先週末、楽しみの極地を味あわせていただいた乗鞍の大会。
この大会、実は節目の第十回大会だった。
この十年間を主催者の妻として陰で支えてくださった女性がいる。
その方の訃報を今朝受けた。
乗鞍は彼女が数年間暮らした土地。
毎年この大会をライフワークとしていた彼女。
今年は、病院のベッドの上で、逐一送られてくる大会の楽しい写真を見ては病魔と懸命に闘っていたという。
皆に元気を貰い、皆に元気を与えながら奇跡の四日間を。
大会当日の乗鞍の天気予報は完全なる雨だった。
夜中に降った豪雨は彼女を慕う人達の号泣だったのだろうか。
スタート前に降り続けたったしとど雨はこの場に居れない彼女の哀しみ
の涙だったのだろうか。
そして何より、スタート直前に奇跡的に上がった雨。
乗鞍がそのハンサムな威容を参加者である我々に垣間見せてくれ
たのは、心優しき彼女が私達へ向けた最期の贈り物だったのだろ
うか・・・・・。
思ってはいけない、そんなこんなを思いながら何週目かは涙に濡れながら走っていた。
笑顔で切った、このゴールテープも彼女が十年前に手作りしたもの。
訃報を受け、今宵は帰宅後取るものもとりあえず、
彼女が見立ててくれたランニングウェアに着替え縁あるお店までラン。
お店の前で合掌してきた。
この店内でいつも優しい笑顔であれこれ相談に乗ってくれた彼女を思い出しながら・・。
お母さんみたいに、お姉さんみたいに、沢山のラン仲間に慕われて
いた人。
本当に、いい人ほど早く逝く。
あなたが愛した乗鞍で私達はこれからも毎年子供に帰って楽しんで
いますね。
何時の日かあなたをもう一度迎えるその日まで。
あなたはそっちの楽園から「地上の楽園」を見守っていてください。
いつもの菩薩のようなあの笑顔で。
合掌。
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親しくお話したことはなかったですが、姐さんが言う 涙雨だったのか、最後のプレゼントの晴れ間だったのか、そういうことを考えずにはいられない、温かいお人柄とお見受けしました。
ご冥福をお祈りします。
いなくなってみて改めて彼女の人柄が偲ばれます。
因縁の大会に出席できて感無量です。
走る楽しさを伝えていく、これが私達の出来る事だと思って、皆で行きましょう。
何でやねんて思ってしまって、悔しいです。
7年前のRUN & WALK in 乗鞍の翌日に友達が結婚式を挙げてくれたらしいです。結婚記念日を病室で祝おうと思ってお花を買っていたんですけど、彼女には見てもらえませんでした。
色々とお世話になりましたし…
今夜、楽ラン代表としてお通夜に参列して参ります。
実に残念・・・・。
仕事中だというのに泣けて仕方ない・・・。
乗鞍が終わった後で、お客さんに乗鞍の話をされるとご主人は私の靴のフィッテングがそっちのけになってしまったところで、彼女がにこやかな笑顔ですっと応対を代わってくれました。
私の故障の多い足への注文を聞いて、あれこれとシューズを選んでくださいました。
今回の乗鞍は、私にとってよりいっそう印象深いものとなり、そして、ねえさんが乗鞍高原で彼女を思い涙した姿も忘れられません。
来年また一緒に彼女に会いに乗鞍へ行きましょうね!
貴重な体験だったのかも知れません。
最後に何気なく切ったゴールテープに
10年の歴史が詰まっている。
「良い人ほど早く逝く」,この言葉胸に来るものがあります。
だからこそ,1つ1つの機会に悔いなく生きていこうと思っています。
哀しいですね。
大阪城公園の陽が一つ消えたような感じです。
もうあのお店に行っても彼女に会えないと思うと
せつなくてたまりません。
失ってみて初めてその存在感をひしひしと感じます。