虎っ娘ランナーのランニング日誌

マラニックバッグにタイガースメガホンをさして国道2号線を西へひた走るランナーを見かけたら・・・、それは私です。

広島行【ヤキュ編】

2008年09月08日 | タイガース

夏の最後のバカンスとして今回初めて使用したこのパス。
でもって山陽道を ↓ 強行突破したその目的は。

     


これっす!
       
心のお師匠様、金本さんをインキュベートした「聖地」の熱戦を最後に瞼に収め、・・・・・・・。
      &
ここんとこ脆弱著しい虎に喝を入れる為。

新幹線で行けば1時間半で行ける所へ6時間も掛けて、
しかも間にランを挟む虎っ娘ランナーは所要時間7時間の有意義なる旅。(そのラン編は後日アップ予定)

第1日目のお席はここ。
内野席二列目。選手が超間近!!
こんな有難い球場は関西では藤井寺球場くらいだ。
若き日のイチロー見たさに何度も通った球場。それも今は無い。
      

その日、この地で展開された延長12回に及ぶ激戦。
それを制した勝利の歓喜は今となっては既に記憶の彼方か・・・・・・。
金本さんが先制し、先発安藤が踏ん張り、アッチソンが陰の功労好投。、球児の2イニング、腕折れんばかりの熱投。
最後は、鳥谷が意地の殊勲打を放っての勝利。
マジックを再再再点灯させた記念すべき試合だったのだ。
個人的にも遠征2連勝!
我が世の春を謳歌したその夜の打ち上げ。
あ~、幸せだった~。

翌2日目。
試合前の自由時間。
お決まりのランスケジュールの後、広島市内の某銭湯にて。

  「被爆者手帳をお持ちの方は入浴料無料」
の文言に触れる。
そうか、この地はかの戦争に於いて長崎と同様に世界唯一の災いを蒙った街だったのだ。
未だにその戦禍の踵を踏み続けている方々が住まわれる街なのだ。
無言で立ち尽くす原爆ドームの威容を改めて思い出す。
充足したラン後の汗まみれの体で、平和な故国であるが故に享受できる娯楽、哀しい歴史を踏まえてその恩恵に浴するこの境遇に改めて感謝。
入浴の前にしばし厳粛になった瞬間だった。
そんな広島市民の方々の希望の象徴だったのが広島カープであり
この広島市民球場であったのだろう。
1975年記憶に生めかしい赤ヘル軍団のあの歓喜を思い起こす。



やはりこのセンチメンタルな感慨がいけなかったのだろうか。

2戦目のお座席は。ここ。
       

金本さんの真後ろ。
広島の厳しい残暑の光をまともに受けて守備位置に立たれる。
最後の広島市民球場。
そこには数々の思い出と紡いできた汗と努力の記憶が詰まる球場。
きっと打ちたかっただろうな。レフトスタンドへの感謝の一発を。
最後の守備のレフト打球への渾身のダイブはその無念の現れなのか・・。
「優勝」という大きな目的に邁進するこの方には私が想像するそんな憂愁など皆無なのかもしれない。
が、四方山の感慨に揺れ動いた凡夫の旅路の末は。
あれあれ。あ~~~~~っ。
完敗に終わる。

消費期限切れの蛍光灯の如く明滅を繰り返す虎のマジック。
何時になれば上昇気流に乗ってくれるのやら。

ホームグラウンドでは数多の私情を投げ打ってペナント旗奪取へ向け起死回生をはかってくだされっ!
こんな敗戦に一切懲りずに、
9月はシーズンラストスパート。
甲子園詣でしまくりますから~。