平成20年1月19日15時。
阪神高速8号京都線が開通する。
名神高速京都南ICや国道1号線の渋滞が緩和されるらしい。
これを記念してのイベント、
『阪神高速8号京都線開通記念ハイウェイファンラン&ウォーク』
というのが、開催された。
申し込み先着順でエントリー費無料。
という好条件に飛びついて即座にエントリー。
小雨と突風が吹き荒れる当日、京都へと向かった。
真新しい高速道路の上を歩き受付へ向かう人々。
開通すれば. 二度と走ることができないコースをこの日だけ開放し、
8 号京都線を直接体感して頂くことができます!
という主催者側の惹句に違わず、車が一台も通らない高速道路を闊歩するのは
中々愉快だった。
ゲストの森脇健児さんと京都パープルサンガの平井選手とのトークイベントやら
キャラクターマスコットの歓迎などで、イベントを盛り上げる。
先日、京都まで走って行った前科を持つ私。
遭遇するラン仲間たちは、姿を見かける度に、
「また走って来たんか?」「走って来たんか?」とばかり聞く。
ええ加減にせえっ!
5キロとはいえ、今日は一応レースやでっ。
しかもこの雨!
ウチかて京都までの電車賃くらいあるわっ!
ファンランのスタート時間あたりから雨足が強くなり、レースは雨と強風に晒された
サバイバルレースとなった。
ゴール手前では、5キロをサックリ走り終えた森脇健児さんが遅いランナーたちへのお出迎えラン。「もうすぐゴールですよ~!」と陽気なエールを送ってくれる。
雨の中ありがとう!
実はこの大会にはもう一つのお楽しみがあった。
元・阪神タイガース 野球評論家片岡篤史
みんなと一緒に歩きます!
(大会ホームページより。)
顔写真が、未だにユニフォーム姿なのは何ゆえ?
地元京都久御山出身の片岡さん。
ユニークで温かみのある解説で最近とみに高感度アップの片岡さん。
お姿拝見したかったのだが、レース後で身体は雨でずぶ濡れ状態。
さすがの私も寒い会場で2時間もの時間を潰す根性は無く、
後ろ髪引かれる思いで銭湯へと向かった。
これが金本さんなら雨が降ろうが雪が降ろうが凍えようが固まろうが、
ひたすら待つ!
けどね。
ともあれ、5キロを楽しく走らせていただいた上、いただいた参加賞。
京都伊右衛門茶、おにぎり2個、ミニオペラグラスetc。
と~てもリーズナブルに遊ばせていただきました~♪
などと、果たして手放しで喜んでていいのかど~だか。
主催者である阪神高速道路株式会社の前身は、かつて利権の温床、無責任な放漫経営と散々こき下ろされた阪神高速道路公団。
民営化に伴いお役所体質からの脱皮に向け、たゆまぬ努力を続けているはず。
しかし民間企業の緊縮財政と乖離したこの大盤振る舞いを目の当たりにして、
一抹の疑念がよぎったのも事実。