?
と宥めすかしても脚は運ばない。
ごぼう抜きでヒーローになるはずのイメージトレーニングは何処へ?
100キロのラストに勝るとも劣らないほどの苦しさ。
時計を見て記録更新が無理だと悟った時、あまりの不甲斐なさに、
様々なマイナス感情が脳裏をよぎった。
「もう記録狙いは終戦宣言かなぁ~。」etc。
福知山名物ラスト1キロの激坂をよたよたと上りきり、
3時間43分33秒でゴール。
今年春に出した自己新には到底及ばず。
しかし福知山マラソン出場タイムの中では自己新という。
進歩しているのか後退しているのかまたまた微妙なるタイムである。
前半ぶっ飛ばし、後半貯金使い果たしの大減速ゴール。
これってどこかであったような展開。はて?
あっ。この方達だっ!
【レース前日に行われた
『ファンの集い』のショット】
そう言えば・・・。
この日カーボの締めとして食したこれもいけなかったのかもしれない。
【新井弁当穴子飯】
(美味しかったのだが。)
でも、最後の挨拶で選手会長赤星君は高々に宣言してくれた。
「この悔しさを忘れず来年は必ず日本一になります!」と。
私も終戦宣言撤回。
東京で、もう一回だけ頑張ろっかなぁ。
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抜かされた時に、一瞬ついていこうかなと
頭をよぎったのですが、一瞬で「無理」と
判断し「いってらっしゃ~い」と
爽やかに送り出し、しばらく後姿を眺めていました。
さすが、男前な後姿でした。
私的にはベストも出、嬉し恥ずかし15年ぶりの
再会も果たせ楽しかったです!
姉さんのおかげです。ありがとうございました。
なんつ~たかて100キロを走り切った脚なんやから!
あの苦しいラスト10キロを耐えたのだからフルのラスト10キロ
くらいなんちゃないさ~。
↑
自分も、まったく同じ思いで、前半飛ばしてました。
そして最後、
25キロ過ぎ。
定番通りの脚の疲労感が現れる。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━.
さぁ、こっから粘るのがウルトラランナーさ~。
と、意気盛んだったのも32キロ地点まで。
あっれ~。脚が進まん。苦しい、しんどい。
けど、頑張れるよね。粘れるよね。あとたった10キロやん。
君はあの地獄のラスト10キロを走り切ったんやろ。
それに比べればど~って事ないっしょ?
↑
これもまったく同じ!
まったく、同じ失敗、何度繰り返してんだか、このアホは!(自分のことです)
ぼくもウルトラを走り始めたころ、まったく同じ幻想を抱いていましたよ。それは幻想だとしても…、でも確かに強くなっているはずですよ。
殆どの人にとって、フルとウルトラは全く別ものでっせぇ~。
中にはフルも速いがウルトラもメチャ速いなんて人もいるけど、それは100キロの最後でもタイムが落ちないと言う希有な人。
四万十でラストがあんだけ苦しかったら、フルで持つ筈がおへん(笑)
って事で、練習代わりの福知山はさておいて、本番東京を目指して下さいませませ。
これから着実に強くなるよ!太鼓判。
15年振りの再会。
同じランナー同士の夫婦なんだからこれを機に交流して行ってね。私もお相伴させてもらうから。
Tちゃんは「今日は練習してないからあかんのよぉ。4時間狙いよぉ。」と言いながら途中で颯爽と私を抜き去り30分でゴールしてたわ。
ほっとします。このコメント。
あほは私だけじゃなかったんですね~。
これを教訓に次回こそイーブンペースで粘りのレースを心がけます。
一度くらい後半を余裕で走るレースがしてみたいものです。
>でも確かに強くなっているはず
レース前はそんな実感が少しはあったので、あんな幻想を抱いてしまいました。
でも確かに強くなったと信じて次回もめげずに頑張ります。
お師匠様、御説ご尤もでございます。
それを体得したレースでございました。
あ~ん恥ずかしいよ~。
この屈辱をばねにする為にも記事にて敢えて恥を晒しました~。
新井の穴子弁当は美味しいんですよね。私も好きです。
力はついているんだから、後は力の使いようでしょうね。
次回、江戸で敵を討って下さい。