虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

愛宕大権現

2009年06月08日 | タイガース

二回目の愛宕山アタック。
未踏の表参道コースに挑戦する為にやってきた。
標高924mの頂きまで4.2キロ。
ハイキングレベルで上って約2時間半。健脚のハイカーで2時間。
普通のランナーなら1時間半、吐くほど頑張れば1時間切り。とは主催者の方の弁。
これでもランナーのはしくれと、目標タイムを1時間半に設定して・・・。
愛宕山タイムアタック、スタート!!4.2キロの山道を一気に駆け上がる。
たかが4.2キロ・・・・。
そんな考えは平地での物差しにすぎなかったと、スタートしてすぐに思い知らされる。
1キロ進むのでさえ、その長い事、しんどい事、苦しい事といったら!
     【こんな階段がこれでもかこれでもかと延々と続く道】
もうこれ以上階段見たら狂うっ!という境地に至る寸前にやっとこさ頂上到達。
タイムは吐く一歩手前の1時間8分也。
ゴールしてしまうとさっきまでの苦しさなどすっかり忘れてまたトライしてみたくなる。
本当に哀れな性だな、ランナーとは・・・・。

       
厳かな愛宕神社にて登頂記念のお参り。
この愛宕神社は約1300年の歴史をもつ防火鎮火の神様。
jならば!と炎上系投手。
福原とか福原とか福原とか福原とか・・・・・。延々。
あと、能見とか、江草とか、今季のジェフとかちょっぴり球児とかね。
彼らの炎上への防火鎮火を心を込めて祈った。

そしたらっ!!
この日の福原様、まさかの完封劇!!愛宕山大権現様の霊験あらたか也!

そして翌日、こんなとこに居たわたくし。
 
手ごわいソフバ打線相手にこの日の先発は能見王子の細腕よ~。
でもこの日のプリンスには愛宕大権現様のご利益が付いていた。
3割バッターが居並ぶホークス打線を3点に抑えるまずまずの好投。
その頑張りが9回裏の奇跡を呼ぶ。いえ!奇跡ではありません!!
「神、金本さん」の、4回目のご光臨です!

と、結果論ではこのように喜び爆発してはいるがその瞬間はちっとも楽しくなかった。
9回裏1、3塁での代打桧山さんの打席。
悪いけど桧山さんなんて全然見てません~。
ひたすらネクストバッターボックスの金本さんに双眼鏡の焦点を合わせ。
今どんなお気持ちなのか。と心配ばかり。
以前「こんな場面ではどんな事を考えていますか?」
との質問に「打ってくれ、決めてくれ、俺に回すなっ!って思ってます。」(笑)
と冗談ぽく答えていた金本さん。
今、その胸中やいかに?
全く無表情にひたすら素振りをされている金本さんをじっと見詰め続ける。
ひーやん四球。1アウト満塁で金本さんに打席が回ってきた!!
球場のファンは大声援。もってこ~い金本~!!の大合唱。
でも私はそんな気分じゃなかった。
まるで自分が勝負のレースのスタートラインに立っているかの如く。
緊張の呪縛に絡め取られヤキュなど楽しむ余裕などない。
ひたすら固まって固まって硬直していたら・・・・・。
何やら球場がどよめいている。
グランドの1、2塁間では選手達が異様に騒いでいる。
その光景を見て初めて金本さんのサヨナラヒット&勝利を認識したくらいだ。
そうしてやっと事実確認できたら今度は涙がとめどなく溢れてきた。
こんな感動を!こんないい試合を与えてくれた金本さんへの感謝の涙。


       「ヤキュの神、金本様」

あなたの信者で本当に良かった!!

併せて「鎮火の神、愛宕大権現様」

このお二方には当分逆らいませんって!!